最近女性のあいだから顕著になっているみたいです。
「「専業主婦つきの男」への止まらぬ嫉妬
噴出する「私だって家政婦が欲しい!」の声」
(はてなブックマーク)
妻が専業主婦の男性は、家事労働を全部妻にやってもらえるから、
仕事のパフォーマンスが有利ということですよ。
家事労働を任せきりにできる家族を持てない女性社員は、
彼らと仕事で対抗することがとてもできない、ということです。
家庭のことを奥さんにきちんとやってもらって
(ワイシャツはいつもぱりっとしていて)、
物理的にも精神的にもサポートを受けながら働けている彼らに対し、
自分自身はマンションで独り暮らし。
多くの働く女性が「家のことを誰かにやってもらいたい」と感じている……。
そのことが、専業主婦家庭へのやっかみにつながっているというわけです。
「男っていいわね、奥さんがいて。わたしも奥さんがほしい」というのは、
むかしから冗談半分、本気半分で言われていたと思います。
ここへきて「妻が専業主婦」という男性社員の
アドバンテージが目立つようになってきたのでしょうか?
日本の労働環境は、家事労働を妻に任せて自分は仕事に
専念できる男性社員に最適化するよう、発達してきました。
最近問題になっている「長時間労働」も、
「妻が専業主婦の男性」に最適化された労働習慣です。
「妻が専業主婦の男性」に有利な労働習慣は、
「長時間動労」のほかにもまだまだあるわけです。
そうした状況においては、仕事と家庭の両立に直面する
女性社員にとっては、不利が多いことになるわけです。
記事によると、男性諸氏はかかる「女性の働きかた」という課題には、
ほとんど興味ない人が多いし、妻が家事をやることも
当然の前提にしていて、疑問視していないようなのですよね。
しょせん自分と関係ないということなのでしょう。
(本当は「男性の働きかた」の問題であり関係あるのですが。)
結婚してから夫婦共稼ぎが念頭にあるなら、
もっと気に回す必要があることだと思います。
「若い女性の専業主婦願望」も、男性諸氏のこのあたりの
無関心や無頓着に原因の一端があるからです。
つぎのようなコメントも、「妻が専業主婦で家事を
全部やってくれる」ことのアドバンテージに無自覚だからでしょう。
冒頭の独身キャリア女性のような意見に対しても、
「そっちこそ、守るものがなく気楽に働けてうらやましい」と反駁したり、
「じゃあ、専業主夫になってくれる男と結婚すれば?(笑)」と茶化したり。
まじめに取り合おうとはしていません。
これは家事労働に対する軽視もあるのだろうと思います。
無償労働を「見えない」ことにしているところがあると思います。
家事労働を年収に換算するといった可視化は、
家事労働の負担を実感してもらう一案だろうと思います。
この問題の抜本的解決は、「妻が専業主婦だと有利になる」
という職場環境、労働習慣を改善していくことだと思います。
上述の「長時間動労」をなくしていくことをはじめ、
ワークライフバランスを徹底するなど、
「男性の使い勝手がよすぎる」ことを改めていくことだと思います。
「2015年は長時間労働崩壊元年に」
「育児休業延長に振り回されそうな女子大生に贈ったアドバイス
〜時短勤務と男性の働き方〜」
付記:
最初に記事のタイトルを見たとき、妻が専業主婦でない男性が、
妻が専業主婦の男性のことを、嫉妬しているのかと思ったです。
きょうびなら、そういう「格差」もありそうだからです。
金融系のエリートだと専業主婦効果が顕著に表れるかもしれませんね。
私の会社はちんけな外資系だったので、昇進において男女差がほとんどありませんでした。
専業主婦もち男子より、パラサイト独身女子の方が有利だと思いましたね。ごはんも作ってもらえて洗濯もしてもらえる。金がある。家に対する責任がないですから。パパの場合は家事はまかせっぱなしでも帰ったらおむつは変えないといけない、子供のスポーツ少年団だ、学校公開日だなんだと、週末は行事も多く、楽ではないですよ。
でも最強だったのは、親と同居している既婚女性かなと思いました。家も子供のこともやってもらって、海外出張もOK。
しかし、それがここ最近、変わってきて、子持ち既婚女子が役職で転職してくるようになりました。彼女らは親との同居はなし、夫は非協力的・・でも、ガンガン仕事してましたね。子持ち離婚女子もいました。収入があれば、子供のケアはなんとでもなるのでしょう。
もちろん独身一人暮らしで、スピード出世していく人もおり、それは立ち回りのうまさだったりするわけですが、アフター5の活躍度も大きいです。
