「自発的売春と性の自己決定権」や、
3月2日エントリのコメント欄で話題になった
「葭町」や「ヘテロ男性以外の性風俗」について会話するため、
新規エントリを作ることにします。
うがんざきさまのご関心に添うエントリを、ご用意頂けましたら…と。というご意見をいただいたからです。
(せっかくのご提案が立ち消えになってしまったことが心残りで。
また、”ヘテロ男性以外の性風俗”に端を発する、江戸〜現代に至る性の価値観の
変遷など、せっかくの興味ぶかいテーマが埋もれてしまうのが惜しくて…)
(Posted by あやめ at 2016年03月11日 00:31)
ご提案くださったあやめさま、賛同したくださったうがんざきさま、
ありがとうございます。
コメントを以下に引用したいと思います。
1. 「自発的売春と性の自己決定権」
「貧困のための性産業従事」
自発的売春は性の自己決定権を行使しているようにみえて、自分から選べない顧客一集団相手、と考えると、やはり身体の独占的使用権を男性に与えてるのと同じと思います。
こういうテーマも、じっくりたまごどんさんもまじえて話したいものです。
消費者ニーズからの男目線の売春談義は、やや退屈ですもんね。
(Posted by うがんざき at 2016年03月01日 08:38)
まず最初に。
うがんざきさまのご意見の真意を、私はこのように理解致しましたが
間違いないでしょうか?(前提条件として、認識を共有できていますか?)
=====================
道徳、宗教、社会、家庭、経済、観念的制約、
その他、卑近な日常生活における有形無形の差別感情。
これらを完全に排除した世界に於いて、
全き自由意志による売春行為は、「女性の性の自己決定」たりうるのか?
=====================
大変興味深いテーマで、参加させて頂くのにやぶさかではないのですが…
はたして建設的な議論が成立するのでしょうか、今のたまごどんさん()に?
別して、(上記の解釈が正しいとして)私自身としても、
>自発的(=全き自由意志 @あやめ)
という概念のハードルが高すぎて、その先の想像を難しく感じています。
(しかし一方では、非常に手ごたえのある魅力的なテーマではある…しかし厳しい…)
(Posted by あやめ at 2016年03月02日 20:02)
2. 「葭町」「ヘテロ男性以外の性風俗」
「女性にとって性を売ること(2)」
オランダが「性の自己決定」が尊重され、性の解放として進んだ国だったら、
男性以外のユーザー向け売春があってもいいと思います。
ちょっとわずかにキャンペーン的にあったようだけれど、結局ない。
女性の性は消費され抑圧されるものだと、つくづく思います。
この非対称性が嫌だな。
だから非対称な売春の合法化なんて、歓迎はされないということね。
女性向け風俗あったら利用してあげるのに。
(Posted by うがんざき at 2016年03月06日 08:24)
>女性の性は消費され抑圧されるものだと、つくづく思います。
>この非対称性が嫌だな。
そう、非対称性!
うがんざきさまは当初から一貫してこの点を挙げられており、私も実感を持って同意して
おります。(表明はしてなかったかも?)
我田引水かも知れませんが、
”非対称性から端を発したギャップ(≒ジェンダー?)を解決しようとせずに、
ひたすら自身の欲望を満たすために、片方の性にのみ隷属を強要する。”
態度だと、強く思います。
>男性以外のユーザー向け売春があってもいい
>女性向け風俗
江戸時代〜戦前くらいまで?は、「葭町」ってのがあったんですけどね。
いわゆる男娼街。
明治ご一新後、当時の「狂言綺語」を謳う歌舞伎とともに、「世俗の濁り、鄙陋の臭」と忌み嫌われ、
あえなくお取りつぶしになったんですね。
吉原が公娼制度の指定を受けられたのと対照的に、こちらは公娼と認められなかった模様。
それでも大戦前あたりまでは、細々続いていたらしいのですが、現在は見る影もないですね。
ちなみに客筋は、衆道の男性、僧侶、御殿女中。そして、ヘテロ男性。
当時はホモファビア思想なかったんだなー、とか、見境なかったんだなー、とか、いろいろ思う
ところはあります。
あるいは、もともとあったんだから、復活もできるはず。とも、今は廃れてるんだから、無けりゃ無いで
男の欲望、案外たいしたこと無いじゃん、とも。いろいろ(ry)
(なお、ものすごーく関係ないですけど、日本の”男性の同性愛者”がしばしば、”女性のように美しい男”として表現され、消費される現象は、欧米〜アジア中でも、特異な例。いわゆる”ジャパンオリジナル”設定。これは恐らく、この葭町から発生した文化だと推察しています。)
(Posted by あやめ at 2016年03月06日 12:43)
葭町、、知りませんでした。なるほど、こういうものがあったのですね。
http://bbs.jinruisi.net/blog/2007/09/258.html
<江戸幕府公認の、男対象の性風俗場は吉原だけだ が、女対象は七場所あった?!>
確かに、日本には夜這いの文化があったり、後家のおばさんが若い男性の筆おろしをしてあげたりと、ずいぶんと性も自由で解放的だったですもんね。
キリスト教的なものが入ってきてから禁欲的になって、処女性の価値が上がって、男の性欲だけが肯定化されておかしくなっちゃったんですよね。
キリスト教的なものは戦後の高度成長期まで幅をきかせていて、その後崩れてきたけれども、男の性欲の肯定化だけは残ってるように思います。
(Posted by うがんざき at 2016年03月06日 16:34)
>江戸時代〜戦前くらいまで?は、「葭町」ってのがあったんですけどね。
>いわゆる男娼街
>ちなみに客筋は、衆道の男性、僧侶、御殿女中。そして、ヘテロ男性。
>当時はホモファビア思想なかったんだなー、とか、見境なかったんだなー
なるほどねえ。
「買う」側にも男性が多いのが特徴的だと思います。
(Posted by たんぽぽ at 2016年03月07日 21:57)
