昨年2013年は、同性結婚を認める国や地域が多かったと思います。
わたしのブログで取り上げたものを、並べてみたいと思います。
とくに話題になったのはフランスの同性結婚法案可決と、
アメリカ合衆国の同性結婚を禁止した結構防衛法に対する違憲判決だと思います。
アメリカ合衆国で違憲判決が出たことは、まだ同性結婚を認めていない州にも
影響を及ぼすものと思います。
フランス
アメリカ合衆国: 結婚防衛法に違憲判決
カリフォルニア
イングランド・ウェールズ
ローマ教皇: 聖職者の登用に同性愛者を認める
ニュージーランド
オーストラリア・首都特別地域
ハワイ
21世紀のはじめの現在、欧米やオセアニアの民主主義国では、
同性結婚を認める時代になっているということがあらためてよくわかります。
夫婦別姓とか婚外子の権利とか、異性愛者の婚姻を認めることは、
これらの国ではあらかた終わっているということですね。
今後も同性結婚を認める国は、どんどん増えていくことでしょう。
反対に同性愛に対する罰則が強化された国も、はなはだ遺憾ながらありました。
とくに話題になったのは、ロシアのプロパガンダ禁止法だと思います。
2014年はソチオリンピックがありますが、一定の影響が出ることが予想されます。
ロシア: 同性愛プロパガンダ禁止法が可決
インド: 同性愛者の性交渉禁止の法案が有効という判決
ウガンダ
日本は同性愛に対する罰則を導入する動きこそないですが、
同性結婚を法制化しようとする動きもまったくないです。
日本は夫婦別姓さえも認められないのですから、
同性結婚なんてなおさら無理ということなのでしょう。
欧米やオセアニアの民主主義国からは、どんどん置いて行かれそうです。
ウィキペディアの「同性結婚〜法的に認められるとは?」の項目には、
同性結婚を認める国と、同性愛に罰則がある国が地図でしめされています。
この地図はわりあい頻繁に更新されているようで、
最近の早い変化もそこそこリアルタイムに反映しているようです。
これを見ると、同性結婚を認めている国は、ヨーロッパ、
南北アメリカ、オセアニアに多く存在していることがわかります。
アジアとアフリカで同性結婚を認めている国は皆無に近く、
逆に同性愛に罰則のある国が目立っています。
南アフリカ共和国だけが、アフリカで唯一同性結婚を認めている国である、
というところが注目されます。
「ウェイバックマシーン」というサイトには、過去の状態でログが
保存されていて、ここでむかしの同性愛地図をいくつか見ることができます。
時系列で地図を並べて見ていくと、すこしずつ同性結婚が認められる国が
増えて行く様子がわかるだろうと思います。
2013年6月
2012年6月
2011年12月
最新のデータで特筆することは、
1. 結婚防衛法に違憲判決が出たことを受けて、
アメリカ合衆国に「連邦レベルにかぎり認められる」の水色が付いたこと、
2. 同性愛プロパガンダ禁止法の可決により、
ロシアに「表現や集会の自由に制限がある」の薄茶色が付いたこと
があると思います。