これをご覧のみなさんはよくご存知だと思いますが、
「処女が好きだ」という男の人は、世の中にはすくなくないです。
それが際立ってくると、処女に対するみょうな信仰というか、
幻想を持っていることもあって、とても異様なことがあります。
そうした「処女萌え男」の精神構造について、くわしく書かれた
エントリを見つけたので、すこし古いですがご紹介したいと思います。
わたしもこれを読んで、「処女萌え男」がなにを考えているのか、
わかってきたような気がします。
「処女萌えを嫌悪するのは処女である」
「処女がいい」というのは、ほかの男性と経験があるのが嫌なのかと、
わたしは思っていたのですが、彼ら「処女萌え男」の
考えていることは、それだけにとどまらなかったりします。
処女に対してこんな幻想があったのかと、わたしもびっくりしました。
いちばん気味悪いと思ったのは、「処女萌え男」というのは、
処女であれば自分の思い通りになるはず、と信じている(!)ことです。
これはわたしもはじめて知って、とても驚いたところです。
なにを根拠にそんなことを?と思うのですが、
男性経験がないので、純粋だから男を拒否しないとか、
男を選ぶ基準がまだなく拒否をしないとか、そんな発想のようです。
相手の女性は、自分と異なる他人なのですから、
処女かどうかにかかわりなく、自分の意志を持っています。
自分の思い通りにならないことなど当たり前のことのはずです。
どうしてこんなこともわからないのかと、
気味悪さを通り越して不可解でさえあります。
「自分の思い通りになる女性を求める」という考え自体が
そもそも女性差別的であることは、言うまでもないでしょう。
こういう差別意識が伝わってくる、というのが「処女萌え男」の
気味悪さのコアの部分にあるのだろうと思います。
これはさもありなんと思うかたも多いと思いますが、「処女萌え男」は、
交際している女性が処女だとわかると、みょうにうれしがります。
これについては、リンクしたエントリに作者の高校時代の体験談が
述べられているので、ご覧になればよくわかるでしょう。
ようするに、相手をひとりの女性として好きだから、
たまたま処女だったのがうれしい、ということではないのですね。
処女という貴重な宝物にあたったことがうれしいわけです。
このような、女性の人格を無視した「商品扱い」をするところが、
「処女萌え男」の気味悪いところでもあります。
しかも「処女萌え男」は、「高価な商品」とみなすことで、
相手の女性を高く評価しているつもりでいるから、さらにやっかいです。
高かろうが安かろうが、商品扱いされて値踏みされることが
差別的でありひどく嫌なのだ、ということがわからないわけです。
「処女でないのは、ほかの男と経験しているから嫌」という
精神構造も、やはり「処女萌え男」にはあるようです。
それを端的に表わしているのが、「非処女は中古の便器」というもの言いです。
となれば、処女は「未使用の新しい便器」ですから、
処女に対しても侮辱的に見ていることになります。
人はだれでも一度経験をしたら処女でなくなります。
そうした過去の男性経験をふくめて、その人の現在があるのですから、
好きになった以上それを受け入れるのが、本当の愛だと思います。
とはいえ、相手をひとりの女性として好きになったのではなく、
処女という属性で判断する「処女萌え男」には、
相手の過去を受け入れるという愛しかたは、無理なのでしょう。
だいたい男性は、何人の女性とつき合ったとか、
何人の女性と寝たということが、ステータスになります。
自分は経験が多いことを誇るのに、女性には経験がないことを求める
というのも、とんだダブルスタンダードだと言えます。
>処女萌え男と男性間の競合
「処女萌え男」には、「非処女は焦りからイケメンと
やっちゃったDQN女ばかり」という変な妄想があったり、
「モテの処女厨なら許されて非モテなら許されないのか」などと言って、
自分が被害者ぶったりすることもあるようです。
これらから察するに、「処女萌え男」も「非もて」とおなじく、
男性どうしで女性を取り合うという「競合」が意識にあって、
自分はこの競合の「弱者」と考えているのではないかと思います。
「処女信仰」は、男性間の競合と関係があるということです。
自分はもてないとか、女性に相手にされないと考えているので、
自分が確実に女性を確保するために、自分の意志に反せず、
思い通りになる女性を求めるようになるのだろうと思います。
その欲求を実現させる対象として処女を求める、というか、
処女にそういう幻想を抱いている、ということかもしれないです。
また「処女萌え男」は男性間の競合を意識しているので、
女性は男性どうしに配分される「資源」ということになります。
それゆえおのずと、女性を「商品」扱いすることになり、
高い値段を付けると、女性を評価したつもりになるのかもしれないです。
さらには「処女と寝る」というのは、その女性に対しては、
自分が男性間の競合の「勝者」ということにもなるのでしょう。
自分だけしか経験した男性がいないからです。
「処女萌え男」は、自分が男性間の競合の勝者になりたいので、
処女を求めるのもあるのかもしれないです。
「処女萌え男」は(「非もて」も?)、自分の勝手な幻想を
女性に押し付けながら、当の女性から拒否されると、
自分が被害者であるかのように騒いだりします。
いったいなにをか言わんやと思います。
http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/1125000544.php