たんぽぽさん
先のリンクにも書いてありますが、買う側は女も多かったようです。
政府公認の風俗は、男性向け風俗は吉原だけだったらしいけど、女性向けは(男娼)は葭町をはじめ7ヶ所もあったらしいです。
================
参勤交代制度に直接縛られなかった階級,「士」以外の「農工商」の場合には、「日本の伝統的民俗」を引き継いで、古来からの自由を満喫した。当然のことながら女性たちは「武士の論理」などを無視して、物見遊山・芝居・信心などを口実に、男性を「囲ったり」、陰間茶屋に「通ったり」、女性グループでの観光旅行などでも性的享楽を大いに楽しんだ。
==============
(Posted by うがんざき at 2016年03月08日 09:56)
うがんざきさま、コメントありがとうございます。
>先のリンクにも書いてありますが、買う側は女も多かったようです
ご指摘ありがとうございます。
たぶん買うのは女が多いでしょうが、その中に男もある程度
混じっていた、という感じなのかもしれないです。
>政府公認の風俗は、男性向け風俗は吉原だけだったらしいけど、
>女性向けは(男娼)は葭町をはじめ7ヶ所もあったらしいです
なぜ「女を買う」風俗より「男を買う」風俗のほうが
多かったのかは、考察を要するところですね。
(すでに研究しているかたはいそうですが。)
(Posted by たんぽぽ at 2016年03月08日 22:25)
>葭町
あら、ご興味を持って頂けましたか?
史上唯一かも知れませんね。完全に近い正対称じゃないでしょうか。
しかし、それなら惜しいことをしました。
まさかお役に立てるとは思ってもみなかったから、
引っ越しの際にあらかた処分しちゃったんですよ。
>性も自由で解放的
手籠めだのかどわかしだの、地方に行けば略奪婚なんてのも当たり前にありましたから、
まあ、おおらかっちゃあ、おおらかですね。
人権意識が有るとか無いとかいうより、いろいろ「雑」だったんだと思います。あの当時は。
それでも成熟していたとは思いますよ、全体に。
少なくとも、今よりはみんな大人だったんじゃないかな、と。
>処女性の価値
価値はそれなりに有ったと思いますよ。
キリスト教的純潔主義じゃないですけど。
遊郭では初めてお店に出る娼妓を「初見世」と言って、それはお祝儀をはずまないと
買えないんだけど、そればっかり狙う客がいたとか。
ただし、初見世ってのは、あくまでその店の初めて。
ながれ女郎も、出戻り女郎も、みんな、初見世。ギリギリ看板に偽りなし、ですね。
>キリスト教的価値観
より打撃をうけたのは葭町でしょうね。ホモセクシャルは禁忌だったから。
そう、衆道とかはわかるでしょ、僧侶も、御殿女中も、後家も。
ところがそこには少なからぬヘテロ男性もいたわけですよ。
「昨日は吉原、今日は葭町」みたいに遊び歩いていたみたいです。
(ざっくり言うと、十代までは主に男性客、十代後半〜二十代半ばくらい?になると、
女性客が主な相手になるようです。)
また我田引水ですけど、
今の人々の記憶から完全に消えていても、そこにあった文化みたいなものは残ってるんです、
無意識下に。
「フツー、男同士っていったら、そうでしょ 」みたいに常識化して。
それでも、かつての嫖客たちには買っていた記憶はよみがえらない。
もう無いよ、と言われれば、案外無いで済ませられるもんなんじゃないですかね。
(Posted by あやめ at 2016年03月08日 23:27)
あやめさん、
当時、処女性に価値があったとは思いませんけどね・・。
価値があるなら大事に取っておくでしょうし。
早くて10歳、遅くても13歳までに、娘の水揚げを親が世話をしてたんですね。息子の筆おろしも同様。
要は信頼できるオッサンや爺、つまりベテランに水揚げを任せたそうです。
最初が肝心なので、上手な人に任せるということですね。
で、その後は、フリーに夜這いを愉しむようになるわけです。
↑昔読んだ、赤松啓介「夜這いの民俗学」の受け売りではございますが。
もう一回アマゾンのレビューを見てきて、中身を思い出そうとする私(笑)。
村では、主婦も旦那を追い出して、若い男との夜這いを楽しんだらしいです。
本当にフリーセッ クスですね。
しかし政府公認の風俗があったということは、、なんかオランダみたいではないですか!!(笑)。
いや、もうその話は戻すまい。
まあ夜這いが盛んだったのは農村部だけなので、それ以外の武士や商人が吉原や葭町など利用してたのではないでしょうかね。
(Posted by うがんざき at 2016年03月09日 02:26)
新エントリの開設、ありがとうございます。
史実と想像力と知性(←これ大事)と…難易度が高いですが、
楽しい思索になりそうです。
そうそう、うがんざきさま
>葭町
>http://bbs.jinruisi.net/blog/2007/09/258.html
(すごい、こんなwebサイトがあるんですね。)
>赤松啓介「夜這いの民俗学」
遅ればせながら、併せてご紹介ありがとうございます。
>赤松啓介
多分、読んだことあります、私も。確か学校の図書室(!)で。
司書さんがロックな人だったのか、蔵書管理が適当だったのか、
なぜかやたらその辺の書籍が充実していた記憶があります。
よし、まずは資料をさがさないと…
史実と想像力と知性、いやいやそんなものはいらないです。自分の考えや経験や、、、なんでもいいのですよ。
好きに,ゆる〜くね。
こちらにようこそお越しくださりました。
>新エントリの開設、ありがとうございます。
いえいえ、どういたしまして。
エントリのタイトルは「さまざまな風俗のかたち」なんて、
あまりうまくないですが、ご容赦ください。
なにかご意見がありましたら、遠慮なくどうぞです。
このたびは話題を作ってくださり、ありがとうです。
たんぽぽさんの考察が読める、と勘違いしてた私。
一応、記事はサマリーで、ご意見交換広場ということなんですね。
ま,そりゃそうですよね…。
ともあれ、次〜!お願いしまーす!
