2012年12月07日

toujyouka016.jpg 民主党3年間の成果

民主党政権でよい方向に変わったことをまとめた
トゥゲッターがあるので、ご紹介します。
マニフェストをほとんど守れなかったこと言われがちですが、
こうやって見てくると、民主党の功績もたくさんあるものです。

「民主党政権で変わってきたこと」
(はてなブックマーク)
「「民主党政権で変わってきたこと」2」

総選挙では自民党が過半数を大きく上回りそうだという、
わたしにはとても暗いニュースが流れています。
自民党はいままで、民主党のマニフェスト実行率を
下げようとして、ねじれ国会を利用して
さかんに妨害をしてきましたから、自民党政権になったら
これらの功績のいくつかがもとに戻るかもしれないです。

 
リストにあがっているもののうち、いくつかを見ることにします。


高校無償化の実現は、守られたマニフェストのひとつです。
「福祉国家の4K」と以前位置づけたひとつでもあり、
ヨーロッパの民主主義国では、あたりまえの制度です。
これは、経済的理由による高校中退者が減るという、
眼に見える成果が出てもいるものです。

高校無償化は、自民党はこれまでずっと
「ばらまき」と攻撃を続けて来た政策のひとつです。
自民党が政権を取ったら見直される可能性が予測されます
ふたたびなくなることもあるかもしれないです。



子ども手当ては、自民と公明の猛反発により、
当初なかった所得制限が入れられ、名称が「児童手当」に
変えられるなどして、挫折したと一般的には見られますが、
ここでは「成果」と見なされています。

このほかにも、出産一時金や不妊治療の助成が拡充された
という成果があります。
(寡聞にして、わたしは知らなかったです。)
フランスにすこしだけ近づいたのかもしれないです。



子ども手当てが議論されたとき、「手当てより保育所の充実を」
という反対意見があって、民主党政権が待機児童の解消に
あたかも関心がないかのような印象が与えられました。
実際には待機児童の解消にも力を入れていたのでした。



生活保護の母子加算の復活は、民主党政権が始まって
すぐのころなので、忘れている人も多いかもしれないです。



「消えた年金」は、ほかならぬ安倍政権の大失策ですが、
忘れている人が多いかもしれないです。
(あるいは、年金通帳の導入に断念したことが、
印象に残っている人もいるかもしれないです。)
みんなが知らないところで、地道に作業をしていたのでした。



「コンクリートから人へ」も一定の成果があったのでした。



子宮頸がんワクチンは、「純潔思想」の信奉者たち
反対しているので、安倍が政権を取ったら、
ふたたび使用停止になることもあるかもしれないです。



肝炎対策基本法の成立は、福田衣里子議員の成果です。



農家の戸別所得保障制度は、「福祉国家の4K」のひとつです。
反発にあうことがすくなく、導入以降も順調に拡充を続けました。
自民党はこれも、「ばらまき」と攻撃をしていたので、
自民党が政権を取ったら見直される可能性が予想されます



障害者政策も、自立支援法の抜本的改正がならなかったことが
印象に強いかもしれないです。
しかし障害者分野でも、民主党は一定の成果をあげています。



福島第一原子力発電所の事故対応は、かなりよかったのだろうと思います。
むしろ民主党政権だから、あそこまで対処できたのであり、
政権が自民党であれば、もっと損害が広がっていたのではないか、
というのは、多くのかたが想像するところです。

福島の原発事故を受けて、2030年までに原子力発電所を
ゼロにするという目標を定めたのは、ご存知の通りです。


関連資料:
民主党が独自に作った、3年間の成果を集めたサイトです。
合わせてご覧になるとよいでしょう。

「あなたが関心のある民主党の政策は?」
「あなたが関心のある民主党の政策は?」(2)

posted by たんぽぽ at 23:10 | Comment(17) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 民主党3年間の成果 web拍手
この記事へのコメント
子供手当ての見直しはともかく、(公立)高校無償化に関しては、自民が単独過半数を取ったとしても連立相手などとの調整もあり、細部の変更はあってもなくせるかどうかは微妙でしょうね。(大阪みたいに行政改革絡みでの私学への無償化枠拡大への方向転換なら大歓迎ですが)

