昨年のミス・インターナショナルの優勝者である吉松育美氏が
ストーカーの被害を受けていたというニュースがあるので、ご紹介します。
吉松育美氏は「少子化危機突破タスクフォース」の委員をなさっていたひとりです。
「心配してくれている皆様へご報告」
(はてなブックマーク)
「ミス・インターナショナル2012優勝の吉松育美氏が脅迫被害の実態を告発
大手芸能プロ役員が協賛企業に圧力か」
(はてなブックマーク)
IWJの記事によるとストーカー男は、大手芸能プロダクション・
株式会社ケイ・ダッシュ幹部の谷口元一氏であるとあります。
吉松育美氏は12月11日に、この谷口元一氏なる人物を威力業務妨害罪で
警視庁に刑事告発し、さらに東京地裁に民事提訴もしているのでした。
12月7日から今年のミス・インターナショナル大会が東京で行なわれています。
今年の大会の優勝者が決まると、昨年の優勝者はその舞台に現れて、
王冠とガウンを新しい優勝者にわたして、最後の役目を終えることになります。
ところがストーカー男のおかげで、吉松育美氏はこの舞台に登場して
最後の役目を果たすことができなくなったのでした。
国際文化協会は吉松育美氏に対して、「体調不良」ということにして
ミス・インターナショナルの大会に登場するのを取りやめてほしい、
などと要求をしてきたのでした。
これはストーカー男がミス・インターナショナルの協賛企業に
圧力をかけたためとされます。
========
国際文化協会は大きなスキャンダルになることを恐れ、
最終的に私に大会期間中はおとなしくするように判断を下しました。
国際文化協会から「マスコミがミスインターナショナル以外のことで騒ぐと困るから、
吉松さんは大会期間中、体調不良を理由に自粛してほしい。」と言われました。
========
被害にあっている吉松育美氏を守ろうとする意志にとぼしく、
保身のためにうそをつかせてまで、うやむやのうちにもみ消そうとする
というのが、いかにも「日本的」だと思いますよ。
本来なら吉松育美氏をストーカー被害から全面的に守り、
安心して大会の舞台で吉松育美氏が最後の役目を果たせるよう
保証するところなのに、なにをしているのかと思います。
吉松育美氏のショックはとうぜん相当のものですよ。
ミス・インターナショナル最後の舞台を潰された怒りはもちろん、
女性を守ろうとしない日本的組織の体質や、そのためにうそを強要するなど、
なんの落ち度もなくむしろストーカーの被害にあっている
吉松育美氏に対する二次加害と言っていい理不尽なことだからです。
========
たった一人の男性からも“女性”を守れない、
いや、守ろうとしない現状はまるでストーカー問題が後を絶たないに
現代社会そのものを映しだしているようにも思えます。
国際文化協会のこの判断には、日本の「女性を守る」という意識の低さを
象徴するようにも感じました。
そして、何よりも、体調不良という嘘を強要されたことが1番ショックでした。
========
吉松育美氏のストーカー被害事件は、外国のメディアでは報道されました。
ミス・インターナショナルの舞台に、王冠とガウンの引き渡しという
大切な儀式に、昨年の大会優勝者が現れないとあれば、大ニュースだと思います。
ところが日本のメディアはどこも報道していないのでした。
記者会見には来たようですが、記事はどこも配信していないです。
日本のメディアはこれが大事件だと思えないのでしょうか?
