2012年12月01日

toujyouka016.jpg 嘉田新党・日本未来の党

11月27日に、滋賀県知事の嘉田由紀子氏が代表となって、
新しい政党を立ち上げました。
「日本未来の党」です。これはとてもおどろきましたよ。
つぎの総選挙の主要な公約に、脱原発を掲げているところが特徴です。
(政策要綱などでは「卒原発」と表現している。)

「滋賀県知事、新党結成を検討 脱原発掲げる」
「嘉田新党、生活・みどり・脱原発と連携も 第三極二分化」

「日本未来の党 オフィシャルサイト」
【日本未来の党 政策要綱】

 
そういえば、自民党の安倍が改憲を公約に出したりして、
右翼イデオロギーが選挙の争点の中心のようになっています。
あるいは、橋下と石原の「維新の会」がやたら注目をされて、
「変える雰囲気」が争点のようになっているかもしれないです。

ところが、3.11大震災からまだ2年経っていないですし、
被災地の復興もまだまだの状況です。
原子力政策を選挙の争点から埋もれさせるのは、
あまりにも情けないというものでしょう。
未来の党が、脱原発を選挙の公約として
争点の前面に出してきたことは、評価したいと思います。


さらにおどろくべきは、嘉田氏の新党・未来の党に、
小沢一郎氏の「国民の生活が第一」、河村たかし氏らの「減税日本」、
そして、限定的ながら、民主の女性議員3人と亀井亜紀子氏で作った
「みどりの風」が、合流をすることになったのです。
これはわたしは、すごいびっくりですよ。

「みどりの風、嘉田新党に一部合流へ 「維新」と「みんな」は破談」
「生活 “嘉田新党”に合流へ」
「「第3極」3分化…嘉田新党に生活・減税合流へ」

「生活」も「減税」も「みどり」も、
もともとは民主党からわかれて出て来た人たちでした。
おなじ政党にいた人たちですし、彼らは民主党の原点に近いものを
そのまま引き継いでいるところがあります。
こうしてひとつの所帯に集まってくるのは、
とうぜんといえばとうぜんかもしれないです。

維新の会が小沢一郎に関心を持たなかったり、
減税日本を合流させなかったりして、民主党からわかれたグループが、
「第三極」からはずされているとは思っていました。
ところが彼らで、未来の党というひとつの政党に集まって、
ひとつの極になろうとしているわけです。


つぎのロイターの記事は、未来の党に関すてかなり好意的です。
わたしが見たところ、楽観視しているところはあると思います。
橋下の「維新」の支持はあいかわらず強いですし、
「未来の党」(現有61議席)が、第3党を維持できるかどうかは、
微妙なところではないかと思います。

「「未来の党」参戦で衆院選に大変化の兆し、枠組み影響も」

それでも、清新なイメージの嘉多氏を代表にして、
前面に押し出したのは、よかったと思います。
小沢氏の「生活」が単独のときより、支持が上がるだろうと思います。
また、結党の発表が遅めだったことで、
「後出しじゃんけん」の効果もある程度あると思います。

それから、自民や維新の右翼イデオロギーを
忌避する人たちや、あるいは民主党に失望した人たちから、
一定の支持や票は集めるだろうと思います。
まがりなりにも「リベラル」な人たちの受け皿になると思います。
未来の党の登場で、衆院選の構図に多少の変化は現れそうです。

posted by たんぽぽ at 21:55 | Comment(8) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
亀井亜紀子というのは、国民新党で、亀井静香とともに選択的夫婦別姓に反対していた人ですね。個人的には、こういう人まで入れないでいただきたい、と。。。

ところで、今回、自民があまりにもネトウヨ的公約を出してきたので、さすがに良識ある国民なら、自民に入れるのには躊躇するのでは、と思うのですが、そんなに甘くないですかね。。。



Posted by 魚 at 2012年12月03日 18:00
魚様。横からすみません。

それを言うなら、亀井静香本人が未来の党の所属となりましたよ。
まぁでも亜紀子さんの方は、婚外子差別民法に関しても、『(嫡出子を重んずる現在の民法が無くなれば)言葉は悪いが産んだ者勝ちです。』と、本当に悪い言葉を、口頭ではなく、自身のブログに書き込まれた方ですからね。名家のお嬢さんは御家大事なんでしょうが、それにしてもこちとら、読んでいて胸糞が悪くなりましたね。

未来の党については、個人的には観察中状態ですね。もっと卒原発色を強く、具体的に出してくれたら良いんだけど・・・。まぁ、どこぞの超無責任(元)首長2トップの集団よりは、よっぽど「第三極」としてふさわしい党だとは思っております。