========
こういう話をすると、「モテの処女厨なら許されて
非モテなら許されないのか」と被害妄想で騒ぐ
「自称非モテ系処女厨」がいるんですよ。時々。
勝手な幻想(=偏見)を女性に押しつけようとして否定されれば逆ギレし、
「女はモテない男を差別している」と、被害者の位置におさまろうとするのは卑怯だ。
========
「処女萌え男」にとって、相手の女性は自分に逆らうことのない
「商品」と思っているので、その女性が拒否をすることは、
手に入れた「商品」が働かないことを意味するのでしょう。
またそれによって、自分が女性と関係を持てなくなるので、
自分が男性間の競合の敗者になる、ということでもあります。
つまり「商品が逆らった」「自分が敗者になる」という意識ゆえに
「処女萌え男」は、相手の女性がみずからの意志を主張すると、
あたかも自分が被害者になった気になるのかもしれないです。
謝辞:
「オヤジ目線の少女像」のコメント欄で、「処女萌え男」の
エントリを紹介してくださった七重さま、ありがとうございます。
とても参考になりました。
ただ「属性萌え」を一概に批判するのはどうかと思うんですよ。
美男美女だって高学歴高収入だって属性のひとつに過ぎず、たまたまそうなっただけでその人の本質とか人間性とかとは無関係です。
恋愛って最初に属性から入ってそこから徐々に相手の人間性にも目を向けていくもんで、最初から人間性うんぬんを言えるもんじゃないと思うんです。
だって長く付き合わないとその人の本質とか人間性なんてわからないでしょ。
属性って記号的だしわかりやすいし、とりあえず「○○の条件を満たしている人を私は好きになる」という自己暗示的なプログラムを自分の中に組み込むのは恋愛のとっかかりを掴む上では悪いことじゃないと思うんですが。
処女なんてその中の条件のひとつに過ぎないのです。
ただ処女厨がタチ悪いのは「男はみんな処女が好きである」と、自分の嗜好を男性全体に広げて考えることですが。
はっきり言って、そういうのは迷惑。
>私自身は処女厨ではなく、またそういう階層にネットで
>大きい顔をされて苦々しい思いを抱えてる者ですが。
「ですが」って、あなたのことを言ったのではないのですがね。
>ただ「属性萌え」を一概に批判するのはどうかと思うんですよ
ここに書いたことやリンクした記事は、じゅうぶん一般化できることが
抽出されているのではないかと思いますよ。
「処女萌え男」には、このようなのが多いのはたしかなのでしょう。
>恋愛って最初に属性から入ってそこから徐々に相手の人間性にも目を向けていくもんで
そんなことは決まっていないと思いますよ。
人を見る眼があるかたは、属性以前に人間性を見たりするものです。
>属性って記号的だしわかりやすいし、
こと恋愛に関しては、そういう「わかりやすさ」に頼るのがイカンのだと思います。
>処女なんてその中の条件のひとつに過ぎないのです
だれでも最初は処女だし、一度経験してしまえば
それ以降はどうやっても非処女です。
ほとんど本人の努力でどうすることもできないことですから、
それを「条件のひとつに過ぎない」とするのは、好ましくないと思いますよ。
それに加えて、こと「処女」に対しては、
このエントリで書いたように差別的扱いがありますからね。
「同和地区出身」とか「祖父が在日コリアン」とかだったら、
「条件のひとつに過ぎない」とは言えないでしょう。
処女もこれらとおなじようなものだと思います。
>「男はみんな処女が好きである」と、自分の嗜好を男性全体に広げて考えることですが。
ローカルな嗜好を普遍的と思うのは、イカンことですね。
「いっしょにしないでくれ」という人もたくさん出てくるでしょう。
これは当の「処女萌え男」に言うことではあるけれど。
「処女だから思い通りに…」って、私も若い頃には思ったりしましたけどね、恥ずかしながら。でも残念ながら思い通りにはなりません。相手だって大人ですからね。「処女だから思い通りになる。」とか思っているガキには、絶対に制御不能です。
で、「思い通りになるはずの処女が、何で思い通りにならないんだ?」と、苛立ったり自己嫌悪に陥ったりもします。
ま、気持ちは分からんではないけど、そんなもん気にしてもしゃーないっすよ、と言うのが、おっさんからのアドバイスですね。
私と同じ様な事を思ってる人がいて嬉しいです!
ブログを読んでて胸の内がちょっとだけスッとしました、ありがとうございます!
この処女論なんですが、もうご存知かもしれませんがまたなんともふざけたダブスタがございます
ネトウヨと限らずこの様な事を言う処女原理主義者の中には
処女であればどんな女でも良いと言う訳ではないようです、それは
「処女は処女でも、いい年こいた処女はどこか問題のあるモテないダサい売れ残りだから嫌だ」そうです
大体の基準ですとどうやら20までに性体験が無くってもそう言う女はお試しすらされない
中古以下の「売れ残り」としてみなされる様です
つまり奴らは「処女」ついでに「若い女」でなければ気に食わないようですね
そう言う奴らがたむろってる掲示板にそこの所をそれとなく聞いたら
「本当にいい女だったらいい年こく前に処女のまま結婚をしている
それができない女は自分の魅力がその程度なんだからそれを受け入れるしかない」
だそうです、この不景気&学歴社会でそんな都合の良い事ができるか?!
てめーこそ若い処女の女をゲットできるほどの魅力があるのか!?
と正直呆れました・・・
P.S
他に気になった内容に記事にもちょこちょこ意見をレスしてしまうかもしれません
その時もどうぞよろしくお願いします!