>たんぽぽさんの考察が読める、と勘違いしてた私
あらあら、そうだったのですね。期待させてしまって恐縮です。
たまごどんとの議論のエントリの中にあると、
コメントが混じって不便かなと思ったので、
会話する場所を独立させたということなのですよね。
ご披露するほどの考察を、わたしは持ち合わせてない
というのが率直なところです。
>自分から選べない顧客一集団相手、と考えると、
>やはり身体の独占的使用権を男性に与えてるのと同じと思います
わたしもそのあたりは同意見なのですよね。
売春はいかなるかたちであっても、
売る側の性に関する権利の制限や侵害になるだろうと思います。
自発的売春は性に関する権利を一定量犠牲にすることで
対価を得る、ということではないかと思います。
例のオランダの「飾り窓」は特定の客を断わる権利も
ある程度は認められているみたいだけど、
どんな客でも断れるのではないでしょうし、
自分から客となる男を選ぶことはできないでしょうし。
>オランダが「性の自己決定」が尊重され、性の解放として進んだ国だったら、
>男性以外のユーザー向け売春があってもいいと思います。
性を売ることが「性の自己決定」だと言うなら、
男が性を売りたいという主張がもっとあっていいと、わたしも思いますよ。
「男性が売る性産業は需要がきわめて少ないから
商業的に成り立たない」というなら、
そのような社会通念が定着していることを
「男性差別」だと言って訴える人たちがいてもよさそうに思います。
「男も性を売りたい」という人が「男性差別論者」からもほとんど出ない
というのはどういうことなのかと、わたしも思います。
>自発的売春は性の自己決定権を行使しているようにみえて、
>自分から選べない顧客一集団相手、と考えると、
>やはり身体の独占的使用権を男性に与えてるのと同じと思います
あらゆる不均衡や差別意識がなくなったとしても、
『自発的』にできうるのは、『恋愛を含む、他者との親密な関係性』であって、
売春行為ではない。
かなあ、と。
あとぼんやり思っているのは、
売る女性の胴元は、いつも時代も男性なんですよね。
遊郭しかり、現在の風俗店しかり。
実は葭町もしかり、です。
(性風俗業の経営者は、圧倒的に女性が少ないです。
これがクラブやバーだと女性オーナーの数がぐっと増えるんですが。
なぜそうなるかは、私もはっきりとはわからない。)
だから、結局いつも『儲ける男』と『買う男』だけで業界がまわってしまい、
『売る女』と『買う男』の問題にならないというか…
>性を売ることが「性の自己決定」だと言うなら、
>男が性を売りたいという主張がもっとあっていいと
そういう場合、「あんなところで働けるかバカ!!」って言うんじゃないですか(笑)。
いや本当に。
>性を売ることが「性の自己決定」だと言うなら、
>男が性を売りたいという主張がもっとあっていいと
そういう場合、「そう一筋縄でいく問題じゃないでしょ?デリカシー無いね」
って言われるかも。
(そりゃもちろんごもっともで大正解だけど、なぜ「逆もまた真なり」と考えない?)
男娼は男性のセーフティネットとして機能してもいいかもしれませんね。
「そう一筋縄でいく問題じゃないでしょ?」
「あんなところで働けるかバカ!!」
…んなことないです。
成熟化した厳しいマーケットでは、需要を創出していかないといけないんです。
今は何でも女性をターゲットにマーケティングしていますから。うまくいきますよっ
「金払ってヤリたいんだよ!」
と言えばいいだけなのに。
>売る女性の胴元は、いつも時代も男性なんですよね。
>遊郭しかり、現在の風俗店しかり。
>実は葭町もしかり、です。
「性を買う」というのが、ほとんど男性だけの欲望
ということなのではないかと思います。
そういう「男の男による男のための性産業」という状況が、
「売る女」の立場を二の次三の次にするようですね。
>「あんなところで働けるかバカ!!」って言うんじゃないですか(笑)
>「そう一筋縄でいく問題じゃないでしょ?デリカシー無いね」って言われるかも。
「自発的に売りたい男が一定数存在することは常識的」
くらいのことは、きっぱりと言ってほしいですね。
あるいは、自発的に売りたい男の実例を声高だかに示して、
「あんなところで働けるか」なんて言って、「性を売る」ことに
否定的な男性の存在に「反証」してほしいものです。
いつぞや話題になった「きもくて金のないおっさん」は、
「きもいから売れない」と言うのだろうと思います。
それでも「一部のスペックの高い男」は救われるのだから、
なにもないよりは「より解決する」ことになりますし。
>現代の貧困は女性に限ったことではありません。
>男娼は男性のセーフティネットとして機能してもいいかもしれませんね
貧困男性の福祉の肩代わりになるよう、
男も「性を売れる」ようにしたいものですね。
なんでも福祉や雇用の創出には、財源が足りないらしいですからね。
「貧困男性は貧困女性と比べて、数も程度もずっと小規模だから
性産業は効果的ではない」なんて言うのかもしれないです。
でも「構造が非対称だから、男性の深刻さは
女性のそれよりずっと程度が小さい」という物言いは
(それが厳然たる事実でも)、「弱者男性」や
「男性差別論者」が猛抵抗するでしょう。
>性の自己決定論とは、風俗,売春を肯定化したい人の
前にも言ったけれど、「性を売るのも自己決定権」という
主張をするのは、男性のほうが多いように思います。
「女性の自己決定権」なのに、です。
これがこの問題の本質を示していると思います。
男性にも性の自己決定権を! ヽ(゚∀゚ヽ)♪
今なにか話題のスウェーデンですが、何とこんな分野でも先進性を証明してくれました。
(記事は3年前のものですが、それでもこの新鋭の気運は特筆すべき)
「スウェーデン若者の売春、男性が女性の2倍以上」
「理解に苦しんでいる」
http://www.afpbb.com/articles/-/2911680?cx_part=ycd
性の多様性への啓蒙が進んでいるから、に1票。
なるほどね〜スウェーデン!
