2012年12月05日

toujyouka016.jpg 各政党はどう違うか

きのう12月4日は衆議院総選挙の公示でした。
ついに選挙が始まったということですね。
投票日は12月16日です。

各新聞社サイトの総選挙のページをリンクしておきます。
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/
http://senkyo.mainichi.jp/

 
以前、わたしのブログで、民主と自民でどう違うのかわからない、
というコメントをいただいたように思います。
それで投票に困るとも、おっしゃっていたと思いました。
(探したけれど、どこだったかわからなかった。)

中には、「民主も自民も未来も維新もみんなおなじだ」と
確信犯的に言う人もいらっしゃります
このような極端な意見の持ち主でなくても、
政党ごとの違いがなんとなくよくわからない、
というかたも、結構いらっしゃるかもしれないです。

各政党の違いについてきちんと知りたければ、
ふだんから政策や主張について、情報を集める必要があるでしょう。
でも、もっと手っ取り早く知りたいかたもいると思うので、
各政党の違いをごく簡単に言うとどうなるか、
わたしの見解をお話することにします。
ささやかながら、選挙の参考になればさいわいです。


各政党の基本的なスタンスを、簡単に割り切ると、
つぎのようになるだろうと思います。

1. 自民党、(国民新党)
官僚主導公共事業による利権構造
55年体制への回帰。

2. 社民党、共産党、(公明党)
55年体制時代の自民党のカウンター。

3. 維新の会、みんなの党
新自由主義、小さな政府主義。
コイズミ改革への回帰。

4. 民主党、未来の党
政治主導、生活者のための政治。
90年代以降の課題である政治改革を目指す。


1. 自民党が政権を取り続けた、55年体制時代
(高度経済成長期から、バブル経済の時代まで)の政治は、
地方に公共事業を起こして、経済を活性化させるものでした。
このシステムでは、公共事業による利権のサークル
入れたものだけが、恩恵を受けることになります。

公共事業以外の政策や法案作成は、基本的に霞ヶ関の
官僚に任せるという、官僚主導の政治です。
自民党は、官僚主導が前提になっていて、党内組織が省庁の
縦割り組織にマッチするように、作られてさえいました。


2. 55年体制の時代は、旧社会党や共産党といった
左翼政党が、自民党のカウンタとして存在していました。
自民党が公共事業によって作り出した富の再分配を、
彼ら左翼政党が、都市労働者や貧困層のために
要求することで、一定の支持を得ていました。

彼らはそのときの考えに、いまだにとらわれているようです。
公共事業のばらまきや、官僚主導体制は暗黙のうちに
肯定するようで、直接的な批判はほとんど見られないです。
その意味では、守旧的であるとも言えるでしょう。


3. 戦後の日本は、大きな政府主義を続けてきたことで、
官僚機構が肥大化して、さまざまな弊害を生み出しました。
新自由主義は、大きな政府主義の反動から登場したもので、
官僚機構をどんどん小さくする、小さな政府主義です。

国政の実務を担う官僚を減らすのですから、
必然的に市場は放置され、経済は自由競争が重視されていきます。
そして、多くの官僚をスタッフとして必要とする
福祉などは、どんどん削減されることになります。
社会的弱者やマイノリティには、生きにくい社会になるでしょう。


4. 90年代以降の政治改革のひとつの目的は、
政治主導の確立を目指していました。
欧米の民主主義国と同様、議会と官邸が政策や
法案の作成を主導し、官僚機構はその下に置いて、
政治の適切な補佐をさせるようにするものです。
55年体制時代の官僚主導の批判です。

また、自民党が続けて来た公共事業中心の政治も批判し、
公共事業による利権構造からはみ出してきた、
一般の生活者や消費者のための政治を目指してもいます。
「コンクリートから人へ」というスローガンです。

posted by たんぽぽ at 23:09 | Comment(6) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
結構面白い趣向としては、
http://mainichi.jp/votematch/rakuten/
こんなページがあります。20問ほどの質問で、どの党と親和性が高いかを調べます。
たぶん、作った側は、アンケートをとりたいだけなのだと思いますが。でも面白い趣向だと思います。

