こちらで教えていただいたのですが、こんなのを見つけました。
「創価学会の昭和史」
http://www.geocities.jp/showahistory/history5/33a.html
1930年に創価学会が設立されてから、現在にいたるまでの概要です。
そのほとんど知られていない、創価学会の組織規模や、
日本現代史における影響力について、書かれています。
もっと知られてもいいような、意外なことも、
たくさんあるので、ご覧になるといいと思います。
(わたしも、なるほどねえ...と思ったよ。)
戦後の日本をささえた、経済イデオロギーは、
わたしに言わせれば、「会社本位主義」だろうと思います。
敗戦後の貧困から、経済復興するためには、
大企業を発展させることが、たいせつだと考えられ、
経済政策も、大企業の利益中心になっていきました。
高度経済成長期、大企業の利益を直接代弁したのは、自民党でした。
これに対して、社会党はどうしたのかというと、
大企業の労働組合から、支持を得てきたのでした。
このとき、中小零細企業の労働者たちは、
自民党、社会党の両方から、相手にされませんでした。
社会党も、大企業にしか興味がなく、経済成長のためには、
利益配分は一定のまま、企業全体の利益を増やすことで、
自分たちの取りぶんも、多くなるようにする考えでした。
(通常の労働運動は、全体の利益が一定の前提で、
利益配分が、労働者側に多くなるよう、要求する。)
自民党と社会党、企業と労組というと、対立図式の典型のようですが、
会社本位主義という観点で見れば、「同じ穴のむじな」とも言えます。
利害を代弁する政党がないと、そこに新しい政党ができるのは、
とうぜんのなりゆきですが、そうやって、中小零細企業の労働者から、
支持を集めて台頭したのが、創価学会、公明党だったのでした。
(このあたり、『会社本位主義は崩れるか』にくわしい。)
共産党と、同じ票田を奪い合ったというのは、
「創価学会の昭和史」を見て、わたしは、はじめて知りましたよ。
(それで、おたがい仲が悪いのね...)
一般に、左翼勢力のお題目は、抽象的でわかりにくいことが多く、
現実的な主張をする勢力があると、そちらに支持が、
流れてしまうというのも、よくあることみたいですが。
それから、安倍晋三のおじいちゃん、岸信介氏が、
創価学会と関係があったことも、すこし出ています。
このくだり、よく読まないと、わかりにくいのですが、
宿谷栄一元と、池田正之のふたりの議員が、
岸信介に対して、「首相たるもの、創価学会にかかわるな」と、
圧力をかけた、ということですよ。
2006年12月24日
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Weblog: いわいわブレーク
Tracked: 2007-01-02 14:54



http://www.uranus.dti.ne.jp/~yuugeki/gizoutop.html
http://www.uranus.dti.ne.jp/~yuugeki/nitiren-kiso.html
サイトのご紹介、どうもありがとうございます!
ああ、いえ、ぜんぜん知らなかったですよ。
>http://www.uranus.dti.ne.jp/~yuugeki/gizoutop.html
麻原ソンシの、「空中浮遊ビデオ」みたいなものですね。(笑)
(程度はずっと穏健だけど。)
>http://www.uranus.dti.ne.jp/~yuugeki/nitiren-kiso.html
わたしが、↑エントリに書いたことと、↓ちゃんと一致しているじゃん。
|創価学会が組織化した主要な社会階層は、大都市の下層中産階級
|あるいはルンペンプロレタリアと呼ばれる人たちでした。
|労働組合など存在し得ない小規模工場の工員や、
|いつつぶれてもおかしくない街の小商店主などです。
|基本的に現在も創価学会は下層中産階級を
|中心とした組織であるといえるでしょう。
|これは革新政党の組織化を受けず、
|また保守政党の利益誘導にもあずかる事のできない人々。
それから、創価学会は、ナチスとおなじような階層を、
支持層にした、というくだりがありますねえ...
じつは、ワイマール共和国でも、ナチスと、
共産党とで、支持の取り合いをしていたのでした。
それで、共産党の主張する「資本主義の終焉」よりも、
ナチスの唱える「ベルサイユ体制の圧迫」のほうが、
大不況の原因の説明として、現実的で、説得力があったので、
支持ののばしかたは、ナチスのほうが早かったのでした。
(このお話は、ご存知かな...?)
あと、最後のほうに、互助組織としての機能、とあるけれど、
なんとなく、フリーメイソンっぽいイメージを、創価学会に対して、
わたしは感じていたので、これも、まあ納得かな...
