ファンでなくても知っているであろう、AKB48には「恋愛禁止」という
規則があって、その規則を峯岸みなみが破ったからです。
「AKB48 恋愛禁止の掟って、それこそ人権侵害ではないか。」
「「パワハラ、いじめ、体罰のたぐいでは」 AKB峯岸の「坊主頭」に各界から批判噴出」
恋愛禁止という「就業規則」があることや、丸刈りになることの
異常性や非人間性は、言うまでもないだろうと思います。
恋愛禁止のほかにも、男の子に「手ブラ」をさせたりと、
メンバーからあらわに性的な消費をしたり、
「総選挙」なんて、派手なメンバーの人気投票をしたりと、
いろいろと不可解なことが多いのがAKB48です。
そんなAKB48の不可解さが、いったいどんな「方針」とでも
呼べるものにもとづいてなされているのかを、
つぎのツイートが、とてもよく表わしていると思いました。
水着やら手ブラやらは散々させて性的に消費するくせに、たかが恋愛疑惑の一つでこれだけ追い込むのがまさにオヤジ目線の少女像。エッチな女の子は大好きだけど、ビッチな女はけしからん、と。女の性に与えられてきた二枚舌がここに凝縮されてる。
— ムクチョリーナ (@mukucholina) 2013年2月1日
ようするに、AKB48のメンバーたちは、
「オヤジ目線の少女像」を体現させられているということです。
「自分の鑑賞の対象になるのはおおいに結構だが、
ほかの男のものになるのはケシカラン」ということです。
まさに「女の性に与えられて来た二枚舌」だと思います。
グリム童話は、版を重ねるごとにストーリーがすこしづつ
書き直されて行ったのですが、一定の方針がありました。
女の子が妊娠や出産をするのは「はしたない」として
記述が減らされていったのですが、単に女の子が裸になるのは
奨励されるようで、どんどん加筆をされていきました。
わたしはこれが、ダブルスタンダードに見えて、
なんでこうなるのか、ずっとよくわからなかったのでした。
峯岸みなみのことで、これも「自分の鑑賞の対象になるのは
おおいに結構だが、ほかの男のものになるのはケシカラン」という、
AKB48とおなじ「女の性に与えられて来た二枚舌」とわかって、
ようやく納得ができたのでした。
グリム童話は、当時力を持ち始めた、ブルジョワに受けるよう、
彼らのカチカンに沿ったものへ、書き換えられたのでした。
19世紀初頭の、ドイツのブルジョワ男性たちの女性観も
「オヤジ目線の少女像」だったことになるでしょう。
つぎのツイートは、江戸時代の吉原の遊郭のことですが、
やっていることが、あまりにAKB48に似ていておどろきです。
AKB48は、吉原の遊郭を参考にしたのではないかと、
思いたくなるくらいです。
https://twitter.com/shitakeo_cs134/status/297500572284755968
女の子を集め、寮で生活させ、歌や踊りをお客に見せ、
触れ合いさせ、人気度で序列をつけ、
お客は女の子に貢いだら特典を得られる。
女の子達は世間のアイドルでファッションリーダーでもある。
女の子は皆のものだから恋愛禁止。これは江戸時代の吉原の遊廓の話。
時代や洋の東西を問わず、男たちの考えることはおなじ、
ということのようですね。
良く、好きな芸能人が恋人宣言したり結婚したりするとショックを受けたり、なかにはファンやめるってファンっていますが(私には理解できないんですが)そういうファンの人って芸能人をタレントとして好きというより、マジに擬似恋愛の対象化しちゃってるんでしょうね。「恋愛禁止」はまさにそのテのイタイファンのため、擬似恋愛って言うと綺麗ですが、つまりは自慰行為の対象物ですよ。
秋元康って人は、今は成功して元アイドルを奥さんにしているけれど、もともとはモテナイ男だったんでしょうね。だから、喪男のエゴや欲望がよく解って、それを商品化している。芸能人は商品だとは言いますが、AKBの場合、メンバーの女の子たちをいつでも取替えの効く使い捨てフィギアみたいに見ているのが目に見えて嫌な感じします。
ただ、AKBメンバー当人たち、よくやってるなあと思います。彼女らは昔の遊女みたいに貧しくて親に売られたわけでもなく自由意志でオーディションを勝ち抜いてあの場にいるわけですよね。楽しいのかしら?
女子高生キャラかと思うと、エロ満載のPVや写真集発売。で、「恋愛禁止」とか言うから、リアリティを排した触れ込みと思ったら、本気で丸刈り。
全く理解の範囲をこえていますね。
少なくとも私のオヤジ目線の少女像ではないことは確かです。
AKBについては、アイドルはみんなのものだから恋愛はご法度のようなことは昔からありましたが、知っていながら知らないふりをするといったフィクションとしての不文律でなく、それを明文化した規則にまでしてしまうのは、何でも原理原則で縛りたがる今の日本の悪い面が現れていますね。
このエントリにコメントありがとうございます。
>AKBの場合、その売り方が露骨ですよね
>まさに抜き無し風俗(下品な表現でごめんなさい)ですね
そうなんですよね。
性的対象としての商品化がメインで、
歌や踊りが付け足しのような感じなのですよね。
わたしは、ずっとAKB48が好きになれないでいたのですが、
どこが好きになれないのか、はっきりとわからなかったのでした。
丸刈り事件でようやく、「女の性に与えられて来た二枚舌」に
拒否感があったんだなと、わかってきた感じです。
AKB48が好きになれない人は、ほかにもたくさんいると思うけど、
たぶん「女の性に与えられて来た二枚舌」を
漠然と感じ取っているのではないかと思います。
>好きな芸能人が恋人宣言したり結婚したりするとショックを受けたり、
>なかにはファンやめるってファンっていますが
アニメなどの「二次元」のキャラに疑似恋愛するのと、
おなじ感覚なのかもしれないですで。
AKB48は、そういうアイドルに疑似恋愛するファンを
見越していて、彼らに受けるよう先回りして「恋愛禁止」に
しているというのが、嫌になってしまいますね。
>AKBの場合、メンバーの女の子たちをいつでも取替えの効く
>使い捨てフィギアみたいに見ているのが目に見えて嫌な感じします
アイドルが「歳を取らないようにする」ためだと思いますよ。
「二次元」のキャラは歳を取らないですからね。
生身の人間でおなじようにするためには、
メンバーを入れ替えることになるのだと思います。
>AKBメンバー当人たち、よくやってるなあと思います。
>楽しいのかしら?
わたしも、それが大きな疑問ですね。
彼女たちはなにが楽しくて、性的搾取の対象ないし、
ある種の「痛い」ファンの「疑似恋愛」の対象になっているのか。
そういう扱いを受けても、なお有り余る楽しさというのが、
AKB48にはあるのでしょうかね?
このエントリにコメントありがとうございます。
>オヤジど真中の私から見たAKBは、正直、気持ち悪いです
その気持ち悪さは、おそらく「女の性に与えられて来た二枚舌」を
体現させられているところから来るのではないかと思います。
>「恋愛禁止」とか言うから、リアリティを排した触れ込みと思ったら、本気で丸刈り
本気で丸刈りは、わたしもびっくりしましたよ。
「恋愛禁止」もしょせんはファンに受けるための方便で、
実際は、隠れて恋愛している子もいるのだろう、くらいに思っていたです。
>少なくとも私のオヤジ目線の少女像ではないことは確かです
ニャオ樹・ワタナベさまは、ジェンダーに関して理解がありますからね。
そこに性的搾取があることを感じ取れば、拒否感こそ出て来て、
好きにはなれないだろうと思います。
でもAKB48は、人気を博し続けているわけで、
かかる「オヤジ目線」というか「男性目線」を持った男の人は、
世間にはたくさんいるということだと思いますよ。
このエントリにコメントありがとうございます。
>グリム童話の件は初めて知りました。そういうことがあったんですね
このあたりは『グリム童話-メルヘンの深層』という本にくわしいですよ。
http://amzn.to/12c1iq3
グリム童話が受けようとしていた、19世紀はじめの
ブルジョワのジェンダー観や家族観は、現代のわたしたちが
引き継いでいるものなのですよね。
なので、グリム童話は、いまのわたしたちが読んでも
「とてもよくわかる」のですね。
>アイドルはみんなのものだから恋愛はご法度のようなことは昔からありましたが
恋愛禁止は、AKB48のオリジナルではないのだろうけれど、
やはりファンに受けるための方便で、実際には陰で恋愛をしていても
見ないふりをするのが、ふつうということなのですね。
「日本の悪い面」かどうかはわからないけれど、
ファンに受けるために、ふつうはそこまでやらないだろうということを
本当にやってしまうのが、AKB48なのでしょうね。
だからえげつないと、言えるのかもしれないです。
ちょうど同時期にアイドルマスターってGAMEも長期ブレイク中ですし。
女の子的にも、殆ど等身大的で歌も踊りも簡単に真似できますし。
なお、こういうものは真面目に批判したりしている時点で十分秋元康に踊らされてしまってます。
それはあるかもですね。
何もかも話題作り、人気が落ち目だから恋愛が発覚して坊主になるという仕掛けを打つ劇として行われたならそうだと思います。
>ブルジョワのジェンダー観や家族観は、現代のわたしたちが
>引き継いでいるものなのですよね。
19世紀的な価値観の呪縛に現代の社会も囚われていて、そこに引き戻そうとする圧力が働きがちということかもしれませんね。
日本で「伝統」として振りかざされるのも19世紀の明治の価値観だったりしますしね。
つまり、近代がとり合えず完成した19世紀が規範的モデルになりがちだということかもしれません。
>AKB48って男のコアなファンには「育成ゲーム」のノリで
アニメやゲームのキャラに接するのとおなじような
感覚なのではないかと、わたしも思います。
というか、アイドルにそういう接しかたをする人が、
ターゲットになっているのでしょう。
>真面目に批判したりしている時点で十分秋元康に踊らされてしまってます
それはわたしも考えたです。
(いちおう、わたしが話題にすることで得られるものと、
秋元康に乗せられる影響とを、はかりにかけました。)
今回の件は、わたしなりに発見したことがあったので、
それを書いてみたしだいです。
>近代がとり合えず完成した19世紀が規範的モデルになりがちだ
現代社会は19世紀(フランス革命・ナポレオン戦争以降)から、
はじまっている、ということかもしれないですね。
(ヨーロッパの因習・反動的な人たちは、19世紀にはじまった
家族・ジェンダー観を、「古来からの伝統」と言って
維持しようとするのかどうかは、わからないけれど。)
それでも、本家のヨーロッパでは、近代の家族・ジェンダー観の
マイナスの部分からは、抜け出そうとしていますね。
日本はいまだどっぷり浸っているという感じです。
私はこの現象は、二枚舌やダブスタではないと思いますねえ。
アイドルってのは結局、究極の一妻多夫。
要は一対十万で恋愛をしてるようなもんなんです。
十万人が十万人とも平等に楽しめるようなサービス、要は歌や踊りやヌードなどは許されても。
一人の人間だけを贔屓する、例えばイケメンダンサーとお泊りするのはよくない。
それは平等の原則に反しますから。
逆に言えば、自分のファン全員とお泊りするんならいいと思うんですよ。
物理的に可能かどうかは別として。
>そういえば、あの切り落とした髪の毛、CDに封入して販売するそうですね。
すみません、マジで吐く寸前です。
うっかり聴いたら呪われそうですな、そのCD。
>私はこの現象は、二枚舌やダブスタではないと思いますねえ
ダブルスタンダードというのは、ファン同士の公平性ではなく、
アイドルの女性に課せられる性についての規範ですね。
ファンの男たちのあいだで公平にするためというのはわかります。
そのファンたちのあいだの「公平性」を確保するために、
アイドルの女性に対して、性の規範について
ダブルスタンダードが要求されるということです。
>要は歌や踊りやヌードなどは許されても。
>一人の人間だけを贔屓する、例えばイケメンダンサーとお泊りするのはよくない
アイドルはファンに対しては、性的アピールをするべきだが、
自発的に他の男に対して性的アピールができない、ということですよね。
ファン全員の公平性のため、アイドルの女性の性のありかたに
制限がかかるわけで、それがアイドルの女性に課される
ダブルスタンダードということです。
>アイドルってのは結局、究極の一妻多夫
それと「一妻多夫」というと、あたかも女性優位のようですが、
多数の男性が共同で、ひとりの女性を消費の対象にしているのですから、
優位なのはやはり男性ですね。
>あの切り落とした髪の毛、CDに封入して販売するそうですね
>うっかり聴いたら呪われそうですな、そのCD。
そのお話、本当なんですか?