>人を見る眼があるかたは、属性以前に人間性を見たりするものです。
少し話をしただけでその人の人間性がわかるなんてよっぽど観察能力に優れた人じゃないと無理だし、それ以前に恋愛感情って人間性とかに反応しておこるもんじゃないと思うんですよ。
よく言うじゃないですか。
「あの人はいい人だけど好きじゃない」とか。
いい人だったら付き合えよ、と言い切れないところが恋愛の複雑さであります。
モテる悪人悪女ってのもいますしね。
それよりも、処女厨の本質は別のところにあると思うんですよ。
他のたとえを出しましょう。
「私の好きな女性のタイプは、目のパッチリした人です」という男性がいたとしましょう。
言うまでもなく、目がパッチリしてるかどうかと人間性とは何の関係もありません。単なる生まれつきの遺伝です。
しかしこの男性は、どうして女性の人間性と全く無関係な目の形にこだわるのか。
それはこの男性の美意識が、目のパッチリした女性を好む仕様になってるからです。
すなわち女性の人間性ではなく、男性の美意識に主原因があるわけですね。
処女厨というのもそれと一緒で。
処女の方が汚れてない、人間的にも優れているというわけではなく、処女厨の美意識に処女が一致するというだけの話です。
人の美意識は簡単には変えられないし、そこを責めてもしょうがない気がするんですよ。
確かに処女厨が多数派になれば、非処女は恋愛しづらくなり、生きにくくはなるでしょうけどそれは心配のしすぎだと思いますし。
そして自身の美意識の問題を女性の人間性への評価にすり替える処女厨の考え方は卑怯だと思いますし。
そこは非難されるべきだと思います。
そうではなく「私は処女が好きだ、以上」で済ましてるなら別に処女厨をそれ以上責めてもしょうがないと思うんです。
>処女厨の美意識に処女が一致するというだけの話です。
ですからその「処女厨」とやらが、「処女に感じる美意識」とは何ですか?と言う話なのですよ、ここは。
「髪が長い」とか「目がぱっちり」と言った容姿の話なら、見れば分かります。
「大人しい」とか「にぎやか」とか「良く食べる」とか言う話も、見解が分かれる場合もあるけど判断は出来ます。
じゃ「処女or非処女」は?そんなの産婦人科医が診察したって判断に迷う話ですよ、たぶん。
結局処女厨男は、処女と言う属性に自分勝手なイメージを重ね合わせて、そのイメージに萌えているだけでしょ。その「処女厨が思い描く処女のイメージ」が女には丸バレで、しかもロクでもないものであるがゆえに、女性陣のひんしゅくを買うんですよ。
逆に男が悲惨な例だと、狙った男が「処女厨」だと分かった非処女は、処女のふりして標的に接近し、事に至り、その瞬間「痛いっ」って言いますよ。
その一言で「処女厨男」はあえなく陥落し、日々貢ぐ生活に落ちていくのです。
・・・ってそんな話、昔っから良くあるでしょ。
繰り返しになりますが、「処女厨」なんて恥ずかしいだけだよ、ってのがおっさんからのアドバイスです。
わたしのブログに、ようこそお越しくださりました!
>私と同じ様な事を思ってる人がいて嬉しいです!
>ブログを読んでて胸の内がちょっとだけスッとしました、ありがとうございます!
おおおお、わたしのブログに惜しげのない賛同と共感をいただき、
まことにありがとうございます!
こちらこそ、とてもうれいしかぎりです!
>「処女は処女でも、いい年こいた処女はどこか問題のある
>モテないダサい売れ残りだから嫌だ」そうです
これもまたひどいですよねー。
ずっと経験がなかったのは、それこそリンクした記事にあるけれど、
単に興味がなかったからということもありえるし、
男性に恐怖心や嫌悪感があるからかもしれないですよね。
処女でいるのはいろいろな事情があるわけで、そういう事情を考えずに、
「どこか問題がある」などと考えるほうが、ずっと問題ですね。
だいたいずっと男性経験がない状態であり続けた女性が、
ある日とつぜん相手を見つけて結婚する、なんてことが
そんなにたくさんあるのかとも思います。
たいていはある程度の経験が必要ではないかと思います。
よく「婚前交渉はケシカラン」などと言って、結婚前の性交を
やたら忌避するくせに、結婚したら「子どもまだ?」と訊いて、
きゅうに「やること」を奨励するようになる人いるけれど、
それと似たような矛盾を感じますね。
>「本当にいい女だったらいい年こく前に処女のまま結婚をしている
>それができない女は自分の魅力がその程度なんだからそれを受け入れるしかない」
こんなことを言っているオトコは、自分がもてないのは、
「自分の魅力がその程度」だとは思っていそうですね。
だから、早く彼女ほしいとか、童貞捨てたいとか、騒ぐのでしょうしね。
>他に気になった内容に記事にもちょこちょこ意見をレスしてしまうかもしれません
>その時もどうぞよろしくお願いします!
興味のあるエントリがありましたら、どしどしコメントをいただけたらと思います。
(すでにほかにもいくつか、コメントをくださってますね。)
こちらこそ大歓迎ですよ。
わたしのお返事が遅くなって、まことにもうしわけないです。
(1週間以上経っていますね。)
>「処女だから思い通りに…」って、私も若い頃には思ったりしましたけどね、恥ずかしながら
あらあら、そうだったのですね。これはいささかびっくりですよ。
処女に対する幻想って、わたしが思っているより
男性のあいだでは普遍的なのかしら?とちょっと思ったです。
>その「処女厨」とやらが、「処女に感じる美意識」とは何ですか?と言う話なのですよ
そうそう。
>結局処女厨男は、処女と言う属性に自分勝手なイメージを重ね合わせて、
>そのイメージに萌えているだけでしょ
ひとつには現実の女性を見ないというのが問題なのですよね。
エントリで例を挙げたように、自分で描いた幻想を持って、
現実の女性に干渉してくることもあるから、はなはだやっかいです。
>その「処女厨が思い描く処女のイメージ」が女には丸バレで、
>しかもロクでもないものであるがゆえに、女性陣のひんしゅくを買うんですよ
認識が現実から乖離しているというだけなら、失笑するだけだけど、
その「思い込み」が差別的なので、忌避されるのですよね。
「新品の便器」扱いされたり、「男の思い通りになる」と思われて
拒絶反応を起こさないはずがないことです。
>その一言で「処女厨男」はあえなく陥落し、日々貢ぐ生活に落ちていくのです。
>・・・ってそんな話、昔っから良くあるでしょ
あらあら、そうなのね。
おかしな幻想を持った人がカモにされるのは、よくあることですね。
>少し話をしただけでその人の人間性がわかるなんて
「すこし話をしただけで」とは言ってないですよ。
それなりに長く関わらないと、人間性は見えてこないと思います。
恋愛感情におちいるには、それなりに長く関わって
人間性がある程度見えた人相手でないと、なかなかないのではないかと思います。
よくわからない人相手に恋愛感情なんて持ちにくいでしょうし、
そもそも恋愛感情を持つのはリスキーでもありますし。
(もちろん「人目惚れ」なんて現象もありますし、例外はすくなからずありますが。)
>処女厨の美意識に処女が一致するというだけの話です。
処女厨の処女に対する「美意識」というのは、
「一度も男性と経験を持ったことがない」とか、
「自分の思い通りになる」とかだったりするのでしょう?
