2013年07月23日

toujyouka016.jpg 参議院選挙・民主惨敗

7月21日の参議院選挙ですが、結果はすでに語られている通りです。
民主党は惨敗もいいところで、眼も当てられない状況に陥ってしまいました。

http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/
http://senkyo.mainichi.jp/2013san/

 
民主党の獲得議席は選挙区10、比例区7で、わずか17議席に留まっています。
もちろん1998年の結党以来最低です。

2013-san-in.png

民主党は改選分も非改選との合計も、かろうじて第二党に留まっています。
しかしそれでも、ここまで議席が減ってしまったのですから、
参院は衆院以上に「二大政党」の体裁はなくなったと言えるでしょう。
公明の獲得議席は11で、みんな、維新、共産がそれぞれ8議席ですから、
民主党はもはや群小政党のひとつというレベルまで、落ち込んだと言えます。

参院の比例は全国1区なので、そのまま政党の信任投票と見なせます。
公明は7議席、維新は6議席ですから、民主の7議席はこれらと同程度です。
民主の支持は、公明や維新とおなじくらいに後退したわけです。
これは6月23日の東京都議会選の得票数とほぼ同様であり、
1ヶ月前から党勢はほとんど回復していないことになります。

大勝したのは自民と公明ですが、共産党も15年ぶりに議席を増やしています。
共産党が伸びたのは、ほかに適当な野党のなくなった
反自民の批判票の一部が回ってきたことによります。
この傾向も、6月23日の東京都議会選とおなじ状況であり、
自民党が政権を取った状態で、そのカウンター勢力が
いくらか強くなるという、55年体制的な状況に回帰したと言えます。


先月の都議会選と今回の参院選とで、民主党は昨年12月の総選挙以来、
信頼も支持も回復していないことが、はっきりしたことになります。
それにしても民主党はこれからどうするのか?と思います。
このまま群小政党の一員に甘んじて、万年野党の道を歩むわけにはいかないでしょう。

55年体制から転換をはかるべく、既得権益層と対峙する
政治改革勢力が必要なくなったのではありません。
いまの「保守反動」の状況では、ますます状況は悪化することになるでしょう。
だれかがやらなければならないのですが、
いまのところ民主党にとって変わる政治勢力は現れていないのでした。


月並みですが、抜本的な党改革と行なうこと、
そして国民に対してしつこく伝え続けることになるのでしょう。

https://twitter.com/konishihiroyuki/status/358985228569677824
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民主党は一人区のみならず、東京、大阪、埼玉、京都、兵庫などの複数区でも敗れた。
二大政党の存在意義を否定された事態。
昨年の総選挙後から今日までに「信頼と期待」を取り戻すための
党改革ができなかったことが最大の敗因。
これを死に物狂いで実行しなければならない。私もその先頭に立つ決意です。
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https://twitter.com/minshu_kun/status/359306285507821568
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民主党は、今日から「逆風だから」とか「民主というだけで拒否反応」という
フレーズ使うのは禁止にしましょう。
逆風ならそれでも進む帆を張ればよい。
拒否反応があるなら反応が好転するまでしつこく何度でも伝え続けましょう。
嫌われて元々なんだから。もう泣き言いわない。
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「党改革」に関しては、反省会の場でこんなていたらくではだめですね。
具体的な政策を示すのはもちろん大事ですが、
それが「絵に描いた餅」にならないことをしめすために、
政権を取ったときの「官僚対策」や「野党対策」、
そして「小沢切り」に対する反省をしめす必要があると、わたしは思いますよ。

posted by たんぽぽ at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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