また男性社員も、妻がフルタイムで仕事をしているケースも増えてきて、子供が病気、だと言って早退するケースもありました。
取引先の社長の奥さんは記者で、お互い好きなだけ仕事をしているようでしたが、いやはや、本当にライフスタイルは多様化してきたと思います。ただしその多様化も格差の上での多様化かもしれません。
お久しぶりです。親御さんと同居の既婚女性だけでなく、親と同居は独身でも強味がありますよね。
やっぱり親って反抗的だろうが甘ったれだろうが子供のために一方的に尽くしてくれるので、今思えば親と同居していた状態は有り難いものだったなと思います。
逆に経済的にも家事などでも親御さんにあまり世話になってない人は早い年齢でしっかりして経済的な独立や結婚も早い気がします。周囲を見聞きしている限りは。
経済や家事で親と同居時におっもいきり甘えられた人の場合は、結婚も相手にそれを求めてしまう人が多いのかなとも思います。
ただ無償の愛みたいものは親子だからこそ成立しても友人はもちろん、恋人や夫婦間ではありえないでしょうね。
>よっぽど言い返そうかと思ったことがあります
でも言い返さなかったのね。
家事労働を全部やってもらうことで、いかに負担が軽減されるか、
過小評価されがちということですね。
>金融系のエリートだと専業主婦効果が顕著に表れるかもしれませんね
あと、研究者ですね。
http://taraxacum.seesaa.net/article/275797984.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/292877509.html
>専業主婦もち男子より、パラサイト独身女子の方が有利だと思いましたね
家事を全部やってもらえるという観点では、
パラサイトの単身女子のほうが上と言えますね。
くわえて家にお金を入れないから、経済的にも気楽ですし。
>それがここ最近、変わってきて、
>子持ち既婚女子が役職で転職してくるようになりました
その既婚女性はかなりの「スーパーウーマン」ではないかと、
わたしは想像します。
「ふつうの人」にはなかなか真似できないレベルではないかと。
>ただしその多様化も格差の上での多様化かもしれません。
そこはどうなのかは微妙ですね。
格差の上に成り立つ多様性というのは、かえって不健全とも言えます。
>無償の愛みたいものは親子だからこそ成立しても
親子でも成立しないと思いますよ。
子どもの虐待とか、毒親とか、問題含みの親もいっぱいいますからね。
パラサイトが成り立つのは、子どものころの感覚のまま
ずっと来ているということではないかと思います。
一種の惰性ですね。
それから娘がパラサイトというのを、
親が本当に受け入れているとは、かぎらないですよ。
「いつまで親に依存しているつもりだ」と、
ゆゆしく思っている親もいるだろうと思います。
要は金があれば、身の回りのことは、なんとでもなります。遅くまで保育してもらえる品川区にマンション持ってます、帰りは。間に合わなければタクシーも使います、etc。まあ家柄のいい人は海外経験もあって英語もペラペラなので、キャリアアップして転職にも困りません。美にも磨きをかけて男にも困りません。
多様化によって格差になったのではなく、格差によって、上層の人が多様化している、というだけのことで、それは残念ながら、ゆゆしきことなのです。
だから子育て支援というのはもっと国政がケアしないと、みんながハッピーにはなりませんね。
ヒラリーさんにご挨拶遅れて失礼しました。ここはヒラリーさんの好きな話題とは違う?ので、ご登場にちょっと戸惑ってしまいました。。。
昔と違って働く女性が増えたり、ある年齢を超えても独身の人が増えた。親と同居の人も増えたというのもやはり時代の違いがあると思います。
また、ハタから見て経済や家事で大きく親の世話になっているように見えて意外と親の側が頼っているケースもあるかなと。
まあ親子で住んでいると持ちつ持たれつ、悪く言えば互いに依存の惰性でそうなっているのかもしれません。
ただ、家事をお金に換算というのは仕事だとすると親子のように惰性、なあなあで済まされないのでそこが大きく違ってきますね。
うがんざきさん。
私はこういう話題も好きです(笑)
多様性としては結婚の年齢も親との同居もそうですが、逆に昔より二世帯、三世帯で暮らすのは日本では少なくなって、そのぶん独身で親と同居期間が長い人が増えた感じかな。
女性の仕事もそうですがルックス面でも、親戚の女性で70代ですが身長が170近くもある高身長の人がいて若い頃すごく嫌だったと。今の時代に生まれたら全然違ったのにと言ってます。