民主党のマニフェスト達成状況の内容は、後援会などに所属していれば知っていて当たり前ではあるのですが、一般的にはこれと言ってアピール出来るようなものがないのが極めて痛いです。(ある意味真面目にやっていたとも言えるのですけどね)
Posted by D at 2012年12月08日 22:49
Dさま、このエントリにコメント、ありがとうございます。

>高校無償化に関しては、自民が単独過半数を取ったとしても
>連立相手などとの調整もあり、細部の変更はあっても
>なくせるかどうかは微妙でしょうね

連立するほかの政党は、高校無償化廃止の歯止めになるかな?
考えられる連立の相手は、公明、維新、みんなの党の順でしょうけれど。
安倍がどのくらい、民主党の政策を否定することに
こだわるかにもよりそうですね。

>一般的にはこれと言ってアピール出来るようなものがないのが極めて痛いです

そうなんですよね。
もっとも、目立つ政策ではないから、野党やマスコミに
攻撃をされずに実行できる、ということなのでしょう。
(野党やマスコミが攻撃したがるのは、あくまで目玉政策。
彼らは政策の中身より、民主党を否定することが大事なのだな。)
Posted by たんぽぽ at 2012年12月09日 15:09
たまたまたどり着いて読んでいました。

別に間違いをあげつらうという意識はありませんが、高校の無償化に関して自民党は見直すと言っているとは読み取れないです。少なくともリンク先の記事からは。書いてあるのは読売新聞が自社の推測を書いてあるだけですね。

こういうのはマスコミの印象操作と言うんでしょう。
Posted by てんぷら at 2012年12月09日 22:10
自民党にとって、民主党の高校無償化は、「バラマキ」と言って民主党を罵るためのネタに過ぎないでしょう。
政権を取りさえすれば、何の興味も無い。明らかに反対しそうな団体も多分無い。私立高校関係団体は自分達への補助金増額は訴えても、公立高校の無償化反対までは、言わないんじゃないかな。なので、無償化継続となるのでは?
朝鮮学校は駄目でしょうけどね。

民主党政権の成果が全くと言っていいほど評価されていないのは、
・民主党のアピールベタ。
・売り上げ重視で、派手な政策や政争ばかり書きたてる一部(?)マスコミ。
・政治に頼りがちで、そのくせすぐに結果を欲しがる我儘な有権者。
に、原因がある、のかな?

Posted by ニャオ樹・ワタナベ@モバイル at 2012年12月10日 22:51
てんぷらさま、いらっしゃいませ。
わたしのブログにお越しくださり、ありがとうございます。

読売の記事は確認しました。
ご指摘のとおり、記事がそう推測しているだけですね。
自民党が、実際に「見直す」と言ったとは、書いてないです。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121119-OYT1T00337.htm
========
自民党は、これら民主党の看板政策を「バラマキ」と強く批判しており、
自民党が政権を取れば、見直される可能性が高い。
========

記事を書いた記者の願望が入ったのかなんなのか、
見出しだけ見ると、実際に「見直す」と言ったみたいに見えますね。
これは問題だと思います。


エントリ本文も書き直しておきました。
ご指摘どうもありがとうございました。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月11日 12:22
しばらくぶりでございます。
待降節おめでとうございます(クリスマス1ヶ月前)。

命にかかわることから先に。
27番目の「子宮頸癌ワクチン」は、無くそうにも無くせないと思います。実際、厳しい戒律の元生活している婚前交渉なしの男女が、不倫も無く子宮頸癌にかかって手術、なんてのは普通にあるので…何年に一回、の検査をタダにするという交換条件が無いと無理でしょう。たぶんそっちの方が大変ですね。

日本では確かに宗教的な生活を送っている人は少ないのでしょうけど、この例を出されたらすべての反論を退ける結果になりそうです。医者は利益欲しいですから、やめるべきでないと言いそうです。おそるべき常在菌。

次に教育方面。
1番目の公立高校無償化は、かなり大きな効果を世の中の人々に発揮しているのではないかと思います。中退者受け入れをしている通信制私立高校で卒業証書を手にした子を知っています。仕事に就けなかった苦労を考えるととても喜ばしいのですが、中退した人が高校卒業の証書を手に入れるためにどれくらいのお金がかかるかを彼女は話してくれました。なんと、大学を卒業できるくらいのお金がかかります。中退せずに済むならば、それが一番です。私は、本当に驚きましたよ。その…金額に…。