うわさには聞いたけれど、さすがに実際にはやらないと思ってた。
「CDのパッケージング工程の中で、どうやって細切れの髪の毛を入れるんだ?」とか
「一般のファンがドン引きして、売り上げが下るんじゃない?」
とか考えると、たんぽぽさんが感じられたように、たぶんたちの悪い噂だと思います。
が、ひょっとしてまさか?感が完全に拭いきれないところがAKB商法なのかも、です。
元記事確定できました、虚構新聞です。つまり完全なネタ記事で、ありがたいことに嘘でしょう。
ですが現実に起こり得そうなネタ記事というのは、流石に悪質だと思います。AKBはカルトでブラック体質の団体であることがAKBに関心のない層にまで知れ渡ったところでこの内容では、そりゃ多くの人は信じますよ。虚構新聞はいつも「ネタとちゃんとわかる」記事を出しているのですがこれはアウトでしょう。
世界中に報道された丸刈りの件で、まあ日本というのが基本的にカルト的文化にどっぷり漬かっている国であることが知れ渡ったのは良いことです。
しかしAKBの構成員は現実に生きているまだ年若い女の子たちであり、手ひどい人権侵害をみんなで楽しく消費するという図には、本当に反吐がでます…。
あと処女信仰キモイと改めて思いました。
グリム童話についてのお話や皆さんのコメント欄のやりとり含め、大変示唆に富む内容でした。ありがとうございます。
髪の毛を売るお話は、やはり「ねた」でしたね。
silokanippeさまから、ご指摘をいただいた通りです。
http://kyoko-np.net/2013020101.html
>ひょっとしてまさか?感が完全に拭いきれないところが
秋元康なら、たしかにやりかねないと言えるのですよね。
そういうツイートも流れてきましたよ。
そういう「ねた」が、事実と信用されかねないという体質が
たしかにAKB48にはあるだろうと思います。
わたしのブログにコメントありがとうございます。
>ツイッタなどで時々拝見しています
わたしをフォローしてくださっているのですね、ありがとうございます。
わたしは、あなたをフォローしているのかしら?
たぶんしていないと思います、ごめんなさいね。
>元記事確定できました、虚構新聞です。
情報ありがとうございます、これですね。
http://kyoko-np.net/2013020101.html
>虚構新聞はいつも「ネタとちゃんとわかる」記事を出しているのですが
『虚構新聞』は、たまに「ねた」が信用されて広まって、
騒ぎになることがありますね。
信用する人たちのリテラシーも問題なのだろうと思うけれど、
今回の記事は、「秋元なら本当にやりかねない」という人もいましたし、
できすぎていた感はありますね。
>まあ日本というのが基本的にカルト的文化に
>どっぷり漬かっている国であることが知れ渡ったのは良いことです
丸刈りに続いて、女子柔道の暴力のことがありましたからね。
連続したふたつなので、インパクトがあったのではないかと思います。
>手ひどい人権侵害をみんなで楽しく消費するという図には、本当に反吐がでます
まったくですよね。
ここで秋元けしからんと批判するのは簡単だけど、
AKB48のようなやりかたが成り立つだけの需要があることが、
そもそも問題なのですよね。
>グリム童話についてのお話や皆さんのコメント欄のやりとり含め、大変示唆に富む内容でした
わたしのつたないエントリと、みなさんとのコメントの
やりとりがお役に立てて、こちらこそうれしいかぎりです。
これからも、わたしのブログを、ごひいきくださいね。
グリムが元の話を改変した基準は
削除:
・結婚前の性行為・出産
・近親婚やその願望
そのまま:
・残虐行為(焼けた靴を履かせて死ぬまでダンスを踊らせた、等)
のようですね。
残虐行為が案外残っているのは、子どもに鞭を打って教育することが、この時代にはまだあったからだと思われます。悪い行いをしたなら、暴力的な罰を受けても仕方ないのだと。
これが19世紀初頭のドイツ(西欧)の道徳観なのでしょうね。
久しくリアルのリハビリに明け暮れておりました(^^;
AKB系列については、
「男に都合の良い「純潔」も男に都合の良い「インラン」もうんざり!」
と思ってはいたんですが、ジェンダー面での言語化がいまいち上手く出来ずにいたんですよね。
取り上げられているツイートの「女の性に与えられて来た二枚舌」という表現、凄く的確だと思いました。
>真面目に批判してる時点で〜
そういう意見もありますし、確かに一理あると思います。丸刈りの件は海外のメディアでも多数報じられていて、「海外まで釣られたか」って言ってる人もいますよね。
でも、あたしが目を通した範囲の海外の報道
(ガーディアン、BBC、ミラー(以上イギリス、以下はフランス)、AFP、リベラシオン(フランス語なのでまともに読み取れてないですが…))
の内容、あたしが運営だったら釣ったことを後悔する程度にはガチというか、あれで「海外にも名前が売れた」って喜ぶ運営だったら逆に仕事しちゃいけないレベルの代物でしたよ。
まあ、日本のメディアの仕事が温いんでしょうけど。
この件についてはちょっと角度を変えてあたしも取り上げているので、トラックバックさせて頂きますね。
このエントリにコメントありがとうございます。
>残虐行為(焼けた靴を履かせて死ぬまでダンスを踊らせた、等)
そうそう、残虐行為も、グリム童話は顕著なのですよね。
>子どもに鞭を打って教育することが、この時代にはまだあったからだと思われます。
たぶん当時のブルジョワには、子どもを体罰でしつける習慣があって、
グリム童話の残虐行為は、それを反映したものかもしれないですね。
日本の江戸時代には体罰がなく、体罰が使われるようになったのは、
近代に入ってからだけど、西欧の影響もあったのかもしれないです。
明治時代の日本人には、体罰を使うほうが「近代的」に
見えたのかもしれないけれど、そうだとしたら、
なまじ西欧の影響を受けてかえって後退した例だと思います。
コメントまことにありがとうございます。
(わたしのブログなんて、忘れられた存在になってるかと思ったですよ。)
>ツイートの「女の性に与えられて来た二枚舌」という表現
わたしもそのツイートを見て、AKB48がやっていることは、
「そうかそういうことだったのか」と気がついたですよ。
かねてから疑問だったグリム童話のことも思い出して、
いろんなことが納得できたので、このエントリを書いたのでした。
AKB48が嫌いだという人は、すくなからずいるけれど、
そういうかたは、この「女の性に与えられて来た二枚舌」を
無意識のうちに感じ取っているのかもしれないですね。
>そういう意見もありますし、確かに一理あると思います
>丸刈りの件は海外のメディアでも多数報じられていて、
日本では、批判的であっても注目されると、
かえって人気が出てきてしまうのですよね。
外国人は日本人と違って、批判的に注目されると、
ふつうに(?)拒否感を持つ人が多いようです。
>逆に仕事しちゃいけないレベルの代物でしたよ
女性の丸刈りで、西欧の人たちが連想したのは、
第二次世界大戦後、ドイツ人と関係を持ったフランス女性が
報復のために丸刈りにされたことではないかと思います。
http://lacrima09.blog.shinobi.jp/Entry/388/
この丸刈りは、おそらく「戦争にともなう狂気」と考えられているでしょう。
なので、峯岸みなみの丸刈りは、かなり異様なこととして
受け止められているのではないかと思います。
>トラックバックさせて頂きますね。
トラックバック、まことにありがとうございます。
こちらも拝見させていただきますね。
これに関して解説しますね。
例えばビッチな女がいたとします。「私は男が大好き。二股三股何が悪いの。私の勝手でしょ」てなノリで若いイケメン達とブイブイ言わせてたとします。
そこへブサイクで冴えない中年男が現れて、「俺も男だけど、男が好きなのなら彼氏にしてくれる?」みたいなノリでアプローチしたとします。
でもビッチは「悪いけどブサイクな中年お断りだから」とけんもほろろに振ります。
そうなると「あいつは男が好きだって言ったじゃないか。俺だって男なのに、どうして俺だけハブられるんだ」となります。
自分の容姿、肩書き、年収などを含む男性的魅力に絶対の自信のある男なんていません。
若いうちは社会的信用のなさに、年取ると醜くなっていく体にコンプレックスを抱くもんです。
常に差別や排除に怯えているのが男ってもんです。
生涯一人の男性だけを愛し抜くと心に誓っている処女は男社会では愛されます。
また風俗嬢やアダルトビデオ女優など、すべての男を差別せずに(たとえ擬似的にでも)受け入れる女も男社会で愛されます。
嫌われるのは差別者。「私は男遊びが大好きだけど、若くてイケメンで金持ちしか相手しないわ」みたいな選り好みをするタイプの女です。
特に年を取れば取るほどそうした差別や排除に対しては敏感になってしまいますから。
>アイドルはファンに対しては、性的アピールをするべきだが、
自発的に他の男に対して性的アピールができない、ということですよね。
>ファン全員の公平性のため、アイドルの女性の性のありかたに
制限がかかるわけで、それがアイドルの女性に課される
ダブルスタンダードということです。
