残虐非道な行為を繰り返すイスラム国(ISIL、ダーイッシュ)ですが、
とうぜんながら女性も標的になっています。
昨年の9月-12月の記事なのですこし前になりますが、
ISILが異教徒の女性を「奴隷」として売ったり
贈ったりしているという現実があります。
「少数派の女性を戦利品に=イスラム国「奴隷復活」宣言」
「イスラム国が異教徒の少女を性奴隷に 毎日のように「暴力や性的虐待」」
(はてなブックマーク)
「イラク:ヤジディ教徒の少女たちが性暴力の犠牲に」
「女子供1500人が性奴隷に?暴走拡大する「イスラム国」の現状」
ISILが「奴隷」とするのはイラク領内にいる
クルド人の少数派ヤジディ教徒の女性や子どもです。
このほかにキリスト教徒やトルクメン人、シャバク人などもいます。
かねてから民族少数派や宗教少数派を一掃しようとしていたISILは、
異教徒とくにヤジディ教徒を標的にしていたのでした。
ISILの占領地が広がるにしたがって、ヤジディ教徒などの
異教徒の迫害に乗り出せるようになってきたのでしょう。
ISILは拘束した女性や子どもを「戦利品」として
ISILの戦闘員や支持者たちに分け与えるのですよ。
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プロパガンダ誌は「奴隷復活」と題した記事で、
「捕らえたヤジディの女や子供は、シャリア(イスラム法)に基づいて、
シンジャルの作戦に参加した戦闘員に分け与えた」と強調
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「奴隷」として売られたり贈り物扱いされた女性や少女は、
イスラム教に改宗させられ結婚を強いられたり、
暴力やレイプなどの性的虐待を受けたりしています。
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彼女と一緒に捕らえられた女性たちは全員がヤジディ教徒であり、
窓に鉄格子が付いた建物の中で、武装した男たちに監視され、
毎日のように暴力や性的虐待を受けているという
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ISILは2014年10月12日の機関誌で「奴隷復活」という
見出しの記事を載せ、この中でISILがヤジディ教徒の女性や子どもを、
戦闘員の「戦利品」としたことを発表したのでした。
これ以前からISILによる女性や子どもへの性暴力についての
報告はあったのですが、ここにISILは女性や子どもを
「奴隷」にしていることを公式に認めたということです。
被害者は1500人以上と推定されています。
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「彼らは私たちに、おまえたちはイスラム教徒ではない不信心者であり、
彼らの戦利品であると言い続けています。
私たちは市場で買えるヤギのようなものだというのです」
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キリスト教徒やユダヤ教徒には「税金」支払いや改宗という選択肢も与えるが、
多神教のヤジディ教徒には適用されないと明言した
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ハフィントンポストの記事を見ると、ラッカに在住のイギリス人女性が、
「自分の訪ねた家にヤジディ教徒の少女奴隷がいる」と
ツイートしたところ、「こうした奴隷はどこで買えるのか」
「私にも送ってほしい」などという問い合わせが来たとあります。
プロパガンダ紙で「奴隷復活」と臆面もなく
書くことができるというのは、ある意味正直だと思います。
正直わたしは気持ち悪くなってくるのですが、
「奴隷」なんてどれだけ時代錯誤なのかと思います。
もともと近代的な人権意識や民主主義の原則なんてないですし、
このあたりは過激な宗教集団の原理主義性なのでしょう。
それからこれは戦争が起きると、女性や子どもは性暴力の被害を
受けやすいことをしめているとも言えます。
ISILによる性的暴力は戦争犯罪、人道に対する罪に相当するとして、
国連とアムネスティも非難の声明を出しています。
「イラク:ヤジディ教徒の少女たちが性暴力の犠牲に」
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イスラム国の戦闘員は強かんを攻撃の武器として利用しており、
これは戦争犯罪、人道に対する罪に相当する