問題がふたつありますよね。
1.認識が現実と乖離している。
2.差別的である。
これらふたつがあるので、「処女厨」は「目のパッチリした女性」
といった嗜好とは、同列には扱えないのだと思います。
1.については、人間とかかわるにはありのままを見つめる必要があります。
恋愛対象とするならなおさらです。
相手に対する認識が現実から乖離していては、
健全な人間関係を構築することはむずかしいでしょう。
エントリにも例を挙げたけれど、現実から乖離した認識を持って、
現実の女性に干渉してくることがありますよね。
トラブルになるのは当然だと思います。
2.については、「美意識」で正当化できるものではないです。
「どんな嗜好を持とうと自由」と言っても、差別は許されないということです。
「新品の便器」とか「男の思い通りになる」とか思われれば、
拒絶反応を起こすのは当然のことですよ。
そう思われる側の立場のこと、もうすこし理解できないかと思います。
>処女厨の美意識
これに関しては、私自身が処女厨になったことがなく、また知人にもそういう人間がいないので、すべて憶測で語るしかないわけですが。
ただ処女厨が集まる掲示板の書き込みなどで、ある程度の推察はつきます。
結局処女厨は医学的な意味での処女にはこだわってないと思うんですよ。
それよりも「処女性」が大事だと考えてるはずなんです。
髪を染めてない、ピアスなどをしていない、派手な化粧や格好をしていない、ある程度年齢が行ってても10代のような雰囲気を保ってる、みたいな。
芸能人で言えば能年玲奈的な感じ、とでもいうか。
特に声優やアイドルにそういうキャラクター性を求めることが多く、髪を染めただけでビッチ呼ばわりするわけです。
処女厨の頭の中では、若い女の子がDQNと付き合って、DQNに感化されてしまうことを何より忌避してるのではないでしょうか。
女の子は素の状態だと髪を染めようとは思わないもんだけど、DQNに感化されると髪を染めてしまう。
DQNというのは自分に理解できないモンスターのような存在であり、若い女の子がモンスターのようになってしまうのは嫌だ。
そうならないように処女性をキープしてくれ、みたいな考えだと思います。
髪を染めるのはDQNの影響ではなく、同世代のファッションモデルに憧れて、みたいなケースも多いと思われますが、それだってスイーツという、これまた自分に理解できない存在に変化してしまうのが嫌なのかも。
背景にはDQNに対する恐怖感、スイーツに対するコンプレックスがあるのかもですね。
年齢はあまり関係ないと思います。
30代なのに10代のような立ち振る舞いをする声優に熱狂してる彼らを見るとそう感じます。
やたら忌避するくせに、結婚したら「子どもまだ?」と訊いて、
きゅうに「やること」を奨励するようになる人いるけれど、
それと似たような矛盾を感じますね。
これは本当にそう感じます。
果たして恋愛や性行為は人間の道徳として善なのか悪なのか、そこがあいまいなのが何とも気持ち悪いですね。
勉強や仕事は善だし、不法行為やマナー違反は悪。
でも恋愛や性行為は善とも悪とも言い切れないから真面目な人ほど苦しみます。
例えば学生時代は恋愛も性行為もある程度制限されますね。
AVですら建前上18歳未満は閲覧禁止となってます。
しかし性教育の授業なんてものがあって、学校で性行為の仕方を教えます。
自分が気に入った誰かに性行為の交渉を持ちかけると、ある場合にはOKがもらえるけど、ある場合には嫌われて、場合によっては通報されてしまう。
それは完全なランダムであって、こうすればOKがもらえるとかのマニュアルがあるわけでもないし、努力すればいいってわけでもない。
結局恋愛市場とは、失うものが何もなく、かつ行動的な、いわゆるDQNが勝ち、真面目な人が負けてしまうゲームなわけで。
そこが処女厨のDQNに対する忌避にもつながってくるんだと思います。
>結局処女厨は医学的な意味での処女にはこだわってないと思うんですよ。
>それよりも「処女性」が大事だと考えてるはずなんです。
くわしい解説ありがとうございます。
>髪を染めてない、ピアスなどをしていない、派手な化粧や格好をしていない、
>ある程度年齢が行ってても10代のような雰囲気を保ってる、みたいな。
>芸能人で言えば能年玲奈的な感じ、とでもいうか
なるほどねえ...