日本人初のミスインターナショナル優勝者なのですし、
彼らにも名誉をもたらしたわけで、もっと吉松育美氏を大切にしていいはずです。
日本のメディア各社の思いは、その程度なのかと思います。
吉松育美氏はストーカー事件を、日本社会の女性の権利に対する
意識の欠如の現れだとして、外国メディアの集まった記者会見では
ダボス会議の男女平等指数も引き合いに出しています。
外国メディアは、吉松育美氏の大会不参加についての報道では、
日本の男女格差についても、言及したのではないかと思います。
========
吉松氏はこの日の会見で、「ジェンダーギャップ指数」を引き合いに出し、
日本における女性に対する人権意識の欠如を指摘。
「女性が先進国でありながら、このような扱いを受けるのは、
根底は日本の文化にある」と語った。
「ジェンダーギャップ指数」によれば、日本は136カ国中で、昨年は101位。
今年は105位と、先進国でも最低ランクの評価を受けている。
========
こうしてまたまた多くの日本人の知らないところで、
日本が女性差別の国であることが外国人に知られることになり、
「日本の常識=世界の非常識」をさらすことになるのでしょう。
12月20日エントリで、今年のミス・インターナショナルの出場者たちが、
自民党の本部をそろって訪れたことをお話しました。
自民党はじまって以来なので、党関係者はすっかりご満悦のようなのですが、
そんなことより吉松育美氏のことをなんとかしろと言いたいです。
吉松育美氏のストーカー被害にぜんぜん関心を持たないのに、
今年の大会出場者が集まった場所で「女性の力をさらに生かし」なんて
言ったところで、しらじらしいものがあると思いますよ。
応援ありがとうございます。
わたしのつたないエントリが、すこしでも拡散に役立てればさいわいです。
おそらくケイダッシュと、背後にいるバーニングプロの無言の圧力が原因しているのでしょう。逆らったり採り上げたりしたらタレントが番組に出てくれず、制作が成り立たなくなる。
わたしのブログにコメントありがとうございます。
>吉松さんの事件は、国内では週刊文春と、地元の佐賀新聞しか報じていません
それだけなのですね。「どこも報じてない」も同然ですね。
IWJの記事を見ると、日本のマスコミ各社も記者会見には
来ていたとあるのですよね。
いちおうは取材したけれど、結局握りつぶしたのでしょう。
>おそらくケイダッシュと、背後にいるバーニングプロの無言の圧力が原因しているのでしょう
ケイダッシュがミス・インターナショナルの協賛企業に
圧力をかけたのでは?とも言われていますね。
このあたりは、いまのところ憶測だろうと思います。
あれは日本のフェミニスト団体が抗議して順位を下げたものです。
それにフェミニストはミスコンテストなど女の品評会であり女性差別と主張する人もいます。
ミスコン中止運動を続けたらいかがでしょうか?
また指数上位の国々は日本と比べて、女性に対する性犯罪は少ないのですか?
女性政治家、管理職が少ないというのも、本当に日本の女性はそのような立場に就きたい、専業主婦など面白くないが仕方なく専業主婦をやっている。フルタイムで働きたいが仕方なくパートタイムで我慢しているという女性が多いのでしょうか?
私はそうは思いません。
もうこの件は印象が薄くなってきております。
それは本当に圧力がかけられているからなのでしょうか?
海外はその後に進展がないと、さらに追及しているのでしょうか?
男性芸能人は圧力で仕事を妨害されるようなことはないのでしょうか?
男女問題、ジェンダー云々で主張される意味が分からず、だから失敗だったと私はそうおもうのですが。
あなたはこちらのコメント欄で、「NONAME」で投稿したかたでしょうか?
