親の就労形態(専業主婦世帯か、共働き世帯か)がどうなっているかと、
子どもへの虐待被害の相関について調べた記事があるので、ご紹介します。
「専業主婦と虐待被害の相関」
「共働きと虐待の関連」
これらの出典は、総務省『国勢調査』(2010年)と、
厚労省『福祉行政報告例』(2010年)のデータを組み合わせたものです。
日本の47都道府県ごとにプロットを取って、
親の就労形態と子どもへの虐待被害率との関係を調べています。
はじめに専業主婦世帯率と、子どもへの虐待被害率との関係です。
「専業主婦世帯」は末子が3-5歳の核家族のうち母親が就業していない世帯、
虐待被害は3歳から学齢前の子どもに対してです。
図を見ると専業主婦率が高い都道府県ほど、子どもへの虐待被害が
多くなっているのがあきらかにわかりますね。
相関係数は+0.506です。
「専業主婦と虐待被害の相関」
引き続いて共働き世帯率と、子どもへの虐待被害率との関係です。
共稼ぎ世帯率は子どもが0から14歳までで、虐待被害率は子どもが乳幼児です。
こんどは共働き世帯が高い都道府県のほうが、子どもへの虐待被害の発生は
すくなくなっていることがわかります。
相関係数は-0.478です。
「共働きと虐待の関連」
これくらいはっきり相関が出るものとは、わたしは思わかなったですよ。
なかなか見事だと思います。
これらのふたつの相関、「子どもへの虐待は共働き世帯ですくなく、
専業主婦世帯で多い」ということは、要因がべつにあってたまたまなのか、
それとも直接の因果関係があるのかが、気になるところです。
もし因果関係が直接ということであれば、よく言われているように
「現在の専業主婦は母親と子どもだけなので孤立しやすい」とか、
「終始子どもと付きっきりなので母親にストレスがたまりやすい」、
といったことにほかならないだろうと思います。
母親が専業主婦のほうが子どもへの虐待がすくなくなる、
ということは、これらからは導けないことです。
かくして「父親が外ではたらき母親が専業主婦というのが理想」という
「家族のカチ」幻想や、子どもが小さいうちは母親が付いているべきという
「母性神話」や「3歳児神話」に対する素朴な信仰は、
またしても崩れることになるわけです。
「0歳児は親と一緒にいるのが望ましい」などと言って、
ゼロ歳児保育に反対するのは、なんの根拠もないことになります。
安倍政権が「3年間だっこし放題」などと触れ込んだ
「育児休暇3年」案も、大きなお世話ということですね。
という記事がでたので、根拠を探していたが
「専業主婦が多い県 と虐待数の比較」とはwww
こんな頭悪い記事を書いてないで
実際に専業主婦家庭1000世帯
共働き家庭1000世帯を無作為抽出して
虐待数を調べてみたらwww
虐待数が多いのが大阪、神奈川、奈良、広島、和歌山なら
「高校野球が強い県ほど、虐待数が多い」でも
結構な相関になるんじゃないのwww
あいさつと簡単な自己紹介をいただきたいです。
>BLOGOSで「共働き家庭ほど虐待が少ない」という記事がでたので、
あなたがご覧になったという、ブロゴスの記事の
紹介くらいはしていただきたいと思います。
>実際に専業主婦家庭1000世帯
>共働き家庭1000世帯を無作為抽出して
>虐待数を調べてみたらwww
マスコミで事件になる子どもの虐待は、たいてい母親が専業主婦ですね。
「マスコミで取り上げられる虐待」であって、統計ではないですけれどね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1438625569
専業主婦世帯のほうが子どもの虐待は起きやすいということは
エントリでしめした統計以前から言われています。
子どもとつきっきりでストレスがたまりやすいとか、
母親と子どもだけで孤立しやすいとか、原因も分析されています。
>「高校野球が強い県ほど、虐待数が多い」でも
>結構な相関になるんじゃないの
「このエントリでしめした結果は絶対に疑似相関であり、
専業主夫世帯ほど虐待が多いとか、共稼ぎ世帯ほど虐待がすくない
ということはありえない」と、断定することはできないと思います。
一定の可能性が考えられることとしておくのが、用心深い態度だと思います。