性の多様性の啓蒙なのか、
いやいや、女性の経済力って感じもしますね。
札束みせて
「兄さん、セーフティネットじゃけん!
え、自発的に働いてんやろ。
性の自己決定やね〜」
って、なんかエバってるようにみえますが
行為に入ると案外かわいいんだよ(妄想)
>「スウェーデン若者の売春、男性が女性の2倍以上」
>「理解に苦しんでいる」
>http://www.afpbb.com/articles/-/2911680?cx_part=ycd
ご紹介ありがとうございます。
これはわたしも意外でした。
どういうことなのか、専門家も判断できていないみたいですね。
「性を売る」のは男性のほうが多い社会が
存在することはわかりましたね。
「性の自己決定権」とか「貧困対策」と言って、
売買春を肯定する人は、ぜひ男性が性を売る性産業も
推進していただきたいものです。
>性の多様性の啓蒙なのか、
>いやいや、女性の経済力って感じもしますね。
両方ありそうですね。
「性を買う」のはそれなりにお金もかかるでしょうから、
「男が性を売る」ためには、女性に経済力も必要ですね。
女性の権利が進んでいるスウェーデンならではなのでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%96%93
「陰間茶屋」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%96%93%E8%8C%B6%E5%B1%8B
「モリーハウス」←これは初耳。でもよく考えたらイギリスだからな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9
(ウィキペティア先生は何でも教えてくれますね)
久しぶりに葭町のことを語ろうかな、と思ったんですが…
つらつら考えるに結局のところ、経済が大きなファクターを占めているのかな、
とぼんやり思っています。
陰間茶屋の遊びは、遊女遊びより割高でした。
(理由は女性よりもなり手を確保するのが難しかった為)
客層は限られるので、万人に平等に与えられる娯楽では無かったですが、
彼らはまさに女が男にするように、客は男が女にするように振る舞っていた、
かなり正対称にちかい遊びのシステムだったようです。
そして客はそれを大いに楽しんでいた、と。
これをみるに、支配欲や嗜虐心は性差関係無く作用するし、
「買われる」陰間の愚痴も遊女のそれと同じ、
どころか、現代女性のそれと全然変わりませんでした。
「ちっとも良くないのにしつこくてへとへと」だの、
「これが良いんだろ?とか的外れなことをしてくるの、ほんとイヤ」だの(笑)。
明治以前の葭町が栄えたのは、客層の景気が良かったからだと思うんですよ
(時代全体の景気ではなく)。
現代の葭町(に近い)ホストクラブも今はさっぱりですからね、やっぱり毎晩
シャンパンタワーを建てられる富裕層に占める女性の割合がもっと増えないと、
葭町復活は難しいですね。
それが現代では違うんですよ。
バブル景気の頃までは、男は今より堂々と横暴でドスケベでしたよね。
(注意:褒めてないし、理想ではあません。※)
あの頃は懐に万札がうなってましたから、そいつでスパーンと女の頬げた
張り飛ばせば簡単にコトが済んだんですけど。
「オラオラ〜、金が欲しいんだろ〜?しょせん金だろ〜?」ってね。
何にせよしょせんクズ野郎なんですが、この頃まではまだ、本当にギリッギリ、
「彼氏じゃない男とヤるのは嫌なもの」
っていう認識の共有が出来ていた。
(「そうは言ってもどーせ金ビラ切ればケツ振るんだろ?」っていう見下しもセットで。)
要はバブル崩壊から切る金ビラが無くなったもんで、『女の性の自己決定権』なんて
言ってる本人もわかってなさそうな屁理屈持ち出してきたんでしょう。
『お願い!金無いからタダでヤらせて!お願い!ちょっとだけでも!』
って土下座するかわりに、
『女がシたがってる』→『よし、俺サマが特別にパンツ脱いだる!人助けだからな!』
しかも恐ろしいことに、恐らく本人の主観では、詭弁ではない。
景気が上向かず、このまま彼らが順調に進化(?)を続けると、
『俺は嫌なのに、無理矢理ヤらされる身になって下さいよ〜』
『しょうがねえからヤってやるよ、跪いてお願いしろ』
とか言い出すんだろうと思います。
↑昔から一定数いる男の典型だけど(ちょっとモテるタイプとか)、
(例:内田春菊氏の作品に出てくる勘違いをこじらす男)
自己を確立できていない未熟な精神から発生するものだと、つくづく思います。
※何かを引き合いに出すと、理想理想うるry(自主規制)
お金のない農村部では夜這いで自由に性交を楽しんでました。
セッ クスそのものに対価など発生せず特別なものでも神聖なものでも何でもない、それで誰かをしばるものでも何でもない、でも、ひたすら楽しめる。
お金がなきゃないで、女性が消費される性でなくなるとゆうことですわ。
あやめさんの4/4 01:02の投稿については、主旨がよくわからないんですが、
お金を払うだけのあとくされない一時的な性の関係(ソープとか)を求める人はフツーにたくさんいるではないですか?安い風俗もありますから、何もバブルでなくともね。
