民主党は、たとえば、「オンブッド会議」を開くなど、
男女共同参画に関する政策は、かねてから熱心ですが、
どういうわけか、女性からの支持が下がって、
自民党に流れている現象が、小泉政権時代から続いています。
http://taraxacum.seesaa.net/article/15448346.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/18715886.html
その原因はなんなのかと、思っていたのですが、
いちおうのお答えは、見つかった感じです。
竹中のチャートで言う、「具体的なことはわからないが、
小泉総理のキャラクターを支持する」人たちに、ミーハーおばさんが多く、
彼女たちの支持が、民主から自民へと流れていると考えられます。
http://taraxacum.seesaa.net/article/25949554.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/30105836.html
これで、原因の全部かどうかは、わからないですが、
大きな原因のひとつあることは、たしかそうです。
「ミーハーおばさん」は、中高年ほど多くなるので、
世代が上がるほど、民主党支持が減って、自民党支持が多くなる、
という傾向は、すくなくとも説明できています。
12月3日エントリでお話したように、
民主党では、「戦略特命チーム」をスタートさせて、
女性からの支持を増やすための、プロジェクトをはじめています。
女性から票を取るなら、女性政策で...というのは、
常識的な判断ですが、「ミーハーおばさん」のおかげで、
支持が流れるとすると、あまり期待できないことになりそうです。
「ミーハーおばさん」は、現状での生活の不満が少なく、
(あるいは、あっても気がついていなく)、女性であるゆえに、
壁に突き当たることも、あまりないでしょうから、
女性政策を希望することも、ほとんどないと思われるからです。
(もちろん、このようなおばさまたちの都合とは無関係に、
男女共同参画政策は、なされる必要はありますが。)
こうしたおばさまたちから票を取る、いちばんよい方法は、
コイズミのように、キャラやパフォーマンスでの売り込みになります。
しかし、目先の支持率が目的でないのですから、
こんなやりかたは好ましくないし、本意でもないでしょう。
はじめるとしたら、現状を知っていただくための、
啓蒙からになりますが、石原慎太郎が、自分を差別していることを
聞かされても、かばうくらいですから、これもきわめて困難と思われます。
「自分の首を絞める政策を、みずから積極的に支持する」現象は、
わかっていないというより、もともとわかろうとする姿勢が、
とぼしいことも、あるのでしょう。
自分の税金だけ、異様に値上がりしたときは、
さすがに理不尽と思ったようですが、現実に突き当たって、
みずから気がついていただくより、ないように思います。
(というわけで、民主党が、女性から支持を回復させるのは、
かなりきびしいものがありそうです。)
2006年12月29日
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Excerpt: 首相の地元では街頭演説を=参院選候補に選挙戦術指南??小沢民主代表 民主党の小沢一郎代表は26日午後、来年夏の参院選に選挙区から出馬する新人候補18人と党本部で個別に面談し、選挙戦術を指南..
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天才の孤立? 「真実?の絵本(ファンタジー!)」
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Weblog: いわいわブレーク
Tracked: 2007-01-02 14:52



それよりも、自覚的無党派とどう一緒にやっていくかを考えたほうがよいと思います。
わたしは、むしろ、先の総選挙でも、比例区で49%、選挙区で51%が野党に投票したことを重視したいと思っています。
コメント、ありがとうございます。
一般の無党派はどうなのか、わたしはわからないので、
(支持層や政策によって、個別の事情があるのだと思いますが...)
男女共同参画にかぎって、お話することにしますね。
最初、わたしは、民主党が、女性から支持が得られないのは、
宣伝不足のせいかなと、なんとなく思っていたのでした。
そうではなくて、積極的に支持が流れていく原因が、
あるらしいというのが、このエントリの結論なんだけど...
「ミーハーおばさん」の支持が、パフォーマンスに惹かれて、
小泉に集まっていくのは、ご存知のかたも多いと思います。
民主党が、女性からの支持が減っているのも、
ある程度、政治にくわしいかたなら、知っているでしょう...
でも、これらの両方を、リンクさせて考えることは、
ほとんどない感じなんですよね。
(それとも、マスコミなんて、察しはついているけれど、
あえて、だまっていたりするのかな...?)
12月23日エントリの、コメント欄でもしゃべったけれど、
このようなかたでしたら、じゅうぶん対応できると思います。
単に、情報がふじゅうぶんだった、というだけで、
「キャラクターを支持」するのではないですし、、
実際、自分が差別されているとわかれば、見放しますし...
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2006/09/928_e05e.html
|左よりでフェミニズムの主婦でさえ
|「安倍晋三がそんな家族観の持ち主だったのぉ」と驚くぐらい
|安倍晋三は多くの人に正体を隠している。
それでも、実態を知っていただくための活動から、
始める必要があるので、時間がかかるし、
依然として、道のりはけわしいんだけれど...