今は女性でも背が高くていいわねと言われる時代で、男も特に気にしないし、それでいながら140センチ台のような小柄な女性だけのアイドルグループが人気出たりしますね。
年齢もやっぱり若いコがいいというのもありながら、中年層の女性も人気がありますね。
女性で中卒の人もいれば東大卒の人もいて、それだけでどっちが幸福かは分からないし、そういう多様性の時代で面白いんじゃないかと思います。
またまたコメントありがとうございます。
パラサイトシングルは、キャリア志向とは思われないと思うので、
このエントリで取り上げた妻が専業主婦の既婚男性とは
仕事の上で競合関係にならないだろうとは思います。
パラサイトシングルが取りざたされるようになって
だいぶ年数が経っているので、いまはどうなのかわからないですが。
>ディレクタークラスで転職してきた女性は2人とも離婚子持ちでした。
>要は金があれば、身の回りのことは、なんとでもなります
なるほど。
たいていのことはお金が解決するという法則は、
とうぜんながらここでも成り立つということですね。
>多様化によって格差になったのではなく、格差によって、
>上層の人が多様化している、というだけのことで、
「格差の上での多様化」というのは、そういうことだったのですね。
(多様化の実態が階級差のようになるという意味かと思った。)
実際はどうなのかはわからないですが、多様化する余裕があるのが、
アッパークラスだけだとしたら、それは大問題ですね。
多様化時代が「金持ちのたしなみ」のように見られかねないです。
>ここはヒラリーさんの好きな話題とは違う?ので、
>ご登場にちょっと戸惑ってしまいました。。。
わたしは「反応があるのではないか」とちょっと思ったですよ。
最近あちこちの話題に登場していますね。
なんか言いたいことがよくわからないですよ。
パラサイトシングルに関係したお話をしているのはわかるけれど、
前のわたしのコメントとのつながりがわからないのよね。
>ハタから見て経済や家事で大きく親の世話になっているように見えて
>意外と親の側が頼っているケースもあるかな
経済的にも家事も親の世話になっているのであれば、
ほぼ全面的に子が親に頼っていることになると思いますよ。
経済と家事以外に、なにがあるのかしらと思います。
家事労働を年収に換算したのは、家事労働の負担が
どの程度の大きさなのか実感してもらうためですよ。
パラサイトシングルであれば、親が子に対して
それだけの負担をしているということです。
パラサイトシングルと言う言葉を山田昌弘が言いだした頃、ネガティブである種貧困層的なイメージがあったかもしれませんが、いわゆる親と同居という実態にすぎません。それでキャリア志向の女性はごまんといますよ。実際たくさん見てきました。
社会学の情けなさとして科学なら勝手に言い出して勝手に名づけても証明できなければトンデモ扱いで終わりなのにね(笑)
だいたい罪人でもないのに人さまの子供に対してパラサイトとか言ってしまえる神経がどうにも。
山田氏の問題は社会学など学問とは言えないのにそれで学者ヅラして食わせてもらっていることに自覚はあるのかと。
社会学を学んでも有利な職業などないし教員や教授も空きがないです。
そこで教授はパラサイトシングルとか言って仕事をやってる気になっている、新たな学問的示唆であるみたいに思い込んでいる幼稚性と必死さがむしろ微笑ましいではありませんか。
仮に、山田氏にしてもタンポポさんにしても何で親と同居して経済や家事で世話になっている人が憎いのか分かりません。
前のところで、親も本当は嫌がっているかもしれないとのことでしたが、関係ないではありませんか、第3者に。
親子間や夫婦で暴力や虐待は問題視、事件として扱う必要があってもですね。
友人が親に金借りて返さなくても無関係ですが、私が貸したら返してくれないと困ります。それに法的にも実の子が貸した金を返さないというのは基本的に裁判でも扱ってくれないそうですよ。
たんぽぽさんからすると、そういうことも家族の価値の負だというようなお考えですかね。
私の知り合いにも親と同居の人がいてもパラサイトなんて思ったことは一度もないですけどね。
>それでキャリア志向の女性はごまんといますよ。実際たくさん見てきました
あらまあ、そうなのですね。
パラサイトシングルのことを、あまり知らないわたし。
>仮に、山田氏にしてもタンポポさんにしても何で親と同居して
>経済や家事で世話になっている人が憎いのか分かりません
これはどういうことかな?