一回ヤったぐらいで彼女きどりになったり、行為にいたるまで食事やプレゼントなど色々しなきゃならないこと考えると、すぐ行為に至れる風俗の方が合理的、経済的かもしれない。
金払ってヤリたいだけ、どうぞ声高に本音を、たまごどんさん。
>「陰間」
>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%96%93
>「陰間茶屋」
>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%96%93%E8%8C%B6%E5%B1%8B
>「モリーハウス」←これは初耳。でもよく考えたらイギリスだからな。
>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9
>(ウィキペティア先生は何でも教えてくれますね)
いろいろと調べてきましたね。
「男が男に売る」とか「男が女に売る」という性産業も、
結構いろんなところにあったのかもしれないです。
(ウィキペディアはたまにとんでもない情報を
載せていることがあるので、注意が必要ではありますが。
ご紹介の記事はだいじょうぶだろうと思います。)
>経済が大きなファクターを占めているのかな
>明治以前の葭町が栄えたのは、客層の景気が良かったからだと思うんですよ
かなりお金のかかることですからね。
社会全体ではなく、客層だけ景気がよければいい、
ということはポイントだと思います。
最近の時事ネタ・・というほどではありませんが(笑)、
乙武問題。
乙武さんは勝ち組で女性には不自由してないようですが、
結局、彼は自民党からの擁立も断念せざる得ない状況。
しかし、世間は、「風俗行けばいいのに。障害者専用の」と言います。
風俗ってそんなに万能なんですかね?
彼は自粛するとは言ってますが、女が好きで好きでしょうがない、奥様は「次は無い」と言ってるようですが、内心容認してるのでは? 辞めらんないのよく知ってるでしょうね!あそこまでいけば。
しかも、彼は恋愛プロセスを楽しんでるわけですから。
風俗も同時にしつつ、不倫も楽しんでるかもしれないですが。
で、一方で、
女子中学生監禁事件もありました。これ私の地元に近いのでとても気になっていた事件です。
この監禁男は、風俗を利用していたら、監禁という犯罪を防げていたでしょうか。
いや、ないでしょうね。
彼は、ぼんぼんでお金もあったのに、あえて、監禁という犯罪に走りました、
性癖というのは止められないものなのだと思います。
性犯罪の抑止力とかいろいろいう人もいますが、それは都合のいいように言われてるだけと思います。
むしろ、女性の性が軽んじられる原因かもしれません。
だから、男の欲望だけを満たす風俗など存在してはいけないのではないかと思いますね。
ちょっと話がずれたかもしれませんが。
>風俗ってそんなに万能なんですかね?
本当に。
私も同じように思います。
>女子中学生監禁事件
性 風俗では発散できなかっただろう、と私も思います。
そもそもああいうのが、そんなもので解消できる欲望なのか?っていう疑問があります。
また仮にもし発散できたとしても、いわゆるプロの女性を嫌悪していたとか、
非常に内気で、店に入る(呼ぶ)勇気が無くてできなかった、とか、
まあ単なる私の妄想ですが※、要は本人が風俗に行かなきゃ意味がないので、
「風俗に行けば…」っていう意見は無意味なように思います。
私以前から感じているんですが、日本の男性にとってセ ックスは単なる手段
(目的じゃない)にすぎず、メインの欲望は支配欲や加虐欲なんじゃないか?と。
それを裏付ける(?)たんぽぽさまのツィート↓
=========================
たんぽぽ @pissenlit_10 3月31日
日本人はヨーロッパ人にくらべてセ ックスがすくない。
そして日本は買春に行った経験のある男性が多い。
ヨーロッパ各国は売買春が合法化されているけれど、
日本より圧倒的に少ない
/ “図録▽主要国の性行動比較” http://htn.to/879ET
=========================
>「風俗行けばいいのに」
って、要は女の身体を男の欲望のゴミ箱に使うってことなんですよね?
”それ専用の女”を用意して、そこで社会安全の邪魔になる、危険なものを捨てていく。
じゃあ、その女性は私と何が違う?どうしてそうなる?自己決定権?
ものすごく気持ち悪いです。
なお参考までに…
性欲を発散すると暴力性が抑制されるというのは事実ではない、
むしろ性刺激が性暴力に向かわせるという大変興味深いレポート。
性刺激と虐待についての備忘録
http://dentpetal.hatenadiary.jp/entry/2016/01/20/151857
※凶 悪犯罪の犯人は極めて内気な人物が少なくない。
そこでは難易度のハードルが通常の考えと逆転している場合がある。
(例えばある人と親密な関係を作るより、その人を殺 害する方が心理的抵抗を感じないとか)
もちろん今回の犯人をそうと断定するものではありません。
>世間は、「風俗行けばいいのに。障害者専用の」と言います。
>風俗ってそんなに万能なんですかね?