イケメンダンサーも峯岸さんを愛する男という意味で
、ファンと同じ立場だとします。
そうすると、一般人のアイドルファンとイケメンダンサーって恋愛におけるスタートラインが違うんですよ。
一般人ファンはいくら貢いでも握手会で一瞬の接触しかできません。しかしダンサーは職業ですから、当然現場にいるあいだはいくらでも話をする機会があるし、ダンサーも芸能人ですから自分のことを知ってもらう手段もいくらでもあるわけです。
しかも若くてイケメン。私自身ある程度業界のことを知ってるんですが、やはり芸能人業界人は独特のオーラがあって女性がそこに吸い寄せられるわけですよ。
一般の峯岸ファンとダンサーがバトルしても勝負にならないわけで、相手は凶器を持ってるようなもんですから、だったら喧嘩などせずにお互いおとなしくしてましょう。
つまり峯岸さんにこの中から特定の男性を選ばせるようなことはやめましょう、となるわけです。
まあアイドルとして輝ける時期なんて一瞬ですし、人気が落ち着いたころには誰とくっつこうがさほど文句は言われないわけですから、せめてAKB卒業するまでは恋愛禁止を守るのもありかな、と思うわけです。
世間一般の女性なんて男に同時に愛されるって言ってもせいぜい二人か三人でしょ。それがアイドルの場合は何万人もいるわけですから、もう最初から立場が特殊なんです。
ちなみに恵比寿マスカッツというアイドルユニットは、最初から恋愛OKを公言してるという珍しい形式ですが、こちらはメンバーの半数以上が現役アダルトビデオの女優です。
もうみんなに見せるもん見せちゃってるからその意味で公平性がすでに確保されてる。だから恋愛発覚してもダメージにならない、というわけですね。
事実オリコンベストテン常連で、かなり人気があるんですよ。
これからのアイドルは、AKBみたいなガチガチ恋愛禁止ユニットか、恵比寿マスカッツみたいなアダルトビデオ女優のユニットしか成立できないのかもしれません。
別に普通の人の恋愛を禁止するような風潮を作ってるわけじゃないんだから、普通の女性は気にすることはないと思います。
すみません、自分のブログすらしばらく放置プレイという発信力の鈍り具合でしたので…。
>AKBが嫌い
その辺もあると思いますし、彼女達の追い込まれ方がブラック企業っぽいので、彼女達を追い込むシステムに対しての嫌悪感もあるかな、と思います。
(逆に、「システム」に目がいかない人は「頑張ってる女の子達」を好意的に見ることすらあるようで、それが彼女達の人気の源泉かな、とも)
>海外で報道
中身見なければ、「箔がついた」と取る人は多そうですね…。
一応欧米先進国のメディアはちゃんと仕事をするので、日本人でAKBに関心がない程度の人が持つ程度のAKBについての説明と、今回の件の経緯説明はちゃんと記事の中にありました。なので、マスメディアの記事を読むような層にはそこまで誤解はされてないと思います。
でも、先ほども書いた通り彼女達の働き方・追い込まれ方は「ブラック企業での営業ノルマ闘争」に重なる部分があるので、「戦争にともなう狂気」という理解は比喩としては間違っていないと言えますし、何より海外のメディアでは大なり小なり
『「恋愛禁止」をそこまで厳格に運用することの「おぞましさ」』
を伝えようとしているように読めました。
アイドルに対する入れ込みようも反応も男も女も大差ありません。
>常に差別や排除に怯えているのが男ってもんです
それはそうだろうとは思うけれど、
男たちはむかしからずっと容姿その他で、女性を選んでいるのですよね。
男による「差別や排除」に、女たちは悩み苦しんできたわけです。
男たちが当たり前のようにやっている「選別」を
女もやるようになっただけと言えると思います。
>生涯一人の男性だけを愛し抜くと心に誓っている処女は男社会では愛されます
そのくらい男にとって都合がよければ、当然だと思いますよ。
男の人は、「生涯ひとりの女性だけを愛し抜く」と誓ったり、
あるいは、どんなブサイクな女性でも差別せずに、
たとえ擬似的にでも、公平に受け入れることはできます?
そうではなくて、男の人は自分が女性を選り好みする自由は
温存されるのでしょ?
>つまり峯岸さんにこの中から特定の男性を選ばせるようなことはやめましょう、
ファンの男性の都合で、女性の性の規範に制限を課すから問題なんですよ。
どんな女性でも、だれを好きになろうと自由だし、
また不本意な性的搾取を受けない自由があります。
その自由が制限されるのですから、その女性に対して差別的でしょう。
そもそも、アイドルの女性を「恋愛対象」と考えることが、
問題なのだとわたしは思いますよ。
それから、恋愛におけるスタートラインが公平でないのは、
だれでもそうだと思いますよ。
イケメンダンサー氏にかぎったことではないでしょう。
>普通の女性は気にすることはないと思います。
いや気になるし、実際問題だと思いますよ。
女性に対する搾取が、すくなくない男性から求めらていて、
かつ公然となされることが許されるわけですからね。
そして、そのような女性観を持った男性が実際にいる、というのは、
一般の女性にとって、じゅうぶん警戒することだと思います。
>>久しぶり
>すみません、
ああ、いやいや、謝る必要はないですよ。
人はだれしも都合というものがありますからね。
>一応欧米先進国のメディアはちゃんと仕事をするので、
>マスメディアの記事を読むような層にはそこまで誤解はされてないと思います
察するに、かなり手厳しく批判しているみたいなので、
これで「かえって人気が出る」ということはなさそうですね。
欧米諸国では批判的に書かれれば、世論も批判的になるのでしょう。
「釣られた」ということがありえるのは、日本だけかもしれないですね。
>「ブラック企業での営業ノルマ闘争」に重なる部分があるので、
>「戦争にともなう狂気」という理解は
なるほど。
そもそもがブラックだから、丸刈りするメンバーが出てくる、
というのもあるのでしょうね。
>『「恋愛禁止」をそこまで厳格に運用することの「おぞましさ」』
たしかにそうですね。
だれを好きになろうと自由なはずですし、
そもそも恋愛感情は意識せず自然と湧いてくるものですからね。
たぶん欧米の民主主義国は、日本より自由恋愛が
当然視されそうですし(わたしの印象。とくに根拠はない)、
なおさら異様で不可解に見えるのかもしれないです。
それにしても、「たかが日本のアイドル」のことが、
いくつもの国で報道されるのですから、この丸刈り事件は、
よほどのことなのだろうと思います。
アイドル一般のことでしたらいざしらず、
この件は、男性による女性の性的搾取があるのですから、
男の問題というか、ジェンダーの問題ではあると思いますよ。
勿論全部が全部同じ論調ではないんですが、AKB商法とかAKB系列で過去に問題になった性的パフォーマンス・表現について触れたり、日本でトップクラスのセールスとメディア露出量を誇っていることについて触れたりもしていますね。
他にも色々あって、まあ日本の文字媒体はここまでやらなさそうだな、と。
>ブラック企業っぽさ
自発的に丸刈りするまでに思考力を奪われている(あるいは「思考力を養うことを阻害されている」)状態が既にブラック企業的ですからね。
>「恋愛禁止」問題
海外の、どのメディアかは詳しくないのですがこんな論評があったようです。
http://jin115.com/archives/51928766.html
『女性はどの国でも所有物として見なされがち』というのは日本は勿論欧米先進国でも克服しきれていなくて、だからこそあちこちの国で報道されているのでしょう。
そこで欧米先進国では女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティストが女性に欲されるんだと思うんですが、日本ではそういった流れってまだなかなか表に出てこないですね。
(90年代のアクターズスクール全盛の時代はその流れがちょっとあったようにも思うんですが、あれは今思うと「オヤジ」達に余裕があっただけの話なのかな…と)
http://jin115.com/archives/51928766.html
これ、面白いですな〜。冷静に分析されていて、とても分かり易いです。
日本のコマーシャルまでちゃんと見てるのね、と、感心しました。
>そこで欧米先進国では女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティストが
>女性に欲されるんだと思うんですが、日本ではそういった流れってまだなかなか表に
>出てこないですね。
DOUBLEとか椎名林檎とかは、そういったタイプだと思います。
固定ファンはちゃんと掴んでるし、林檎に関しては女性ファンも多いようです。
(DOUBLEはファンの方、ごめんなさい、良く知らない。)
アイドルとアーティストってことで、区分けされているとは思うけど。
アイドル系ってことで言えば、最近少し下火ですが、最初の頃のK-POP女子
(少女時代やKARA)なんかは、ジャンル的にはアイドルながら、
性的自己決定権を簡単には渡しませんよ、って雰囲気を醸し出しているように感じました。
彼女らも同性ファンが多いですよね。
あるいはそうした性的な物を全て封印してしまうと、ももクロ、か?
