16日の衆院選で、わたしにとってとても悲しいことは、
民法改正に力を入れ続けてくださった、小宮山洋子氏が落選したことです。
復活当選もできなかったので、国会から消えてしまいました。
「東京6区」
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越智 隆雄 98,112 32.92% 自民 (当選)
小宮山 洋子 70,126 23.53% 民主
花輪 智史 52,734 17.69% 維新
落合 貴之 52,325 17.56% みんな
佐藤 直樹 24,725 8.30% 共産
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小宮山洋子氏は、民法改正だけでなく、
家族政策やジェンダー平等にも、とても理解のあるかたでした。
「子ども手当て」も、自民と公明に妥協しようとする
党の方針に、最後まで反対を続けていたのでした。
そうした議員が落選していなくなるということは、
民主党の家族政策やジェンダー平等政策は、後退する恐れがあります。
やはり民法改正に力を入れていた枝野幸男氏は、
さいわいにして当選を果たしました。
しかも小選挙区当選(!)です。
全部で27人しかいない中、これはすごいと思います。
この逆風下でも、民法改正に熱心な議員がすくないながらも
残ってくれたというのは、せめてものさいわいだと思います。
「埼玉5区」
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枝野 幸男 93,585 45.37% 民主 (当選)
牧原 秀樹 84,120 40.79% 自民 (比例復活)
藤島 利久 15,434 7.48% 未来
大石 豊 13,109 6.36% 共産
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ほかにも気になる議員はたくさんいますが、
紹介をしていると長くなるので、これだけにしたいと思います。
(落選の情報をいっぱい収拾することになって、
精神衛生上よくないし。)
付記1:
わたしのブログによく検索で来られるかたの多い、
小宮山洋子氏のペーパー離婚についてのエントリです。
ペーパー離婚というのは、よくわからない人が多いのでしょうか?
「小宮山洋子紙離婚」
「小宮山洋子離婚の誤解?」
小宮山氏は一度目の結婚は改姓したのですが、
離婚して婚氏続称し、二度目の結婚のときは夫婦別姓、
という事情もわかりにくいもののようです。
(口の悪い人は、小宮山氏への攻撃材料にする。)
付記2:
そのむかし、選択別姓の市民団体が主催した
自民と公明(当時の与党)だけを対象にした院内集会に、
当時は野党議員だった枝野幸男さんや、小宮山洋子さんなどが、
招かれてもいないのにおかまいなしに割り込んできたお話。
(わたしはこのお話に、かなり笑った。)
2005年2月なので、郵政選挙の前です。
「選択別姓の院内集会(2)」
この市民団体は、わたしがむかしかかわった、
ネットの選択別姓の市民団体とはべつの団体です。
しかし自民と公明(当時の与党)しか相手にしないところなど、
活動方針はそっくり同じだったりします。
枝野氏には、この苦しい中でも、なんとかこの危機を乗り越えて、数少ない希望の灯として、おかしな政党(と党首)が政権をとってしまった日本にまともな政治を取り戻せるようなんとか頑張っていただくことを期待したいです。
>枝野氏は、原発事故の際にすごく頑張ったことで、
閣僚経験があって、なおかつ大活躍したのは大きかったですね。
閣僚としてよく働いたことが評価されたのでしょう。
(小宮山洋子氏も閣僚経験があって、活躍もしたんだけど、
いまひとつインパクトが弱かったようですね。)
>枝野氏ですら自民候補が比例復活する程度の差しかつけられなかった、
今回の選挙は、自民党はほとんど復活当選していると思います。
惜敗率の低い候補でも復活当選しているでしょうから、
これはやむを得ないかなと思います。
>枝野氏には、この苦しい中でも、なんとかこの危機を乗り越えて
わたしも、危機を乗り越えてくださることを、期待したいと思います。