わたしはパラサイトシングルが憎いと思ってはいませんよ。
なにを根拠にそんなことを言うのかと思います。
山田昌弘氏はパラサイトシングルが憎いから研究対象にした、
という事実を、わたしは寡聞にして知らないです。
それがしめされる根拠を教えていただきたいです。
>親も本当は嫌がっているかもしれないとのことでしたが、
>関係ないではありませんか、第3者に
それはあなたが、親は「子供のために一方的に尽くしてくれる」とか
「無償の愛」とか言うから、こういう可能性も
あるかもしれないよと言って反論したまでです。
困っているかもしれない人に対して、
「あなたは無償の愛で接しているんですよ」なんて、
「関係ない第三者」が言うほうが、大問題だと思います。
>法的にも実の子が貸した金を返さないというのは
>基本的に裁判でも扱ってくれないそうですよ
これはなにを根拠に言っているのかな?
親子でもお金の貸し借りは、法的には他人どうしとおなじなので、
相手の出かたによっては裁判に訴えることもできます。
http://gyousei-navi.com/question/disp_question/id/741/
>私の知り合いにも親と同居の人がいても
>パラサイトなんて思ったことは一度もないですけどね
単に親と同居しているだけでは、
「パラサイトシングル」とは言わないですからね。
根拠というのはこちらがお聞きしたいわけで、何でパラサイトシングルなる造語が正式用語のようになってしまうんでしょう。
酒井なんとかという女性エッセイストみたいなのが30才以上で独身、子供なしでしたっけ?そういう女性を負け犬だと言い出したことがありますが、勝手に定義付けするなということですよ。
本人がそう思うのは勝手ですけど。
パラサイトシングルを憎らしく思う根拠は?というのは負け犬のような言い方と同じで、憎いかどうかはともかく人を軽蔑的に言い表していると解釈されて当然ですね。
負け犬より前に、ある年齢以上の独身女性をハイミスとか、あるベテラン女性にお局様とか言った場合にそれを憎いとか軽蔑の意味で言っていないで通用しますか?
独身男性に対してはチョンガーという言い方もありました。私も何度も言われたことありますけどね。
いずれも政治家やある程度言葉に気をつける人なら言えない、言ってはいけない言葉であることは間違いないでしょうね。
>社会学の情けなさとして科学なら勝手に言い出して勝手に名づけても
>社会学など学問とは言えないのに
(2015年03月07日 23:12)
この発言は聞き捨てならないですね。
社会現象も研究対象になり得るし、まただれかが研究する必要のあることです。
歴史も蓄積もあるものです。
http://bit.ly/1F2b6JX
わたし関しては、家族やジェンダーや差別問題に関して、
社会学の蓄積におおいに助けられています。
>社会学を学んでも有利な職業などないし教員や教授も空きがないです
(2015年03月07日 23:12)
それが本当かどうか、わたしにはわからないです。
本当だったとしても、学問というのは直接には役立たないのが本来だし、
また直接役立たないものを蓄積することは、
社会のインフラとしてとても大事なことです。
また本来役立つはずなのに、社会の側が理解ふじゅうぶんで、
社会学を研究した人たちに、じゅうぶんや活躍の場を
与えていない可能性もあります。
>教授はパラサイトシングルとか言って仕事をやってる気になっている
(2015年03月07日 23:12)
「パラサイトシングル」なる存在が増えていることを発見して、
社会問題であることを指摘したことは、大きな功績だと思いますよ。
http://amzn.to/194vBtt
http://www.tku.ac.jp/~takaira/HP/book/parasite.html
http://www.geocities.jp/amasabu/b1030.htm
彼らはなぜ親元を離れないのか、このまま親元を離れないと
