2013年07月03日

toujyouka016.jpg 外国から見た日本人男性

上田秀明「人権人道大使」の「笑うな、シャラップ!」発言や、
橋下徹大阪市長の「慰安婦は必要だった」発言など、
このところ日本人の人権意識の程度を、国際社会に露呈する発言が続いています。

こんなことばかり起きていると、外国人は日本人の人権意識に対して
どう思うようになるだろうか、じつは警戒をしているのではないかと、
心配になるかたもいらっしゃるかもしれないです。

 
その心配がはたして当たりであることをしめした
ツイートがあるので、ご紹介をしたいと思います。
https://twitter.com/kuboyumi/status/346136709953626113
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シャラップ上田様や橋下さんの件で、アメリカ生まれ&育ちの娘は
こちらの友達から 「日本の男はとにかく我慢ができないDVだから、
彼氏にしちゃ駄目だ」と言われるらしい。
娘は「日本人でもいい人はいっぱいいる」言ってるが、
じゃ、なんでなんの罰もないの?」となって、誰も信じてくれないそうだ。
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わたしはこれを見て、「やはりそう思う外国人はいるのか」と思ったです。
ここで「日本人でもいい人はいっぱいいる」という反論は無意味です。
そのくらい日本人男性に対して不信感があるということです。
実際わたしが外国人であれば、「日本人の男」に警戒して、
「カレシにしちゃだめだ」と考えるだろうと思いますよ。


「なんの罰もないの?」というのは、具体的には強姦が親告罪であることや、
夫婦間の強姦が犯罪として明記されないといった、
性犯罪の範囲が狭いことなどを指しているものと思います。
罰がないゆえに、それだけ日本社会は性加害が容認されていて、
日本の男は「野放し」にされていると、思われるのでしょう。

性犯罪に対する立法の整備が遅れているというのは、
国民全体の性犯罪に対する意識がその程度ということでもあると言えます。
日本人男性の人権意識を推し量る根拠にされても、
これはこれでごもっともだと思います。

それゆえ日本人全体の人権意識がその程度と思われて、
「日本人でもいい人はいっぱいいる」と言われても、信用しないわけです。
立法の整備が遅れていることが、日本人の人権意識の
傍証になっていることに、わたしは軽く納得したような
衝撃を受けたような気持ちになりましたよ。


さきのツイートにこんなリプライがついたのですが、
これはなにか違うのではないかと思いますよ。
https://twitter.com/amneris84/status/346275651868835841
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@kuboyumi アメリカ人はたった2人の日本人で、
日本人の男性像を決めてしまうんでしょうか…。
だとすれば、アメリカのメディアのあり方が問題ですね @tchiezinha
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「たった2人の日本人」と言っても、外交官と政令市の市長ですよ。
どちらも多くの日本人を代表しているのですから、
彼らが日本人の男性像を反映していると思われても、当然だと思います。

街中で不特定多数の通行人の中からふたりを選び出して
お話を聞いたのなら「たった2人の日本人」と言えるでしょうが、
上田と橋下は「不特定多数」のサンプルではあきらかにないですね。

posted by たんぽぽ at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ウェブサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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