2012年12月26日

toujyouka016.jpg 衆院選・政治主導壊滅(5)

16日の総選挙で、自民党は大勝したのですが、
じつは地道に作られた下支えがあったというご指摘があります。
自民党は、2009年の総選挙によって、時間を余らせた
落選議員がたくさんいたので、彼らはその時間を使って
地元の活動を、3年以上たんねんに続けていたのでした。

https://twitter.com/IsSheW/status/272975130437750784
https://twitter.com/IsSheW/status/280544141518184448

 
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今回の選挙で自民党の評判が良いのは、大量の落選議員が、
有り余る時間を利用して3年間地道な地元活動を
行ったことが大きい(都市部は別)。
現職議員、特に民主党議員は法案作製や質問準備に
時間を取られて地元がどうしても疎かになるから、
票をごっそり持って行かれる。党の評判が悪い今回は尚更だ。

「今回の選挙結果は自民党の勝利ではない。民主党の自滅だ」
と言われるが、必ずしもそうとは言えないと思う。
前回落選した自民党元議員たちは、
3年間地元を歩き回り、会合に出まくった。
その成果がボディボブローのように効いてきて、
初めて自民党への風も、民主党への逆風も吹くのだ。
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地元の活動というのは、より具体的には、辻立ちのほか
戸別訪問やミニ集会などをまめに開くということです。
当選した現職議員は、とうぜん国会に出て
仕事をしなければならないですから、地元の活動をする時間は
おのずと限られてきて、この点に関しては不利になります。

3年以上にわたる地道な活動の甲斐はあったようで
自民党は、今回の選挙ではやたら評判がよく、
まがりなりにも票が取れたわけです。
この方法は、都市部ではそれほどでもないそうですが、
地方へ行くとかなり効果を発揮します。

今回の選挙では、民主や未来の党は、大量に落選議員が出ていますから、
これからおなじように地味な地元の活動をやればよいでしょう。
(わたしがこんなところで言わなくても、やると思うけれど。)


つぎのツイートは、わたしが心に止まったものです。
このツイートは、出馬した候補者向けに語っていますが、
一般の有権者に対しても当てはまることだと思います。
https://twitter.com/hamanaxis/status/280359509573128193
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そしてこれからは、今回落選した人たちもかろうじて当選した人たちも、
小沢氏から学ぶことは学んでも脱小沢しなければならないと思う。
自立して、自分の組織を作って、政策の実現のために自ら動くべし。
小沢氏だってあと何年現役でいるか分からないのだから。
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そう言われてみればそうなのですよね。
小沢氏の選挙や統治技術などに関するノウハウはできるだけ学んで、
そろそろ自分たちでやっていかなければならないのだと思います。

今回の選挙で小沢氏の政治生命は終わった、
などと言う人もいますが、そうでなくても、
小沢氏が現役でいる時間は、もうそれほど長くはないでしょう。
いつまでも小沢一郎氏がいると思ってはならないわけで、
よい意味で「脱小沢」をする必要があるのだと思います。


そしてわたしが感銘したのがつぎのツイートです。
このツイートは脱原発派に向けて語っていますが、
大敗した側にいたかたたち全員に、当てはまることだと思います。
https://twitter.com/noiehoie/status/280509231990460417
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しかし負けた。大負けに負けた。気持ちいいぐらい負けた。
負け戦なんだから、まずは、傷ついた仲間を助けてやろうぜ。
傷ついた仲間を助けられない奴は、いつまでたっても喧嘩に勝てないぞ。
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まったくそうですよね。
傷ついた仲間たちはたくさんいます。
こういうときだからこそ、そうした傷ついた仲間たちを
心配する必要があるのであり、彼らのところへ行って、
励ます必要があるのだと思います。

調子が上向きのときだけ近づいてくるけれど、
落ち目になると見放す人なんかより、落ち目になったときに、
気遣ってくれる人こそ信頼できるのだと思います。
わたしは、そういう意味で、信頼できる人になりたいと思います。

posted by たんぽぽ at 23:15 | Comment(4) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
言葉っ足らずでしたね、私。
やはり私は相変わらず反小沢です。

というのは彼自身が「次世代」を少なくとも女性に関しては積極的に作ろうとしていたのだから、次世代たちは自立してしまわなくては。本人が引退するのを待つまでもなく、彼と「(政局面で)対立して」「戦って」次世代の座を勝ち取るのが政治の世界ではベストな引き継ぎ方法だと思うんですよね。

でも、そうなりませんでしたね。個人的には、彼は政治からの引退、しないと思います。もう次に目をつけてそこに行ったし、それでもう民主党との関係は終わりだと思います。

次の選挙までの地道さこそが求められることだと思います。なにしろ、弱者切捨てのようなマニフェストを掲げる自民党はあのまま保守派でいるならば政権の維持は難しいでしょう。議員さんや党員も離党するかもしれません。わかりますよね。弱者(特に年寄り)とその成人した子供がこれから増えるのですから、福祉面を気にする人はやはり多いでしょう。働ける人がいなくなりますよねえ。

これほど「圧勝」した自民党がお好みの保守路線で暴走しないとは誰も断定できません。やはりそうなれば二大政党制、三大政党制と変化が増えていくことになるだろうと思いますよ。