どうした問題が起きるのか、それは将来どんな社会問題を
引き起こす可能性があるのか、彼らを政策的に対処する必要があることなのか、
そういったこと分析するのはとても重要だと思います。
>根拠というのはこちらがお聞きしたいわけで、
(2015年03月09日 08:23)
質問に質問で返すのではなく、前のコメントでお尋ねしたことに
お答えしていただきたいです。
1. パラサイトシングルが憎いと、わたしが思ったことはないです。
わたしが憎んでいるというのなら、根拠を出してください。
2. 山田昌弘氏はパラサイトシングルが憎いから研究対象にした、
という事実を、わたしは寡聞にして知らないです。
山田昌弘氏が憎んでいるというのなら、根拠を出してください。
自立自活は、昔からある程度の年齢になったら親の元を離れて自立自活するという普通の考え方ですね。
同時に結婚すべきだとか子供をつくるべきだというのも昔ながらの普通の考えです。
私はそれら昔からの常識を否定する気はなくても、それほど尊重すべきで違う人は見下すとの意識を持ちませんね。
たんぽぽさん。
質問を質問で答えているのでなく、ちゃんと書いていますよ。
パラサイトという言葉自体が、憎いとか軽蔑の意味で言っていないと言っても通用しませんとね。
その言葉はセクハラですよ、という意識には敏感なのに不思議です。
成人でも親と同居している人と言えばいいだけで、結婚しても子供がいない人に「子なし」とか言う必要ないですね。
仮に本気でやる気なら取材すべきですよ。多くの人を実際に取材して、なぜあなたは親元を離れないんですか?とね。
当然、なんの権限でそんなこと聞くんだとか、場合によって怒鳴られたりもするでしょう。
市民団体ではホームレスの人にじっくり話を聞いて、そのうえで支援したり仕事先を見つける活動をしているケースもあります。
生活保護も、この人はこういう理由で不正受給ではないんだと政治家や行政に提言したり。
それをパラサイトだ、産めない女だ、生活保護受給者は荷物だと言ってるだけではネットでそういう下品な書き込みをしてるのと同じ。
左派というのも詳細がよく分からないのに平気で見下してしまうというのは、どこかでネトウヨと似てるんでしょうね。
これはもう完全にダメですよ。私は昨日書き込んでから、本棚の奥から苦労して山田氏のパラサイトシングルの時代を引っ張り出しました。
ちょうどページに折り込みがあり、おかしな見解をすぐ見つけられました。
・パラサイトシングルは女性に多い。
女性は結婚前にどんな生活をしていようと、夫婦の経済生活は夫次第と思っているからだ。
男性は親と同居でも妻子を養うプレッシャーから解放されず、パラサイト生活を楽しむ心境になれないと考えられる。
・本書で主に想定するのは大都市圏のパラサイトシングル女性である。
地方では適齢期過ぎた独身女性への偏見が強く、地方で親と同居の男性は家業を継いで結婚後も同居したいと思っているのでパラサイトシングルとは言えない。
・パラサイトシングル女性を満足させる結婚相手の男性は、ある程度収入が高く、ある程度家事を分散し、自分が趣味的な仕事をすることに文句を言わない夫である。
など、もう完全におかしいですね。これが学者先生の学者的見解とはね。
つまり、山田氏の社会学的学問分析(というか勝手な個人見解)なるものはパラサイトという軽蔑のみならず、女性蔑視的でもあったわけで。
こんなものを、たんぽぽさんが擁護する。私は批判する。どっちが左派でどっちが女か分かりません(笑)
要するに、たんぽぽさん本書はお読みになっておらず、パラサイトシングルとの造語とネット感想文のようなものを見て、そうだそうだと思い込まれてしまった?
確かにネットのレビュー等だけで十分なものも多いから無駄遣いを避ける味方になってくれることもありますが、そうでないものもありますからね。
根拠を示してください、と突っ込むべきは私にではなく山田氏に言ったほうがよろしいのではないでしょうか?
