『揺れる家族観』の、3月21日掲載の「下」のほうは、
「『跡取り結婚』の条件は?」という見出しがついています。
こちらのメインテーマは、「結婚で跡を継ぐ」ことらしく、
地方と都市部とで例を比較紹介して、それぞれの意識を探っています。
地方のケースとして、山形県の余目(あまるめ)商工会が開いている、
「嫁さん探しパーティ」が、紹介されています。
これは、後継者育成と少子化対策として、町の予算や、
県の補助も出るようになり、事業として成果を納めています。
(それくらい、結婚難が切迫している、ということでしょうか?)
近年は、地方でも大型店の進出で、小売業が不振となっていて、
こうした場合ありそうな、「家業を手伝う嫁を探している」でなく、
経営不振のため、結婚しても、妻にそのまま仕事を続けて、
給料を入れてもらう、「稼ぎ手」を期待しているくらいです。
男性にとって、自営業の跡取りであることが、結婚の壁のようで、
パーティでも、跡取りとかにはこだわってなくて、
とにかく結婚相手を見つけたい、という感じです。
また、娘しかいない家庭のケースも同じようで、
家業の廃業もやむなしという雰囲気があって、跡継ぎの婿以前に、
結婚相手を見つけたい、という状況になっているようです。
(ちなみに、この商工会のパーティのお話は、
苗字のことはぜんぜん関係ないですね。)
都市部のケースとして、「横浜市の折田明子さん(31)は99年、
『ふつうに事実婚』というタイトルのホームページを開設した」と、
紹介されていますが、これは言うまでもなく、こちらのサイトですね。
(またまた、わたしが、ウェブでよく知っているかたが、
取材されています。 世の中狭いものです。(笑))
http://www.h6.dion.ne.jp/~pnest/
http://blogs.dion.ne.jp/pnest/
「開設当初の掲示板には、事実婚を選んだ価値観などを
声高に主張する書き込みが目立った。 最近は、住民票の記載や
生命保険の受け取りなどの相談が増えてきた」「事実婚が浸透して、
自分の生きかたを説明する必要がなくなったのだろう」とあります。
わたしが、はじめて見たときは、すでに相談のための掲示板、
という感じだったので、あまりぴんと来ないのだけれど、
そういう変化は、たしかにありそうに思います。
また、「『名前を変えたくないから』といえば事実婚を説明できたが、
最近は、『通称使用できるのになぜわざわざ事実婚なの』と
聞かれることが多くなった」ともコメントされています。
世論調査では、事実婚や通称使用に寛大になったのに、
「法改正の必要はない」が増えたことを、裏書きする感じです。
それで、「跡取り」は、どう関係あるのかというと、
「『事実婚をさせてもらっている』という引け目から、
『男の子を産んで相手の姓にしなきゃ』とプレッシャーも感じる」と、
おっしゃっていて、ようするに苗字の継承です。
別姓や事実婚について、両親の理解を得るまでに、かなり苦労があって、
「双方の親とも、別姓を受け入れるまでには、多くのことを考えたでしょう。
もう一度ストレスをかけるのは申し訳ない」とあります。
折田さんなら、こんなことを気にしていそう、
というか、実際に言っていたと思ったけれど、記事が狙っているように(?)、
これが、都市部で一般的な感覚なのかは、わたしには、わからないです。
でも、夫婦で苗字が異なると、このようなことを考える人も、
それなりにいるのかな、という気はしますが。
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