すこし前のニュースですが、安倍首相が、国際離婚の「ハーグ条約」へ
加盟することを、対アメリカ公約とすることを表明しました。
ようは「対米公約をほごにした野田前首相との違いを際立たせ、
日米同盟の再強化を印象づける」ことが狙いです。
「首相「ハーグ条約」加盟表明へ 日米同盟の再強化印象づける狙い 首脳会談」
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ハーグ条約に参加するの本来の目的は、
もちろん連れ去られる子どもの権利を保障するためです。
そして、ハーグ条約への批准を日本に要求している国は、
たくさんあって、アメリカだけではないです。
しかし、こうした子どもの権利や他国のことよりも、
日米同盟のためというのが、とても安倍政権らしいと思います。
それでも、ハーグ条約なんて、解散総選挙によって
審議未了で廃案となったまま、政権が変わってしまったので、
それっきり忘れられると、わたしは思っていましたよ。
「アメリカの顔色を伺う」とか「民主党を否定する」といった、
いびつな動機であっても、こうやって課題としてあげられるだけ、
まだましと言えるとは思います。
安倍がハーグ条約への参加を表明するつもりでいる
日米首脳会談というのは、前にお話ししましたが、
1月に予定していたものが、アメリカの都合で延期になったものです。
(先送りになったのは、慰安婦問題が原因ではないかと考えられる。)
産経の記事には「2月以降に予定されるオバマ大統領との
日米首脳会談で」と書いてあって、あたかも確定事項のようですが、
まだ日程も決まっていないのではないかと思いますよ。