彼女らも女性ファンだけ1万人を集めて、武道館だかでコンサートやったりしてますね。
まぁでもこれらのどれもが、AKB商法には大きく水を開けられているようですが・・・・
・・・だんだんと気持ち悪くなってくるので、一行目のリンク先に戻る、と。
>いや気になるし、実際問題だと思いますよ。
逆に男性の立場から考えて、例えばジャニーズやEXILEが恋愛禁止ルールだったとして、気にするかといえば私は気にしませんねえ。
大半の男性も同意見ではないか、と思います。
少なくとも人権無視だ、と声を上げる層はいないような気が。
繰り返しになりますが、別に芸能界のルールは世間一般のルールじゃないんだから、私たちはAKBの恋愛禁止とかそんなの気にせず堂々と恋愛すればいいんですよ。
それに一般の女性が男性を見た目や年収などでより選ぶのも、仕方のないことだと割り切ってますし。
もし気になるとしたら、世間からの女性に対する抑圧と、AKB運営サイドのAKBに対する抑圧を同一視してるだけだと思いますよ。本来それらは切り分けて考えるべきですが。
>そして、そのような女性観を持った男性が実際にいる、というのは、一般の女性にとって、じゅうぶん警戒することだと思います。
それはどうしようもない気が。
所有欲とか独占欲のような感情は、男女問わず人間であれば大なり小なり持っていて、むしろそういうのがあるから不倫などが罪になるんでしょう。
AKBやらの存在によってそれらの欲求が満たされてる分、普通の女性がそれらから逃れやすくなった、と考えた方がいいと思います。
>ブラック企業
そもそもブラック企業に明確な定義は存在しません。
強いて言うなら「労働者の心身に害を及ぼす雇用慣行がまかり通っている企業」といったところ。
雇用側と労働者側の意識のミスマッチとも言えます。
少なくともこの丸刈り事件に関しては、峯岸さんがAKBに居続けたいと願うあまりに自発的に行った行為であって、誰かに強制されたわけじゃないんだからブラックうんぬんとは無関係な気がします。
個人的には握手会などのイベントで、一部メンバーに対するフィジカル面でのケアが不十分な気はしますが。
>女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティスト
日本の音楽業界は大きな曲がり角に来ています。
戦後長らく業界を支配していた欧米信仰的な価値観が消え失せ、ドメスティックな感性が主流になっています。
だから聖子ちゃん直系の昔ながらのアイドルが流行る。
「欧米では○○だから、日本でも○○でなければいけない」みたいな考えが古くなったという感じですね。
だから女性の性的自己決定権を売りにするなら、日本的美意識の中でそれを一から作り上げねばならず、かなりハードルは上がっちゃいます。
でも誰かすごい人が出てきたらそういうのが主流になるかもですね。
こちらもわたしのお返事が遅れ気味で、もうしわけないです。
>>海外メディアの報道
>勿論全部が全部同じ論調ではないんですが、
いろいろと解説してくださり、ありがとうございます。
(わたしは外国の報道はほとんど見ていないもので。)
>まあ日本の文字媒体はここまでやらなさそうだな、
日本のメディアは、そこまで問題意識もないのかもしれないですね。
>http://jin115.com/archives/51928766.html
>『女性はどの国でも所有物として見なされがち』
記事のご紹介ありがとうございます。
エントリ本文で書いた「女の性に与えられた二枚舌」というのは、
女性を所有物として見なしていることの、現れということですね。
恋愛禁止という掟も、多数の男性どうしで「所有」する
(「所有」できる気になる)ための措置ですしね。
ご紹介の記事には、処女性についても言及がありますね。
========
処女でなければ、純粋でなければ、ヤレるんでなければ価値がないみたいな
80人から90人も女性を商品にして 『おお、ヤレそうだ』
と思わせることで商売をするなんてなんという性倒錯でしょう
========
こういう処女信仰も、女性を所有物と見なすがゆえなのでもあるけれど、
そもそも、自分以外に経験があってはだめ、という感覚が
よくわからないです。
コメントありがとうございます。
>DOUBLEとか椎名林檎とかは、そういったタイプだと思います
いることはいるのですね。
女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティスト。
>AKB商法には大きく水を開けられているようですが
それでも、AKB48などに比べると、市場は狭いのですね。
「女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティスト」は、
基本的にターゲットは女性だと思うので、
女性がそういうものを求めないとだめなのでしょうね。
そのあたりが日本は弱いのかもしれないです。
>逆に男性の立場から考えて、例えばジャニーズやEXILEが恋愛禁止ルールだったとして、
>気にするかといえば私は気にしませんねえ。大半の男性も同意見ではないか、と思います。
>少なくとも人権無視だ、と声を上げる層はいないような気が。
「ジャニーズやEXILEは恋愛禁止ルールだ」と言われたって、誰も本気にはしないでしょう。
でもそんな人達も、もし仮にEXILEのHIRO氏が「上戸彩さんとお付き合いすることになったので頭を丸めました。」とやったら、大津波の前触れかっつうぐらいドン引きするでしょうな。
AKBの峰岸さんとやらも、私は全くそれと同じ感覚です。週刊誌にお泊り愛がスッパ抜かれた時、彼女が「いや〜、眠過ぎたんでベッド借りてました〜。」とか言ったならば、私はな〜んとも思いやしません。
>>女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティスト
>日本の音楽業界は大きな曲がり角に来ています。
>戦後長らく業界を支配していた欧米信仰的な価値観が消え失せ、ドメスティックな感性が主流になっています。
日本のドメスティックな、ってことで言うと演歌歌手なんかどうですかね?
演歌歌手と言うよりは、艶歌歌手と言わんばかりの色気を放つ彼女達ですが、「他の女と付き合うから別れて欲しい。」と持ちかけると「貴方を殺していいですか?(天城越え)」と答える女性が、性的自己決定権を放棄しているとは、私にはとても思えません。
カラオケで演歌を好んで歌う若い女性もいるようですが、彼女達はどう感じているのでしょうね。
>だから聖子ちゃん直系の昔ながらのアイドルが流行る。
黄金期の女の子アイドルは、恋愛どころか、トイレにも行かなけりゃ放屁すらしないことになっていましたよ(笑)。ファンがどんだけ妄想しようが勝手ですが、一般人には絶対に手が届かない雲の上の存在だった訳です。だって屁もしない、即ち普通の人間ではないのですから。
一方、AKBは最初っから「会いに行ける(やれる)アイドル」として売り出し、個々人のやりたいニーズに沿うべく豊富に品揃えされていて、事実(じゃないかもしれないけれど)、九州に左遷された子のように、機会があれば一般人のファンでもいっぱいやれた訳です。
だから「聖子ちゃん≠AKB」だと、私は思います。
>だから女性の性的自己決定権を売りにするなら、日本的美意識の中でそれを一から作り上げねばならず、
>かなりハードルは上がっちゃいます。
と、たんぽぽ様の
>「女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティスト」は、
>基本的にターゲットは女性だと思うので、
ですが、繰り返しになりますが椎名林檎なんかは、完全にその高いハードルとやらをクリアしているでしょう。CMでガム噛んでいるだけであの色気なんですから。
でもって彼女のファンに女性は確かに多いですが、男性ファンも私を含め大勢いますよ。
林檎ファンの男も、女性演歌歌手のコンサートで絶叫しているおっさんも、処女性なんぞ求めんのです。
ただ悲しいかなこうした男ファンは、どれほどファンでも、CDやらDVDやらを一人一枚しか買いません。中古屋に売り飛ばしたりはせず、何回でも聴いたり見たりするけどね。
握手券やら選挙券やら欲しさに一人何十枚なAKBとは、どうしても差が付いてしまうんでしょうな。
実は口移しCMは、文字媒体のガーディアン紙でも取り上げられていた性的パフォーマンスの1つなんです。
海外のメディアは本当に仕事します…。
>女性の性的自己決定権を称揚するタイプの女性アーティスト
うわー、椎名林檎が頭から抜けてるとか恥ずかしい…!ご指摘ありがとうございます(汗)
一昨年の紅白の「女の子は誰でも」好きだったのにorz
性的自己決定権を投げ打った感でいうと、AKBが本当に突出してるんですよね、駄目な方に。
せめて歌やダンスパフォーマンスで凄いことやってたら、そういう職人芸なんだな、で割り切れるんですが。
(その意味で、ディズニー映画の劇中歌ってあんまり批判する気になれないアマチュア音楽やりです)
あたしのはてなブックマークのお気に入りラインにBBCとガーディアンが個別で上がってきたのと、あまりに多数の国で報道されたものでこんなTogetterが出来上がってたくらいで…w
http://togetter.com/li/448907
まあ、日本のマスコミは「中立報道」という名の垂れ流しで、あんまり分析とか入れないケースが多いですからね。
人権マターの案件は、海外メディアを見た方が早いという話すらあるくらいで。
>女性を所有物としてみなすこと・処女性
北アフリカ辺りには、女性の性的快感を奪うための女性器切除なんて風習もあるくらいですから、日本に限った話じゃないんですよね。
「自分以外の男性経験があって欲しくない」っていうのは、恐らく女性に比較されることへの恐怖があるんでしょう(女性器切除の中の「女性器封鎖」のパターンなんて、まさにその通りですよね)が、何で「まあ、人の好き好きだよね」位に考えられないんでしょうね。
論調的に変わらないんで分かるとは思いますが、上のコメントもあたしです、念のため。
連投失礼します…orz
>例えばジャニーズやEXILEが恋愛禁止ルールだったとして、
>気にするかといえば私は気にしませんねえ
それは「性に与えられてきた二枚舌」のような役割を、
男性がやらされるという現実がないからだと思いますよ。
なので、アイドルが体現していたとしても、現実とリンクしないので、