それこそ幻想であり、彼らが勝手にイメージしている「処女」ですね。
いよいよもって処女厨たちが気持ち悪くなってきたです。
>処女厨の頭の中では、若い女の子がDQNと付き合って、
>DQNに感化されてしまうことを何より忌避してるのではないでしょうか。
処女厨に感化されるほうがずっと怖いですね。
ふつうの女の人が感化されることは、おそらくないとは思うけど。
>でも恋愛や性行為は善とも悪とも言い切れないから真面目な人ほど苦しみます
恋愛は、規制したり反対したりするほうが、たいていはろくなことがないですね。
なぜ?と訊かれてもよくわからないけれど経験則です。
性行為は善悪というより、リスクのある行為ですね。
アダルトなメディアを未成年から遠ざけるのも、リスクを避けるためでしょう。
学校で性教育を行なうのは、学生のうちに性行為をすることを
推奨するのではなく、リスクを適切に理解してもらうためですね。
だから性教育は充実させることが、望まれるのですね。
>自分が気に入った誰かに性行為の交渉を持ちかけると
>それは完全なランダムであって、
いや、ランダムということはないですよ。
女性は自分のからだをリスクにさらすのですし、とうぜんでしょう。
それから努力が無駄ということもないですよ。
>結局恋愛市場とは、失うものが何もなく、かつ行動的な、
>いわゆるDQNが勝ち、真面目な人が負けてしまうゲームなわけで
いやいや、DQNだから有利とか、真面目だから不利ということもないですよ。
恋愛なんてある意味公平だと思いますよ。
アピールに使える能力や性格とかも多種多様ですし。
>そこが処女厨のDQNに対する忌避にもつながってくるんだと思います
でも処女厨諸氏の認識は、そうなのかもしれないですね。
>アダルトなメディアを未成年から遠ざけるのも、リスクを避けるためでしょう。
学校で性教育を行なうのは、学生のうちに性行為をすることを
推奨するのではなく、リスクを適切に理解してもらうためですね。
だから性教育は充実させることが、望まれるのですね。
この思想には昔から違和感がありました。
というのも男性がアダルトメディアを見るのはですね、性に関する知識を得るためじゃないです。
単純に女性の裸が見たいからです。
性教育の授業がつまらないのは、女性の裸が教科書に載ってないからです。
そこを履き違えて、「アダルトメディアのせいで男性が間違った性知識を得ている。アダルトメディアを遠ざけ、性教育を充実させよう」なんてのは、男性目線で見ればありがた迷惑な話です。
重要なのはメディアリテラシー教育ではないでしょうか。
アダルトメディアなんて所詮ファンタジーの世界なんですから、それをきっちり理解して付き合うぶんにはかまわないと思うのです。
十代の子がファンタジーに傾倒するのは当たり前の話で、そこに変な感化のされ方をせず、創作物とその制作意図について学習すればいいと思うのです。
「その手の女優の本音座談会」みたいなもので、彼女達がしばしば口を揃えて言うセリフがありましてね。それは「普通のセッ○スがしたい」ですわ。
出演している女優本人が「普通でない=異常だ」と言っているものを、そうした知識が未発達のガキに見せたら、何が普通なのか分からなくなっても不思議は無いでしょう。
しかもその手の物の「創作意図」はただ一つ、男の興奮をかき立てることだけです。知識が未発達のガキであっても、いや、知識が未発達のガキだからこそなおさら、異常に興奮だけはかき立てられて、そこで行われている行為が脳裏に焼き付けられることになります。
でもっていざ実践となった際に、脳裏に焼き付けられた普通でない行為におよび、相方の女性を大いに傷付け、自らも大いに傷付くことになる。あるいは普通の行為では全く満足感が得られず、犯罪に該当する行為に及んでしまう。これが未成熟なガキ(男)にその手のメディアを見させてしまった場合に起こりうるリスクですよ。
「アダルトメディアを遠ざけ、性教育を充実させよう」なんてのは、男性目線で見ても、ありがたい話なのですよ。習っている時にはその有難さは分からないですけどね。
ではなぜ、性教育の教科書にはヌード画像が一枚も載ってないんでしょうか。
性におけるHOW TO本や海外の真面目なドキュメンタリーにいたるまで、性とヌードは切っても切り離せません。
ヌードを自主規制してる時点で、中高生に真面目に性を教える気があるのかないのかわかりませんねえ。
少なくとも自分はそういう教育に微塵もありがたみを感じませんでした。
>「アダルトメディアのせいで男性が間違った性知識を得ている
現に、アダルトメディアを真に受けて、「性に関する適切な知識のもとに
作られている」と思って、とんでもない誤解をする男性が結構いるのですよ。
すくなくない男性が、ファンタジーでない現実と思っているわけです。
たとえば、こんなふうに、アダルトメディアを「現実」と勘違いして、
実在の女性相手に「行為」をする男性もいるそうです。
とても危険ですね。
そしてこれは、適切な性教育がなされていれば、防げるはずのことです。
http://bit.ly/15FpJ6l
それからアダルトメディアは女性を性的に消費するものですから、
そんなのを観ていたら「女性を性的に消費してよい」という
感覚が育まれていきますよね。
この意味でも、アダルトメディアの存在は好ましくないと言えます。
>性教育の教科書にはヌード画像が一枚も載ってないんでしょうか
それは、女性を性的に消費することになるからですよ。
現にあなたも、男性アダルトメディアを観るのは
「単純に女性の裸が見たいからだ」とおっしゃってますよね。
性教育の目的は性に関する適切な知識を伝えることです。
その知識の中には「女性を性的に消費してはならない」も含まれます。
つまり性教育というのは、異性を性的に消費する時間ではないので、
アダルトメディアに出てくるような女性の裸体は、出て来ないということです。
>「その手の女優の本音座談会」みたいなもので、
>彼女達がしばしば口を揃えて言うセリフがありましてね。
>それは「普通のセッ○スがしたい」ですわ
おお、なるほど。やはりそうなのですね。
アダルトメディアはしょせん「作りもの」で、実際とは違うのですよね。
ところが「作りもの」であることがわからず、適切な性の知識にもとづいて
作られていると思い込んでいる男性がすくなからずいて、
現実の女性相手に「行為」をしたりするから問題なのですよね。
アダルトメディアの目的は女性を性的に消費することなので、
そのために実際の性の知識とは異なった「創作」がなされるのでしょうね。
>それからアダルトメディアは女性を性的に消費するものですから、
そんなのを観ていたら「女性を性的に消費してよい」という
感覚が育まれていきますよね。
この意味でも、アダルトメディアの存在は好ましくないと言えます。
男性は性を消費したがるものである、というのも性の真実の一面なわけです。
どうしてその真実が一部の女性サイドの言い分だけで否定されるのか、教育上でも存在しないことにしたいのか、そこがどうも解せないです。
性を消費したがる男がいて、性を消費させて生業にしてる女がいて、それによって社会が成立してるわけです。
そこを否定するなら「男はどうやって性欲を解消すればいいのか」という代替案をはっきり示してほしいわけです。
男性の性欲は、食欲や睡眠欲みたいなもんで、我慢すれば生きてはいけません。
そして性欲を満たすことの本質は消費なわけです。
そこから目を背けてはいけません。
万引きして食欲を満たすのは悪ですが、お金を払ってレストランで飯食うのはいいでしょう。
社会通念上適切な消費であれば文句言われる筋合いはないと思うのです。
>たとえば、こんなふうに、アダルトメディアを「現実」と勘違いして、
実在の女性相手に「行為」をする男性もいるそうです。
それはメディアリテラシーの問題です。
ピルの危険性とAVのもたらすファンタジーはわけて考える必要があると思うのです。
そんな「真実」はありませんよ。
(いっしょにしないでくれという男性は、きっといるでしょう。)
「男性は性を消費する」というのは、女性の尊厳や人格が
あまり顧みられなかった時代ゆえに、まかり通ったことです。
あたりまえのことですが、女性にも尊厳や人格はあります。
女性の人権が一部の男性サイドの言いぶんだけで否定され続けて来たから、
教育で女性差別を解消しようということです。
>「男はどうやって性欲を解消すればいいのか」
性欲は理性で抑えられますよ。
女性を性的に消費しないですむようにすることはできます。
(「性欲は抑えられない」というのは、とくに性犯罪や性加害を
肯定したい人が、しばしば用いる言いわけですね。)
ところで女性にも性欲はありますが、それはどうやって解消したらよいのですか?
