朝日新聞のサイトに、「ダイバーシティー・プロジェクト」
というコーナーがあります。
ここに関連記事・データ集があるのですが、
労働問題や家族・ジェンダー問題について、さまざまな資料が載せられています。
いろいろなものがあって、役に立つと思います。
「朝日新聞社 ダイバーシティー・プロジェクト:関連記事・データ」
ここではつぎの資料を見てみたいと思います。
夫の家事・育児時間と第2子以降の出生との関係です。
出典は厚生労働省「第10回21世紀成年者縦断調査」(2012年)です。
「夫の家事・育児時間が長いほど第2子以降の出生率が高い」
ご覧の通り、夫の家事・育児時間の長いほうが、
第2子以降を持つ家庭が多くなることが、歴然としています。
夫が家事や育児の分担をしてくれないと、
妻ひとりで家事や育児の負担をしていては、ふたり以上の子どもを
持つことはむずかしくなる、ということだと思います。
ひとり子どもを持ったけれど、夫が家事や育児を分担しないと、
妻は自分ばかりに負担がかかるので、ふたり目の子どもを
持ちたくなくなったということかもしれないです。
男性の家事・育児時間が短いと、女性の労働力率が下がり、
世帯の収入も下がって出生率が下がる傾向にあることは
議論されていることですし、それをしめすデータもあります。
これはもっと直接的に男性の家事・育児時間が
出生率に影響しているデータとなっています。
「出生率と男性の家事時間」
4月4日エントリでお話した、2020年までの少子化対策の指針となる
「少子化社会対策大綱」では、3人以上の子どもを持つ世帯に
経済的な支援をすることが課題となっています。
「少子化社会対策大綱(2)」
経済的支援も結構ですが、夫の家事や育児の分担を
もっと増やすことを推進したほうが、1夫婦が持つ子どもの数を
多くするにはずっと効果的だろうと思います。
付記1:
図11は「6歳未満児を持つ男性の家事・育児時間」。
出典は総務省の『社会生活基本調査』(2011年度版)。
(おそらく共働き世帯、専業主婦世帯を全部カウント。)
補助ブログの10月15日エントリで、同種の図を示しています。
(こちらは共働き世帯のみカウント。)
付記2:
図12は育児休業取得率の推移。
出典は厚生労働省「雇用均等基本調査」。
3月28日エントリ、4月2日エントリでしめしたものと同じです。
関連エントリ:
「少子化社会対策大綱」
「少子化社会対策大綱(2)」
「家事をしない日本の男」
「家事をしない日本の男」
問題は家事というより育児でしょうね。
家事なんてものは料理、洗濯、掃除などそう時間のかかるものではありません。
残業をダラダラやってる人がいるとの批判があるなら家事なんて工夫と慣れで短時間で可能です。
まあ、男も若い時期からそれを実践しておく必要がありますね。
飲食店においては、たとえば忙しい時間帯はどんどんホールから注文が次々入ってくる。
それを手際よく順番通り作って出す。当然、複数のメニューを同時に料理することも。実際に経験ありますが、それと比べたら家庭料理なんて遊びみたいなもんでしょう。
全自動洗濯機での洗濯も、一般家庭の掃除もそれほど時間など必要としませんね。
でも飲食店でお客さん来ないから数時間早く店閉めようとかいうわけにいかず、それで一般的な仕事未経験の学者や評論家風情が生産性がどうの言うわけですが、そうやって地道にやってる人を馬鹿にするなら、飲食店でもスーパーでもあらゆるサービス、モノを値上げして一斉にすべてを時短にすればいいと思います。
ニューヨークでティッシュペーパー3箱1000円で驚いたなどの記事も先日ありましたが、日本なら5箱300円台。200円台のものもありますけれど。
1人あたりGDPが多い国は大半が元の物価も消費税も高いことが無視されています。
有り難みが分からないのであれば、過度な値下げ競争努力をやめて全体に時短、値上げ、賃上げを本格的にやってみたらいいと思いますよ。
その状況で家事、育児をやろうとしない男がいれば徹底批判されて仕方ないと思いますし。
ただ現時点で子供さんのいない専業主婦が家事が大変でどうの不満があるなら、それはその女性にちょっと問題があるのではと思います。
>それと比べたら家庭料理なんて遊びみたいなもんでしょう。
軽く言うよね。
ちゃんとやったことないからでしょう?。
安藤美姫さんのところではそれをキッカケに盛りだと上がりましたね。
逆に世間でもマスコミでも安藤さんのこと自体が話題にならなくなり、むしろ安藤優子の番組視聴率が1ケタだと話題になっていますが、安藤優子の番組で浅田真央が転倒したパネルを用いて真央ちゃん自身をゲストに呼んだ、という時点で安藤優子は終わっていると周囲の人たちが。
フィギアスケートファンを怒らせると大変なことになります。
とフィギアスケートファンのうがんざきさんに再度のご挨拶。
家事については、これが家事をこなしているという意味だとの線引きがないのでね。
仮に専業主婦だとして毎日徹底的にやっていても、手抜きだらけで毎日冷凍食品、掃除は週2日くらいで風呂トイレ掃除は旦那がやってるという場合でも専業主婦=家事をやってる人、と認識されます。
親元にいて遊んでるだけなのに「家事手伝い」という肩書きが存在していたこともマイナスなんでしょうね。
うがんざきさんも実感があると思いますが、結局、仕事って人間関係が巨大だと思いませんか?
