2013年07月06日

toujyouka016.jpg 同性結婚禁止が違憲

日本のお話ではないです。アメリカ合衆国です。

すこし前ですが6月26日に、合衆国の連邦最高裁判所が
同性結婚を禁止して、結婚を男女間だけのものとする
「結婚防衛法」を違憲とする判決を下したのでした。

「同性婚禁止の法律は違憲 米連邦最高裁が判決」
「米連邦最高裁:同性婚を容認 「男女間条項」違憲判決」

9人の判事のうち5対4で「違憲」となるというきわどいものでした。
合衆国の連邦議会は法改正を迫られることになります。
夫婦別姓訴訟で原告の訴えが却下される日本とは大違いですよ。

 
現在合衆国では12の州とワシントンD.C.で同性結婚が認められています。
ところが、これらの州で同性カップルが法律婚をしても、
国レベルでは婚姻関係にあると認められなかったのでした。

そのため、国の法律にもとづく配偶者としてビザの発給や、
税制、社会保障の優遇措置の対象外となっていました。
違憲判決が出たことで、同性結婚をしたカップルも
異性間の夫婦と同様、国からの優遇措置を受けられるようになります。

カリフォルニア州では2008年に住民投票で同性結婚が
法律で禁止されたのですが、「結婚防衛法」の違憲判決を受けて、
6月28日に同性結婚禁止の法律を無効としたのでした。
これで同性カップルにも結婚証明書が発行されるようになり、
サンフランシスコやロサンジェルスの市庁舎では、
同性カップルが次つぎと結婚式を挙げています。

「米カリフォルニア州で再び同性婚解禁、カップルが次々挙式」


オバマ大統領も違憲判決を支持しています。
「最高裁の判断に拍手を送る」「結婚の平等に向けた歴史的前進だ」
といった、称賛のコメントをしています。
もともと同性結婚に理解をしめしていましたから、当然と言えるでしょう。

またレディ・ガガが、違憲判決を祝福しています。
ずっと手術休養していたのですが、6月28日にニューヨークで
開かれたプライド・パレードの開幕式に出席し、
休養後はじめておおやけの場に現れて、祝辞を述べたのでした。

「ガガのLGBTに向けた感動的なスピーチが、同性愛嫌悪者から激しい非難に遭う!」

同性結婚の支持者のあいだではもちろん、
違憲判決の出た6月26日を「今日は偉大な日だ」と言って、
原告の全面勝訴となったことをおおいに喜んだのでした。

「米国:同性婚容認「偉大な日だ」 支持者ら大歓声」

ちなみに、「結婚防衛法」の違憲判決が下されるのが、
あと30分ほど遅かったら、アメリカ合衆国から強制退去処分に
なるところだった、奇跡のような同性カップルのお話もあります。
同性カップルのひとりが外国人で、違憲判決が間に合って
かろうじて国外退去になる前に外国人配偶者が
在留資格を得ることができた、というものです。

「米同性婚判決から数十分、国外退去の危機逃れた国際カップル」


毎日の記事には判決文がすこし紹介されていて、
「連邦法は同性愛者から平等の権利を奪い「(自由・財産などを保障した)
合衆国憲法修正第5条に違反する」」とあります。
同性愛者からいままで奪っていたものを返す、という考えかたなのですね。


日本でもおなじように考えることができるだろうかと思います。
夫婦別姓を認めるとコストがかかるから反対、という人もいます。
少数派の権利を認めると、多数派(自分たち)が奪われると考える人が、
日本ではすくなくないのではないか、という気もします。

posted by たんぽぽ at 23:26 | Comment(3) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
こんな記事もありますね。

http://wired.jp/2013/06/28/silicon-valley-same-sex-marriage/

それによると、

====
Pew Research Centerによる最近の調査では、大学以上の学位を持つ回答者の61%が、同性婚の合法化を支持していると答えており、この数字は10年前の44%から増加している。教育レヴェルと同性愛者の権利の支持は相関関係にある。
====

いまだに選択的夫婦別姓に反対するようなのが1/3もいるような日本は、教育レベルが裁定レベル、ということですね。
Posted by 魚 at 2013年07月07日 23:27
裁定→最低 (笑)

#あ、自分の教育レベルも低かった(笑)
Posted by 魚 at 2013年07月07日 23:28
このエントリにコメントありがとうございます。

>http://wired.jp/2013/06/28/silicon-valley-same-sex-marriage/
>Pew Research Centerによる最近の調査では、
>大学以上の学位を持つ回答者の61%が、同性婚の合法化を支持していると答えており、
>この数字は10年前の44%から増加している。
>教育レヴェルと同性愛者の権利の支持は相関関係にある。

ご紹介ありがとうございます。

ピュー・リサーチ・センターは、前にわたしも話題にしたことがあります。
国別の同性愛許容度の調査を、そのときは取り上げたのですが、
日本は世代間の差が顕著なので、新聞記事の見出しで
特筆されるくらいだったのに、ちょっと驚いたのでした。
http://bit.ly/1bi1bk1

学歴別の調査もやっているのですね。
教育レベルと同性愛者の権利の支持に相関は、たしかにありそうですね。
教育レベルが高いほど多くの情報に接する機会があるでしょうから、
同性愛の適切な情報を得ている可能性も高くなるでしょうからね。


日本でも選択的夫婦別姓の支持について、
学歴別の調査をやってみるといいかもしれないですね。
教育レベルとの相関はあるのではないかと思います。
Posted by たんぽぽ at 2013年07月08日 18:55
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