あるいは男性同性愛者の性欲はどうしますか?
彼らの性欲処理のために、あなたは性的に消費されますか?
>それはメディアリテラシーの問題です。
>ピルの危険性とAVのもたらすファンタジーはわけて考える必要があると思うのです
ファンタジーと現実を区別できないメディアリテラシーの人が
たくさんいるから問題だというお話をしているのです。
ここでは、ファンタジーと現実を区別できるようリテラシーを
持たせるにはどうしたらよいかを、しめす必要がありますね。
うーん。
こればっかりは、黙ってたら女性には理解してもらえないのではないでしょうか。
管理人さんって女性でしたよね。
私は男性なんですが。
まあ簡単に説明すると、男性の性欲は「たまる」もんなんですよ。
何もせずともたまっていき、リミットを超えた時点で暴発する。
だから定期的に解消してやる必要がある、と。
性欲を理性で抑えるってのは、適度に性欲を解消することで、無関係な女性に危害(性犯罪など)を与えないようにするってことで。
ただ単に我慢するってことじゃないです。
これは主観ではなく、実際にアダルトメディアの発達している日本の方が、発達してない国よりも性犯罪率がずっと低いなどの形でデータ的に証明されてます。
また男性の中で、まったくアダルトメディアも風俗も利用しない、なんて人は少数派なわけです。
女性の性欲は、これは想像と伝聞でしかわからないんですが、おそらく「高まる」という特性があるのではないでしょうか。
何もしない状態だと性欲はずっとゼロに近いままだけど、アダルトメディアを見ると高まっていく、みたいな。
確かにそういう目線で性欲を捉えてると、アダルトメディアなんかがあるせいで男性がエッチになってしまうんだ、という主張も理解できます。
でも現実には逆なんですね。
これは想像ではなく、男性の性に関するデータを調べてみることをお勧めします。
>彼らの性欲処理のために、あなたは性的に消費されますか?
結論から言うと、嫌です。私は異性愛者ですし。
ただ同性愛者どうしで性を消費しあうことを咎めるつもりはありません。
性を消費されたいと思う人間がいて、されたくないと思う人間がいて、それぞれの立場が尊重される、それが理想だと思います。
一方が一方を糾弾したり、また自分が望まぬ立場を強要されたり、そういうのははっきり悪だと言いますが。
>リテラシー
実際にアダルトメディアの現場にいる人の話を聞くのが一番です。
アダルトメディアがどれだけ多くのファンタジーで成り立ってるのかわかるはずです。
ファンタジーをファンタジーと理解した上で、それでもちゃんと楽しむのが大人のあるべき姿です。
お芝居と一緒ですね。
>>男性の性欲
性欲があることは否定しないですよ。
その「性欲の処理」を、生身の女性を性的に消費するかたちで
やらないようにしてくれ、ということです。
(単なる「性欲の処理」と、女性を性的に消費することが、
ごっちゃになっていますね。)
>日本の方が、発達してない国よりも性犯罪率がずっと低いなど
日本は性犯罪の発生数はかなり高いほうですよ。
(どこの国と比較しているかわからないので、なんとも言えないけど。)
日本の性犯罪は、被害者が泣き寝入りしたりして、
「暗数」が多いので、被害がすくなく見えるだけです。
>女性の性欲は、
「女は性欲を持つべきでない、女が性欲を持つのは恥ずかしいことである」
という社会通念があるので、「理性」で抑えられるのですよ。
それゆえ女性が性欲を解消するための、
メディアや手段がほとんど発達しないのですね。
>結論から言うと、嫌です。私は異性愛者ですし
そうだろうと思いました。
ご自分は嫌なのに、他人には性的に消費されろと言うのですね。
性的な消費というのは、基本的に相手は選べませんよ。
風俗であれば、どんなお客であっても「来るものは拒まず」です。
そうでなくても、街中で道を歩いている男性同性愛者が、
あなたを性的な眼で見ていることだってあります。
(女性はわりとしょっちゅう不特定多数の男性から性的な眼で見られますよ。)
それから、異性愛者だから、異性からであれば、
性的に消費されるのはいい、ということはないです。
異性からでも性的に消費されるのが嫌、ということはいくらでもいます。
「のんけだから男は嫌」というのなら、女性からであれば、
性的に消費されてもよいですか?
>性を消費されたいと思う人間がいて、
そんな人いないですよ。
風俗で働いている女性も、自由意志で働くかたはまれで、
ほとんどは貧困などからやむにやまれず、というかたです。
男性が風俗で女性を「買う」というのは、
お金で貧しい人を「買う」ということでもあるわけです。
>>リテラシー
>実際にアダルトメディアの現場にいる人の話を聞くのが一番です。
アダルトメディアの消費者に、ぜひ啓蒙していただきたいと思います。
>お芝居と一緒ですね
ドラマも多分に「作っている」ところがあるんだけど、
「現実」と思ってしまうかたは、すくなくないのですよね。
一般的にドラマがフィクションと理解してもらうのは、
かなりむずかしいことではないかと思います。
ここで基本的な私のスタンスを明示しておきたいと思います。
世の中には「男」と「女」の2種類だけの人間が存在するわけではありません。
人の数だけ性的なスタンスが存在し、それらは複雑なグラデーションを成しながら社会を形成してる。
大事なのは、それぞれの性的スタンスが最大限尊重されることであり、ある立場の人間だけが我慢をしいられるのは望ましくないということです。
それを踏まえたうえで
>「性欲の処理」を、生身の女性を性的に消費するかたちでやらないようにしてくれ、ということです。
これはどういうことでしょうか。
ナンパや出会い系、風俗はダメでも、AVやヌード写真はあり?それすらもダメで現実の人間ではないアニメやCGやラブドールじゃないとダメとか?もしくはそういうのすらダメで勝手に想像してろ、とでもおっしゃるのか?
