2013年07月27日

toujyouka016.jpg 生活の党・みどりの風

7月21日の参院選は、生活の党とみどりの風はともに議席がゼロでした。
民主党の惨敗も際立ちましたが、この2党はそれをさらに上回る惨敗です。

 
2013-san-in.png


>生活の党

獲得議席がゼロですから、比例も選挙区も全員落選です。
生活の党は昨年12月の総選挙のとき以来、党勢が回復していないことになります。

「参議院議員選挙の結果を受けて」

民主党政権時代の失敗の責任は、民主党だけでなく
そこからわかれた生活の党にもあると思われたのもあるのでしょう。
政治改革勢力は、民主党も生活の党も両方とも、
信頼も支持も失ったままになっている、ということになると思います。


とりわけ衝撃的だったのは、岩手選挙区で議席が取れなかったことです。
生活の候補者は、次点だった自民の候補者にも及ばず、
当選した平野達男氏と15万票以上差を付けられたのでした。

2013-san-in-iwate.png

岩手はご存知のように小沢一郎氏の地元で、小沢氏の基盤が堅いところです。
そこで生活の候補者が大差を付けられて敗れるのは、
かなり痛烈だったと言わざるをえないです。

小沢一郎の時代は終わりつつあるのでしょうか?
それとも政治改革勢力が信頼を取り戻せば、もう一度浮揚することもあるのでしょうか?
政治改革とともにあった小沢一郎氏氏ですから、小沢氏の勢力が
政治改革に対する支持や信頼と連動するのは、当然ではあると思います。

当選した平野達男氏はもともと民主党にいて、与党時代に復興相でした。
3月に民主党を離党して、参院選は無所属で立候補をしています。
民主党政権時代の支持基盤が残っていてそれが効いたのか、
あるいは復興相の経歴が効いたのだろうと思います。


>みどりの風

候補者は女性が4人いたのですが、小さな政党だったので、
議席を取るのはむずかしいのではないかと思っていたので、
やはり議席がひとつも取れなかったか、という感じです。

みどりの風はこれですでに政党要件を満たさなくなってしまいました。
残った議員は衆院の亀井静香氏と阿部知子氏だけです。
谷岡郁子氏は代表を辞任することになりましたが、
「みどりの風は役割を終えた」とまで言っています。
結党して間がないですし、消滅するのが「役割」だったかのようです。
政党も落選した候補者たちも、これからどうするのかと思います。

「みどりの風・谷岡代表が辞意表明 「役割終えた」」

ほかにも「緑の党」とか名前のよく似た政党があったし、
社民党や生活の党とも政策が近かったのでした。
おなじような政党がたくさん乱立して票が分散したのもあるでしょう。
(ある意味左側の人たちらしいと言えます。)

みどりの風も民主党からわかれた政党ですから、
民主党政権の失敗の責任もあると思われたのもあるのかもしれないです。
こちらも政治改革勢力の一角であり、政治改革に対する
信頼や期待と連動するのだろうと思います。

posted by たんぽぽ at 22:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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