何故か変革路線の人同士で罵りあいになっているようですが、私は変わりません。罵ることもしないし、現実を考えない力づけ方もしません。ただ、次の機会はちゃんとあり、そこに期待することはできるというたんぽぽさんの記事に元気が出ました。ありがとうございます。
Posted by mmm at 2012年12月27日 09:30
mmmさま、このエントリにコメントありがとうございます。

>彼と「(政局面で)対立して」「戦って」

対立するのではなくて、継承をするのだと思いますよ。

>彼は政治からの引退、しないと思います。

年齢的なものもありますから、そう遠くない将来に引退はするでしょう。
いまはまだ、余裕があるので、今回は引退しなかったというだけで。


>弱者切捨てのようなマニフェストを掲げる自民党は
>あのまま保守派でいるならば政権の維持は難しいでしょう

わたしはこの点については悲観的で、弱者切り捨てをしても、
さほど政権運営に影響は出ないと見ています。
弱者のことなんて、大多数の国民にとって、
自分の生活と関係ないので、どうなってもかまわない、
というのが率直なところではないかと思います。

>弱者(特に年寄り)とその成人した子供がこれから増えるのですから、
>福祉面を気にする人はやはり多いでしょう。働ける人がいなくなりますよねえ。

少子高齢化って、危機感はいちおうあるみたいなんだけど、
具体的な対策となると、ほとんど無策といっていいですね。
心の底から危機的だとは思ってなくて、
なんとかなるでしょ、くらいに思っているのかもしれないです。


>次の機会はちゃんとあり、そこに期待することはできるという
>たんぽぽさんの記事に元気が出ました

ああ、いえいえ。
わたしのつたない記事が励みになって、こちらこそうれしいです。
このエントリは、すこしでも前向きに考えてほしい、
という気持ちをこめたことはあります。

来年の夏には、参院選と東京都議選もありますしね。
くよくよしているいとまはないのですよね。
すぐにこれからを考える必要があるのだと思います。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月28日 22:56
>>弱者切捨てのようなマニフェストを掲げる自民党は
>>あのまま保守派でいるならば政権の維持は難しいでしょう

>わたしはこの点については悲観的で、弱者切り捨てをしても、
>さほど政権運営に影響は出ないと見ています。
>弱者のことなんて、大多数の国民にとって、
>自分の生活と関係ないので、どうなってもかまわない、
>というのが率直なところではないかと思います。
そうでしょうか…例えば、「女」が男に対して弱者であるならば、世の中の約半分は弱者です。「障害者」が「健常者」に対して弱者であるならば、世の中の1〜2割は必ず弱者です(驚くことに、障害者が遺伝を恐れて妊娠しないようにしても、国が強制的にそうしてさえ、人口に対するこの数字は変化しないのです)。病気を抱えていたり、発症していないけれどいつそうなるかわからない患者も、医療レベルの高くなった今はずいぶん増えました(例えば、癌患者であっても治療し命永らえる人は多いです)。むしろ完全に健常で健康な人、「心の強い人」などと言われる人物はどれくらいいるでしょうか。数えるほどではないでしょうか。かつては無視されてきたこれらの背景を持つ「経済的な弱者」は増えてさえいます。こう考えると、ああ、自民党の基盤である現在の高齢者は、やはりここ20年もすれば死にゆくのです。

都合の悪いものを見なかったことにしよう、というのは何かしらについて保守的な人にありがちな癖ですが、「(い)なかったことには」なりません。大丈夫、確実に弱者は増えつつあるのです。数がモノを言うのが民主主義ならば、私たちの意見や感覚が巨大な発言力になる日も遠くはありません。

何とかなるでしょ、何とかなるでしょ、の結果が今の世の中だと思っています(笑)。例えば、核の最終処分場も決まらないままで「新しい設備なら安全だよね!」と作ろうとしているとかいう噂には愕然としました。再稼動とか、頭イテエ…※正直な感想です
Posted by mmm at 2012年12月30日 13:54
またまたコメントありがとうございます。

>「女」が男に対して弱者であるならば、世の中の約半分は弱者です

女性はむかしから人口の約半分をしめていたけれど、
女性政策やジェンダー平等がじゅうぶん顧みられたことは
なかったですよね。
数が多くても、たいていの男性にとっては
「自分の生活と関係のない他人ごと」なんだと思います。

非正規雇用の問題は、男性にも該当者が多くなってきて、
顕在化されてきましたよね。
なんらかの理由で、自分の生活と関係が出てくれば、
顧みられるようになるのだろうとは思いますが。


>自民党の基盤である現在の高齢者は、やはりここ20年もすれば死にゆくのです。

放っておいても世代交代は進みますし、
それが一定の解決をもたらすことはあると思います。
それでも、自然な世代交代を待っていては遅すぎないか、
ということと、いわゆる「逃げ切り世代」を逃がしてよいのか、
という問題はあると思います。

わたしはこのあたりも悲観的で、日本は既得権益に
絡めとられて、現状に合わせた変革がじゅうぶんできず、
ずるずると落ちぶれて行く国ではないかと思います。
2050年に、日本は世界一悲惨な国になる、
という予測があるけれど、これは当たると思ってます。


なんだか悲観的なことばかり書いてとても恐縮です。
このエントリは、もともと最後に希望が持てそうなことを
書いたつもりだったので、主旨とも反してしまいますし。
Posted by たんぽぽ at 2012年12月30日 21:53
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