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性暴力の被害の傷の深さは言うにおよばないと思います。
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「ある日、私たちは踊りの衣装のような服を与えられ、
お風呂に入ってからそれに着替えるように言われた。ジランは浴室で自殺した。
手首を切ってから、首を吊って。ジランはとてもきれいだった。
自分が男に与えられると知って、自殺したのだと思う」
彼女たちが受けた恐ろしい性暴力の肉体的・精神的なダメージは、計り知れない。
拷問され奴隷のように扱われた人も多くいる。
何とか逃げ出せた人も、心に深い傷を抱えたままだ。
性暴力のトラウマは、強かんを受けた者という烙印でさらに悪化する。
被害者は自分の名誉、家族の名誉が汚されたと感じ、世間の目を恐れる。
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ISILによる性暴力の被害者に対する救助やサポートは、
まだまだじゅうぶんではないとアムネスティの記事にはあります。
実際性暴力の対処は往々にして後ろ手になりやすいと思います。
被害者の受ける傷は計り知れないものですし、
もっと性暴力の被害に対して、対策を強化してほしいところです。
日本でもISILのことは、多く話題になっていますが、
女性や子どもが「奴隷」とされ性暴力を受けていることは、
ネットでもあまり話題にならないようです。
日本人である以上、ほとんど縁のない外国の異教徒の被害よりも
さきの人質事件や、ISILに対する安倍政権の対応のほうが、
関心を持ちやすいのは無理もないとは思います。
かくいうわたしも、ISILが女性や子どもを「奴隷」にして
性暴力を行なっていることを、取り上げていなかったのでした。
(ISILの話題自体ぜんぜん取り上げていなかったです。)
かかるジェンダーの問題は見過ごすことではないと思うので、
この機会にわたしのブログで話題にしたしだいです。
すみません、こんな下衆外道の低俗連中について語るのはおやめください、口と脳みそが腐ります。連中がイスラムを名乗るなど、イスラムに対する冒涜以外の何者でのありません。あんなくそ野郎どもと同じ星に生きていることが恥ずかしい。宗教の名に隠れて自分の欲望を満たしたいだけのどくそ外道ども。連中を誅滅するためなら、どんどん地上軍を投入するといい。そして殺してくれと泣き叫ぶまで体中の皮を剥ぎ取ってやればいい。あんな連中はテロリストですらない。この世の中の醜悪のすべてだ。
連中の子供に対する仕打ちの悪辣さを伝え聞いていたもので、とてもじゃないですが、話題にするのもイヤな連中です。
先述の書き込みは自分の感情からの発露でしかありませんので、無視していただければ幸いです。申し訳ございません。
>すみません、つい興奮して筆が滑りました
いえいえ、お気になさらずに。
(最初のコメントを読んだ時点で、
ふたつ目のコメントの内容の予想がついたです。)
もともとISILの話題は扱ってこなかったのですが、
ジェンダー問題になると、わたしとしては
無視しきれないということがあるのですよね。
日本国内ではあまり問題になっていないので、
それならわたしが話題にしようと思ったしだいです。
ISILに対して猛烈な嫌悪を感じるのは、ごもっともだと思います。
わたしもはっきり言って、とても気持ち悪いです。
でもこういうこともあるのですよね。
それで問題視する必要があると感じたのもあります。
(日本にもいるようですよ、ISILに理解や共感を示す人たち。)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20150207-00042817/
自分も落ち着いて、いま一度、考え直そうとしてみて、失敗しました。
正直、口にするのも汚らわしいあれについて何かを考えようとするだけで頭が煮えたぎってくる始末です。
どうしても感情が先行してしまいます。
すみません、何度も書込もうとして失敗しています。
ここまで怒りが持てる対象、いままでなかった。
>ご容赦いただきありがとうございます
いえいえ。
どんな残虐非道な組織でも、「奴隷」を売り買いしているとか、
性暴力を行なっているというのは、隠したがるものだと思います。
そこへもってきて、機関誌に「奴隷復活」などと書いたり、
女性や子どもを性暴力にさらすことを公式に表明するのですから、
残虐非道さも相当なものだと思います。
ある意味正直と言えますが。
落ち着いてきたら、またなにかコメントをくださればと思います。