2013年01月27日

toujyouka016.jpg ハーグ条約と日米同盟

すこし前のニュースですが、安倍首相が、国際離婚の「ハーグ条約」へ
加盟することを、対アメリカ公約とすることを表明しました。
ようは「対米公約をほごにした野田前首相との違いを際立たせ、
日米同盟の再強化を印象づける」ことが狙いです。

「首相「ハーグ条約」加盟表明へ 日米同盟の再強化印象づける狙い 首脳会談」
(はてなブックマーク)

 
ハーグ条約に参加するの本来の目的は、
もちろん連れ去られる子どもの権利を保障するためです。
そして、ハーグ条約への批准を日本に要求している国は、
たくさんあって、アメリカだけではないです。
しかし、こうした子どもの権利や他国のことよりも、
日米同盟のためというのが、とても安倍政権らしいと思います。

それでも、ハーグ条約なんて、解散総選挙によって
審議未了で廃案となったまま、政権が変わってしまったので、
それっきり忘れられると、わたしは思っていましたよ。
「アメリカの顔色を伺う」とか「民主党を否定する」といった、
いびつな動機であっても、こうやって課題としてあげられるだけ、
まだましと言えるとは思います。


安倍がハーグ条約への参加を表明するつもりでいる
日米首脳会談というのは、前にお話ししましたが
1月に予定していたものが、アメリカの都合で延期になったものです。
(先送りになったのは、慰安婦問題が原因ではないかと考えられる。)

産経の記事には「2月以降に予定されるオバマ大統領との
日米首脳会談で」と書いてあって、あたかも確定事項のようですが、
まだ日程も決まっていないのではないかと思いますよ。

posted by たんぽぽ at 11:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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