http://bit.ly/1gDdQA1
>ジェンダーギャップ指数?というのを持ち出したのは完全に失敗です。
>あれは日本のフェミニスト団体が抗議して順位を下げたものです。
世界経済フォーラムが発表している男女平等指数は、「経済」「教育」
「健康」「政治」の4分野に対して、男女間の「相対的な格差」を算出します。
http://taraxacum.seesaa.net/article/379149570.html
これは年収とか人数とかの数値を機械的に比較するだけですよ。
恣意的に数値を変動させる余地はほとんどないです。
よってどこかの団体が抗議したところで、順位を変動させるのは無理ですね。
あなたは男女平等指数がどうやって算出されるのか、ご存知ないみたいですね。
私は挙げられた投稿をした人とは違います。
抗議したところで順位を変動させるのは無理、
ではないのですよ。
女性団体「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク」
金沢大准教授の杉橋やよい氏。
彼女らが抗議して順位を下げたんです。
噂やデマではありません。本人が認めています。
おっしゃるように順位を変動させるのは無理でなければ意味がありませんよね。
ただし、日本人が日本の順位を上げろと言ってもたぶん無理でしょう。
こんなことをする女性が存在するのは日本だけではないでしょうか。
ある意味、たいしたものではないですか日本女性は。
もちろん、それが日本女性だと普遍的に思われては大変迷惑ではありますが。
この杉橋なんたら氏が順位を下げろと訴えた事も、また事実なのかもしれません。
が、仮に本人が認めたとおり後者が事実だったとしても、二つの事実の間に因果関係が存在することは、世界経済フォーラムの担当者以外、誰にも証明出来ません。ま、因果関係が無いことを証明するのも無理ですけどね。
常識的に考えれば、「因果関係は無い」が正解だと思いますよ、私は。
あとグランプリの任期中はインターナショナルのお仕事がメイン、本来の活動基準なのです。なのに、ご自身の写真集や著者がメイン活動になっており、この事も国際文化協会は何度か忠告されてます。
今回の事件もミスグランプリの活動上のトラブルでは無いから、長い間のミスインターナショナルの歴史を傷つけた責任として、擁護しなかったと思います。
全てにおいてマットテイラーさんの言いなりだったと伺っております。
>私は挙げられた投稿をした人とは違います
あら、そうですか。
それではそういうことにしておきます。
>女性団体「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク」
>金沢大准教授の杉橋やよい氏
ご指摘の件はこれですね。
http://wwn-net.org/?p=764
2009年に発表された数値にまちがいがあったので、それを指摘したのですよ。
世界経済フォーラムもまちがいとわかったので、訂正したということです。
正しい数値と差し替えるのは当然のことです。
なにもおかしなことではないですね。
問題の順位変動とやらはこれですよ。
http://wwn-net.org/?p=764
2009年に発表された数値にまちがいがあったので、
それを杉橋やよい氏というかたが、指摘したということです。
世界経済フォーラムもまちがいと気がついて訂正したのでした。
まちがいを指摘して、正しい数値と差し替えてもらうのは当然のことですね。
2009年は最初に発表された数値が異様に高かったので、
わたしもはじめに見たとき「どういうこと??」と思ったのを覚えています。
「0.1」とするべきところが誤植で「1.0」となっていたのだと思いました。
日本の男社会ぶりを知っているかたであれば、
日本社会において指導的地位に男女がほぼ同数いるなんてことは
ありえないとわかるし、すぐに数値の間違いだろうと察しがつくことですね。
コメントありがとうございます。
いただいたコメントを読んだのですが、わたしにはよくわからなかったです。
吉松育美さんは自分の活動メインで、国際文化協会から
忠告を受けていたとのことですが、そうであってもストーカー被害から
守らなくてよいという理由にはならないと思います。
じつはコメントでお書きになった情報を、
あなたがどこから入手したのかもわからないのですよ。
このストーカー事件は、日本のメディアはほとんど報じてないです。
公表されている情報は、そんなに多くないと思うのですよね。
指数の件については、たとえば中国やインドが日本より上になっていますが、中国は一党独裁で国民に国政選挙権がありませんし、都市部と農村部では戸籍さえ異なります。
インドにはいかんともしがたいカースト制度があります。
それらを考慮せず弾き出された指数に意味があると思えません。
吉松さんについては、ひまわり畑さんの書き込みもありますが、そもそも不思議すぎると思いませんか?
週刊文春という雑誌は相手が総理含めて大臣であろうと都道府県知事であろうと、創価学会、暴力団、あるいはジャニーズ事務所であろうと、方向性が決まればとことん追及する雑誌です。
なのに、吉松さんの件は1回のみで続報記事は出していません。
仮に圧力がかかれば逆に待ってたとばかりに、そのことを記事にするでしょう。
1回で終わったというのは別の理由があると見るべきです。
むしろ女性の人権やストーカー被害とすれば、なぜアエラ、婦人公論、週刊朝日、サンデー毎日などの雑誌が記事にしないのでしょうか?
