『東洋経済』で夫婦別姓の記事を見つけたのでご紹介します。
「離婚して「おめでとう」と言われる変な制度
「夫婦別姓制度」が必要なワケ」
(はてなブックマーク)
安倍政権下では選択的夫婦別姓が実現する可能性についての
悲観的見通しから始まって、現行民法が成立した経緯や、
「夫婦同姓が日本の伝統」とか「夫婦別姓だと家族が崩壊する」といった、
お定まりの反対論への批判、そして結婚改姓の不便さなど
一通りのことが書いてあるよい記事だと思います。
>選択的夫婦別姓実現の見通し
わたしも現政権での実現の可能性はきわめて低いと思いますよ。
実現すると思っているかたは、ほとんどいないのではないかと思います。
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過去の連載で、安倍政権の「女性活躍」政策に疑問を投げかけた際に、
「選択的夫婦別姓制度」を導入するかどうかが、
この政権が「女性の活躍」を真剣に考えているかどうかの
ひとつの試金石になると述べました。
安倍氏の政治姿勢や、閣僚に登用した女性議員が
党内の極端な保守派であることを考えると、
安倍政権下でこの制度が認められる可能性は低いと思われます。
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いかんせん夫婦別姓は彼らの信奉する「家族のカチ」に反します。
安倍晋三首相自身、これまで反対してきましたし、
神道政治連盟や日本会議といった支持基盤も頑固に反対しています。
女性閣僚も3人までが夫婦別姓に反対してきた実績があります。
国会の質疑でも、はっきり実現したいと述べる女性閣僚はなく、
みんな自分の意見を言わずに「内閣の方針に従う」ですましています。
「夫婦別姓と女性閣僚たち」
「試金石」というのは、mネットの坂本洋子氏も前に言ってましたね。
本気で「女性が輝く社会」なるものを目指すなら、
欧米の民主主義国では前世紀のうちに終わっている
選択的夫婦別姓の導入くらい、当然だと思います。
「安倍政権・女性活用の不信」
ところが安倍政権はしょせん「家族のカチ」が大事です。
「女性活用」というのも、経済や将来の税収のために
役立ちそうなところだけ「つまみ食い」と思われます。
それゆえ選択的夫婦別姓の導入なんで無理と思われるわけです。