日本会議を検証する記事についての続き。
「東京新聞・日本会議を検証」
「日本最大の右派組織 日本会議を検証」
(はてなブックマーク)
「日本最大の右派組織 日本会議を検証」(全文)
日本会議の関係者として、広報担当の村主真人氏のコメントを載せています。
最後のほうで、つぎのことを述べているのですよ。
前出の村主氏は「団体として『歴史修正主義』
『反フェミニズム』を見解や方針に掲げたことは一度もない。
さすがにはっきり「歴史修正主義」「反フェミニズム」を標榜すると、
危険思想とか差別的とか言われて、批判が免れなくなり
支持を減らすと思っているのか、前面には出さないようですね。
批判のためのレッテル貼りだ。学校教育では、自国の歴史に対する日本会議の主張する「自国の歴史に対する理解」が歴史修正主義であり、
理解と愛情を育むことを第一の目標とし、家族の問題では、
自国の伝統や生活様式を尊重すべきだ」と反論する。
「尊重するべき家族の様式」が反フェミニズムなのですよ。
わかって言っているのか、本当にわからないのかはわからないです。
>日本会議を話題にするようになったこと
東京新聞の「こちら特報部」は、前に統一教会の名前を出していました。
今度は日本会議について大きく取り上げたのでした。
このように影響力のとても大きい右翼団体について、
一般紙が記事を書いてくれるのは、とても好ましいことだと思います。
日本会議について話題にするのは、「赤旗」とか「週刊金曜日」といった
左翼メディアがほとんどで、「偏った」印象を与えるからです。
日本会議こそ偏った右翼団体なのに、批判するほうが
偏っていると思われるのは、はなはだ困ったことだと言えます。
日本会議はその組織の規模や政界への影響力を考えると、
本来ならもっと多くの人たちが知ってよいことだと思います。
ところがふだん取り上げるメディアが限られているので、
ご存知ないかたもすくなくないだろうと思います。
常識的に知っているのは、ある程度以上政治にくわしいかたになるでしょう。
東京新聞の記事はリードのところで
「知っているようで知られていない日本会議」と書いています。
それはあなたたちマスコミが、ふだんほとんど話題に
しないからだろうと、わたしは思いましたよ。
自分でそれを言っていては世話ないと思います。
日本会議の研究者である山口智美氏のことも、
日本会議に関する研究はあまりない。と書いています。
数少ない「日本会議ウォッチャー」は現状をどう見るか。
日本会議を研究しているかたが、そもそもすくないのかもしれないです。
東京新聞がここへきてなぜに日本会議について、
記事にしようと思ったのかはわからないです。
都議会のセクハラ野次のことから記事が始まっていて、
女性差別が起きる土壌について問題意識を持ったのだろうとは思います。
そこには安倍政権の右翼イデオロギーが背景にあると考え、
安倍政権が右翼的な雰囲気を作り出していることに、
危機感を持ったのかもしれないです。
付記:
山口智美さんのことを、わたしは知っていますよ。
むかしツイッターで相互フォローだったこともあったのですよね。(遠い眼)
謝辞:
4月4日エントリのコメント欄で、東京新聞「こちら特報部」の
記事を紹介してくださった魚さま、ありがとうございます。
まぁ、どっちでも迷惑な人たちであることには変わりないのですが。
>どっちなのでしょうね。
両方のタイプの会員がいるのではないかと思います。
>どっちでも迷惑な人たちであることには変わりないのですが
迷惑というレベルどころか、わたしは怖いですよ。