それによって安倍政権が強くなりすぎて、
安保法制でごたごたやることになっていると分析しています。
前回の朝生で荻上チキが民主党政権の経済政策について確信をついた。少し長いので3回にわけて紹介します。
— mollichane@独走のチャネ (@mollichane) 2015, 6月 30
出典は6月26日放送の「朝まで生テレビ」でしょうか?
荻上チキが放った核心@「(民主党の敗因は)経済政策の対案を出さなかったという事に尽きる。海江田さんもアベノミクスを批判したけど結局ネガティブシナリオをぶつけただけだった。効果は短期間という指摘もあるけど実際そうなってないじゃないか。じゃあ民主党は何してくれるの?」と当然思うわけ。
— mollichane@独走のチャネ (@mollichane) 2015, 6月 30
荻上チキが放った核心A「アベノミクスのダメな所に対して新しい提案もなかったし民主党は金融政策に対する意見をまとめきれなかった。で、その3年間の実績で経済がダメになったという印象が国民に植え付けられてるから、そういう党にもう一回投票しようとは当然思わない。」
— mollichane@独走のチャネ (@mollichane) 2015, 6月 30
荻上チキが放った核心B「だから今、安保法制でズルズルしてるのは、その前の経済政策で完全に負けたからです」
本当にコレに尽きる。あの究極のデフレの中、民主党はまともな金融政策を全く行わなかった。あれで国民の信用をどれだけ損なったか。俺も野田総理に「お前口だけじゃん」と思ってた。
— mollichane@独走のチャネ (@mollichane) 2015, 6月 30
やはりそうなっているのか、だから経済政策だけは
おそろかにするなというのだ、というのがわたしの感想です。
まさに「極端で危険な政治勢力を台頭させないために、
すくなくとも経済政策だけはしっかりやっておけ」、
「極端で危険な政治勢力に経済政策でさきを越されないようにしろ」です。
いまの日本の民主党は、経済政策で遅れを取っているので、
危険な政治勢力にさきを越されている、ということです。
「経済政策と支持の確保」
有権者の立場からすれば、経済を安定させて、
生活を保証する政治勢力を支持するのはとうぜんです。
人は生きるためには、食いぶちが必要だからです。
これが経済を安定させて失業者を大幅に減らした
ヒトラー・ナチスが絶大な支持を得ることになったことに対する
歴史の教訓ということです。
民主党は金融安定化政策には、あまり理解がないです。
相変わらず財政再建にこだわって、消費税増税を主張したりします。
デフレで景気が冷え込んでいるときに増税したら
いよいよお金が回らなくなって、経済が破壊的事態になるでしょう。
「金融安定化政策と民主党」
「民主党代表選・経済政策」
自民との対立軸としては、金融安定化政策は継承して
雇用を生み出し、その中で非正規雇用問題を解消していく、
経済成長を是として「アベノミクス」がふじゅうぶんである
再分配政策に比重を置くということになるでしょう。
「経済成長と寛容・多様性」
「経済と雇用・自民の対立軸」
民主党が主張している、将来の福祉のための財源確保も、
はじめに消費税増税ではなく、まずは経済成長させて企業活動を
活発にさせることで、税収を増すのがよいだろうと思います。
民主党政権の失敗を考えたときに、私は経済に関してはなにしろ3.11が起きたために経済成長どころではなかったし、また震災、原発事故も自民党政権ならもっと被害を少なくできたとか復興を早めることができたとは考えていません。
ただ復興大臣がとんでもない人物だった。あんなチンピラ風情が現実に国会議員として存在することに民主党全体の大きなイメージダウンになったことは間違いありません。
もうひとつは、中国と韓国への関係の冷え込みは自民党政権に責任があると思っていた有権者が多く、民主党になれば関係改善の期待ができると思われましたが、逆に中韓の反日活動がさらに勢いを増してしまった。
さらにロシア、また米国との関係まで悪化し民主党政権になってどの国と関係が良好になったという国がひとつもない。外交がこれでは当然経済含め上手くいきませんね。
そして今月、民主党は候補者募集のポスターをつくりましたが、反骨のエキスパートへ、と題して条件面は、批判にさらされる、体はきつい、休みはない、収入は減るー
と、つまりこの覚悟を持って立候補してくれる人を募集すると。
興味深いのは、現在どれくらいの収入かそれぞれなのに、あえて収入は減ると断言しているところです。
もちろん政治家は入りが多くても出費も多いので真剣にやるほどカネは残らない、足りないとのことは私も存じていましたが。
しかし、この条件で女性含めよい人材が集まりますかね。当選しても不満を口にすれば、あらかじめその覚悟を提示していただろう?で済まされる可能性大。
それとも好意的にとれば一般国民より苦労し理不尽な境遇に耐えてこそ民主党政治家である、との自負と志ということなのでしょうかね。