2015年03月25日

mar0006.gif女子は優秀でも採らない

多くの企業では、女子のほうが優秀にも関わらず、
男子に「下駄」を履かせて優先的に採用している
という現実を紹介した記事があるので、ご紹介します。

男子というだけで能力が低くても採用されることは、
知っているかたは「よく知っている」ことではないかと思います。
知らないかたは「衝撃の事実」かもしれないです。

「面接官が「女子のほうが優秀」と感じるワケ 女子は「優秀だけど採らない」という現実」
(はてなブックマーク)

「同じ話が何度も蒸し返されるので、まとめておこうと思いました」
(はてなブックマーク)

 
採用担当者が集まると、こんな会話がよく交わされます。
「元気な若手男子社員が非常に少ないですな」
「採用面接をしていても、評価の高いのは女子ばかりです」

その裏には「女子は、よほど優秀でないと採用されないから」
という悲しい現実があるのです。
女子が優秀と語る採用者たちは、続けてこんなことを言っています。
「だから男子学生は、下駄を履かせて採用しているんだ」
10年ほど前、ビジネス誌の記者をしてた時、新卒採用動向について取材しました。
大企業の人事担当からよく聞いたのは「入社試験では、
ペーパーも面接も女性の方が優秀。そのまま採用すると半分以上が
女性になっちゃうので、男性に高下駄はかせてます」という話。

それでも、まだよく聞く。「試験結果を上から並べたら、7割女性」
「はっきり言って、上から順に取ったら全部、女性になっちゃうんだよ」…。
実際の新入社員の構成はそんな風になっていないことは、ご存知の通り。

10数年前よりはいくぶんよくなったらしいのですが、
「女のほうが優秀だから、男に下駄を履かせて採っています」と
臆面もなく言えて、実際にそうしている企業は
いまでもまだまだたくさんあるのですよ。
取り繕おうとか遠慮がちに言おうという態度が、
あまりなさげなのもすごいと思います。

2013年9月に、大阪府と大阪市の事務職員の採用試験で、
合格者の8割程度が女性になることがあったのでした。
おそらく男子に下駄を履かせるなんてことをせず、
正直に成績の順に採用したからだろうと、わたしは想像します。

「採用試験合格者8割が女性」

2013年から試験の内容を変えたので、採用試験を行なうと
女子のほうが成績がよくなるという、多くの企業の人事担当者が
知っていることを、顧慮しなかったのだろうと思います。


ひとつ目の記事では、『就職四季報 女子版(2012年版)』
日本経済新聞社発表の「就職人気企業ランキング(2012年版)」の
ふたつの資料を使って、日本企業がどれだけ女子を
採用していないのかを検証しています。
いわゆる「人気企業」ほど女子を採用していないのはあきらかです。

人気企業ほど、女子を採用していない

表中のCランクの企業は、女子の採用比率は32.7%です。
大学生に占める女子学生の割合は、記事によると42.8%なので
(2012年のデータで学部生のみではないかと思われる。
大和総研の調査によると、2012年は大学院込みで41.9%)、
Cランクの企業でも女子の採用に消極的と言えます。

日本はOECD加盟国の中でとくに女性の就業率が低く、
下から4番目であり、OECD平均からも11ポイントも低くなっています。
これもいわゆる「人気企業」が女子の採用に積極的でないことも、
影響していることが考えられます。

「大卒女性の低い就業率」



このようにたいていの企業で男子を優先的に採用していることが、
女子のほうが優秀という事態をもたらすことになります。
いわゆる「人気企業」に女子で採用されるのは
相当に優秀なかたになってきます。
したがって、男子社員にくらべて女子社員のほうが、
ずっと優秀になるのは必然的と言えます。

人気企業(S、A)は、男子学生の応募が大量にあるため、
企業にとってライフイベントに対するコスト(出産・育児休業)が
少ない男子を優先的に採用します。
しかし、そんなハンデをものともせず採用される女子も、中にはいます。
彼女たちは激戦を勝ち抜いた精鋭者なので、非常にパワフルで、
人気企業でも大量採用した男子と比べて優秀さが際立ってみえるのです

下のランクの企業も、男子は実力以上の企業に入れますが、
女子は実力相応の企業に入れず、ランクが下の企業に流れてくるので、
おなじ会社に入っている男子社員と女子社員を比べると、
女子社員のほうが優秀ということになるわけです。

この連鎖は、企業規模を小さくしたところでも、
同じように繰り返されます。男子はそこそこでも1格上の企業に入れ、
女子は優秀でも1格下の企業に集まる。
だから、どのランクの企業で男女を比べても、
「女性は優秀」という評価が聞かれる結果になっているのです。


男子に「下駄」を履かせて優先採用するから、
おなじ企業の中では相対的に女子のほうが優秀になる、
女子が優秀だから男子を採用するために「下駄」を履かせるという、
「にわとりと卵」みたいな状況になっていると言えそうです。

posted by たんぽぽ at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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