今回の衆議院選における民主党の敗北を特徴付ける衝撃的事実です。
代表、海江田万里氏の落選です。
前回2012年は小選挙区落選で比例復活だったのですが、
今回は比例復活も果たせなかったのでした。
「海江田氏落選、代表辞任へ 近く民主代表選」
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「海江田氏が東京1区で敗れる 民主本部に重苦しい雰囲気」
(はてなブックマーク)
「「私を捨てて応援にまわった」 落選の海江田氏、強気も」
「海江田代表が記者会見で辞任を表明」
惜敗率は83.38%で4位です。
民主党の比例投票ブロックの獲得議席は3ですから次点です。
![vote2014-tokyo1.png](https://taraxacum.up.seesaa.net/image/vote2014-tokyo1.png)
![vote2014-hirei-tokyo.png](https://taraxacum.up.seesaa.net/image/vote2014-hirei-tokyo.png)
![vote2014-dpj-hirei-tokyo.png](https://taraxacum.up.seesaa.net/image/vote2014-dpj-hirei-tokyo.png)
代表が落選するのは、民主党は結党以来初めてのことです。
党勢の凋落をあらためて実感させられると思います。
党本部に重苦しい空気が広がったと記事にありますし、
高だか11の議席増があったところでとても喜べないでしょう。
やはり民主党は敗北と言わざるを得ないと思います。
記者会見で海江田万里氏は「党の再建のために、
私を捨てて応援にまわった。みんなでがんばって、
改選前より議席をのばした」とコメントしています。
選挙で劣勢なので、自分の選挙を差し置いて、
ほかの候補者のための応援をしていたいうことです。
自分が犠牲になったというのも悲痛だと思います。
2013年の都議会選と参院選で民主党は大敗したのですが、
そのとき海江田氏は代表を辞任せず続投したのでした。
これらの敗北で辞任するのが筋だろうと、わたしは思ったので、
やはりちょっと無理があったのかもしれないです。
それでも党勢が凋落しきって、だれも責任を取りたがらないであろうときに、
あえて代表となり党再建を買って出たのは、すばらしかったと思います。
お疲れさまでしたともうしあげたいと思います。
民主党は代表選を行なうことになりました。
党の内規で代表は国会議員から選ぶことになっているので、
代表が議席を得られなかった以上、代表を交代せざるをえないからです。
「両院総会を開催 1月7日告示の代表選挙で党員・サポーター投票実施を決定」
「民主、1月に代表選=再生目指し党員参加ー首相指名は岡田氏で調整」
「枝野幹事長「代表選挙で党勢回復を」」
「民主党代表(ネクスト首相)、2015年1月選出へ
党員・サポーターも投票 政権交代ある二大政党政治へ」
この代表選は党員やサポーターも参加する選挙となります。
通常は2年ごとに定期的に行なっている代表選以外は、
国会議員だけの投票とするのですが、
今回にかぎっては党員、サポーターも投票する選挙です。
この代表選はそれだけ力を入れるということなのでしょう。
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代表選挙の実施方法については、党規約第11条第6項前段の
ただし書きに基づき、党員・サポーターの郵便投票、地方自治体議員、
党所属国会議員等による選挙で選出することとした。
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告示は1月7日で代表選は1月18日に行なわれます。
党員やサポーターも投票するので大掛かりとなり
準備に時間がかかるので、年が明けてからとなったのでしょう。
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民主党は17日に両院議員総会を開き、海江田代表の後任を選ぶ
代表選挙を来月7日に告示し、18日に臨時党大会を開いて、
党員やサポーターも参加する形で投開票を行うことを決めました。
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この代表選を行なうことが、党再生のために党の体質や方針を
徹底的に改善するきっかけになることを期待したいです。