男性の欲望は様々で。
ナンパや出会い系を好む者、風俗を好む者、AVを好む者、二次元のアニメを好む者、いろいろです。
私もナンパや出会い系などしたことがないし、風俗も基本的に利用しませんが、AVは好きですし。二次元のアニメには興味ありませんが。
そういった性癖は、生育環境の中で長い時間をかけて培われたものであって、簡単に変えることは不可能だし、また他者の性癖を糾弾するつもりもありません。
>性的に消費されるということ
これも上の話につながってきますが。
私はたとえ100億積まれても体を売るのが嫌だという立場の人間です。
でも世の中には1万で性風俗の仕事をしてもいいという人間もいるわけです。
それぞれの立場は尊重されるべきで、私が1万で性風俗の仕事をする人の感性を糾弾するのはよくないと思うし、逆に1万で性風俗で働く人が私に同じことを強要するのもよくないです。
性癖と同じで性に対するスタンスも、その人独自のものだからです。
>売春と貧困
上の論理を踏まえて、例えば私が貧乏になったとします。
そしたら私の場合、100億でも体を売らない人なわけだから、生活を切り詰めたりバイトを掛け持ちしたりして対処します。
逆に1万で性風俗の仕事をする人は性風俗で働くぶんある程度余裕を持った生活が可能です。
これが自由意思の尊重というやつです。
貧困だからやむにやまれず風俗で働く女性は、自分の意志でそれを選択してるわけです。贅沢をやめるとか長時間労働をするとかいろんな選択肢の中の一個なわけです。
ただしそれを風俗で働けない立場の人が嫉妬して排斥することがあってはなりません。
風俗で働くというのは、人前で裸になってエッチなことができる「スキルがある」ということでして、一般的な職業と同じくスキルを金に変えてるわけですね。
100億でも体を売らない人の立場からすれば、性の尊厳を放棄してるように見えるでしょうが、それは一面的なものの見方です。
1万で性風俗をしてる人にもそれ相応の尊厳を認めないといけません。
>性犯罪率
<G8の1999年ないし2000年の強姦(件/10万人)>
カナダ 78.08件
アメリカ. 32.05件
イギリス 16.23件
フランス 14.36件
ドイツ. 9.12件
ロシア... 4.78件
イタリア 4.05件
日本. 1.78件
ttp://ms-t.jp/Statistics/Data/Crimerate2.html
こういうデータがあります。
たとえ日本の強姦被害者の女性のほとんどが泣き寝いりしてたとしても、極端に低いと言えるのではないでしょうか。
>女性の性欲
こればっかりは、私たちが勝手に想像して、「女はこういうのを喜ぶだろう」みたいな価値観の押し売りをするのはどうかと。
女性の中でも性欲を解消したい有志で集って自分たちのためのサービスを始めればいいんです。
ラブピースクラブとか、そういう企業はありますよ。
もちろん私も女性の性欲を否定するつもりはありません。
そうしたメディアや手段が発達しないのは、単に需要が少ないか、企業努力が足りてないだけです。男性のせいではありません。
>アダルトメディアの消費者に、ぜひ啓蒙していただきたいと思います
これについては努力します。
>そういった性癖は、生育環境の中で長い時間をかけて培われたものであって、
>簡単に変えることは不可能だし、
あくまで男性の都合だけを、延々と主張するのですね。
男の性癖はさまざまでそれは変えられないから、女はおとなしく受け入れろと。
そこに「性の道具」とされる女性の立場は顧みられない
ということを、わたしは指摘しているのだけれどね。
>貧困だからやむにやまれず風俗で働く女性は、自分の意志でそれを選択してるわけです
選択肢がいくつか奪われた状態での選択は、「自由意志」とは言わないです。
選択肢が奪われるというのは、そこに差別構造があるということです。
ここで見えてくるのが、「貧困の女性を風俗に追いやっておいて、
『彼女は自由意志で風俗に行ったからいいのだ』と言って、
彼女からの性的な搾取を正当化する」という構図です。
あなたは風俗で働く女性を「尊重」しているつもりだけど、
不本意な選択をさせられているのに、「これは本人が望んだことなんだ」と
独りよがりに納得している、という具合に見えるのですよね。
>ttp://ms-t.jp/Statistics/Data/Crimerate2.html
>こういうデータがあります。
強姦の被害届けを出した人は1%程度と言われています。
つまり暗数は100倍です。
日本のデータは、件数を100倍にする必要がありますね。
https://twitter.com/papsjp/status/139584992459227136
それで、犯罪統計を読むときの基本的なことだけど、
犯罪の発生率や発生件数は、国どうしを比較してはいけません。
国によって犯罪となる基準が異なるからです。
日本は性被害があまり犯罪として認められない国です。
たとえば、夫婦間の強姦が認められなかったりします。
くだんの表は、日本は女性が性被害にあっても、なかなか犯罪として認められない
女性差別の国だ、ということを物語るだけだと思いますよ。
http://taraxacum.seesaa.net/article/276898014.html
>そうしたメディアや手段が発達しないのは、単に需要が少ないか、
なぜ需要がすくないのかというと、「女は性欲を出すべきでない」
「性欲を出す女は恥ずべき存在である」という社会通念があるからですよ。
それゆえ性欲を出す女性がすくなくなるので、
女性向けの風俗がほとんど商売として成り立たないわけです。
それで、わたしが言いたかったのは、
女性は性欲をちゃんと抑えているわけで、
性欲というのは理性で抑えようと思えば抑えられる、ということです。
なので、男性の「性欲が抑えられない」というのは、
言いわけでしかないということです。
>選択肢がいくつか奪われた状態での選択は、「自由意志」とは言わないです。