「作りごとの世界」と割り切れるのでしょう。
女性は現実に「性に与えられて来た二枚舌」の役割を
やらされるという社会背景があります。
なのでアイドルがそれをやっていて、しかも人気があれば、
現実のそうした脅威と結びつきやすいことになります。
>私たちはAKBの恋愛禁止とかそんなの気にせず堂々と恋愛すればいいんですよ
べつに、AKBのせいで自分たちが恋愛できなくなると
思っているのではないです。
「女の性に与えられてきた二枚舌」のような差別構造を
体現させていることが問題なんです。
>それに一般の女性が男性を見た目や年収などでより選ぶのも、
見た目で選ぶのは、男性のほうが多いと思いますよ。
それから女性が年収で男性を選ぶのは、女性のほうが賃金がすくなく、
ひとりで生きて行くのが困難という現実があるからです。
もともと男性が女性を搾取しているがゆえの結果ですね。
>所有欲とか独占欲のような感情は、
いくら所有欲や独占欲は自然な感情でも、
相手を不当に搾取したり差別的になってはだめでしょう。
ストーカーのような犯罪にいたるのも許されないことです。
ここで問題になっている「性の二枚舌」というのは、
あきらかに男性による女性の不当な搾取で、差別的な域に入っていますよ。
>AKBやらの存在によってそれらの欲求が満たされてる分、
>普通の女性がそれらから逃れやすくなった、
それはむしろ逆だと思います。
AKB48の存在によって、男性が「性の二枚舌」の要求を
女性に求めることが、かえって正当化されやすくなったと思います。
渚さまにもレスしてくださり、ありがとうございます。
いろいろとおくわしいですね。
わたしは付いて行けなくなってきています。
>AKBは最初っから「会いに行ける(やれる)アイドル」として売り出し、
そのあたりが、従来的なアイドルとAKB48との違いのようですね。
従来的なアイドルは、一般のファンはどうやっても
手が出せないところにいる。
AKB48は手を出せる(と思える)ところにいて、
実際そのニーズに答えるようなことをしている。
>http://togetter.com/li/448907
ご紹介ありがとうございます。
本当にいろんな国で報道されたんですね。
それだけエキセントリックで強烈だったのだと、あらためて思ったです。
峯岸みなみ本人は、どう思っているのかと思います。
自分のやったことが、ここまで外国で話題になったのですし。
>日本のマスコミは「中立報道」という名の垂れ流しで、
>あんまり分析とか入れないケースが多いですからね
>人権マターの案件は、海外メディアを見た方が早いという話すらあるくらいで
そうなんですよね。
日本人が人権意識に弱いのは、メディアの影響もあるのかもしれないです。
>「自分以外の男性経験があって欲しくない」っていうのは、
>恐らく女性に比較されることへの恐怖があるんでしょう
そういえばそう言われますね。
それが男の考えなのかもしれないですね。
かかる男は、女性を比較しているだろうと、思うんだけどね。
わたしに言わせれば、「最初の男」ではなく
「最後の男」になることを目指したらと思いますよ。
(「最後の男」というのは、「いろいろと選んだけれど、
貴男がいちばんよかった」ということになるからね。)
>あ、URL入れ忘れた(汗)
No problem.
わかりますよ〜。
ありがとうございます…忘れないように気はつけます(^^;
>峯岸みなみ本人の思い?
峯岸みなみ本人ではなく総合プロデューサーの秋元康が出てくるラジオの対談なのですが。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/podcast/index_pod.html
2/23のスペシャル対談Part1の方でこの件について触れています。
…で、「本当のことを言っている」という前提(あたしは、割と嘘はついてないだろうと思ってますけど)だと、本人は
「思った以上に大きくなり過ぎてしまって、周囲の大人まで責任を問われてしまって困惑している」
みたいです。
でも、ここまで彼女の考え方が社会からかい離しているのをそのままにしていた大人の責任がないわけないですし、ましてや公にしちゃった大人が何を考えていたのか、問われなかったらこの社会終わり過ぎてると思います。
>日本のメディア
まあ、長い間政権与党についていて今政権を持っている政党が人権大嫌いですからね。
最近は教育に対しての攻勢も強いですし、そういう土壌がないまま記者が育っちゃってる分もあるのかなぁ…と。あと、保身もあるでしょうしね。
頑張るところでは頑張ってるんですけどね。最近は科学関係はそれなりでしょうか。
>比較されることへの恐怖
女の場合は
「まあ、好みはそれぞれだよね」
とか、
「下手な男に好かれるくらいなら別にいいや」
とか、色々悟ったり開き直ったりしてる部分が男より多そうですよね。
恋愛って、学校の勉強みたいな評価の形で点数つくわけじゃありませんし。
(というか、
「『学校の勉強とは違う形の評価』って、仕事で悟れないのか」
と、勉強しか取り柄のないあたしは思うんですが!(嗚呼))
>「いろいろと選んだけれど、貴男がいちばんよかった」
これを喜べる男性もいるんですけど、そういう人はAKBの性的ダブスタに悪印象を持つことが多いから、こういう場面であまり出てこないんでしょうね。
>ありがとうございます…忘れないように気はつけます(^^;
いえいえ。
そんなに神経質になるほどのことではないと思いますよ。
>「思った以上に大きくなり過ぎてしまって、
>周囲の大人まで責任を問われてしまって困惑している」
なるほどねえ。
AKB48の内部は、外の社会とは、だいぶ常識が乖離しているようですね。
そしてそれは、まちがいなく「周囲の大人」の責任だと思います。
一部男性が願望する「処女信仰」とか「女の性に与えられた二枚舌」を
体現させると、できあがる集団は社会から乖離した非常識なものになる、
ということをしめしていると言えそうですね。
>>日本のメディア
保身はあるでしょうね。
外国から女性差別を批判される話題とか、書きたがらないですし。
日本のメディアは、「新聞記事」ではなく
「通信記事」だと言われることがありますね。
つまり、事実関係を当たり障りなく書くだけの「通信記事」ばかりで、
記者の意見を述べる「新聞記事」ではない、ということだけど。
>色々悟ったり開き直ったりしてる部分が男より多そうですよね
女性のほうが、自分が選ばれたり比較されたるすることに
慣れているのはありそうですね。
>恋愛って、学校の勉強みたいな評価の形で点数つくわけじゃありませんし
男性の場合、恋愛とはそのように「評価」されるものだ、という
意識の人もいるかもしれないですね。
相手の女性を好きになったからではなく、
自分の「評価」のために恋愛したいみたいな感じというか。
(つまり自分のことしか考えてないのであって、
相手の女性のことを考えていない、ということだけど。)
>性の規範についての二枚舌
確かに。
男性というものは、エッチな雰囲気を持ちつつも一人の男性のものになる、つまり処女性が高い女性を求める傾向があるのは批判しませんが、それを規範という概念で称するのには疑問があります。
規範というのは、ある特定の社会からの「〜べきである」という押し付けであります。
ここでは「俺の彼女になる女はエッチな処女であるべきである」という命題。
しかしこれは個人的な感性の発露にすぎず、たまたまそういう人間が多いだけの話であり、中には「俺は違う。色気はないほうがいい。非処女でもいい」みたいな人もいるでしょう。
アイドルというのは人気商売ですし、一人でも多くの人間にCDを買ってもらわないと商売が成り立たないわけですから、多くの人間に望まれる姿に擬態するわけで、それは規範というより商業的戦術なわけですが、一般人の女性がその戦術を自分の人生に取り込む必要はないということです。
多くの男性にモテたいのなら別ですが、恋愛というのは自分に合った一人の男性と愛を育むことですから、ビッチに生きたいならビッチな女性を好む男性を探せばいいだけの話ですし。
その労力を惜しんで「私がモテないのは男全体が悪い」というのは違うかと。
>アイドル
そもそも「会いに行けるアイドル」はAKBが初めてではありません。
90年代初頭から小さな劇場やライブハウスを拠点に活動するアイドルは多数いました(有名どころでは篠原涼子がいた東京パフォーマンスドールなど)。
当時それらは「プレアイドル」と呼ばれてました。今は「地下アイドル」「ライブアイドル」という名称で、大都市圏のライブハウスにはそうした子が無数にいます。
80年代からアイドルファンはアイドルが手の届かない存在であるという状況に甘んじてたわけではなく、手の届くアイドルを望んでいたのです。
しかし当時のアイドルの活動拠点が主にテレビである以上、それはなかなかかなわなかった。
80年代末期からのアイドル冬の時代を経て、小規模の事務所が「テレビに出ずに直接ファンの目の前で何かをする」という新型アイドルのプロデュースを始め、そうしたアイドルの人気は世紀をまたいで細々と続いてきました。
それが一気にメジャー化したのがAKB48なわけです。
会いに行けるアイドルというのは先に需要があって、それが具現化した存在なわけですね。
アイドルファンが直接的な交流や接触を望む限り、また昔みたいに、アイドルが手の届かない存在に戻ることはないと思います。
これはテレビからネットへの時代の変化とリンクしてるのかもしれません。
>規範というのは、ある特定の社会からの「〜べきである」という押し付けであります
押しつけは現にありますでしょ。
「自分の鑑賞の対象になるのはおおいに結構だが、
ほかの男のものになるのはケシカラン」という社会通念があって、
実際に女性に着せられるから、グリム童話で書かれたり、
AKB48が体現させたりする、ということですからね。
現にAKB48は恋愛禁止というルールを敷いているのだし、
禁を破った峯岸みなみは、自発的とはいえ丸刈りにしているのですから、
かかる圧力はかかっているということだと思います。
なので、このような女性の搾取をする規範に乗っかった
「個人的な感性の発露」は差別的ということにもなるし、
「商業的戦術」で利用するのも、やはり問題のあることだと思います。
>「私がモテないのは男全体が悪い」
そんなことを言っている人はいないと思いますが?
