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最近は憲法改正に対する危機感から、日本会議に対する関心が増えて、
記事も書かれるようになり、情報も増えています。
『日本会議の研究』の著者へのインタビュー記事があります。
これを見れば、日本会議がどういった組織なのか、よくわかると思います。
「安倍政権を支える右翼組織「日本会議」の行動原理(上)」
「安倍政権を支える右翼組織「日本会議」の行動原理(下)」
この著作は、高橋史朗氏からじきじきに「トンデモ本」と
言われたというので、とても信用できると思いますよ(笑)
高橋史朗氏は、拙著を『トンデモ本』と断ずる。
— 菅野完 (@noiehoie) 2016年6月25日
いやぁこれは名誉の極み。
江戸しぐさを推奨し、「親学」なる似非科学を提唱し「宇宙の統一原理」などを信奉する高橋史朗氏から「トンデモ」と呼ばれるのだから、マトモの証明をもらったようなもの pic.twitter.com/UZuv8QIElV
日本会議から入会の勧誘の電話がかかってきた人がいまして、
そのときの会話が紹介されていて、日本会議の思想がわかるようになっています。
「日本会議から勧誘の電話がかかってきたのでやりとりを全公開!
安倍首相を絶賛、結婚を戸主の許可制にすべきとトンデモ主張」
この記事の4ページで、日本会議のかたから家族観がご披露されます。
たとえばいま少子化という問題がありますよね。これだって憲法に行き着きますよ!
結婚は両性の合意のみでできるなんてことはね、
そもそもこれはね、日本の国にふさわしくないですわね。
その考え方の条文のなかにはね、先祖とか一族とか
同族とかという家族といいますかね、そういう思想が抜けてしまったわけですよ。
たとえばね、私はそれに戻れとは言いませんけども、
戦前はですね、戸主の認可が必要だったわけです。
両性の合意だけでは結婚できなかったんです。
いま、戦後はですね、お父さんが反対しようと叔父さんが反対しようと、
誰が反対しようと、二人だけがいいって言えば、
結婚できるようになっちゃったわけですよ。
だから、そういうものがね、いきつく先が、
いまの「結婚をしようがしまいが自由じゃないか」と。
「子供なんか産もうが産ままいが自由じゃないか」と。
自由、自由、自由に基づいてみんな楽を求めてですね、
少子化につながってしまった。
家族というものをね、バラバラにしちゃったのが、
いまの憲法のなかには、そういう精神があるわけですよ。
マッカーサーの考えでしょうね。
日本を弱体化して、またアメリカに歯向かうようなことがないためにはですね、
家族が強固なもので結ばれていたんじゃあ
そうはいかないということで。家族解体ですね。
少し前に、日本会議が発行するブックレット
「女子の集まる憲法おしゃべりカフェ」を見ると、
結婚にふたりの意思以外の、家族や親族による干渉ができるよう、
日本会議は憲法改正しようとしているのではないか、
といことをお話したのでした。
「憲法24条と望まない結婚」
「日本会議・家族保護条項」
結婚は本人どうしのためではなくイエのためという戦前のイエ制度に、
日本会議は回帰しようとしていることが、ここでも確認できます。