実は、今では「反安倍」一本槍の「きまぐれな日々」も、初期には何本か創価学会批判の記事を書いて、アクセス解析をしてたら創価学会さまのご来訪があったので、それを記事にしたこともありました。実は「反創価学会」ブログでもあるわけです。
検索したら、過去4件の創価学会絡みの記事があって、いずれも「AbEndキャンペーン」に参加する前に書いたものです。当時読者は10〜20人ほどだったかな。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-14.html
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-16.html
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-17.html
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-54.html
いや、紹介するのも恥ずかしい記事ばかりですが、いちおう筒井康隆の作品にも触れています。
しかし、「創価学会の昭和史」を読んでいて笑えたのは、カリスマ・戸田城聖急死のあとを受けた小泉ってやつが、まるでコイズミのあとを受けた安倍晋三みたいな冴えないやつだってことです。アベみたいなやつのくせにコイズミって名前だったところが受けました。
>過去4件の創価学会絡みの記事
拝見させていただきましたよ。
でも、わたしに言わせれば、むしろ、公明党のほうが、
自民党に、首根っこを押さえられてる、だけど。
http://www.geocities.jp/taraxacum_off/log/1-9/856.html
|公明党はその母体である創価学会が
|かつて自民党にひどくいじめられました。
|政教一致糾弾キャンペーン、宗教法人法改正強行、
|秋谷創価学会会長の国会招致、池田創価学会名誉会長に対する
|証人喚問要求などなど自民党からすさまじい攻撃を受けました。
いつのことなのか、裏を取ってないので、わからないけれど、
公明党は選挙活動でも、かなりえげつないことをしていますし、
そんなことも、楯に取っておどされたのかもしれないです。
それで、マニフェストにかかげている政策も、ほとんど実行できず、
自民党のたりない議席をうめるばかりになっていますし...
(民法改正なんて、ぜんぜん実現しないですし、
このあたりは、ものすごく実感があります、はい。)
http://taraxacum.seesaa.net/article/10627978.html
それでも、池田大作は、安倍一族とは、縁がありますし、
安倍晋三も、政権を取ってから、みんなにナイショで会ったりして、
創価学会との関係も、いくらか変わったのだとは思うけれど。
(池田大作のほうも、安倍に恩を売ることで、
自分の立場をよくしようなんて、思ったかもしれないです。)
あの頃、自民党と共産党が野党で、他がオール与党でした。創価学会攻撃などではしばしば自民党と共産党が意気投合したんじゃなかったかな(笑)。
なかなか面白い時代ででした。
そのあと、ナナナナナント!自民党と社会党とさきがけが連立政権を組みました。
小沢一郎氏の過去の経歴なんかも、じっくり調べてみられると良いと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B2%A2%E4%B8%80%E9%83%8E
ここに書かれているように、93年の連立政権時には、小沢氏は公明党と組んで主導権を握ろうとして、さきがけの武村氏と反目し合いました。それが、94年に自社さに政権を奪われてしまう原因になっています。
その後、99年に自自公連立を組むなど、小沢氏もまた公明党と親密な関係にあった時期が長かったのです。
現在、公明党抜きで自民党が選挙を戦ったら、即時野党転落間違いなしです。従って、現時点に置いては、公明党こそが自民党の首根っこを押さえているといって間違いない状況だと思います。
小選挙区制では極端な結果が出るので、自民党がいつでも独裁可能なような錯覚を起こさせますが、実は、手塚治虫が「陽だまりの樹」にたとえた幕末期の江戸幕府のようなもので、いつ倒れてもおかしくないのが自民党政権の実態だと思います。
公明党は、自民党が持たないと見たら、民主党と連立を組もうとするでしょう。そして、現在の民主党の体質だったら、それを許してしまうだろうと私は予想しています。
あえて、パワーゲームの中に身を投じるリスクを、
いとわないタイプのようですね。
(もともと、そういうイメージはあったんだけど、
略歴を見て、あらためてその印象を、わたしは受けた。)
ひたすら保身に走る世襲議員とは、正反対のタイプだけど。
いまのような、政治スタンスになったは、
民主党に合流してからだったのね...
(自分の居場所に合わせて、政治スタンスを、
シフトさせるところも、ある感じですね。
よく言えば、柔軟ということにもなるけれど...)
>創価学会が自民党から猛攻を受けたのは、
創価学会攻撃のことは、よくわからなかったけれど...
(1990年代に、池田大作氏を証人喚問しようとした、くらい。)
政党どうしの争いが、おたがいに激しくて、
自民党が、どちらかひとつの勢力と結んで、政権を維持しつつ、
もうひとつの勢力を弱体化させていた、という時期だったのかな?
(まさに、「分断をしかけてなんとやら」という戦略が、
当たり続けていたことになりそうだけど...)