男女共同参画が女性に不人気なのは、男女共同参画がひたすらいかがわしい事業だからだと思うのです。
結局、男女共同参画の行く末はどこなのか?
スウェーデンでしょう?
スウェーデンとはどんな国か?
なぜスウェーデンは語られないのか
http://homepage2.nifty.com/ikaruga/new_page_66.htm
多分、女性の方々は直感的にわかっているんです。
男女共同参画と言うものの行く末が。
だから賛成しない、それだけでしょう。
こう言う、かなり偏見の入ったサイトもありますね。
ですが、言っている事はそれ程は間違っていない。
スウェーデンは男女が平等な天国ではない。
少年非行、女性のキッチンドリンカーの率は世界でダントツトップ。
こんな国の実情を知った上で模範としろ・・・と言われても、普通の人間は首を縦には振らない。
加えてこの様な問題もある。
>◎育児にしろ、介護にしろ、それを社会化するというのは、”個人生活への国家の干渉を深くすること”を意味する。
これ凄く大事だと思いますが?
>◎1985年に”女性差別撤廃条約”が成立。その第一条は「区別は差別である」という恐ろしいことが述べられている。
>フェミニズムは”区別さえ認めない”。
>ということは当然、”結果の区別も認めない。
結果平等を求める”。
こう言う事を熱心に語られたら、普通の人は引きます・・・。
私もそうでした。連合系労組の学習会で怖くなりましたから。
更に調べていくと、男女共同参画の予算が防衛費よりまだ多い事や、男女共同参画の予算が要らない箱物の建設や、講師の超高い講義料に費やされている事を知り、その後は「これは男女間の差別利権なのだ」と納得するに至りました。
正気の沙汰じゃないんですよ。
こんな事に金使うくらいなら、社会保険やら医療費に補填すべきですね。
まさに無駄使いです。
コメント、ありがとうございます。
>http://homepage2.nifty.com/ikaruga/new_page_66.htm
|法務省案に最も近い「選択制」を採用している
|ただ一つの国・スウェーデンが
ざっと見たけれど、デンマークやノルウェーも、
完全な選択制で、日本の法務省案とおなじようですよ。
(その前に、完全な選択制を日本で導入して、
どう具合が悪いのか、ちっともわからないけれど...)
http://www.ah-japan.com/minpo/siryo01.html
>>◎育児にしろ、介護にしろ、それを社会化するというのは、
>”個人生活への国家の干渉を深くすること”を意味する。
なぜ「意味する」のか、ちっともわからないです。
どういうことか、くわしくお話していただけないですか...?
(個人生活の、国家による「保証」だというなら、わかるけれど。)
>>◎1985年に”女性差別撤廃条約”が成立。
女子差別撤廃条約の第1条は、こんなふうになっていますね。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/josi/3b_001.html
=========
第一条
この条約の適用上、「女子に対する差別」とは、
性に基づく区別、排除又は制限であつて、政治的、経済的、社会的、
文化的、市民的その他のいかなる分野においても、
女子(婚姻をしているかいないかを問わない。)が男女の平等を基礎として
人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを害し
又は無効にする効果又は目的を有するものをいう。
========
文脈からあきらかに、この「性に基づく区別」というのは、
人権や基本的自由の保証に対する、さまたげになるものを指します。
機会が完全に均等であれば、結果に差が出ることは、
人権や自由のさまたげとは、考えないですから、
「フェミニズムは、結果の区別も認めない、
結果平等を求める。」とは、解釈できないです。
>男女共同参画の予算が要らない箱物の建設や、
>講師の超高い講義料に費やされている事を知り、
もしや、「千葉県では、1兆6000億円の予算のうち、
6000億円も、男女共同参画に使われている」とかいうのかな...?
単位が「千円」(万円ではなくて)なので、まちがえそうだけど、
それでしたら、けたがひとつ違って、「600億円」ですよ。
(そしてほとんどが福祉予算で、ハコモノはなさそうですね。)
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/b_dankyou/data/16hakusho/yoskessa.pdf
>男女共同参画の予算が防衛費よりまだ多い事や、
これは、2005年度の、「男女共同参画推進関係予算」が、
10兆6290億円とかいうのかな...?
おしまいの円グラフを見ると、このうち8兆9547億円が、高齢者福祉です。
本来の意味で、ジェンダー問題に使われたのは、残りの1兆6743億円です。
(これだと防衛費より、ずっと少ないんじゃないの...?)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/siryo/ka16-1-1.pdf
...というわけで、ご紹介のサイトのほうが、基礎的認識の欠如や、
事実誤認や、不可解なことを、たくさんふくんでいて、
いかがわしくて、信用できないです、あしからず。
スウェーデンを否定し、スウェーデンをいやしめることが、
自分たちの「正当性」をしめす、ステータスになっているのかな...?
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060601/p2
予算については、こちらにくわしいことが出ています。
興味のあるかたはどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/Backlash/20060705/p1