わたしは言っていないですよ。
>>アイドル
>そもそも「会いに行けるアイドル」はAKBが初めてではありません。
わたしはアイドルのことは、くわしくないんだけど、
AKB48は従来のアイドルよりもやりかたが徹底している、
というところが、違うところではないかと思います。
>AKBの内部と外部の乖離
彼女達への抑圧に通じるものは間違いなく「世間」に存在するものですけど、「どのような抑圧をインストールするか」ってのは属性による差が大きいわけで。
(「性の二重規範」を押し付けられる女性は「丸刈り」という制裁を受けることはめったにないし、逆に「丸刈り」で禊をする男性には「性の二重規範」はほとんどない)
いくらブラック社会でも、全部乗せはぎょっとする人が多いと思います。
彼女達の場合、グループの知名度と一人一人の知名度がかい離してますし、「女性性」という意味での自己肯定がどれだけできたか、という点も個人的には疑問視しています。それで
「自分が丸刈りにしたってそんなに騒がれないだろう」
って思った部分もあるんじゃないかと。
>日本のメディア
あ〜…確かに、意見ってほとんど書かないですよね。
(その点、事件が起こる前からホメオパシーをただ紹介するだけに終わらせようとしなかった朝日新聞は凄かったのかも)
性差別を批判される記事を載せないのは、やっぱり右派系の人達が怖いからですかねぇ。
「日本を悪く言うな!」
とか、
「男女平等は日本の伝統に反する!」
とか。
>恋愛観
例えば渚氏の「2013年02月23日 10:00」のレスがマジでつっこみどころ満載ですけれど、その1つとして、例に出てる「ブサイクで冴えない中年男」のアプローチが、「好きだから」じゃないんですよね。
「どれだけ女性を経験したかで男は点数がつく」
みたいに考えてたら、
「恋愛も学校の成績みたいな感じで「評価」される」
というトンデモな考え方に至るのかもしれないです。
>「自分の鑑賞の対象になるのはおおいに結構だが、
ほかの男のものになるのはケシカラン」という社会通念があって
この社会通念がどこでどういう形で流布されてるのかが問題だと思うんです。
例えば学校の先生や会社の上司など、人を指導する立場の人が直接女子にたいしてそういうことを言ったとしたら、それは問題だと思うんですが。
クラスメートの男同士が口々にそういうことを言ってたとしても、そこに強制力が伴わない以上無視すればいいのでは。
グリム童話だのAKBだのはフィクションの世界であって、別に女性のあるべき姿を大衆に説いてるわけじゃないから強制というのとは違うと思うんですよ。
>女性の搾取をする規範に乗っかった「個人的な感性の発露」
感性を発露してる人達がいちいち規範なんて気にしてはいないと思いますが。
単に好きなものを好きと言ってるだけで、「美人が好き」と言ってるのと変わらないと思います。
七重さん
>「ブサイクで冴えない中年男」のアプローチが、「好きだから」じゃないんですよね
若干議論が噛み合ってないように感じるんですが。
「ビッチが何故嫌われるのか」ということを論理的に説明するために、例として出しただけです。
理想の恋愛やアプローチの仕方だとかはここでは無関係です。
>いくらブラック社会でも、全部乗せはぎょっとする人が多いと思います
全部乗せてしまうところに、AKB48の特異性というか、
異常さがあるのかもしれないです。
>彼女達の場合、グループの知名度と一人一人の知名度がかい離してますし、
>「女性性」という意味での自己肯定がどれだけできたか、
それらはわたしも同意見ですね。
>「自分が丸刈りにしたってそんなに騒がれないだろう」
インタビューでも、騒ぎが大きくなるとは思わなかった、
なんて言っているわけだし、そう思ったことはありそうですね。
>>日本のメディア
>あ〜…確かに、意見ってほとんど書かないですよね
こちらでも「まるで他人事」とお嘆きだけど、
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130313
他人事のような記事を書くのも、意見を書かず事実だけ簡単に書いて
すませようとするのもあるのだろうと思います。
>性差別を批判される記事を載せないのは、やっぱり右派系の人達が怖いからですかねぇ
圧力をかけられるのを恐れているのは、あるのではないかと思います。
>渚氏の「2013年02月23日 10:00」のレスがマジでつっこみどころ満載
この際だから突っ込んでしまうといいかも。
>「どれだけ女性を経験したかで男は点数がつく」
「ブサイクで冴えない中年男」のアプローチが、
自分の評価のため、ということはありそうですね。
彼らが近づいた女性も、そういう自分のことしか考えてない、
という雰囲気を言動から感じ取って、
それで避けてしまうのもあるのかもしれないですね。
まあ、最近は「女も稼げ」みたいなご時勢なので、社会が「全部乗せ」しにかかってるんですけど。
あの映像は、
「全部乗せるとこうなるけど、これを望んでいるの?」
というものを人々に突きつけたのもあるかな、と。
http://miyearnzz.sakura.ne.jp/archives/13698
さっき出したラジオ番組であの映像が出た直後にアイドルファン同士で討論してたんですけど、その書き起こしです(本家のポッドキャストは流れてしまったっぽいので)。
>グループの大きさと個々人の小ささ
握手会の列とか、投票とかで優劣付けられるわけですからね。
競争煽られると、追い詰められやすいんじゃないかと心配になります…。
>日本のメディア
日本の場合、「私はこう思う」ったきっぱり言い切ること自体がそもそも一般的じゃない部分はあるかもしれないですね。
一般的な成人なら、「有権者の責任」くらいはあるはずなんですけど。
右派は…そっちに親和的な政治家さんの報道機関への干渉の噂も多いですしね。
>ツッコミ
やってみたいのはやまやまなんですが、始めたらどこで終わるか分からないので…
慰安婦決議のコメント欄でげんなりしたばっかりなので、ちょっとorz
>「どれだけ女性を経験したか〜」
ご本人からは
「そこに大した意味はない」
と言われましたけどね。それにしては選択する台詞が随分あんまりだと思いますけど。
そもそも「処女が好き」ってのも
「拒否されなさそうだから」ってのがメインであって(だからこそ「拒否しなさそうなアダルトビデオ女優」と等価に並べる)、「魅力的だと思うから」じゃないんですよね。
随分と、人を馬鹿にした話だと思います。
>クラスメートの男同士が口々にそういうことを言ってたとしても、
>そこに強制力が伴わない以上無視すればいいのでは
クラスメートの男どうしで口々にそういうことが言える、
というのは、すでにかかる社会通念があるからだと言えます。
「男というだけで、そういう欲望を口にできる」ということです。
そしてこのような社会通念がある以上、単に男と女というだけで、
パワーバランスが不公平に働くので、それが女性に対する
一定の強制力となることもありますよ。
つまり、すっかり無視できない場合もある、ということです。
>別に女性のあるべき姿を大衆に説いてるわけじゃないから
説いていますよ。
女性はかくあるべきとか、かくあってほしいと思うから、
それをグリム童話やAKB48のようなフィクションで表現するわけです。
そしてそれらのフィクションを観た側は、
「これが女性のあるべき姿だ」というメッセージを
受け取ることになる、ということです。
>感性を発露してる人達がいちいち規範なんて気にしてはいないと思いますが
規範を意識していないから、規範に乗っていない、
ということはないですよ。
無意識のうちに乗っているということです。
そのくらい規範が社会の中に浸透している、ということでもあります。
>「全部乗せるとこうなるけど、これを望んでいるの?」
>というものを人々に突きつけたのもあるかな、と。
>http://miyearnzz.sakura.ne.jp/archives/13698
ご紹介ありがとうございます。
対談記事でも、さすがに丸刈りの映像は抵抗があったようですね。
こうなったのは、事務所と自分たちファンの責任ではないかと、
反省しているようですね。
>始めたらどこで終わるか分からないので
わたしは、ぜんぜんかまわないですけどね。
議論は労力を使うので、立て続けにいくつもというのは、
なかなかいかないかもしれないですね。
>慰安婦決議のコメント欄でげんなりしたばっかりなので
こちらは、まことにありがとうございます。
わたしの代わりに議論をさせてしまったようで、まことに恐縮です。
>ご本人からは「そこに大した意味はない」と言われましたけどね。
ご自分が意識していない問題がはらんでいる、ということもありますよね。
>それにしては選択する台詞が随分あんまりだと思いますけど
あの例を見たかぎりでは、「そりゃ拒否されるよ」と思ったです。
女性だって男ならだれでもいいと思っているはずないのに、
なんで「男ならだれでもいい」と思われるのかが、わからないです。
(それとも、「二股三股何が悪いの」という女性なら、
自分も末席くらいには入れるだろう、という判断か?)