しかし、私は、すべての党が親和性50%未満でした。

投票するところがない。。。(笑)
Posted by 魚 at 2012年12月05日 23:35
このエントリにコメントありがとうございます。

>http://mainichi.jp/votematch/rakuten/
>こんなページがあります

「えらぼーと」ですね。
毎回選挙のたびにやっているサイトですよ。
なにが争点になっているかとかもわかって参考になるし、
候補者ごとの回答もあるので、資料としても使えます。

やってみたけれど、今回は外交とか安全保障が多くて、
あまり関心の持てる争点は多くなかったですね。
(民主党にとって苦手な状況になるのも、わかる気がする。)

50%を超えた政党はいくつかあったけれど、
60%以上はなかったです。
抜群に相性のいい政党は、わたしにもないということですね。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月06日 06:49
原発廃止、消費税増税賛成、TPP参加、改憲不要、核武装検討反対…って感じで入れたら、一位が社民党、二位が新党大地、三位が民主党、になりました(以上が60%越)。
消費税増税賛成なのに、なんで社民党?普天間を国外ってしたからか?

何十年かぶりに本格的に政権が交代し、未曾有の災害もあったと言うのに、三年ちょっとで結果が出ないから引っこめって、そんな話があるかい?と思う私は、えらぼーと結果は関係無く、民主党に入れるでしょう。
Posted by ニャオ樹・ワタナベ@モバイル at 2012年12月07日 10:43
毎回やっていましたか。今回初めて気が付きました。

私もららぽーとに新党大地なんかをおすすめいただきましたが、民主党に入れる予定。

それにしても、どの新聞も自民党単独過半数か、なんていっていますが、何がなんでも自民党単独過半数だけは阻止したいですね。なんとかもっと自民のネトウヨぶりアホぶりを拡散できないものかな。。。
Posted by 魚 at 2012年12月07日 13:23
ニャオ樹・ワタナベさま、モバイルからようこそです。

>なんで社民党?普天間を国外ってしたからか?

自分にとってどれくらい重要かをしめす
ウェイトのかけかたも、影響しているのかもしれないです。

>何十年かぶりに本格的に政権が交代し、未曾有の災害もあったと言うのに、
>三年ちょっとで結果が出ないから引っこめって、そんな話があるかい?

ここで自民党政権に戻しても、いまよりもっと
悪くなるだけなのに、なぜなのかと思います。
3年前までの自民党政権がひどかったことを、
忘れてしまったのでしょうかね?

目先の不満だけで政権を変えていると、
いつしか自分たち有権者がお灸を据えられるような
最悪の政権ができる、ということかもしれないですね。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月08日 10:16
魚さま、またまたコメントありがとうございます。

>私もららぽーとに新党大地なんかをおすすめいただきましたが

えらぼーとは、選挙区の都合で投票できるかまでは、
顧慮しないのですよね。

>どの新聞も自民党単独過半数か、なんていっていますが、

なんか自民党の独自調査(よく当たるとされている)では、
単独過半数なんて甘い数字ではぜんぜんないらしいです。
自民と公明合わせて過半数に届くかどうかくらいみたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121206/stt12120601100001-n1.htm

新聞社の調査と自民党の調査とで、なんでこんなに
違いがあるのかは、わからないです。
自民党の調査のほうが当たっているのだとしたら、
それはそれで結構なんだけど。

>自民のネトウヨぶりアホぶりを拡散できないものかな。。。

世間一般では、まだまだ「民主党にお灸を据える」
なんて考えているのかもしれないです。
自民党の右傾ぶりは、ことのほか知られてなさそうですね。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月08日 10:17
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