2014年11月25日

toujyouka016.jpg 11月21日・衆議院解散

11月21日に衆議院が解散されたのでした。
12月2日が総選挙の公示、12月14日が投票日です。

「解散総選挙」
「衆院選2014」
「2014衆院選」

本当に解散総選挙になるとは、思わなかったですよ。
可能性は小さいと思っていたので、わたしはちょっと驚いています。

 
安倍首相がきゅうに解散総選挙をすることにした
理由がよくわからないむきもあると思います。
ようは消費税を8%に増税したら、
予想以上に景気が落ち込んだことだと思います。
10%への増税は先送りにしないと、本当にやばいことになって、
政権の維持にもかかわると本気で思ったのでしょう。

ところが安倍政権のまわりは増税派ばかりです。
野党や与党の財政再建派、大手マスコミの多く、
そして最大の増税派である財務省です。
彼らを抑え込む必要があるため、「解散総選挙で
増税の先送りについて信を問う」ことにしたものと思います。

「増税派たちは「解散」で総崩れ
安倍首相が削除表明した「景気条項」とは何か」

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安倍首相の増税先送りの判断は、あの有名な経済学者
ポール・クルーグマン氏が直接的な影響を与えています。
11月6日にクルーグマン氏が日本に来たときを利用して、
安倍首相と増税について会談したとあります。

「クルーグマン氏が決定的役割ー安倍首相の増税延期の決断で」
(はてなブックマーク)

クルーグマン氏はアベノミクスは評価していますが、
消費税増税を先送りにしないと日本経済はおしまいになると、
かねてから警告していたのですよね。
金融政策の大御所とはいえクルーグマン氏の忠告を
安倍首相が聞き入れたというのは、わたしはちょっと意外でした。

「円安は時間をかけて輸出を押し上げる=クルーグマン氏」
(はてなブックマーク)
「本誌独占インタビュー ノーベル賞経済学者クルーグマン
「日本経済は消費税10%で完全に終わります」」

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posted by たんぽぽ at 06:52 | Comment(8) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
総選挙ですが、本来、与党が増税、野党が増税反対となるところを、与党の方から増税しない(延期する)と言い出して、争点が曖昧化されているし、野党側がまとまらず乱立したら、結局与党の勝利ということもありそうですね。与党は前回目一杯勝っているので、前回以上の大勝利は考え辛いですが、野党がしっかりしないとみすみすチャンスを逃してしまうのではないかと思われます。
Posted by 御光堂 at 2014年11月25日 09:46
このエントリにコメントありがとうございます。

>野党側がまとまらず乱立したら、

野党の乱立は、前回の衆院選にくらべたら
だいぶ解消されていると思います。
競合選挙区も2012年の衆院選のとき227選挙区あったのが、
今回は53選挙区と4分の1程度に減らしています。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141125k0000m010070000c.html

>前回以上の大勝利は考え辛いですが、

その可能性も考えておいたほうがいいと思いますよ。
自民党は比例の投票率が大きく上がりそうなのですよね。
https://twitter.com/obiekt_JP/status/536510955291549696
========
(2014年)比例投票先、自民37%・民主11% 朝日新聞連続調査
(2012年)比例投票先に自民22%、民主15% 朝日新聞世論調査
========
Posted by たんぽぽ at 2014年11月25日 23:06
前回以上に与党が勝つ可能性も結構あるわけですね。
まあ総選挙に踏み切るのも勝算があってのことなんでしょうから、郵政選挙の再現を狙っているのかもしれませんね。
Posted by 御光堂 at 2014年11月26日 04:32
またまたコメントありがとうございます。

>前回以上に与党が勝つ可能性も結構あるわけですね。

投票率が下がりそうなのですよ。
そうなると組織票のある自民と公明が有利なのですよね。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155224

>総選挙に踏み切るのも勝算があってのことなんでしょうから

自民党の独自調査もややこしいみたいです。
10月下旬の官邸の調査で、自民党が300議席を越えそうだったので、
解散総選挙に踏み切ったみたいなのですが、
そのあとの自民党の調査でかなり悪い数字になって、
与党で過半数なんて、やたら低く勝利ラインを下げたりしています。
http://mainichi.jp/select/news/20141125k0000e010192000c4.html

勝てそうなのかやばいのか、いったいどっち?という感じなんだけど。
Posted by たんぽぽ at 2014年11月26日 23:12
なんか、各報道機関の情勢分析では自民党が圧勝しそうな勢いのようですね。
自民党は日本というシステムそのものと一体化しているので、それを突き崩すのは容易なことではなく、2009年の政権交代はまぐれのようなものだったのでしょう。
Posted by 御光堂 at 2014年12月04日 03:10
自民党の得票率は過半数にもはるかに満たなくても、議席数は過半数をはるかに超える今の制度は、明らかにめちゃくちゃですね。

小選挙区撤廃、1票の格差是正、投票率の向上、投票年齢18歳引き下げ、すべてが急務ですね。でも、どれも自民党にとってはマイナスの施策なので、やりたがらないでしょうね。。
Posted by 魚 at 2014年12月04日 14:23
御光堂さま、またまたコメントありがとうございます。

>各報道機関の情勢分析では自民党が圧勝しそうな勢いのようですね

そうなのですよね。
議席が増える可能性まであるのですよね。
最初の官邸の調査のほうが合っていたということですね。
とくに比例で大きく議席が増えそうで、
これも事前の新聞社の調査通りだと言えます。

>2009年の政権交代はまぐれのようなものだったのでしょう

わたしはそこまで悲観的には見ないですよ。
10年以上かけて準備してきたことですし、
その積み重ねで起きたことが「まぐれ」ということはないと思います。
Posted by たんぽぽ at 2014年12月04日 21:01
魚さま、このエントリにコメントありがとうございます。

>小選挙区撤廃、1票の格差是正、投票率の向上、投票年齢18歳引き下げ、

現行の選挙制度には批判する余地はあるし、
とくに1票の格差は違憲判決も出ていることなので、
早急に解消が必要なことだと思います。

とはいえそれらを改善することで、どれだけ自民党の議席が減るか、
もしくは野党が議席を取れるかはわからないですよ。

2009年の衆院選はおなじ選挙制度で政権交代も起きているので、
「こちら」に有利に働くこともあるわけですし。
Posted by たんぽぽ at 2014年12月04日 21:03
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