>選択肢が奪われるというのは、そこに差別構造があるということです。
日本には職業選択の自由があり、男女雇用機会均等法や労働基準法があり、さらには育児休業制度もできました。
別に法の力で女性の選択肢を奪ってるわけではありません。
貧困に苦しむ層、あらかじめ選択肢が少ない層は男女ともにいます。
>強姦の被害届けを出した人は1%程度と言われています。
個人が勝手に計測したデータじゃ信頼性に欠けます。
小林美佳という人が、何年かけてどういう形で調査したのかよくわからないですし。
もし「小林さんには相談したけど、その時点では警察に相談しなかった。しかし後で思い直して警察に相談した」なんて人を数に入れてなかったら事情は変わりますし。
もっと確実なデータ。
性暴力に遭い、被害を届け出る女性は、わずか13.3%というデータがあります(法務総合研究所「第3回犯罪被害実態(暗数)調査」より)。 ttp://shiawasenamida.org/m05_02_02
また海外の人が強姦被害をすべて警察に届けている、とするのも無理があります。
そこらへんを加味すると、日本が海外に比べて女性には安全な国だ、ということは言えると思います。
>日本は性被害があまり犯罪として認められない国です。
セクハラに関しては男女雇用機会均等法とのからみで厳しくなったし、ストーカー規制法も配偶者暴力防止法もできました。
これ以上、どのような法律を作ればいいのかがよくわからないのですが。
>「性欲を出す女は恥ずべき存在である」という社会通念があるからですよ。
>それゆえ性欲を出す女性がすくなくなるので、
女性向けの風俗がほとんど商売として成り立たないわけです。
もしおっしゃる通りなら、バイブ屋やレディースコミックなんて、商売として成立しないと思うんですが。
実際バイブ屋もレディースコミックも広く認知されてるし、今時女性の性欲を認めないとするのは少数派だと思います。
>性欲というのは理性で抑えようと思えば抑えられる、ということです。
主張は理解できました。
要するに「性欲は我慢すべき」という思想の持ち主なんですね。
それなら納得です。
男性が性欲を溜め込んだまま、風俗やAVだけ規制しちゃうと、社会に変な歪みが生じるから反対、という立場だったんですが。
性欲を我慢するのが正しいなら、事情は変わります。
恋愛も禁止、デートも禁止、女性をエッチな目で見るのも禁止、アイドルや美少女アニメなんてもってのほか、性交は夫婦間で子作りの時のみ、なんてことになれば、まあしょうがないかで納得します。
峯岸なんとかさんの坊主もしょうがないですね。
男性の性欲を認めない以上、女性にのみ性欲を認めるわけにもいかないし。
そのお話は、打ち切りとさせていただきます。
http://taraxacum.seesaa.net/article/363615976.html
その危険は、権利や義務、労働や対価の言語でそれを語った時点ですでにその穴に嵌まっているという、そういう大きな穴です。思考と感性そのものを規定する枠組みの穴なんです。
この穴のどこに身を置いて生きるかは、思春期の入り口で満充電になった未使用状態の性のエネルギーを、最初にどう使うかで決まります。
ここで壮大なメビウスの輪があるんです。自らと異なる存在を大切に愛したものが、つまり、違う模様をつなぐほうが正解で、同じ模様をつないだらだめなんです。同じ模様が実はメビウスの輪になってるという、すごいトリックがそこにある。そこで違う模様とつながるために思春期のエネルギーはあるんです。それを同じ模様とつながるために使ってしまうとどうなるか。異なる模様とつながることが「苦役ベースの人生の試練」になるんです。
そこで異なる模様とつながることにそれを使ったひとは、それを試練と言葉で呼んでも、それは根本的には、苦役ベースの人生の試練じゃないんです。そのひとにとって、違う模様と対応に存在することが「喜びベースの人生の感動」なんです。
「異性を対等に認めよう」と説くひとに、ふたつのまったく異なるタイプの人間がそこにいるということです。
「そこがゴールの人」の外側には「そこがスタートの人」もいるということです。違う模様を繋いだひとたちのことです。
同じ模様を繋いだひとは、後ろを振り返って優越感に浸りながら、自分がメビウスの輪の上を走り始めたことに気づいていません。その思考の枠組みの外側には、異性を対等に認めることをそもそも喜びとするスタートを切った人がいるのです。その人たちがあえてそんなことを声高に叫ばないのは、「それがふつうだから」だったりします。それがふつうのことで、喜びだと、それをなにか苦役ベースの目標に置くような感覚自体が実はよくわからなかったりします。でもなんか論理的に難しい言葉でそれを説得されるからつき合ってるうちにそんな気がしてるだけで、実は最初はなんでそんなことわざわざ言うの?だったりします。
コメントを拝読したのですが、おっしゃることがよくわからないです。
>男と女のどちらもが、同じ穴に嵌まる潜在的な危険をもつ話です。
処女萌え男というのは、「女性は自分の思い通りになるはず」という
男性中心の恋愛の産物だろうと思います。
なので、男性に顕著なことだと思いますよ。
ある人はストーカーになったり、またある人は非もてになったりするのですが、
べつのある人は処女萌え男になるみたいなのですね。
そのあとなのですが、
この問題を「権利や義務、労働や対価の言語」で語っているかたは、
たぶんいないと思いますよ。
メビウスの輪のお話も、それでなにをおっしゃりたいのか、
いろいろ考えたけれど、わたしにはわからないです。
「「異性を対等に認めよう」と説く人」にもいろいろいると思いますが、
あなたのおっしゃるふたつのタイプは、イメージが描けないのです。
異性を対等に認めるのがあたりまえな人にとっては、
あらためて声高だかに言うことではないのだろうとは思います。
残念ながら世の中にはそう思わない人もいるのでして、
そういう人がいるかぎり、声を挙げる必要もあることもたしかです。