はあちゅう(伊藤春香)氏による、恋愛についての対談記事の続き。
「第1回 男は大勢にアプローチしないとたった一人とも付き合えない」
「第2回 女性はなんだかんだ言っても「モテる男」が好き」
「第3回 結婚は愛情とは関係ない金銭取引の契約である」
藤沢数希氏は結婚観もかなり偏っていると思います。
このかたは愛情にもとづく結婚など存在しないと思っているのですよ。
第3回の記事で、愛情で結婚するお話なんて「聞いたことない」と、
藤沢数希氏は言っています。
http://www.gentosha.jp/articles/-/3894
はあちゅう そう思ってるのは藤沢さんや周りの人だけですよ!(笑)
若気の至りだとしても、一生一緒にいたいという気持ちが
一瞬でも芽生えるから、その約束をするのが結婚だと思います。
藤沢 そんな話、聞いたことないですよ。
はあちゅうさんがこのあと「周りにいる人が特殊すぎるんですよ」
と言っていますが、藤沢数希氏はどれだけ偏った世界で
暮らしているのかと、わたしも思います。
いや、藤沢数希氏もふつうの世界に住んでいて、
愛情にもとづく結婚をいくつも見ているのかもしれないです。
ご自身の恋愛観や女性観によってひずんだ解釈をするので、
「あれは愛情にもとづく結婚ではない」と認識される
ということかもしれないです。
藤沢数希氏の認識では、女なみんな生活のために結婚するそうです。
この薄っぺらい女性観をまずは問題にしたいです。
だって、女性が結婚したいのは、将来の生活が安定するからでしょ?
女は外見とからだだけしか見ないという「恋愛工学」なるものを
展開している人なので、「女はみんないっしょ、どうせ金でしょ」なんて、
画一的な女性観しか持てなくなるのかもしれないです。
藤沢数希氏は、女性に経済力がなく、男と結婚しないと
生活ができなかった高度経済成長期の結婚スタイルに、
いまだに強く影響されているのかもしれないです。
「非婚・未婚と経済問題」
「未婚率が低かった時代」
一般に「非もて」は、男ならだれでも女性の上昇婚を保証できた
高度経済成長期の結婚スタイルを夢見ていて、
それがかなわない自分に対する不幸感が強くなることがあります。
藤沢数希氏も同様の結婚観があることも考えられます。
「弱者男性の恋愛至上主義」
女性の結婚は上昇婚だった高度経済成長期と現在は違うというので、
はあちゅうさんは、生活のために結婚する
女性は減ってきていると、とうぜんながら反論します。
経済的に男性に依存したい女性ももちろんいますが、
今は女性も稼げるようになってきています。
ただ「生活が安定する」というだけの理由で結婚はしません
それに対する藤沢数希氏の反論は
だったら、女性も自分より収入の低い人と
どんどん結婚すればいいじゃないですか。本当に結婚が愛だって言うならね。
結婚はほとんどお金の問題であって、愛とは関係ないですよ。
ですよ。
藤沢数希氏も、弱者男性、非もて、反フェミのたぐいの例に漏れず、
「女は自分より収入の少ない男と結婚しろ」と言ってきましたね。
年収が低い男性と結婚しない大きな理由のひとつに、
女性自身の年収が低いからということがあると思います。
自分ひとりで暮らすのも経済的に苦しいのに、ましてや自分より
年収の低い男性と結婚したら、ますます生活が困難になりかねないです。
「年収が低い男性との結婚」
このようにお話をすると、「やはり結婚はお金の問題じゃないか」と
言う人が出てくるのかな?と思います。
(藤沢数希氏なら実際に言いそうだと思います。)
これは「愛情にもとづいて結婚したいけれど、
経済的事情が壁になって結婚できない」ということだと思います。
「経済力にもとづいて結婚したいけれど、
その経済力がないから結婚しない」ということではないです。
「お金が壁になって結婚できない」を「お金が目的だから結婚できない」に
すりかえないよう、注意されたいと思います。
ついでながら、「女は自分より収入の少ない男と結婚しろ」と
言ってくる男性諸氏こそ、愛情ではなくお金のために
結婚しようとしていると、わたしは思います。
「きもくて金のないおっさん」
年収のじゅうぶんある女性が結婚しない理由としては、
「結婚は、男性にとっては「イベント」であり、
女性にとっては「生まれ変わり」」という社会通念があると思います。
日本の結婚生活はまだまだ男性中心であり、
女性はアイデンティティを変えられるほどのことだということです。
「弱者男性を養わない理由(2)」
いくら自分のほうが経済的に優位であっても、
それ以外の場面でそのような男性中心の結婚生活が
降りかかってくることを、避けられる保証はどこにもないです。
自分と相手の男性とのあいだに年収差があれば、
結婚観や家族観に差が大きいことが考えられます。
そうなると相手の男性やその家族に因習・反動的な
結婚観や家族観が蔓延している可能性も高いということです。
付記:
簡単に割り切ると、欧米の民主主義国は結婚は愛情に
もとづいていて、恋愛の延長に結婚があるというかたちですが、
中国では経済力のための結婚であり、
恋愛と結婚はべつものとされています。
日本の結婚は愛情と経済力の両方が求められる状態です。
「結婚と恋愛感情と経済力」
デヴィ夫人によれば、フランスは精神的自立のみならず経済的自立が要求され日本のように男性が女性を経済的に擁護しない。
また、フランスの男性にさんざん貢がされ捨てられる日本人女性がパリには多い。
だから元フジテレビの中村江里子さんは良かったですね、という話ですが、確かに中村さんの本を読むと結婚してから数年はまったく財布が別。
自分に対してお金のかかることはすべて自分で払っていたとのことで、これでは女性側がある程度のお金や仕事、または実家に経済面で頼れないと無理ですね。
日本の男も男で金持ってるだけの男が国内外でいい気になって派手に女性と付き合い、カネがなくなったらサヨナラというケースも珍しくありません。
なんで日本はフランスみたいにならないのかといえば、双方にそんな国になっては困るという男女が正反対の思惑で多く存在しているからではないでしょうか。
カネで釣れなくなるのは困ると思う男。
カネは男に頼りたいと思う女。
まあ正反対というより凹凸でうまくマッチするとも言えるかもしれませんが。
ただ今のEUはドイツが1人勝ちと言われて、ユーロにより、あくまでもドイツとならんで牽引したいと思っていたフランスは計算が狂い以前よりドイツに差をつけられてしまったと後悔しているようですね。
夫婦になってまで財布別とかケチで面倒なことタレてる国では総合で負けて当然。
ファッションや観光が強味の国という感じですね。
http://totb.hatenablog.com/entry/2014/05/17/204346
男女平等なればなるほど男性の性愛格差は広がります。
男性が体や顔を求めるように女性の上昇婚やマチズモを求めることは一生変わらないんでしょう。
基本的には女性は自分より上の男性しか愛せないのです
>ノルウェーの高出生率の裏側〜男の二極化
>http://totb.hatenablog.com/entry/2014/05/17/204346
これらを読めばわかるかもしれないです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/423590776.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/423039035.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/422639885.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/422143776.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/421790822.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/421515370.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/421407076.html
http://taraxacum.seesaa.net/article/421129370.html
http://bit.ly/1D3iQaH
http://bit.ly/1EmTSUD
http://bit.ly/1NRoOlp
http://bit.ly/1HijSDK
http://bit.ly/1IYJlQm
http://bit.ly/1Wai33F