これには専業主婦を望まないかたのデータもあります。
「少子高齢社会等調査検討事業 報告書(若者の意識調査編)」
新聞記事は朝日も日経も、専業主婦願望のほうだけ注目していて
なぜかぜんぜん取り上げないのですが、専業主婦を望まないかたのことにも
注目する必要はあるのではないかと思います。
「独身女性、3人に1人が専業主婦希望 厚労省調査」
「専業主婦に「なりたい」3割 「なって欲しい」は2割」
「結婚相手(事実婚含む)の女性は専業主婦になってほしいと思いますか」と
独身男性に質問にしたところ、「そう思わない」は10.0%、
「どちらかといえばそう思わない」は20.2%で、両方で30.2%となっています。

「結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか」と
独身女性に質問したところ、「そう思わない」は13.4%、
「どちらかといえばそう思わない」は25.1%で、両方で38.5%となっています。

ようするに、妻が専業主婦になることを希望する男性よりも、
自分は専業主婦になりたくないという女性のほうが多いということです。
専業主婦では経済力がなくいざというとき不利でリスキーだから、
自分も経済力を持つために仕事を持ちたいかたも多いだろうと思います。
親からそう言われて来たというかたもいるでしょうし、
また娘にそう教えているかたもいるかもしれないです。
なぜか専業主婦願望ばかりがクローズアップされがちですが、
独身女性の4割近くが専業主婦を望んでいないのであり、
「自分の稼ぎがないのは自立できなくて不利」と考えるかたも、
それなりにたくさんいるということですね。