>この監禁男は、風俗を利用していたら、監禁という犯罪を防げていたでしょうか。
>彼は、ぼんぼんでお金もあったのに、あえて、監禁という犯罪に走りました、
どちらも風俗は代わりにならないでしょうね。
風俗ではないべつのかたちでないと満たされない
性愛欲というものは、いくらでもあると思います。
「そんなに経験したいなら風俗に行けばいいのに」と言っても、
絶対にそれは嫌で、「ふつうに合意」した女性とでないと
やりたくない(意味がないと考える)男性も珍しくないですからね。
風俗が性愛欲の代わりとして強力なら
こういう男性はもっと珍しくなっているはずです。
趣旨が変わるけれど、恋愛相談とかで「それなら風俗へ行け」
というコメントが出てくることがあるけれど、
ほとんどの場合、発言者は本当に風俗へ行けとか、
風俗で解決するとは思っていないと思うのですよね。
「お前の目的なら風俗でまにあう」という、
批判や皮肉を込めたものではないかと思います。
>それを裏付ける(?)たんぽぽさまのツィート↓
>たんぽぽ @pissenlit_10 3月31日
>日本人はヨーロッパ人にくらべてセ ックスがすくない。
>そして日本は買春に行った経験のある男性が多い。
>ヨーロッパ各国は売買春が合法化されているけれど、
>日本より圧倒的に少ない/ “図録▽主要国の性行動比較” http://htn.to/879ET
日本は買春大国というのは、エントリでも書いたこともありますと。
初めて知ったとき、わたしはびっくりしましたよ。
「日本は買春大国らしい」
http://lacrima09.blog.shinobi.jp/Entry/491/
>むしろ性刺激が性暴力に向かわせるという大変興味深いレポート。
>性刺激と虐待についての備忘録
>http://dentpetal.hatenadiary.jp/entry/2016/01/20/151857
これはとても興味深いです。
性刺激はやはり虐待になるのであり、子どもの眼につくところに
アダルトメディアを置いてはならないということですね。
性的な刺激にさらされてきた子が、性暴力の加害者になりやすくなる
ということも見過ごせないことだと思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/438057948.html#comment
「ポルノと性暴力との関係(3)」でたまごどんが挙げた、
「米ロードアイランド州、売春非犯罪化でレ イプ激減=全米経済研究所」
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303768704580032873338958674
という記事について、私は妥当性について判断を保留しましたが、その理由を。
一応、念のため。
まず、本レポートがエコノミストによる経済学からのアプローチであること。
2014年7月に発表してから約2年経過した現在でも続報が無いこと。
(少なくとも日本語のページでは、この記事一つ以外ヒットしなかった)
ある意味画期的な研究成果であるのに、犯罪学や性行動の研究者
からの反応が見られないこと。
更に、法律の空白期間である1980年〜2009年の、実に29年間の内、
03年以降の6年間のみを抜き出した理由が不明であること。
なにより現在は、2003年の裁判を経て2009年から再び売買春禁止法が
施行されており、以降7年経過した現在に至るまで、このレポートを根拠とした
売春防止法の撤廃を求める声が聞こえてこないこと。
ちなみに、
アメリカで2016年現在、一応売春を合法化しているのはラスベガスを擁する
ネバダ州のみだが(各国に比較してかなり厳しい規制を掛けていると思う)、
今まで例を挙げた各国同様、売春業の周辺事情は完全にクリーンとは言えず、
売春業界そのものが集客に苦戦している模様。
http://blog.livedoor.jp/keikomt/archives/52119245.html
(同じく2014年のブログ記事)
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レポートの真偽から離れて感想を言えば、
”州議会の手続き上のミスで、うっかり売春非犯罪の状態が生まれてしまった”
というのが面白い。
(そう言えば、アムネスティからも反応が無いな。)
http://www.amnesty.or.jp/news/2016/0526_6062.html
>当該記事に書き込むべきかな?どっちかな?と迷いつつ…
こちらにコメントをくださっても結構ですよ。
(このコメント欄、ずっと閑古鳥が鳴いているしね。)
>「米ロードアイランド州、売春非犯罪化でレ イプ激減=全米経済研究所」
>http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303768704580032873338958674
>という記事について、私は妥当性について判断を保留しましたが、その理由を。
>一応、念のため。
コメントありがとうございます。
やはりというか、多分に怪しい記事のようですね。
ほかの州が倣おうとしない、というのも気になるところです。
>http://blog.livedoor.jp/keikomt/archives/52119245.html
こちらもご紹介ありがとうです。
アメリカ合衆国では2州だけ売買春合法なのですね。
先に挙げた個人ブログは、短文で良くまとまっていたので引用しました。
内容も相違ないようです。
(ロードアイランド州についてはやや不正確か。
当地の売春禁止法は2009年に制定されているはずだが…
ちなみにこれはアメリカ州法史上2番目の遅さ。一位はネバダ州。←未制定ですから)
ネバダ州における売春
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%80%E5%B7%9E%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A3%B2%E6%98%A5
この法律はなかなか画期的だと思います。
>人口40万未満の郡でのみ(合法とする)。
つまり、大都市はもれなく禁止なんです。
集客に苦戦するのも当たり前で、小さな街でしか認可されない訳だから、
基本的に従事者は大もうけはできない。
(つまり、”高報酬につられて”その職業を志す者を抑制できる。
名実ともに”自発的な”就業者のみが居る場所たり得る。)
また、彼らの職業柄、それをあてこんだ不心得者の流入を防止できる。
(繁華街に売春業が発生するのか、売春業があるから繁華街が発生するのか、
因果関係は双方にありそうだが、少なくともこの法律は、後者の例を排除している。
”人口40万未満の郡でのみ”)
私はてっきりラスベガスのためだとばかり思ってましたが、法律の精神は真逆なんですね。
『ラスベガスは世界最高のエンターテイメントを売る街で、それ以外のものは断じて売らない』。
…とは言え、ブログ主さんが看破しているとおり、人と金の集まるところ、
当然クリーンとは行かないようですが、この法律、徹底しています。
>違法売春を受け入れた場合には、警察に保護を求めることはできません。
いくらお金を落としてくれるお客様だからって、許しませんよ!と。
(日本の観光地が同じことできるかな?)