パラサイトシングルという言葉自体は差別用語ではありませんが、皮肉はこめられているでしょう。(パラサイトが増えることは景気後退となるから)。
普及させるのにCatchyなワードは必要でしょう。「成人で親と同居」がタイトルではマーケティングセンスがダサすぎ。
しかし今や学術用語になりました。
こんなに興味をもたれるヒラリーさん、ご自身が成人過ぎても親と同居されていたのかと思ってしまいました。
私が親と同居?私はこちらの最初の書き込みで親と同居の頃は、今思えばありがたいものだったと振り返ってますけどね。
ただ彼女とデートして帰ってくると母親が「女の香水の匂いがする」とか「お風呂入ったような顔してるわね。彼女とホテルで一緒に風呂入ったの?」とか「アンタがトイレ入った後は女の匂いがする」とか言うんですよ(笑)
親父は「自分の息子に馬鹿なこと言うな」と怒ってたけど母親はその干渉が直らないんで。
先輩に話すと、人それぞれだろうけど一般に母親は息子のそういうことが面白くないんだよ。
逆に父親は娘が気になって仕方ないだろうけどな、と言ってましたが。
ただ父親が娘さんにそんなようなこと言ったら一生嫌われるだろうけど。
ただちょうど私も職住近接にしたいと思っていたこともあって自分で部屋を借りることにしました。
本は一時期そういうタイトルセンスの本を意図的に買ってましたから。
ある時期からはファーストクラスに乗る人の特色、銀座ママの出世する男の条件、医学系でも甘いものは脳に悪い、最近では薬剤師は薬を飲まない、なんて本もありますが、そういうタイトルで釣るようなものは書店で目にしても立ち読みさえしなくなりました。
中国崩壊、韓国沈没、日本破綻のようなタイトルのものも読まないですね。地味でも筆力のあるほうがいいです。
ただ堤未果さんの「貧困大国アメリカ」は煽りタイトルでも中身は地道な現地取材に基づいた力作です。それにしたところで格差1%VS99%というのは大げさ過ぎますけどね。
>自立自活は、昔からある程度の年齢になったら親の元を離れて
>自立自活するという普通の考え方ですね
日本ではそれは「普通の考えかた」ではないように思います。
福島みずほ氏が「家族解散式」と言ったとき、
これは18歳になったらたがいに親離れ、子離れするという意味なのに、
「家族破壊だ」といきり立った人たちがいましたしね。
ISILに後藤健二氏が殺されたとき、
なぜか後藤氏の母親が出てきて謝罪をしましたね。
成人の言動であれば、親には責任がないはずなのに、
いつまでも親に責任があることにされるのが、日本社会です。
みのもんたが息子が窃盗容疑でつかまったとき、
番組出演を自粛したことがあったのでした。
本当は同時期に発覚したセクハラをもみ消すためだと
考えられているんだけど、これも「息子は成人しても
親が責任を取る」という社会通念が利用しやすかったのでしょう。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1301E_T10C13A9CR0000/
ほかにも日本はよろずに自立に否定的な社会通念が強いと思います。
介護も子育ても、福祉を充実しようとせず、
家族や親族による扶養に頼らせようする人が、いまだに力を持っています。
生活保護は実際に親族が利用できる人の受給を制限したのでした。
金科玉条のように「家族のきずな」とか「家族愛」とか唱えられ、
自立志向の人たちは「家族愛がない」とか「家族破壊だ」とされ、
自立した生きかたがはばまれるのが日本だと思います。
>私はそれら昔からの常識を否定する気はなくても、
>それほど尊重すべきで違う人は見下すとの意識を持ちませんね
パラサイトシングルのカチカン論争には、わたしは興味ないです。
(「それほど尊重すべき」って、表現がすこしおかしいですね。
言いたいことはわかりますが。)
それからわたしは、だれかを見下してはいませんので、
あらためておことわりしておきます。
自立がこのましいとされるのは、ライフスタイルや
意思決定において、選択の自由が確保されるからです。
経済的に依存していれば、金銭的な制約がでてきます。
精神的に依存していれば、依存する相手(親)の意志やしがらみで、
自由な意思決定が反対されることがあります。
多様性の尊重が大事なら、必然的に自立志向になります。
他者への依存は、選択の自由度が狭くなるので、
おのずと多様性がすくなくなります。
多様性の尊重を主張しながら、依存を強く肯定するのは、
本末転倒ということになると思います。
「他者を尊重すべき」と言うなら最初に
