2012年12月22日

toujyouka016.jpg わたしがひと括りにした?

12月21日エントリOECDのジェンダー格差の報告書について
お話をしましたが、その記事を集めていたときのことです。

NHKのニュースをブックマークしたとき、
男性の家事時間に注目して、つぎのコメントを入れたのでした。
https://twitter.com/pissenlit_10/status/280984040088154112
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「日本では、男性が家事に費やす時間が少ないことや」
http://tinyurl.com/ct6xvz3 日本の男性はいちばん家事をやらない、
というのももっと常識にしてもいいかも
========

日本の男性が家事をする平均時間は、他国の男性とくらべて
ずっと短いというのは、前にも聞いたことがありました。
これも男女の賃金格差に影響をしているなら、見過ごせないことです。

 
そうしたら、「たんぽぽは支配層と労働者をわけてない」とか、
「二値的論理の発想に過ぎる」とか言ってくる人がいたのですよ。
http://lacrima09.web.fc2.com/figs/hitokukuri.html
========
男でもそういう組織なんかを強制してきた支配層と、
従わざるを得なかった労働者を分けて考えていただきたい

あなたは二値的論理の発想に過ぎるということです。
女は皆、なよなよしている、とか女は主婦に徹することだとか、
一概に決めつけられればおかしいと思いませんか?
========

わたしのブックマークは、どこが「支配層と労働者をわけていな」くて、
「二値的論理の発想」なのかわからないです。
そもそも、日本人男性の家事時間は短い、という文脈で、
どうしてこんなことを言われるのかがわからないです。
意味不明のコメントだと思いました。


それで、どういうことかもっと具体的にとお尋ねしたら、
ようやく文脈のわかりそうなことを言ってきました。
「男は◯◯だとひとくくりにしている」と言いたいようです。
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いつもやってらっしゃるじゃないですか。
日本の男性は〇〇だ、と上でも例が見えています。
日本の男性も6000万はいるんですよ。

ことあるごとにやれ「日本の男性は」とひとくくりしたがる
あなたの偏向をおかしいと思うだけです
========

わたしのブックマークの「日本の男性はいちばん家事をやらない」は、
もちろんOECD各国の平均を取ったときの比較です。
家事時間の長い人も短い人もいるだろうけれど、
全体の平均を取ったら、日本人男性は、他国の男性にくらべて
家事時間は短いほうに多く集まっている、ということです。

このように考えることは、日本の男性をひとくくりにして
「家事をやらない」と決めつけたのでないことはもちろんです。
このコメントの人は、統計の平均値について議論をすることと、
ひとくくりにすることの区別がつかないのでしょう。


NHKのニュースでも「日本では、男性が家事に費やす時間が少ない」と
表現しているし、OECDの報告書でも「夫が(無給の)家事を
分担することは依然希です。今日、夫が家事に費やす時間は、
1日平均で59分です」と書いています。

集団ごとの比較をするときに、平均値に注目をして
議論をすることは、一般的に行なわれることです。
それを「日本の男性」「日本の夫」などを主語にして表現することも、
ふつうに行なわれることで、なんら問題のないことです。
それともさきのコメントの人は、NHKやOECDも、
日本の男性をひとくくりにしていると、言うのでしょうか?


さきのコメントの人は、わたしが「ことあるごとに」
「いつもやってらっしゃる」などと言っています。
統計平均について、わたしが考察を書き留めるたびに、
「たんぽぽはひとくくりにしている」と受け止めていたのでしょう。
じつに、あきれたお話だと思います。

集団には多様性があるので、ひとくくりにする議論には、
注意する必要があること、ものごとは単純な「二値的論理」で
割り切れないことが多いことは、わたしとて心得ているつもりです。
そして、ひとくくりの議論や、「二値的論理」には陥らないよう、
わたしもわたしなりに、神経質になっているつもりです。

そこへもってきて、平均値に注目することと、
ひとくくりにすることの区別も付けられず、
「たんぽぽは男というだけでひとくくりにしている」と
一方的にくりかえしねじ込んでくるのは、
言いがかりもはなはだしいと言ってよいでしょう。

posted by たんぽぽ at 21:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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