4月26日なのでだいぶ前になりますが、参議院で野党各党が
婚外子差別撤廃の法案を提出していたので、お話しておきます。
「【国会】野党が婚外子差別撤廃の民法改正案を提出 4月26日」
記事は短いので全文引用しておきます。
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【国会】野党が婚外子差別撤廃の民法改正案を提出 4月26日
参議院の民主党・みんなの党・社民党の野党3党は4月26日、
婚外 子相続分差別規定を削除する民法改正案を提出(発議)しました。
ただし、今回は、選択的夫婦別姓制度の導入、再婚禁止期間を100 日に短縮、
婚姻年齢を男女とも18歳とするなどの改正は盛り込まれて いません。
また、みんなの党が初めて発議者、賛成者となった一方で、
これまで 野党で共同提出してきた共産党や、無所属は入っていません。
改正案の発議者と賛成者は次のとおりです。
【発議者】前川清成 高橋千秋 櫻井 充 松野信夫 小川敏夫 真山勇一 吉田忠智
【賛成者】有田芳生 江田五月 谷 博之 那谷屋正義 松浦大悟 小野次郎 水野賢一
山田太郎 福島みずほ 又市征治 山内徳信
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法案の発議があったのは、婚外子差別の撤廃だけです。
選択的夫婦別姓は含まれていないです。
なぜ婚外子だけなのかとも思いますが、3月に違憲性の真理が
最高裁大法廷に回付されることになったので、
それを意識したものなのかもしれないです。
今回の発議は、どういうわけか共産党が外れていますが、
あらたにみんなの党が加わっています。
みんなの党が入ったのはちょっと意外かもしれないです。
婚外子差別の撤廃に対して、みんなの党は
一定の理解があることがわかったのは、収穫と言えるでしょう。
それにしても思うのは、こういう法案の発議は、
野党になって議席が2桁に凋落してからではなく、
300議席以上あった与党のうちにしろよ、ということですね。
自分たちが多数派のときは法案提出をせず、
反対多数で否決されるのが確実なときだけ法案を発議しても、
ポーズだけではないかとも受け取れるからです。
それでも、格好だけでも法案の発議をしないよりは
発議したほうがずっとましなことはたしかですが。