>親って反抗的だろうが甘ったれだろうが子供のために一方的に尽くしてくれる
(2015年03月03日 23:52)
とか
>無償の愛みたいものは親子だからこそ成立しても
(2015年03月03日 23:52)
と言ったことについて釈明がほしいですね。
世の中には子どものために一方的に尽くさない親も、
無償の愛みたいなのが考えられない親もいるのですし、
あなたこそそういう親を持った人たちのことを「尊重すべき」ですね。
>パラサイトシングルという言葉自体は差別用語ではありませんが、
>皮肉はこめられているでしょう。
あまりポジティブだとは思わないですが、
差別語だとまではわたしも思わないですね。
パラサイトシングルが弱者とされる社会構造がある
というわけではないですからね。
日本社会は自立志向の人に対して風当たりが強いくらいだと思います。
>普及させるのにCatchyなワードは必要でしょう
「パラサイト」と外来語を使って、語感を弱めてくれたのは、
配慮してくれたと、わたしは思いますよ。
「寄生単身者」とか「寄宿独身者」なんて書いたら、
それこそ語感からネガティブなニュアンスが強くなって、
それが先行したのではないかと思います。
>こんなに興味をもたれるヒラリーさん、ご自身が成人過ぎても
>親と同居されていたのかと思ってしまいました
わたしもおなじようなことを思いました。
ご自分を否定されている気分になって、みょうに被害者意識に走るのかしら?と。
最初のコメントで
>今思えば親と同居していた状態は有り難いものだったなと思います
(2015年03月03日 23:52)
と書いていますね。
「親と同居していた状態」がいつまでなのかは、わからないんだけど。
「お前は憎んでいる!」とか「俺を尊重しないのか!」とか
言い出すのは「感情的反発」の典型ですね。
私はそれほど早く親元を離れていませんよ。
成人というのが20才で20才か21、22くらいまでに自立せよという意味とすれば。
でもそういうことなら昔の方が自立が早かったんじゃないですか。
やる気もないのに一応、大学行くとかいう人が多いので。それで一人暮らしして親に仕送りしてもらったり、20代後半くらいでマンション買っても、実は多額の頭金を全部親に出してもらったとか。
ですから単に同居してないというだけでは本来の意味の自立かどうか分かりませんね。
余計なお世話ですが一般的に不動産価格の2割。
3千万円のマンションなら6百万円の頭金くらい自分で払えなきゃマンション買う資格はないし自立したことにもなりません。
親は子に対して無償の愛、と書いたことに随分引っかかっておらてるようですが、普通、自分の子供でもない人を育てて学費や仕送りを出してくれたりしませんね。
昔の日本とか今の途上国は子供を労働力と考える親が多く、その場合は子供の側の親に対する無償も愛でしょう。
今の日本は高校大学を私立に通い学費全部、場合によって仕送りまでしてもらって22才で独立自立したとか言っても、そこまでの親への依存は公立高卒で社会に出たような人と比べたら大変なものです。
大半が高校、半数以上が大学に行くので国公立のほうが当然少数ですから、多くの人が親御さんの無償の愛を受けていると言って過言ではないと思いますね。
この”本題と関係ないスパイラル”、どうにかなりませんかね。
さ!次の話題いこう!
山田氏が自立にどんな提案を書いていたかご存じですか。
20才で独立した人に月10万配る。21才で9万、22才で8万ーーーーーと配って30才で0にするって(笑)
その配るお金は誰のお金なんですかと。
もちろんやったところで不正だらけになるのは目に見えてますけど。
>パラサイトシングルを憎らしく思う根拠は?というのは
>負け犬のような言い方と同じで、憎いかどうかはともかく
>人を軽蔑的に言い表していると解釈されて当然ですね
(2015年03月09日 08:23)
>パラサイトという言葉自体が、憎いとか軽蔑の意味で言っていないと
>言っても通用しませんとね
(2015年03月09日 22:29)
「パラサイトシングル」ということば自体は差別用語とは言えないし、
このことばを使っただけで「憎んでいる」とは言えないことは
前のコメントですでにお話しています。
あとはこのコメント欄における、わたしの発言内容についてですね。
>>専業主婦もち男子より、パラサイト独身女子の方が有利だと思いましたね
>家事を全部やってもらえるという観点では、
>パラサイトの単身女子のほうが上と言えますね。
>くわえて家にお金を入れないから、経済的にも気楽ですし。
(2015年03月05日 20:40)
