2014年11月07日

toujyouka016.jpg 夫婦別姓制度が必要なワケ

『東洋経済』で夫婦別姓の記事を見つけたのでご紹介します。

「離婚して「おめでとう」と言われる変な制度
「夫婦別姓制度」が必要なワケ」

(はてなブックマーク)

安倍政権下では選択的夫婦別姓が実現する可能性についての
悲観的見通しから始まって、現行民法が成立した経緯や、
「夫婦同姓が日本の伝統」とか「夫婦別姓だと家族が崩壊する」といった、
お定まりの反対論への批判、そして結婚改姓の不便さなど
一通りのことが書いてあるよい記事だと思います。

 
>選択的夫婦別姓実現の見通し

わたしも現政権での実現の可能性はきわめて低いと思いますよ。
実現すると思っているかたは、ほとんどいないのではないかと思います。

========
過去の連載で、安倍政権の「女性活躍」政策に疑問を投げかけた際に、
「選択的夫婦別姓制度」を導入するかどうかが、
この政権が「女性の活躍」を真剣に考えているかどうかの
ひとつの試金石になると述べました。

安倍氏の政治姿勢や、閣僚に登用した女性議員が
党内の極端な保守派であることを考えると、
安倍政権下でこの制度が認められる可能性は低いと思われます。
========

いかんせん夫婦別姓は彼らの信奉する「家族のカチ」に反します。
安倍晋三首相自身、これまで反対してきましたし、
神道政治連盟日本会議といった支持基盤も頑固に反対しています。

女性閣僚も3人までが夫婦別姓に反対してきた実績があります。
国会の質疑でも、はっきり実現したいと述べる女性閣僚はなく、
みんな自分の意見を言わずに「内閣の方針に従う」ですましています。

「夫婦別姓と女性閣僚たち」


「試金石」というのは、mネットの坂本洋子氏も前に言ってましたね。
本気で「女性が輝く社会」なるものを目指すなら、
欧米の民主主義国では前世紀のうちに終わっている
選択的夫婦別姓の導入くらい、当然だと思います。

「安倍政権・女性活用の不信」

ところが安倍政権はしょせん「家族のカチ」が大事です。
「女性活用」というのも、経済や将来の税収のために
役立ちそうなところだけ「つまみ食い」と思われます。
それゆえ選択的夫婦別姓の導入なんで無理と思われるわけです。

posted by たんぽぽ at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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