>そもそも「処女が好き」ってのも
>「拒否されなさそうだから」ってのがメインであって
なるほど。「処女が好き」というと、自分以外の男が手をつけて
いないのがいいのかと思っていたけれど、それだけでなく
そういう精神構造もあるのね。
処女だから拒否をしないということは、ないと思うけれど、
そういうイメージを持たれているのでしょうか?
そういえば、男は「どれだけ女性を経験したか」が
ステータスになるのに、女に経験していないことを求めるというのも、
ずいぶんと都合のいいダブルスタンダードですね。
>アイドルファンの見方
穏やかにホラーなのでURLは貼りませんが、
「丸刈りになってでも居続けたいくらい彼女は本気なんだ!」
って層も少なからず存在するので、そのラジオで対談されてたお二人はかなりクレバーというか、思慮深い方になります…。
いやぁ、システムに目がいかないって、怖い。
>終わらない議論
まあ、この件ならジェンダー論だけなのでソースはそこまで厳密じゃなくても良いかな、って思うんですが、歴史関係だと歴史学に依拠する方はがしがし出していかないとですからね…。
しかも相手が全然まともに読んでくれないので、すっごい徒労感でしたorz
何か自分のブログで書きなぐって発散しようかなー、とは思ってるんですけど。
>渚氏のアレコレ
今までのコメントを見てみても、「ホモソーシャル」に囚われまくりですからね。
「意識してないからない」じゃなくて、「意識しなくていいくらいすりこまれてる」が正しいように見えます。
>あんまりな台詞
>>「二股三股何が悪いの」という女性なら、
>>自分も末席くらいには入れるだろう
少なくとも、そういう考えの元アプローチした男性を想定したフィクションでしたね。
「男が大好き」な女性なら、それゆえに
『「誰でもいい」というような女性』
と見られることは嫌だと思います。「好き」と言いきり、積極的にアピールするための基準が存在するわけですから。
>「処女が好き」
まあ、「処女」に対する偏見でしょうね。
「処女→男性経験がない→純粋→男に対して優しく、拒否をしない」
とか、
「処女→男性経験がない→男を選別するだけの基準がまだ育っていない→拒否する基準がないから拒否をしない」
とか。
まあ、こういう偏見によって好意を抱かれることって、ほかならぬ「処女」が嫌がるんですけど。
>経験のダブスタ
勿論、「対等な経験」を想定したらおかしいです。
でも、男社会は
「経験していない、これからも「処女」を守らせるべき女性」
と、
「もう経験しているので、いくらでもはけ口にしていい女性」
を「区別」することで、このダブスタをそれっぽく守り通してきたわけですね。
…というわけで、この性規範の問題、慰安婦問題と深く結び付いていると言えるわけです。
>「丸刈りになってでも居続けたいくらい彼女は本気なんだ!」
>って層も少なからず存在するので
うわぁ、やはりいるんだ。
>そのラジオで対談されてたお二人はかなりクレバーというか、思慮深い方になります
やはりそうなるのね。
>歴史関係だと歴史学に依拠する方はがしがし出していかないと
それは良心的です。
>しかも相手が全然まともに読んでくれないので、すっごい徒労感でしたorz
わたしも、URLをいっぱい貼ったコメントをしたけれど、
リンクさきを読んだのかと思います。
直接のレスはなかったのですよね。
>何か自分のブログで書きなぐって発散しようかなー、
それがいいかもしれないですね。
こんな議論でストレスをためるのもおもしろくないですし。
わたしがこのエントリを書いたのは、時間をかけて
せっせと調べたURLを、無駄にしたくなかったのもありますよ。
http://taraxacum.seesaa.net/article/347410955.html
>>渚氏のアレコレ
>今までのコメントを見てみても、「ホモソーシャル」に囚われまくりですからね
イケメンダンサーともてないファンとの競合にこだわっていて、
それによって搾取されるアイドル女性の立場のことを
あまり考えていないなと、わたしは思いました。
女性を男性同士で配分する「資源」と見なすことに無自覚というか。
>「意識しなくていいくらいすりこまれてる」が正しいように見えます。
わたしもそれは思ったです。
>>「処女が好き」
>まあ、「処女」に対する偏見でしょうね
>こういう偏見によって好意を抱かれることって、ほかならぬ「処女」が嫌がるんですけど
「処女だから拒否しないだろう」というのは、
わたしに言わせれば、すごい発想ですね。
初体験というかけがえのないものだからこそ、
特別に大切にしたいと考えるとは、思わないのかなと思います。
すくなくとも男は自分の初体験を大切にしたいと
考えているのではないかと思うのですが、
それとももてないと、やらせてくれるならだれでもいい、
なんて考えになっているのでしょうか?
>このダブスタをそれっぽく守り通してきたわけですね
うわぁ。
>この性規範の問題、慰安婦問題と深く結び付いていると
お話がつながってきましたね。
というか、「アイドルファン」の立場ではそういう声の方が大きいんじゃないでしょうかね。<丸刈りになってでも〜
>ソースの出し方
あたしは慰安婦問題に関しては実は『従軍慰安婦』も読んだことがなくて(今回の議論をきっかけに古本屋で買った)、同じ著者の『日本軍「慰安婦」制度とは何か』というブックレットを読み込んだくらいなんですけど、
「本に書いてあるけどネットではどこにあるかよく分からない」
のを探すのが面倒で面倒で;
いちいちブックマークとか付けないですしね。URL収集したならいっそエントリーにしちゃうってのは良い手だと思います。
自分とこでエントリーにするなら…どうしようかな、書きなぐりたい適当なネタは結構あるんですけど(笑)
>渚氏のアレコレ
>ホモソーシャルにどっぷり
女性を「対等な人間」「自立した個人」と見るなら、複数のアプローチに対してどう答えようが自由のはずですからね。
渚氏は「どちらかが選ばれるくらいならどちらも選ばれない方がまし」と言わんばかりなので、やっぱり男性間の順位付けみたいなのを、意識してか無意識かは知りませんが気にしているのだと思います。
>処女が好き
凄い発想というかとんでもない妄想なんですが、案外あるみたいなんですよね。
http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/1125000544.php
>初体験の重要性
男性の場合
「女性の初体験をどのように扱うか」
あるいは
「女性の初体験をどれだけ共にするか」
という発想はあっても、自分の初体験に対してどう考えるか、はあんまり強くない気がします。
「男は感じさせる側であって感じる側ではない」
みたいな。なので「初体験がどれだけいいものだったか」よりも経験数が大事になってくるのかな、と。
>ダブスタ
「聖女と娼婦の二重支配」的な奴ですね。
どっちの問題も掘り下げていけば性差別という根っこに行きあたるので、話は繋がってこざるを得ないのだと思います。
>「アイドルファン」の立場ではそういう声の方が大きいんじゃないでしょうかね。
><丸刈りになってでも〜
たぶんそうかもしれないですね。
>あたしは慰安婦問題に関しては実は『従軍慰安婦』も読んだことがなくて
>(今回の議論をきっかけに古本屋で買った)
あら、それは意外でした。
今回の議論がきっかけになったのは、わたしとしては
喜んでいいのかなと思います。
じつはわたしも『従軍慰安婦』はちゃんと読んでないのですよね。
読んだところも、忘れていることが多いし。
もう一度引っ張り出して通読したほうがいいのかなと思います。
>書きなぐりたい適当なネタは結構あるんですけど(笑)
もの言わざるは腹膨るるとは言いますけど。
お時間のあるときにどうぞです。
>女性を「対等な人間」「自立した個人」と見るなら、
>複数のアプローチに対してどう答えようが自由のはずですからね
女性も自分の恋愛対象を自分で決める権利がありますからね。
女性の気持ちが自分に向かないからといって、
その男性が「被害者づら」するのは、おかしなことだと思います。
女性を、意志のない品物のように思っている、ということでしょうね。
>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/1125000544.php
ご紹介ありがとうございます。
これは、わたしの想像以上に強烈ですね。
このコメント欄であなたと議論しているあいだは、
じつはぴんと来なかったんだけど、この記事を読んで
処女大好きな男性がなにを考えているか、実態がわかったような気がします。
>自分の初体験に対してどう考えるか、はあんまり強くない気がします
童貞でいることを恥ずかしいと思って、童貞を捨てることばかり
考えている男性というのは、結構いるみたいです。
むかし恋愛相談の掲示板を読んでいるとき、
そういう男性がよく出て来ました。
>>ダブスタ
>「聖女と娼婦の二重支配」的な奴ですね。
扱いが正反対だけど、両方とも「男性にとっての女性」
「男性の女性に対する受け取りかた」という点で、同根なのですよね。
男性の女性に対する見かた、裏返しになっているだけなのですよね。
処女が経験した女性になると、男性の扱いが正反対になる、
というのは、このあたりがはっきり出ていると思います。
上で男性は童貞を捨てることがステータスと書いたけれど、
これは男性自身の利益のためなのですよね。
女性が処女か経験があるかは、女性自身の利益のためではなく、
男性の利益のためになっている、このあたりが童貞と処女が非対称で、
ダブルスタンダードだと思います。
それから、前のコメントで従軍慰安婦が出て来たけれど、
貞操を守るべき女性:日本の内地の一般女性
貞操を犠牲にしてよい女性:日本の非差別階級の女性、植民地・占領地の女性
と露骨に区別されて、おっしゃる通りの「二重支配」構造があらわですね。
とくに従軍慰安婦の場合、貞操を守るべきと考えた女性を
「保護」するために、特定の女性の貞操を犠牲にする、
という考えがあるので、いっそうグロテスクだと思います。
>慰安婦問題入門書
慰安婦問題否認派のよくある主張への反論なら、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』で十分なんですよね。
ページ数も少ないですし。
『従軍慰安婦』ちまちまと読み進めてますが、ページ数がある分『日本軍「慰安婦」制度とは何か』より内容が濃いですね。
じっくり消化していこうと思います。
>次のブログネタ
書きたいことは色々あるのですが、とりあえず
「軍隊はひたすら暴力的に振る舞えばいいというものではない」
という辺りから、ある本を取り上げようかと思っています。
>自立した女性の権利
「女性が拒否する権利を行使することによって、男性が自分の望みを叶える権利が踏みにじられている!」
って意見も女性の性的自己決定権絡みの議論で見た記憶があるんですが、「拒否する権利」と対応するのは「受け入れる権利」であって、それはアプローチした時点で「既に行使されている」ものなんですよね。
この辺勘違いされてる方、ミソジニー系の論者では多いかもしれません。
>いわゆる「処女厨」
渚氏と通じるものがあると思うんですよね。<提示したURL
しかしこれ、男性でも分からない方は全然分からないものだったりします。
>童貞を捨てることばかり〜
これも同じサイトに良いエントリがあったんですが…PC版がちょっと見れなくなっちゃってるので、モバイル版で(^^;
http://noraneko.s70.xrea.com/mt/mt4i/mt4i.cgi?cat=30&mode=individual&eid=313
>「聖女と娼婦の二重支配」
扱いもレッテルも正反対だけど、どっちも「男に都合の良い存在」であることには違いないんですよね。
(都合が悪いのが「魔女」でしょうかね?(笑))
あくまでも男性間のヒエラルキーが大事で、処女がどうだというのもそれに付随することに過ぎないんですよね。だからこそ、男性は女性以上に「経験数」というのを重視するというか。
「猿山の権力争いなら、女を巻き込まないで男同士で勝手にやってろよ」
って思うんですけど。
>従軍慰安婦とのつながり
従軍慰安婦は戦地でおおむね敵地だったので、設置自体は「身内の女性を守るため」とはまた別の理屈でしたけど、RAAはもろに
「貞操を守るべき女性のために、守らなくて良い女性を犠牲にする」
形ですね。
そういう意味で、「設置する側」の価値観の問題が深刻だと思います。
>慰安婦問題否認派のよくある主張への反論なら、
>『日本軍「慰安婦」制度とは何か』で十分なんですよね
よさそうな本ですね。今度探してみるかな。
わたしはその本は読んだことがないのだった。
>>次のブログネタ
>「軍隊はひたすら暴力的に振る舞えばいいというものではない」
>という辺りから、
がんばってね♪
なんて、あまり言うとかえってプレッシャーかしら?
