2013年07月14日

toujyouka016.jpg 夫婦別姓の面白い記事

夫婦別姓に関するエントリがあるのでご紹介します。
よそで見かけないちょっと変わったことが書いてあって、なかなかおもしろいです。
以下のふたつのエントリですが、内容がよく似ているのですが、
たがいに影響を受けたのでしょうか?
あるいはおなじかたが書いているのか?という気もします。

「夫婦別姓」
「実現しない夫婦別姓」

 
エントリの書きお越しはふたつとも、5月29日の夫婦別姓訴訟で、
原告の訴えが棄却されたことです。
このような判決を出した裁判官が、どういう判断をしたかについては、
ここでは考えないことにしておきます。

よくご存知のように、96%以上のケースにおいて、結婚改姓するのは女性です。
よって「サヨク」とか「リベラル」に該当すると思われる人たちでも、
かなりの数が世間並みに妻が改姓していることになります。
「サヨク」とか「リベラル」だから、夫婦別姓を選んでいるのかというと、
かならずしもそうではないのですよね。

これも何度かお話していますが、日本で最初に民法改正法案が
提出されたのは、1996年に法制審議会の答申書です。
夫婦別姓法案はもともとは法務省のお役人が出した法案だったのであり、
「サヨク」が提出したのではぜんぜんないのですね。

「夫婦別姓はサヨクの思想だ」などと決めつける
選択別姓の反対派は後を絶たないようです。
ところが実際には、民法改正法案・夫婦別姓法案と
「サヨク」はぜんぜん関係ないという、簡単な反証があったことになります。


日本が国連の女子差別撤廃条約を批准したのは1985年でした。
そして1996年になって、ようやく民法改正法案が政府提出されるのですが、
自民党は頑迷きわまりない反対派に抵抗されて、
ついに実質的に法案の審議がされずじまいだったのでした。

2009年に念願の政権交代が起きて、民主党が政権を取ったのでした。
野党時代に民法改正法案を毎年提出してきた実績から、
いよいよ実現するかと思ったら、連立している国民新党の
亀井静香が猛反対して、やはり法案提出されずじまいになったのでした。
このあたりの経緯は、よくご存知のことと思います。

エントリでは「姓(苗字)は家を表す神聖なもの」
「別姓だと家族の一体感が無い」「子供の姓がばらばらだとイジメに遭う」
といった、反対派の言い分が挙げられています。
国民全員が苗字を名乗るようになったのは明治以降なのに
なにを言っているのだ、とはじめに思うことになります。

これらの言い分はどれもおなじみなので、あえて解説はしないですが、
反対論者たちが「家族のカチ」と称している、高度経済成長期の
「標準家族」を理想とする「家族幻想」にもとづくものですね。
「神聖」と言われると、宗教がかったものを感じます。
「理想の家族」幻想は、彼らにとって宗教の代わりなのかもしれないです。


高市早苗は「別姓は日本国家の公序良俗に反する」などと言ったそうです。
1997年の衆院法務委員会だというから、かなりむかしですね。
「公序良俗に反する」と言う非共存派は、聞いたことはあるのですが、
オリジナルは高市早苗というのは知らなかったです。
根拠はなく誹謗中傷のレベルであることは言うまでもないです。

そんな高市早苗は、結婚しても旧姓の「高市」を通称使用しています
「選択別姓に反対だが、通称使用を認めることを主張している、
したがって自分が通称使用するのは矛盾しない」ということのようです。
それでも通称使用はかならずしも認められないことがある中、
問題なく通称使用できる高市は、恵まれた環境にいるのであり、
どこか釈然としないものは残るかたも多いことと思います。

「レイプは元気」発言の太田誠一も、すごいことを言ったみたいです。
「夫婦別姓を認めれば、日本はロシア革命直後のソ連のような混乱に陥る。
家族の絆を否定したり、夫婦ばらばらで良いと言う者は、
共産主義と共通の考えを持っている」だそうです。

共産主義陰謀論に毒されたあの八木秀次が、
「夫婦別姓はレーニンが主張していたから、共産主義の思想だ」
などと言っていたのは、わたしも知っていたのですが、
太田誠一もおなじようなことを言っているのは初耳でしたよ。


それから、昨年12月の内閣府の世論調査に触れられています。
「20代女性の53%、30代女性の48%が賛成」と、当事者に賛成が多く、
「反対しているのは60代の男性(43%)と70代の男性(58%)」と、
高齢男性に反対が多いという、よく言われる指摘があります。

またエントリでは、インド、トルコ、タイでも夫婦別姓が認められたとあります。
そうだとすると、いよいよ日本は世界から取り残されることになります。
タイは2003年に憲法裁判所から、夫婦同姓の強制に違憲判決が下り、
2005年に夫婦別姓が選択できるようになっています。

インドは夫婦同姓の国として「数少ない日本のお仲間」のように
引き合いに出されるのですが、いつのまにか法律変わったのでしょうか?
ウィキペディアを見たかぎりでは、「家族名は夫婦で統一されるが、
法律上の規定はな」い、となっています。

トルコは2001年の家族法改正で、妻の苗字を結合姓などで
結婚後も残せると思っていたのですが、別姓も認められているのでしょうか?
ウィキペディアでは、「女性が複合姓や別姓などが
認められるようになった」となっています。


最後に国家による家族への介入に警戒する必要があることが書かれています。
========
家族は国家の部分でもなく一単位でもない。
どこの国家も必ず家族制度に介入しようとしてきた歴史がある。
我々は高市や太田の狙いである「国家への家族の取り込みと支配」に対して、
充分な注意が必要だ
========

自民党が憲法草案で、憲法24条を改定して「家族」に関する条項を
盛り込もうとしているのは、まさに国家による家族への介入ですね。
そこには夫婦別姓を違憲にしようとするもくろみがあることになります。

posted by たんぽぽ at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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