外国人の日本人観を笑っている場合じゃなかったですね。
オランダやスウェーデンより近い外国なのに、知らないことってたくさんある…、
私はそう思いました。
SMプレイに言及したたまごどんの危険な誤解について、
ちょうど良い資料があったので。
https://cakes.mu/posts/12859
『二村ヒトシインタビュー
ポルノと現実を混同する残念なサディスト男たち』
==========================
(SMの関係は)
監禁・拷問のような、一方的で愚かな暴力性とは全然違う。
だけど女を支配することにロマンを持ってしまっている無粋
なサディスト男性たちが勘違いを起こしてしまう。
==========================
==========================
実際には大企業の偉い人ってマゾヒストも多いでしょ。
(中略)
マゾだからこそ重責のかかる立場を楽しめているって人、
多いですよ。
==========================
SMの関係は、S役がM役を”調教”すると思われがちだが、誤解だ。
またM役の実際は弱々しいいじめられっ子タイプではない。
(こんな関係、いつでも簡単にひっくり返せるけど)”あえて、”
私が選任したご主人さまに、恥辱に耐えて”差し上げる”。
ことに愉悦を感じる。…らしい、です。
※経緯をご存じない方の為に。
「女性にとって性を売ること(3)」
http://taraxacum.seesaa.net/article/434827919.html#comment
最新に、批判と共にまとめてあります。
>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%80%E5%B7%9E%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A3%B2%E6%98%A5
ご紹介ありがとうございます。
ネバダ州の売買春は法的に認められているといっても
かなり制限されたものなのですね。
人の集まる大都市で営業できないのは特徴的だと思います。
>https://cakes.mu/posts/12859
>『二村ヒトシインタビュー
>ポルノと現実を混同する残念なサディスト男たち』
こちらもご紹介ありがとうございます。
形式的にはSがMを支配しているけれど、
実態はMがイニシアティブを取っているという感じなのですね。
長続きするケースは少なくともそのようですね。
========
二村 そもそものSMの構造として、一対一の関係において、
Sの人がMの人の欲望に応えてあげたいっていう気持ちがないと成立しない。
だから、ポールはサディストではあったのかもしれないけど、
あの監禁行為っていうのはSMではない。
二村 SMにも色々あるんだけど、うまくいって長続きする関係は、
だいたいMの人が場をコントロールしている。
作中に出てくる監禁・拷問のような、一方的で愚かな暴力性とは全然違う。
だけど女を支配することにロマンを持ってしまっている
無粋なサディスト男性たちがポールのような勘違いを起こしてしまう。
========
ついでながらこの記事、タイトルも「ポルノと現実を
混同する残念なサディスト男たち」となっていて、
ここでもポルノが性犯罪を減らさないどころか
かえって悪影響をおよぼすというお話と言えますね。
なんかSMの話で、自分の友人からの又聞きを思い出したので。
自らも性産業に従事する彼女の友人には、女王様がいらっしゃるそうで、彼女もバイトで何度か手伝ったことがあるようです。で、女王様というから普段から高圧的かというと、そんなことは全然なくて、むしろ甘えたがりなんだそうです。
そもそもSMの世界では女王様になる前には必ずM嬢を経験しなくてはならないそうです。そこで行為の加減を覚えたり、M氏の欲求を実体験して学習するんだとか。
だから本当に優秀な女王様は、単純に威張ったり暴力を振るうのではなく、うまくM氏の欲求を引き出して応えてあげる、むしろそうやって上手に奉仕することが重要なんだということです。
自分はなんだか、聞いていて一方的に本番強要なんぞをして憚らない一般のヘルスなんかより、SMの方がよっぽどフェアなプレイなんじゃないかという気がしました。
貴重な情報ありがとうございます。
とても興味深いです。
>そもそもSMの世界では女王様になる前には
>必ずM嬢を経験しなくてはならないそうです。
>そこで行為の加減を覚えたり、M氏の欲求を実体験して学習するんだとか。
>だから本当に優秀な女王様は、単純に威張ったり暴力を振るうのではなく、
>うまくM氏の欲求を引き出して応えてあげる、
>むしろそうやって上手に奉仕することが重要なんだということです
なるほどねえ...
