2007年05月05日

mar0006.gif激闘永田町

4月29日の『サンデー毎日』の、「激闘永田町」という連載で、
自民党が、7月の参院選に、戦々恐々としていることが出ています。
「自民党から沸き起こる『7月惨敗』これだけの根拠」

内容は、わたしが、4月16日エントリで、お話したようなことで、
(あたりまえだけど)毎日新聞の記事と、同じような分析が出ています。
都知事選圧勝で、安倍晋三首相や、中川秀直幹事長は、
安心している(安心しようとしている?)のですが、
地方議会選の民主躍進と自民後退で、党内は不安がみなぎっています。

さらに、広島市長選の敗北をはじめ、こちらにあるような、
中川幹事長の選挙下手ぶりも、触れられています。
「安倍人気が急落し、組織もやせ細り、幹事長が選挙下手。
こんな無い無い尽くしでどうやって戦うのか」と、
自民党の選対関係者は、ぼやいているのでした。

 
この記事で、わたしが注目を惹いたのが、最後のところです。
なんと、父権の推定の「300日規定」の改正を、
自民党法務部会が見送ったことが、出てきているのです。
========
開き直り気味の安倍はこのところ、国民投票法案の
成立を急ぐなど、本来の保守色を鮮明にしている。
その一つが「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と推定する
民法772条の見直しの見送りだ。
「婚姻制度自体がアリの一穴のように崩れる可能性がある」
========

さらに、選択別姓にも、ひとことですが言及があったりします。
========
反対派には夫婦別姓などの議論再燃も封じる思惑もある。
(300日規定の)見直し法案は最終的に見送りになったが、
保守派が押し切ることができたのは、
安倍や、政調会長の中川昭一の後ろ楯があればこそだった。
========

安倍内閣が、保守層から人気を得ようとすると、
コイズミが確保した無党派は、遠ざかりかねないという主旨ですが、
保守色をあらわにした例は、ほかにいくらでもあるでしょうから、
あえて「300日規定」や、選択別姓が選ばれていることになります。

一般的な選挙や政局についての記事で、民法改正という、
ローカルとされている政策が出てくるのは、多分に異例なことと言えます。
選択別姓や父権の推定が、無党派層の取り逃がしに、
どれくらい役に立つかはわからないですが(なぜか懐疑的なわたし...)
このところ民法改正に熱心な毎日だから、ということかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 20:17 | Comment(2) | TrackBack(2) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
政治家の皆さんは小泉ブームから何も学ばなかったようですね。アホです。

彼ら、選挙と言うとやることはどっかの割と人数が多い団体さんとこへ挨拶に行って「お願いします」って言うだけ。これは自民も民主も多分他も同じ。民主なんて選挙に強いって言われてる小沢を党首にしてるのはまさにそれをやる為。小沢は選挙になると「国民に訴える」なんて効率の悪いことは全然しないでしょ。

小泉はその点(たまたまかもしれないけど)ツボにはまった。何がかって「勝てる議論」の中に敵を追いやった。そしたら身内からも大反対受けたけど、勝てたでしょう。そう言うやり方していかないと何時まで経っても保守だ無党派だってやるしかない。そして結局無難などこぞの団体さん頼りってなる。

決着のつかない人と人の争いになって、問題に対する答えと答えで議論もできないってことね。

それが何故わからないんだろうね。ヘタクソ。
Posted by orang-u at 2007年05月09日 00:35
コイズミが「成功」したのは、ポピュリズムを操作したからですね。
メディアを使って、郵政民営化に都合のいい、
わかりやすいメッセージをくり返し発信し、
また「抵抗勢力」という、これまたわかりやすい「敵」を作って、
大衆受けしやすい「劇場」を演出したのでした。
それで、国民の多くは、『ハーメルンの笛吹き』の、
子どもたちみたいになって、コイズミ自民に投票したんでしょう...

小泉と竹中が利用した、スリード社の企画書に、
「B層=具体的なことはわからないが、小泉のキャラを支持している」と、
あるけれど、まさにこうした人たちを、うまく扇動したことになります。
http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf

コイズミのまねをするためには、(1)コイズミ並みのカリスマを持った
ポリュリストで、(2)大メディアを操作できるだけの権力があって、
(3)愚民思想を当然のように思う、という条件が必要になります。
自民党の政治家は、(2)と(3)は、だいじょうぶだと思いますが、
(とくに、安倍晋三は、(2)は万全でしょう...)
(1)の才能がないですから、同じようにいかないのでしょう...
(というか、恐ろしいので、二度と同じようにしてほしくないけれど。)
Posted by たんぽぽ at 2007年05月11日 01:09

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