>パラサイトが成り立つのは、子どものころの感覚のまま
>ずっと来ているということではないかと思います。
>一種の惰性ですね。
(2015年03月05日 20:42)
>それから娘がパラサイトというのを、
>親が本当に受け入れているとは、かぎらないですよ。
>「いつまで親に依存しているつもりだ」と、
>ゆゆしく思っている親もいるだろうと思います。
(2015年03月05日 20:42)
>パラサイトシングルは、キャリア志向とは思われないと思うので、
>このエントリで取り上げた妻が専業主婦の既婚男性とは
>仕事の上で競合関係にならないだろうとは思います。
>パラサイトシングルが取りざたされるようになって
>だいぶ年数が経っているので、いまはどうなのかわからないですが。
(2015年03月07日 10:05)
>家事労働を年収に換算したのは、家事労働の負担が
>どの程度の大きさなのか実感してもらうためですよ。
>パラサイトシングルであれば、親が子に対して
>それだけの負担をしているということです。
(2015年03月07日 10:06)
「たんぽぽはパラサイトシングルを憎んでいる!」と、
あなたが言い出すまでに出てきたわたしのコメントは、
どれも事実関係の指摘や現状に対する分析や推測のたぐいです。
(かならずしも当たっていないものもありますが。)
個人的感情は基本的に入っていないです。
「ゆゆしく思っている親もいるだろう」というのも、
すべての親が無償の愛で子どもに接していると考えるほうが
無理がありますから、こうした親の存在を予想することは、
おかしなことではないと言えます。
この程度の指摘や推測をすると、
「パラサイトシングルを憎んでいる」というのでしたら、
世の中にあるほとんどの批判的言説は
「憎んでいるからやっている」ことになると思います。
>Publicで、マンションも買ってもらえなかった私は愛が足りなかったのか(笑)
わたしもぜんぜん親から愛されてなかったようです。(笑)
>この”本題と関係ないスパイラル”、どうにかなりませんかね
「パラサイトシングル」から、ここまでムキになるとは思わなかったですね。
ヒラリーさんは、いよいよご自分のことを熱く語り出すし。
ヒラリーさんの個人的なお話に興味のあるかたは、
わたしのブログにどれだけいるのかと思います。
抗議が来たということで、このまま続くようでしたら
ヒラリーさまに対して、なにか対策を講じることにしたいと思います。
私はこだわっているわけでもないんですが、たんぽぽさんが、または山田氏がなぜ親と同居を憎んでいるというのか根拠を示せと言うからです。
それ以前に「パラサイトシングル」というフレーズ先行と解釈で、実際に山田氏がその本でどれほどおかしなことを書き、女性蔑視しているか知らなかったとお認めになったほうがよろしいかと。
言葉だけ先行し本人の意図と違う認識で広まるケースの一例です。
ここのテーマの専業主婦にしても、専業主婦でも子供がいるいないで全然違いますし、また専業主婦とは家事育児を完璧に行っている人との意味でもありません。
結婚して収入のある仕事をしていない人のことです。奥さんが専業主婦だから家事育児一切を任せてすべて仕事に専念しているなど分かったものではありません。
親と同居だとか専業主婦、また奥さんが専業主婦とか、何で人の生活様式が気になるんでしょう?
奥さんが専業主婦の男が有利、一方で一部の男が専業主婦はいい身分だとか言う。
親と同居、早く自立しろ。自立してるほうが偉い、とは結婚している、さらに結婚して子供がいるほうが偉いと言うのと同じで、人に干渉したり、何かしら自分のほうが大変なんだよ、偉いんだよという自尊心が欲しいのかなという気持ちは分かりますが。
ただ、そういう意識に悪いのはこういう人間だとか、得な身分はこういう人間だという刷り込みが入りやすくなってしまいます。
それはいいですね。いやそれほどと言い合っているうちはいいですが、社会の問題点のように広めようとしてもピリピリするばかりで建設性は生じませんよ。
こだわってますよ。
最初にたくさん反応したのはあなただし。
あなたがたくさん反応して、「憎んでいる」などと言ったから、
わたしは根拠を訊くことになったのだし。
>たんぽぽさんが、または山田氏がなぜ親と同居を
>憎んでいるというのか根拠を示せと言うからです
自分のことや関係ないことを延々とお話していますね。
根拠をしめせとは言ったけれど、それ以外のことを
たくさんお話してくれとは言っていないですよ。
あなたにはすでに抗議が来ていますので、注意されたいです。