また政治面では安倍総理の奥さんが相談に乗り出していますが、これもどうして民主、社民、共産などの議員は動かないのでしょうか?そこに疑問を持つべきだと思います。
>お言葉の返し方は、完全なおふざけの会話以外では到底通用するものではありませんよ。
おふざけということはないと思いますよ。
ご不満なのでしたら、お引き取りいただいて結構ですよ。
事実関係を確かめずに「フェミニストが抗議して順位を下げさせた」なんて
デマ同然のことを堂々と言っておきながら、あたかもなにごともなかったかのように、
べつのお話をする人となど、わたしは会話したくないですから。
そうおっしゃられましても、あなたの現実世界における人間関係などについて、
わたしはたしかめるすべがないのですよね。
うたがって恐縮だけど、ごめんなさいね。
私は単に、あなたが挙げた投稿者とは別人だと言ったわけで(実際、本当に別人)、それに対して、そういうことにしておきますとの返答ではまるっきり社会性が欠如しているではありませんか。
それに日本国内のフェミニストというか女性団体と大学准教授が抗議して順位を下げた、というのはデマでなく、あなたが知らなかっただけでしょう。
詳しく調べなくても、記事にそのような経緯があったと書いてあるではありませんか。
もしあなたが今の世の中で苦しんでいるとすれば、男がどうしたとの問題ではなく、逆に様々なことを男のせいにしたり、ご自身のミスや勘違いを相手側のミスや勘違いであるかのようにしてしまう、そのような性格にこそ問題があるのではないでしょうか?
ともかく私はもう来ないし、賛同してくださる方々と仲良くされてください。
じっくりと静観すると致します。
失礼致しました。
>日本国内のフェミニストというか女性団体と大学准教授が抗議して順位を下げた、
>というのはデマでなく、
あなたは「ジェンダーギャップ指数?というのを持ち出したのは完全に失敗」、
「それが日本女性だと普遍的に思われては大変迷惑」と言っています。
フェミニストの「不当な抗議」により日本の順位が下げられたから、
男女平等指数は信用できないと、あなたは言いたかったと解釈されます。
実際には上述のように、「正当な指摘」だったのであり、
「正当な指摘」を「不当な抗議」であるかのように言い立てるのは、
デマを流すも同然と言わざるをえないですね。
それで、「不当な抗議ではなく正当な指摘でしょ?」と批判されると、
今度は「自分は事実を述べたまでだ」とすり替えて開き直るのですね。
(あなたのコメントはかなり歪曲されていて、とても「事実」とは思えませんが。)
他人と議論をしたいのなら、社会性がどうのとか人格攻撃するのではなく、
あなたがそういうすり替えをしないことですね。
>ご自身のミスや勘違いを相手側のミスや勘違いであるかのようにしてしまう、
それはあなたでしょ?
はじめは「不当な抗議」と言っておいて、「正当な指摘だよ」と批判したら、
こんなふうにわたしのせいにしてきたのですから。
それからあなたは、わたしが知らなかったことを教えてやったかのように
言っていますが、2009年に日本の順位が訂正されたことは
わたしは知っておりますので、ねんのためお断わりしますよ。
>信じて頂けるとは、貴方の性格上、勿論思ってはおりません
あらあら、信じてもらえないとなると、今度はわたしの個人攻撃ですか。
ご自分が信頼できる根拠を挙げないことを、問題にしてはいかがでしょうか?
それにわたしがそういう性格だと思うのなら、なぜここにお話しに来たのかと思います。
自分の情報を信用してほしいのなら、こんなところでコメントするより、
あなたがご自分でブログを書くとかするのがよいと思いますよ。
もちろんあなたの素性がある程度わかるようにして、
情報もできるかぎり第三者が検証できるようにしておくということです。
あなたがお持ちの情報が信頼できると、他人が見てわかるようであれば、
あなたの発信することは伝わっていくことと思いますよ。
その前にあなたのおっしゃることは、わからないことが多いのですよね。
「何度が国際文化協会からある事で、注意を受けてらっしゃいます」の
「ある事」というのはなに?とか「マットテイラーさん」とはだれ?とか。
信用するしない以前に、なんのことか把握できないのが率直なところです。