これも、恐らくは野党としての立場から自民党が騒いでいただけで、無くすなどということになれば経営難に陥っている奨学金団体・育英会などから非難が集中すると思われます。うちの教団からも、所属する親の子どもに対して奨学金を行っているようです(伝統的なキリスト教関連団体は積極的に行っていることを知っていますが、仏教関連団体は残念ながら消極的なものが多いようです)。基本的な教育に借金が必要なほど、日本はまだ落ちぶれていないと思います。いいえ、そう思いたいですね。日本で育った人が日本で「は」働けないなど、想像もしたくありません。

しかし、エネルギー政策に関しては10年〜30年の長期計画が必要ですから、ある程度のコンセンサスが「脱原発」となっているのは素晴らしいことだと思います。まず、他のエネルギー源を利用する研究と、廃棄物処理に投資しなくてはなりませんが、そこが気になるところですね。
Posted by mmm at 2012年12月11日 13:31
ニャオ樹・ワタナベさま、
モバイルからコメント、ありがとうございます。

>自民党にとって、民主党の高校無償化は、「バラマキ」と言って
>民主党を罵るためのネタに過ぎないでしょう

いや、わからないですよ。
現に「子ども手当て」は骨抜きにしましたからね。

ただ、高校無償化は予算規模が小さいのと、
反対の声があまり大きくないのとで、「ばらまき」と言って
批判するのが、いくぶんやりにくいだろうとは思います。


>民主党のアピールベタ

このエントリであげたようなこともパンフレットにまとめて、
マニフェストといっしょに配布すればいいのにと思います。
ちゃんと調べている人は、民主党の成果を評価しているんですよね。

もっとも目立つことであれば、野党やマスコミの標的にされて
骨抜きにされているところで、着実に実行できたのは
目立たなかったから、というのもあるのだろうとは思います。

>政治に頼りがちで、そのくせすぐに結果を欲しがる我儘な有権者

政治主導は、政策の優先順位とか、予算の配分とかを
決めなければならないので、試行錯誤が必要なのですよね。
国民にはその試行錯誤に耐える忍耐が要求されるのですよね。

残念ながら、日本の国民にはそのような忍耐がなかったのでした。
試行錯誤なしにわかりやすいことをしてくれる
「新自由主義」のほうが、性に合っているのかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月11日 22:13
高校無償化について、J-ファイル2012 自民党総合政策集
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/j_file2012.pdf

で、次のように書いています。

====================
高校授業料無償化については、所得制限を設け、低所得者のための給付型奨学金の創設や公私間格差・自治体間格差の解消のための財源とするなど、真に公助が必要な方々のための制度になるように見直します。
====================

自民党は所得制限が好きですね〜。
所得制限をどれくらいに考えているのかわかりませんが、児童手当なみに年収860万円程度にすると財源がたいして出ませんから、政権交代前のように低所得層のみの授業料免除(給付型奨学金に衣替え?)にするかもしれません。

高校無償化で私立校へも支援が出ているから、これも低所得者を除いて廃止となると、私立校、自治体(私立校生支援を上乗せしている自治体もあり)は痛いと思うのですが。

低所得層に限定した支援はスティグマが生じやすく、昨今の生活保護叩きを考えると、嫌な気分になります。
Posted by kiriko at 2012年12月12日 01:56
連投にて失礼します。

子ども手当の創設により、児童養護施設の子どもにも手当が支給されるようになったのは成果の一つです。児童手当に変更されましたが、施設の子どもへの手当廃止には至っていません。

自公政権時の旧・児童手当は施設の子に支給されていませんでした。あくまでも子を扶養する親への手当でしたから。虐待で子どもと離れている親に手当が渡っていたかもしれません。
子ども手当初年度は不備があって「虐待親」が手当を持ってってしまうこともありましたが、子ども本人に支給し、施設長が管理するよう改善されました。

政権が変わっても、この手当は維持してほしいものです。
Posted by kiriko at 2012年12月12日 19:04
mmmさま、このエントリにコメントありがとうございます。