給料安い、残業多いなどの理由では意外と辞める人は少なくて、逆に同僚や上司に1人嫌なのがいればそれで辞める動機になります。
対して、家庭は昔だと男側の両親と同居で旦那が仕事行ってる時間、監視されてるようでツラい。旦那に言っても知らんふり。板挟みで、さらに子供もいるしで大変だったと思います。
料理も旦那の両親、子供、旦那の料理をそれぞれ毎日作るのは大変でも、両親と同居してない、子供いない場合は、やっぱり自分と旦那の料理だけなら遊び同然だし、親子供職場の人間は選べなくも旦那は選べますね。
あとから嫌になれば離婚して赤の他人にもなれるし、人間関係としてもラクなもんですね。
私は1人暮らしなのでそれが一番ラクかもしれませんが、いざというとき、また普段でも淋しさはあるから、好きな相手と2人で住むことが総合的には一番かもしれません。
>問題は家事というより育児でしょうね。
>家事なんてものは料理、洗濯、掃除などそう時間のかかるものではありません。
これは見た?
http://bit.ly/1aTyai4
>軽く言うよね。
>ちゃんとやったことないからでしょう?。
ある種の男性の発想だと思います。
おなじようなことを言う人(男)は、ほかにもいるのですよね。
https://twitter.com/momo281/status/573945970720800768
男性の家事労働の軽視は、こういうところにもあるのかと思います。
仕事を効率や生産性重視で労働時間減らせとか、日本人はダラダラ残業している人、また仕事は終わっているのに帰れないような雰囲気があるのが悪いと主張する人と、日本の男は家事をやる時間が少なすぎると主張する人が同一人物だったりしませんかね。
仕事は時間の長さが重要なのではないと言って何で家事の場合は時間の長さだけ重要になるんでしょうかね。
それにフェミニストの人たちがよく用いるジェンダーギャップ指数で日本が下位の理由は男の家事無関係ですよね。
むしろ女性が家事をやってることなど一切評価されてないでしょう。それどころか、だから日本は評価が低いわけですから。
労働時時間が長いことだけがこのましいかのように
扱われるから批判されることになります。
家事時間が短いのは、妻に家事の大部分をやらせていて、
必要な分担をしていないから、批判されることになります。
2. ワークライフバランスの観点からは、
仕事の時間と家事の時間をバランスよく配分する必要があります。
日本人男性は、会社で長時間労働できるために、
家庭のことをほとんどやらずにきたので、仕事の時間は長すぎることと、
家事の時間は短すぎることが批判されます。
最初の
>問題は家事というより育児でしょうね。
>家事なんてものは料理、洗濯、掃除などそう時間のかかるものではありません。
という認識はどうなりました?
変わりましたか?