Mがイニシアチブを取っている、SはMの要求に奉仕しているという、
この記事に書いてあることは、やはりたしかなことのようですね。
https://cakes.mu/posts/12859
>一方的に本番強要なんぞをして憚らない一般のヘルスなんかより、
>SMの方がよっぽどフェアなプレイなんじゃないかという気が
そのようですね。
ヘルスの客はしょせんわかっていないしろうと、
SMのSはプロだからわかっている、ということかもしれないですが。
自分はもう、腹が立つやら悔しいやらで、もうどうしようもなく。この国の性産業は腐ってやがるとしか言いようがないです。
というのも、先日、生産業に従事している友人ががいきなり勤めていた店をクビになりました。「もう来なくていい」と言われたそうです。
じつは彼女、現在の店ではあまり稼げていません。こういう仕事では定期的に訪れる馴染みの客を何人抱えられるかが勝負になりますが、そもそも馴染みを作ろうにも、新規の客が宛てがわれなければ馴染みになり様もありません。
ところが彼女は、ほとんど新規の客が付けられず、丸一日稼げない、いわゆるお茶の日も少なくはなかったそうです。
そこで別の店と掛け持ちをしたいと店長に相談し、承諾を得た上で面接をし、他店でも掛け持ちであることの了解を得た上で、勤めることが決まったのです。ところが、そのことを店長に報告すると、先のセリフが飛び出して来たのです。
彼女としては掛け持ちを前提にシフトを組むつもりでしたから、予定は大幅に狂わざるを得ませんし、そもそももう来なくていいなど、普通に労基法で裁判を起こせば勝てるレベルの話でしょう?
しかし彼女は親や子供にはそうした仕事は秘密にしていますから、事を荒立てるわけにもいかず、泣き寝入りをせざるを得ないと言います。
それだけならまだ、彼女も納得しているし、他店での仕事も決まっているので、まだ自分としても許容範囲でした。
しかし、そもそも彼女がいきなりクビになった理由が、クソなのでどうにも腹立たしくて仕方がないのです。
じつは以前、彼女は店長に「君のプレイは面白味に欠ける」と言われたそうなのです。なんでも「隙がない」とか。
なに、その「隙」って?
ようするに客に、挿入できるかな、という期待を抱かせられないから、新規の客を付けることができない、という意味だったのです。
なんじゃそりゃ?
じゃあ、もし相手に期待させるそぶりを見せて、本当に挿入されそうになったら、ピンチを嗅ぎ付けて助けに来てくれんのかよ。挿入されてから相手を脅したってなんの意味もないんだぞ。それって挿入された後で店の強面に泣きついて罰金をむしり取れって言ってるようなものじゃないか。クソが。
で、それができないからクビって、どういう理屈ですか?
いやまぁ、こんな調子で彼女の前でも怒っちゃったモンだから、いやいやと逆になだめられる始末でしたけど、、、。
こういうクソのような店のクソのような経営がまかり通っていることのどこが女性にとってフェアなんでしょうね。どこが性暴力の抑制なんでしょうかね。日本の性産業は、すでに性暴力の温床ですよ、まったく。
>じつは以前、彼女は店長に「君のプレイは面白味に欠ける」と
>言われたそうなのです。なんでも「隙がない」とか。
>ようするに客に、挿入できるかな、という期待を抱かせられないから、
>新規の客を付けることができない、という意味だったのです。
危険なプレイを受け入れろということのようですね。
本来ならお店は危険な客から従業員を守らなければならないのに、
逆のことをしていることになりますね。
性産業の現状を垣間見せるお話だと思います。
>普通に労基法で裁判を起こせば勝てるレベルの話でしょう?
>しかし彼女は親や子供にはそうした仕事は秘密にしていますから、
>事を荒立てるわけにもいかず、泣き寝入りをせざるを得ないと言います。
性産業従事にスティグマがあることによって、
権利を侵害されても公然と被害を訴えられないということですね。
売買春が合法化すれば訴えやすくなると言われますが、
それでもスティグマがある限り、性産業従事を隠す必要があるかたはいるし、
そうしたかたの訴えにくさは容易には解消しないですね。
以前、別項で紹介させていただきましたヒューマンライツナウというNPOの活動について、その後の展開がありました。
以下の記事に詳しいです。
AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【5】
http://n-knuckles.com/case/society/news002274.html
ここに出てくるIPPAとは、AVの業界団体で、海賊版の撲滅運動などをやっているようです。でも倫理感の啓蒙運動にはまるで興味が無いようですね。
IPPA HP
http://www.ippa.jp/index2/
なお、同団体の声明全文がこちらです。PDFです。
http://www.ippa.jp/pdf/IPPA20160622.pdf
これで一連の問題が解決するとはとても思えない内容ですけど(最初の記事にも指摘があります)、でもまぁ、せめてこれくらいは考慮するのか、しないだろうなぁ。
>AV業界は自滅する?大規模なガサ入れをした警察の"真の目的"とは【5】
>http://n-knuckles.com/case/society/news002274.html
>IPPA HP
>http://www.ippa.jp/index2/
>なお、同団体の声明全文がこちらです。PDFです。
>http://www.ippa.jp/pdf/IPPA20160622.pdf
いろいろとご紹介ありがとうございます。
やっと眼を通したです。
(内容をじゅうぶん把握できていないところもありますが。)
メーカがプロダクションに「とかげの尻尾切り」的に
責任を押し付けようとしている感じですね。
これがアダルトビデオ業界の「体質」なのか、こんな調子では
現状の女優に対する人権侵害も無理もないと、改めて思うところです。
>これで一連の問題が解決するとはとても思えない内容ですけど
>(最初の記事にも指摘があります)、
>でもまぁ、せめてこれくらいは考慮するのか、しないだろうなぁ
あまり期待しないほうがよさそうですね。
真摯に対応する気はなく、面倒だからごまかそうとしている感じですし。