>27番目の「子宮頸癌ワクチン」は

「純潔思想」の信奉者たちは、子宮頸癌ワクチンがあるから、
不純な性交が横行すると、考えていると思います。
婚前交渉も不倫もなくても...なんて説いても、
理解しないのではないかと思いますよ。

医療関係者が、ワクチンの使用停止に反対してくれればいいと、
わたしも思いますが。


>1番目の公立高校無償化は、

高校無償化については、kirikoさまが資料を出してますね。
自民党は所得制限を付けることを考えています。
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/j_file2012.pdf

基本的には「民主党の政策を否定したい」のだろうと思います。
でも本当に財源を捻出するために、
低所得者限定にする可能性も考えられるでしょう。
高校無償化の廃止は反対の声もあるけれど、
自民党を押しとどめるほどには、大きくないと思います。

ワクチンにしても、高校無償化にしても、
一度定着したものを、ふたたび廃止にするのは、
たしかにむずかしいところはあると思います。
でも、あまり楽観はしないほうがいいと、わたしは思います。


>エネルギー政策に関しては10年〜30年の長期計画が必要ですから

原子力発電は、自民党は基本的に推進ですね。
こちらは民主党が方向付けてきたことが、完全に否定されそうです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/306278961.html
Posted by たんぽぽ at 2012年12月12日 23:24
kirikoさま、
このエントリにコメントありがとうございます。

>高校無償化について、J-ファイル2012 自民党総合政策集
>http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/j_file2012.pdf

おお、情報まことにありがとうございます!
廃止とまではいかないけれど、「見直し」は考えているのですね。

>自民党は所得制限が好きですね〜

まったくですね。
わたしが思うに、財源を捻出しようとするのではなく、
民主党の政策を否定したいだけの、
「ためにする批判」のような気がします。

もちろん、本当に財源の捻出を考えていて、お考えの通り、
低所得層にかぎったものになることも考えられますが。
(その場合、わたしもスティグマになるのが心配です。)


>政権が変わっても、この手当は維持してほしいものです

施設の子どもへの手当ては、たぶん廃止にならないのでは?と思います。
(もともと公明が、施設の子も対象にするようにと、
修正を要求したんじゃなかったかな?)

自民・公明としては、所得制限を入れたことと、
名称を変えさせたことで、「民主党の政策を否定した」と
考えていると思うので、いちおうは満足しているのはないかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月12日 23:26
>たんぽぽさん

>もともと公明が、施設の子も対象にするようにと、修正を要求したんじゃなかったかな?<

修正案を出したのは民主党・無所属クラブ、公明党、社会民主党・市民連合です。
国会質疑では共産党議員も「施設の子どもにも支給すべき」と言っていますが、修正案の提案者になってないですね。

経緯はこんな↓感じじゃないですかね。
・民主党子ども手当に施設の子は入ってなかった。
・2010年1月、政府は施設の子どもにも同類の支給をすることにした(別の基金から補助金の形で)
・同3月、国会で公明党などが施設の子への支給を次年度以降子ども手当に正規に入れるよう修正要求。
・政府が修正案を了承。法案成立。

参照:http://ryuseisya.cocolog-nifty.com/hakata/2010/01/post-fb36.html

子ども手当スタート時には、財源負担問題(国が全部出すハズだったのに自治体にも負担要請)等、不備混乱がありました。旧児童手当に乗せる形になり、同手当は施設の子は対象外だったために政府案でも外れてしまったと思われます。

公明党は「施設の子へも出せ」と自ら言ったからには廃止に賛同しないだろうと思いますが…。
完全に旧児童手当に戻してしまうと、施設に補助増額などと引き替えに手当廃止、という可能性もなくはないと思います。
Posted by kiriko at 2012年12月13日 03:54
kirikoさま、またまたコメントありがとうございます。

>修正案を出したのは民主党・無所属クラブ、公明党、社会民主党・市民連合です

コメントまことにありがとうございます。
公明党も修正の提案者に参加してはいるのですね。

>経緯はこんな↓感じじゃないですかね。
>参照:http://ryuseisya.cocolog-nifty.com/hakata/2010/01/post-fb36.html

