2014年10月11日

toujyouka016.jpg 少子化対策・立場の違い

単純に割り切るとこのように言っていいでしょうね。
たぶん多くのかたが、同様のことを思っているのではないかと思います。

https://twitter.com/merum_/status/518737854587887616
産まなきゃ国が滅びる!って言ってるのは男性が多くて、
いっそ滅びればいいんじゃない?って言ってるのは
女性が多いっていう状況が全てを語ってる。

わたしも、日本は2050年には世界一悲惨な国になるよとか、
将来ロシアのように人口流出する可能性があるよとか、
主張してはいるのですが、内心では「まともな少子化対策をしないなら、
べつにそれでもいいよ」という醒めた気持ちはありますよ。

 
「少子化対策」を実際に必要とする人たちというのは、
自分の子どもを預ける保育所を確保したいとか、
子どもを持っても安定した雇用や収入を保障されたいとか、
自分の生活が改善することを求めているのですよね。
「日本社会」のために要求しているのではないのですね。

そうしたかたたちは、日本の政治や社会がまともな少子化対策を
怠ったところで、それでも自分の生活がそれなりに維持できるなら、
今後日本が少子高齢化で経済力が低下したところで、
どうでもいいというかたが多いのではないかと思います。

だいたい日本の政治や社会は、これまでずっと女性の権利とか
生活の保障や改善とかには、たいして理解がなかったのでした。
自分を差別的に扱って来た存在に愛着が湧くはずもないし、
まともに心配しようなどと考えるはずもないというものです。
そんな日本社会が、今後も差別的状況を続けることで
落ちぶれて行ったところで、「自業自得」としか思わないでしょう。


少子化問題を「日本社会」の立場で論ずることができるのは、
自分の生活に直接関係ない人たちばかりなりということです。
こうした人たちにとっては、少子化対策は「天下国家の問題」であり、
生活ではなくイデオロギーの問題になります。

自分は当事者ではないから、当事者とくに女性を主体として
考えることができず、「女性活用」なんて言い回しに現れるように、
女性(当事者)を客体視することになるわけです。
そして当事者の置かれている状況がわからないから、
彼らの考える少子化対策はピントのずれたものが多いことになります。


7月20日エントリで、少子化危機突破タスクフォースの
第6回会議の様子をツイートしたものをご紹介しました。

「駒崎弘樹氏による第6回内閣府少子化危機突破タスクフォース実況
+皆さんの感想 #少子化TF」

(はてなブックマーク)

このときいっしょにまとめられている批判的なツイートのかたに、
どことなく「他人ごと」として見ているものを、わたしは感じたのでした。
タスクフォースの会議をよりよいものにしよう
という雰囲気が、ほとんど感じられないのですよね。

もしそうだとしたら、ひとつは自民党の「少子化対策」なんて、
ほとんど期待していないということがあるのでしょう。
もうひとつはこれらの人たちは、自分の生活の改善に
関心があるということだと思います。
「日本社会」の立場に立っている気はほとんどないし、
自分に差別的な「日本社会」への愛着もほとんどないのでしょう。

それで自分の生活の改善に役立たない議論をしている以上
醒めた気持ちになるし、「日本社会」の立場で議論をする
タスクフォースの議論がおかしな方向へ行ったところで、
「勝手にすれば」くらいにしか思わないのではないかと思います。

posted by たんぽぽ at 14:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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