このとき、公明党を取り込めなかった勢力が、
失脚させようとして、創価学会を攻撃したことも
あったというのは、じゅうぶん考えられるけれど。
(その荒波にもまれるうちに、創価学会はすっかり、
組織防衛優先になったのか...?)
>公明党こそが自民党の首根っこを押さえている
公明党は、教育基本法改正には、反対のはずですが、
自民党の改正案に、ほぼ無条件に賛同していますし、
政策面では、自民党の主張が、ほとんど一方的に通る感じです。
なので、わたしに言わせれば、まだまだ自民党が、
公明党の首根っこを、押さえている状態だな...
それでも、選挙で自民党が弱くなると、それにともなって
公明党が強くなる部分は、たしかにあると思いますが。
従って、たとえば教育基本法改正反対だったというのは、表向きの看板に過ぎず、本気で主張していたわけではないのです(仮に党員ひとりひとりが真面目に主張していたとしても、それは池田大作の意思より優先される信念ではあり得ません)。
公明党は、ひたすら権力のある側につこうとする、池田大作の権力志向がそのまま行動原理になっている政治団体なのです。
「教育基本法改正には本来反対だけど、学会や自身の、
保身のために、自民党に賛成している」なのでは...?
本来政治左派に向かいかねない層の人たちを惹き付けるためには、「教育基本法改正反対」という立場をいかにもとりそうだし、信者もそういう考えに傾くのは理解できるけど、それは独裁者の野望とは別ですからね。
むしろ、旧教育基本法の精神に忠実な、自立指向の人間は、独裁者にとっては邪魔だから、池田大作の本音は、旧教育基本法は煙たいというものではないかと、私は想像します。
公明党の態度は、池田大作の考えを、そっくりコピーしたものと、
考えられることから、わたしは、判断しているんだけど...
(前にお話した、これの印象もあるが。)
http://www.geocities.jp/taraxacum_off/log/1-9/856.html
でも、公明党や創価学会のスタンスを、どう見るかって、
わたしと、だいぶ違うかたも、多いみたいだな...
(というか、わたしだけが、ひとりで違っているのかも...
お話が合っているつもりでいると、思いがけないすれ違いをするかも...)
公明党も共産党も、もともとは一枚岩で反対意見を許さない体質でしたよね。ですから、私も昔は共産党も公明党同様嫌いだったし、社民政党になったと称している今も、昔の体質を引きずっている部分は確実にあると思うから、全面的に信用はできません。
結局、民主、社民、共産って三者三様なんですよ。
ただ、特にAbEndをやっていてよくわかったのは、安倍政権がどうしても教育基本法を変えたかったのは、愛国心云々もあるけど、旧基本法の根底にある、自由で独立した人間を作るという思想が気に食わなかったはずで、こういう思想は、カルト宗教の指導者やプロレタリア独裁を思考していた昔の共産党指導部にとっても、都合の良いものではなかっただろうと想像します。
>たんぽぽさんより性格が悪くて疑り深いんですよ(笑)。
あらあら。
わたしのほうが、性格が良好だなんて、とっても残念だ。(笑)
(でも、性格よさげに見せていて、じつはひそかに真っ黒い、
なんてほうが、ずっとやばいかも...(謎笑))
でも、「自由で自立した人間を作る」とか、
公正なことを、目指してはいるんだけど、
やりかたがえげつない人間も、いっぱいいると思っているほうが、
ある意味性格が悪いんじゃないかってね...
(いやこれは、性格が悪いというより、ひねくれている、かな。)
> 公正なことを、目指してはいるんだけど、
> やりかたがえげつない人間も、いっぱいいる
それは、いえる!
やっぱりたんぽぽさんの方が一枚上手だったかな(笑)。
そこで具体的に、だれを思い浮かべたかは、訊かないことにします。(笑)
>やっぱりたんぽぽさんの方が一枚上手だったかな(笑)。
すでに、おわかりのかたもいるみたいです。(笑)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/5329/1143897717/49
公明党の意向は、つまるところ、池田大作の意向だからね...
上でもしゃべっているけど、池田が、組織や自分の保身のために、
おとなしく、自民党にくっついているなら、
党員や学会員も、自民党にくっついているんでしょう...
無言電話、看板に生卵、
夜中に学会青年部3人が、
70代の祖父、祖母に詰め寄り、不法侵入、警察は訴えても言いと言ったのですが人いい祖父は、それはせず今は警察のかたに巡回してもらう日々です、
年寄り2人での生活なので心配で
おじいさま、おばあさまが、創価学会員に、
嫌がらせされているとのこと、心中お察しもうしあげます。
(うーむ...典型的だな...)
「池田大作の保身」というのは、たぶん、こんな感じ。
(政教分離の原則を楯に取って、攻撃されるのを、恐れていると思われる...)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/movement/komei.html