総裁がネトウヨな党については知らん。日本の有権者は本気でネトウヨを総理大臣にするんでしょうか?勘弁して・・・
公明党がネトウヨ総裁を見限って、民主党とくっ付く宣言&選挙協力してくれないかなぁ、とは思っていたんですがね。
Posted by ニャオ樹・ワタナベ at 2012年12月03日 20:06
そうでしたか。静香の方はウォッチしてませんでした。これは要観察ですね。静香が静かにしているならまぁいいのですが。。

公明党には、自民と手を切ってよ、と全議員にメール攻勢&婦人部の知り合いからプッシュ、なんてことができればいいのですが。

とりあえず、公明党の党の問い合わせページへのメールは、わりと読んでいて反応があることもありますから、いろいろ党本部や各個人へメールをしてみるといいかもしれません。
Posted by 魚 at 2012年12月04日 11:07
魚さま、このエントリにコメントありがとうございます。

>亀井亜紀子というのは、国民新党で、

国民新党から来た議員が入っているのは、とても気になりますね。
亀井亜紀子は、積極的に民法改正に反対していたのかにもよると思います。

いずれにしても、みどりの風の参院会派は、
未来の党には参加していないので、亀井亜紀子の影響は、
それほど大きくはないかもしれないです。

それより「爆弾」なのは、ニャオ樹・ワタナベさまが
ご指摘の亀井静香ですね。
この人は、鳩山内閣で閣僚だったとき、直接閣議決定を
拒否していましたし、それ以外でもしょっちゅう
民法改正の反対を表明していました。

亀井静香は未来の党にも入っているので、
直接的に民法改正の妨害をすることが考えられます。


>さすがに良識ある国民なら、自民に入れるのには躊躇するのでは、

いまのところ、自民の支持率はそれほど下がってないですね。
有権者の多くはまだ「民主党にお灸を据える」という意識で、
自民党がとんでもない改憲案を公約にしていることは、
あまりご存知ないか、知っていてもさほど問題にしてないみたいです。

>公明党には、自民と手を切ってよ、

公明党は微妙ですね。
選挙結果によって自民と連立するかどうか決めるみたいです。
安倍の改憲には、かなり批判的ではありますが。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月04日 21:29
ニャオ樹・ワタナベさま、コメントありがとうございます。

>それを言うなら、亀井静香本人が未来の党の所属となりましたよ

民法改正に関しては、亀井静香が未来の党に入ったことが、
いちばんの「爆弾」ですね。
たぶん支持基盤の団体も、そのまま連れて来ている
のではないかと思います。
選挙対策で彼らの歓心を買うために、
民法改正反対を大々的にやることが考えられます。

>『(嫡出子を重んずる現在の民法が無くなれば)言葉は悪いが産んだ者勝ちです。』と、

亀井亜紀子は、そんなことを書いていたのですね。
これは夫婦別姓のほうも、あまり期待できないかもしれないです。
国民新党は民法改正反対で、染まっていたみたいですね。


>総裁がネトウヨな党については知らん。

安倍のフェイスブックがすごいそうですよ。
ネトウヨの巣窟を化しているらしいです。
わたしは直接見たことなくて、聞いたお話ではあるんだけど。

>公明党がネトウヨ総裁を見限って、

安倍の改憲にはかなり反発しているようです。
民主党とくっつく可能性は小さいと思うけれど、
選挙結果によっては、自民と連立を組まないことは
あるかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月04日 21:31
下世話な突っ込みですが、「産んだ者勝ち」ではなく「産ませるような行為をしたら負け」でしょうwww
男女とも無責任な助平行為の抑制になって喜ばしい事です。
Posted by D at 2012年12月04日 22:32
亀井亜紀子の問題発言はこれですね。
http://akiko-kamei.home-p.info/?s=%C9%D7%C9%D8%CA%CC%C0%AB&x=0&y=0

はっきりいって、静香と同様に、時代錯誤でめちゃくちゃな論理なので、読んでも意味不明といわざるを得ませんが。
Posted by 魚 at 2012年12月05日 16:39
Dさま、コメントありがとうございます。

>「産ませるような行為をしたら負け」

責任は子ども本人ではなく、「不倫の子」を作った男性にありますね。
「家族崩壊」とやらがそんなに心配なら、
不倫の子を作った男性に罰を課せばよいのだと思います。



魚さま、コメントありがとうございます。

>亀井亜紀子の問題発言はこれですね。
>http://akiko-kamei.home-p.info/?s=%C9%D7%C9%D8%CA%CC%C0%AB&x=0&y=0

ご紹介ありがとうございます。
婚外子差別の廃止にしっかり反対していますね。
ようは法律婚主義を守るためで、よくある反対理由でしょう。
婚外子の相続差別がなくなると、不倫の子が増えるくらいなら、
現時点でも不倫の子はたくさんいると思うけれど。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月06日 06:45
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