長時間労働というより、どこまで仕事か?という面で打ち合わせだとか言って単に酒飲んで帰宅が遅くなるとかは無駄ですね。
でも、そういう店の雇用や経営もあるので複雑ですが。
家事、育児の認識については別に変わりませんよ。たとえば専業主婦の奥さんが風邪を引いて今日は一切家事が出来ないとしても、それはどうにでもなりますね。
でも赤ちゃんがいたら奥さん寝込んで旦那がそのまま仕事に行くことできませんから。
育児に関わる時間も育児の定義がどうなっているのかですよね。
赤ちゃんや幼い子は、ただ一緒にいること自体でも育児なんじゃないかと思いますがどうなんでしょうね。
上記1.2の下りはまったくその通りですね。激しく同意します。
飲食店で、調理効率がいいのは、導線を考えたレイアウト設計と、業務用厨房機器が良くできているからで、働いてた者としてこれは実感します。揚げ物一つ、タイマーセットすれば、ひっくり返さなくたっていいしね。スタッフも複数以上いる。そんなところと家事を比較すること自体ナンセンスだと、たんぽぽさんも思いますよね。
自動洗濯機だからといって、洗濯が一番大変なのは、干すのとたたむところですね。洗濯機に放り込めさえすれば洗濯をしたと思い込んでいる我が愚息もおりますが、それと同じ感覚の男性って大人になっても多いんですね。ちゃんと教育しなくてはと社会的使命として痛感いたしました。
うちはまだ週に何回か洗濯すればいいけど、働いている友人は子供が多いので毎日洗濯してると言ってました。びっくりです。稼ぎは旦那の方が少ないけど家事はあんまりしないって(笑)。この現状ですよね、問題は。
>それはどうにでもなりますね
どうにもならないですよ。
妻が病気でも、おかまいなしに家事をさせようとする男もいますし。
洗濯物とかだって、先送りにすることで、
たまってきてのちの負担になりますしね。
>上記1.2の下りはまったくその通りですね。激しく同意します
激しい同意、ありがとうございます。
なぜにこういうわかりきったことを、訊いてくるのかと思いますよ。
わかって訊いているなら嫌がらせだし、
わかってないなら、この話題に参加する資質を疑うところですね。
>そんなところと家事を比較すること自体ナンセンスだと、
>たんぽぽさんも思いますよね。
はい、わたしも思います。
>洗濯機に放り込めさえすれば洗濯をしたと思い込んでいる我が愚息もおりますが、
>それと同じ感覚の男性って大人になっても多いんですね
そういえばいそうですね。
こういう認識だから、家事なんてたいしたことないと思う
男性がいつまでもいるのかもしれないです。
対策としては、洗濯機に入れて、干してたたむところまで
全部やってもらう習慣にすることかしらね?
>うちはまだ週に何回か洗濯すればいいけど、
>働いている友人は子供が多いので毎日洗濯してると言ってました。
かくいうわたしも、着るものの数を多めにして
洗濯の回数を減らしたり、部屋干しにして干しっぱなし
(一人暮らしの女性に結構あるらしい)にしたりして、
負担を減らす「工夫」をしているくらいです。
私の場合は若いうちから飲食店や清掃の仕事もやっておいたから良かったと思います。
大変さということでは具体的に餃子を作るとすれば、どこから作るのか?ですね。ハンバーグなどにしても。
今は専業主婦でも冷凍を買ってきて済ませる人が多いですから。
結構、下手に作るより冷凍のほうが美味しかったりするんですけどね。
それと奥さん具合悪いのに無理に家事やらせる男なんか即刻離婚すべきですよ。
昔と比べて離婚が増えているのはそういうことに我慢しないからですね。
あくまでも結婚、再婚に苦労するのは男であって、女性が結婚、再婚の意志さえあれば必ず相応の男はいますから。
もちろん結婚したくない、離婚したけど再婚する気はないという場合は別にそれで問題もありませんけどね。
いろいろと異論反論もないこともないのですが、
逐一相手をしていると、議論の迷宮に誘い込まれそうなので、
あえて禁欲したいと思います。
何の話をというか、読んでいただければ分かるように、仮に専業主婦の奥さんが数日、まして1日寝込んだからといって食事や掃除洗濯くらい自分で何とか出来ない男では困りますねと。
だから若い頃ある程度やっておいたほうがいいということです。
ただ、独身1人暮らしの経験がほんの少しでもあればそれらを1人で何とかしてるわけでしょ?
親元に住んでいて来月から結婚で彼女と2人で暮らしますとの展開は聞いたことないですね。
20代前半か半ばでの結婚ならあり得るとも思いますが。
もうひとつは病気の奥さんに強引に家事をやらせるような男が本当にいるとすれば、それは性としての愛も情としての愛もないのだから即刻別れるべきということですよ。
何ら見当違いの書き込みはしていませんよ。
なにを書いているのかくらいはわかりますよ。
いままでのコメントの流れからの脈絡がわからないのですよ。
いつものようにまた新しいお話を持ってきて、
延々とコメントを続けようというのかと、思ったということです。