>「女性が拒否する権利を行使することによって、
>男性が自分の望みを叶える権利が踏みにじられている!」
>この辺勘違いされてる方、ミソジニー系の論者では多いかもしれません
ミソジニーな人は、男性視点でしか考えないでしょうからね。
女性が男性の利益に反した意思表示をするのが、そもそも許せないと思います。
>>いわゆる「処女厨」
>渚氏と通じるものがあると思うんですよね。<提示したURL
男性間の競合にこだわって、女性を商品のように思って、
意志のある主体と見てないところとか、そんな感じですね。
>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/mt4i/mt4i.cgi?cat=30&mode=individual&eid=313
またまたご紹介ありがとうございます。
女性が性的対象として扱われることに、強い拒否感をしめすのは、
それが自分の身体に大きな危険をもたらすからなのですよね。
とくに性交におよべば、妊娠や性感染症の危険もありますからね。
このあたり、男性の身に降り掛かることがありえないので、
男性にはなかなか理解しがたいもののようですね。
3ページ目に、「童貞を捨てたいので彼女が欲しい」などと言う
男のお話が出てくるけれど、こういうのはむかし
わたしが恋愛相談の掲示板を見ていたとき、ときどき現れましたよ。
わたしが見ているかぎり、そういう人には否定的なコメントが付いたです。
「捨てたいだけなら風俗へ行け」というのも、定番のコメントでしたね。
でも捨てたくて焦っている男は、風俗では納得しないのですよね。
風俗ではなく彼女とやらないと、男どうしの競合で認められないからだけど。
(「経験ないのは仲間うちで俺だけなんです」というのは、
まさに男どうしの競合のために、性体験を持とうということだ。)
>>「聖女と娼婦の二重支配」
>扱いもレッテルも正反対だけど、どっちも「男に都合の良い存在」であることには
>違いないんですよね。
そういえばそうですね。
>「猿山の権力争いなら、女を巻き込まないで男同士で勝手にやってろよ」
女にもてるとか、女に認められる、なんてのも、
男のヒエラルキーの評価基準の中に含まれちゃっているから、
はなはだやっかいなのですよね。
それで女性が自分の意思表示をして、男の権力闘争に非協力的になると、
「弱者男性」などと自称して、あたかも被害者のような顔をして
女性を攻撃してくるのだから、嫌になってしまいます。
>『日本軍「慰安婦」制度とは何か』
「『広義の強制』は合法か違法か」
「元慰安婦の女性の証言の信ぴょう性」
「女性達の待遇はよかったか」
「新聞の募集広告は「女性達が自由意志で応募していた証拠」なのか」
などなど、否認派のよく言う台詞を要領よく検証していますし(まあ、「THE FACTS」批判を意識した構成なので当然ですが)、『従軍慰安婦』執筆当時には不十分だった占領地(中国、東南アジア等)についての研究の進歩も盛り込まれているので、おすすめです。
新品価格で比較したら新書より安いですしね(笑)
>次のブログネタ
お気になさらず、図書館の返却期限の方がよほどシビアなので…(^^;
とりあえず、『従軍慰安婦』と並行で参考図書をちまちま読み進めているところです。
>ミソジニー系の方々
純粋に「権利はすでに行使されている」っていうのが感覚として分かりにくいってのもあるかとは思っているのですが…やっぱり、
「男性の権利と女性の権利を対等に扱った結果、男性の利益に反することが起こる」
のが嫌なんですかねぇ。
>いわゆる「処女厨」
相手を「意志のある主体」としてみることができれば、「性格の合う・合わない」という物差しが生まれて、「恋愛」のしようも出てくると思うんですけどね。
自分で自分の首を絞めてるよなー、と思ったりします。
>モバイル版提示のURL
このコメントの流れで合致するのは3ページ目に登場する筆者の後輩君ですね。
どう考えたって「男同士の競合」が抑圧的なのに、それを内面化し過ぎちゃって問題化出来ないので、「童貞捨てたい」という意識しか自覚できないんでしょうね。
哀れではありますが、だからといって容赦してやる義理もないですし。
ところで、危険性の話で、過去にこんなエントリー書いたことを思い出しました。
http://blog.livedoor.jp/nanae_ll/archives/51581588.html
こうして考えてみると、「性的経験は積んだけど『性的主体』に到達していない」みたいな男性、結構多そうですね。
>「猿山の権力争い」
元々は生物的な配偶機会争いだった部分はあるらしいんですけどねー。
(そういえば昔そんな記事も書いてたっけ
http://blog.livedoor.jp/nanae_ll/archives/51487370.html
)
でも、仮にも自由民主主義社会を標榜してるわけですし、一方が抑圧されて成り立つ「配偶」はごめんこうむりたいですね。
(わたしのお返事が、だんだん遅くなってますね、もうしわけないです。)
>>『日本軍「慰安婦」制度とは何か』
>否認派のよく言う台詞を要領よく検証していますし
>(まあ、「THE FACTS」批判を意識した構成なので当然ですが)
内容のご紹介ありがとうございます。
http://honto.jp/netstore/pd-book_03287393.html
やはり否定派の主張を意識した著作もあるのですね。
薄い本なので、それで否定派に反論できるということは、
否定派の主張はその程度でしかない、ということなのでしょうね。
>図書館の返却期限の方がよほどシビアなので…
ブログに締め切りはないですね。
>「男性の権利と女性の権利を対等に扱った結果、男性の利益に反することが起こる」
>のが嫌なんですかねぇ
そういうことだと思いますよ。
彼らはそもそもが男性視点だし、念頭にあるのは男性間の競合でしょうからね。
自分に配分されるはずの「資源」が、自分の思い通りになるという
前提が崩れれば、男性間の競合に勝てないことになるし、
それはとても嫌なことでしょう。
>相手を「意志のある主体」としてみることができれば、
>「性格の合う・合わない」という物差しが生まれて
そうそう、意志のある主体と愛し合ってこそ、ですよね。
「処女厨」は「非もて」と同様、自分が意志のある女性に
愛される可能性がないと、決め込んでいるのかもしれないです。
それで「女性に意志があるから自分はもてない」→
「自分に反する意志を持たない女性を求める」。
>どう考えたって「男同士の競合」が抑圧的なのに、
>それを内面化し過ぎちゃって問題化出来ないので、
彼らにとって、男性どうしの競合は疑ったこともないような
自明の存在なのかもしれないですね。
実際、彼らの矛先は「強者男性」に向かわず、女性を叩くばかりですね。
だからといって容赦は不要なのは、もちろんですね。
女性は彼らの被害にあっているのですから、
被害者が加害者の気を遣うのはおかしなお話です。
>http://blog.livedoor.jp/nanae_ll/archives/51581588.html
>「性的経験は積んだけど『性的主体』に到達していない」みたいな男性、
なるほど。
性的経験を持つことと、性的主体となることは、別問題ですね。
(でもって経験は多いけど、性的主体に達してない男性は多そうですね。)
人は性的経験を持つことではなく、性的主体となることを
めざしてしかるべきですね。
>http://blog.livedoor.jp/nanae_ll/archives/51487370.html
懐かしい記事が出て来た。
わたしもいっぱいコメントしていますね。
>でも、仮にも自由民主主義社会を標榜してるわけですし、
人間は社会の仕組みを整えることで、生物学的基盤にもとづく
他者への抑圧的行為を防ぐことはできると思います。
男同士の「猿山の権力争い」も、男子校みたいな
ホモソーシャルの環境を作らないようにするとかで、
回避や緩和をさせる方法はあるでしょうからね。