情報まことにありがとうございます。
いつもいつも恐縮です。

>完全に旧児童手当に戻してしまうと、

完全に旧児童手当にもどしてしまう可能性も、考えられますね。
子ども手当てに関しても、楽観はしないほうがいいでしょうね。

いちばんの問題は、自民党が「子ども手当てはポルポト」
なんて、わけのわからないイデオロギーで
反対していることだと思います。
こういう考えにとらわれた人たちは、
基本的にどんな理屈を聞いても、納得しないでしょうからね。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月13日 21:17
公明党は児童手当に熱心でしたし、これまでの実績からして、政権復帰したら厚労大臣を出すのではないかと思います。
なので、厚生労働関係は無茶苦茶なことにならないのでは…と、淡い期待をしております(笑)。

しかし、自民党が大勝ちして公明党を軽視し、厚労大臣も出すようだったら危ないですね。
確実に困ったことになりそうなのは教育です。
また道徳・伝統・ジェンダーや性教育の敵視・親学・歴史認識…、頭が痛いです。
Posted by kiriko at 2012年12月15日 21:43
kirikoさま、またまたコメントありがとうございます。

>これまでの実績からして、政権復帰したら厚労大臣を出すのではないかと思います。
>と、淡い期待をしております

厚生労働大臣が公明党から出る可能性は高いですね。
淡い期待はできそうですね。

ただ、公明党が大臣になるということは、
児童手当が「自分たちの功績」と思えるよう、
「見直し」をしてしまう可能性はあると思います。

>自民党が大勝ちして公明党を軽視し、厚労大臣も出すようだったら危ないですね

参院があるので、公明党を邪険にはしないとは思います。
(皮肉にも5年前に安倍が自分で減らした議席が、いまだに響いている。)
でも、公明党は安倍の改憲には批判的なので、
そのあたりがもとで、自民と公明のあいだの仲が険悪になると、
どうなるかはわからないですね。

>確実に困ったことになりそうなのは教育です。
>また道徳・伝統・ジェンダーや性教育の敵視・親学・歴史認識…、頭が痛いです

わたしも同感です。
これでまたぐちゃぐちゃにされるのかと思うと、
うんざりしてきます。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月16日 14:51
>>27番目の「子宮頸癌ワクチン」は
>「純潔思想」の信奉者たちは、子宮頸癌ワクチンがあるから、
>不純な性交が横行すると、考えていると思います。
>婚前交渉も不倫もなくても...なんて説いても、
>理解しないのではないかと思いますよ。
つまり、純潔思想を持っているにもかかわらず本人たちはその思想に従っていない、ということでしょうか。これはとてもいい批判になると思いますよ。

ええと、逆説的に単純に言うと「純潔であってさえも性病がある」という現実に、ちゃんと直面していないから反論できるのではないかと思います。もし実践しているならば必ず初婚・夫婦間以外の性交渉なしで子宮頸癌が発生する件に直面します。そして「しょうがない、予防接種するほかない」という結論に到るものです。

驚くなかれ、皮膚の上に存在する常在菌が子宮頸癌を作るのですから、シャワーをしっかり浴びずに性交渉をすればどんな男性でも女性を子宮頸癌の患者にさせる可能性はいくらでもあります。特に、免疫力の低い時に罹りやすい、とも医師から聞いています。

実践していない人がその思想を他人に押し付けるとは、もしあるとすればなんとまあ押し付けがましいものですね。
Posted by mmm at 2012年12月18日 12:44
mmmさま、またまたコメントありがとうございます。

>純潔思想を持っているにもかかわらず

純潔思想の信奉者たちは、ワクチンがあるから
婚前交渉をする人が出てくる、ワクチンをなくせば
婚前交渉をする人はいなくなるはずだ、と考えているのだと思います。

もちろん実際には、婚前交渉をする人は、ワクチンの有無と
関係なくいるのでして、婚前交渉をする人がいるという前提で
安全のためにワクチンを普及させたほうがよいことは
言うまでもないですが。


それでも、純潔思想の信奉者たちが、いろいろな面で、
現実と直面していないのはたしかですね。
現実を見ることができず、極端な意見を吐く人たちのせいで、
被害を受ける人たちが出てくることは、言うまでもないと思います。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月19日 18:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック