惨敗した原因について分析した記事があります。
「「平和と脱原発」ではダメ 惨敗の鳥越さん、そしてリベラルは負け続ける」
(はてなブックマーク)
ここでは政策に関することを見てみたいと思います。
鳥越俊太郎は国政の課題を掲げていたことが、
敗因の大きな原因だとしています。
記事では鳥越俊太郎を支持する識者や著名人の発言を引用しながら、
かかげた政策が国政の課題であることを指摘します。
第二次世界大戦をテーマにした著作を数多く手がける、
ノンフィクション作家の澤地久枝さんは、
「反アベ政治」を東京都知事選挙の争点にあげた。
「今度の東京都知事選挙はただの選挙じゃない。
今度の選挙は私たちが参院選で手にすることができなかった、
反アベの選挙の結果を出さなければならない。勝たなければならない」
「原発をやめてくれと市民が声をあげているのに、
安倍政権は振り向かない。政権は憲法を変えようとしている。
しかし、私たちはそういうことはまったく許していない。
私たちの一票を日本を変える、社会を変える一票として、
東京都知事選挙から始めていきたい」とやはり、
原発と憲法、平和問題を軸に、反アベ政治から鳥越さん支持を訴える。
「根本的な政治理念。憲法や地方自治のスタンスなど、
政治的な方向感覚ではこの人しかいない」
「安倍政治を許さないという運動から始まって、政治的ベクトルは同じ。
(集まった)学者も基本はリベラルなので、違和感なくまとまった」
鳥越さんは「脱原発」や「非核都市宣言」、核兵器だけでなく
原発も含めての「非核」を、政策の基軸となる「1丁目1番地」と語るようになる。
「東京都を中心にして、250キロ圏内にある原発は停止、
再稼働なし、廃炉を電力会社に申し入れる。原発は廃炉」
「原発を0にするー」と声を張り上げ、右手を突き上げる。
具体的には「反アベ」「憲法」「平和」「非核」「脱原発」です。
「反アベ」にいたっては抽象的なイデオロギーです。
先の参院選でも、中身のよくわからない反「アベ政治」を
民進党が掲げて失敗したことが問題になったのでした。
「参院選・安倍首相の選挙戦略」
「【参院選】改憲を封印した「リベラル」な自民 争点作れなかった民進」
政策は具体的なものでないと有権者の支持は集まらないでしょう。
「反アベ」なんて国政選挙でも失敗した抽象的すぎる
イデオロギーを掲げるのは、自治体の選挙では
なおさら失敗するだろうと思います。
保育、貧困対策や、高齢者政策に関しては、
鳥越俊太郎はかなりまともな政策を掲げてはいたのでした。
「都知事選・保育と貧困政策」
「都知事選の論点・鳥越俊太郎」
ところが上述のような国政的な課題を優先させるようになり、
これらの課題は優先順位が下がることになったようです。
都民の暮らしに直接関係があって関心の高い課題を
なおざりにすれば、有権者の支持は離れるというものです。
選挙終盤、周囲の声に促されるように、
鳥越さんの演説は「平和」と「脱原発」にどんどん踏み込んでいく。
都民が生活で直面する課題については待機児童と
待機高齢者を「0」にすると語っていたが、
あくまで方向性を示すにとどまっていたのとは、対照的だった。
最初のバズフィードの記事では、鳥越俊太郎は2014年の都知事選の
細川護煕と状況が似ているとしています。
思い出す細川元首相
こうしたやり取りを聞くにつけ、私は2014年の都知事選を思い出していた。
政策に関しては、わたしも似た状況がある思います。
2014年の細川護煕は原子力政策という単一争点に
こだわりすぎて主張が先鋭化し、有権者の生活に関わる
雇用、福祉、景気といった課題に期待感が示せず、
無党派層の票がほとんど得られないことになったのでした。
「2014年東京都知事選」
定数1の首長選で当選するには、組織票や支持層からの票だけでは
ふじゅうぶんで、中間層・無党派層からも多くの票を集める必要があります。
そのためには、主張を先鋭化させず、国政の課題ではなく
その自治体の課題を掲げ、抽象的なイデオロギーではなく、
有権者の生活に関係する政策を示す必要があると言えます。
2014年の都知事選のときに分析したことですが、
中間層・無党派層からじゅうぶんな票を集めて当選するには、
主要な政策が3つあったら少なくともふたつの政策から
票を堅める必要があると思います。
その意味でも主張の先鋭化は失敗することになるわけです。
「2014年東京都知事選(2)」
東京都知事選でなぜに国政の課題を掲げる候補者が
出てくるのかという問題があると思います。
東京都知事戦は往々にして国政の代理選挙になりやすいと思います。
鳥越俊太郎個人の問題を言えば、もともと東京の課題に
あまり詳しくない人が、短い準備期間で突然出てきたことが
あるのではないかと、わたしは思います。
東京のことがわからないから、だれでもわかりそうな
国政の課題や抽象的なイデオロギーを語るということです。
一般的なこととして、国政選挙で果たせない不満を
都知事選で果たそうと考えるかたがいることがあるでしょう。
先に記事を引用した著名人の中にも「参院選で手にすることができなかった、
反アベの選挙の結果を出さなければならない」
なんて言っているかたがいるくらいです。
識者のあいだでもこういうかたは多いのでしょう。
こうしたことの背景には、東京都は自治体としては
規模が大きいので、国政全体に対する影響も、
ほかの自治体より大きいことがあるのかもしれないです。
東京都知事選も自治体の選挙であって、国政の代理選挙ではない
という認識を、もっとはっきり持つことだと思います。
付記:
少しだけ弁護しておくと、2014年の都知事選は
「原発などエネルギー政策」は2番目に多い有権者が重視した政策で、
じゅうぶん重要な争点になっていたのでした。
今回の都知事選では有権者の興味はまったくひかなくなり、
2年のあいだに状況が変わったということかもしれないです。
さらについでながら東京都は電力の消費地ですから、
「脱原発」と言っても、直接的な原子力発電の停止ではなく、
各家庭に太陽電池パネルを設置するといった代替エネルギーの推進や、
冷暖房費を節約できるビルの建設といった、
節電に関することになると思います。
私が、個人的には何ら好印象が無い鳥越氏の肩を持つことについて、先日のコメント欄で
たんぽぽさま,aka21さまとやりとりさせて頂いて、私の認識が色々とずれているのかな?
と思いました。
これは情報量もさることながら、どの立場から発信された情報なのか。という「質」の部分に
おいて、なのかも知れません。
「日本の市民運動はもっと利口になれ」宇都宮健児氏、都知事選を振り返る
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/04/utsunomiya-kenji-interview_n_11335252.html
”野党連合で知事選に勝ったとしても6割は自公の都議ですから、条例1つ通せない。
勝ったあとも都議会傍聴を繰り返して、自公の抵抗や妨害を許さないという監視活動を
やらないといけない”
なるほどー、ごもっともですね。
私にとって宇都宮さんと言えば、何と言っても多重債務者救済に尽力した弁護士さん。
なのですが、今や違うのかしら…?
いつの間にこんな、”大物”の風格を漂わせるようになったんでしょう…?
もしかしたら、宇都宮さん、今度は国政に打って出るのかな?という気がします。
都知事に執着する理由もさして無さそうだし。
それはともかく。
宇都宮氏の分析は正しい。だからこそ野党は有力な候補者を立てたかった。
にもかかわらず宇都宮氏を(記事を読む限り正当とは言えないやり方で)降ろし、
鳥越氏を立てた、と。
正直に言いますが、公表時、私は鳥越氏を特に弱い候補だとは思いませんでした。
もっと正直に言うと、(なんだ、それなら石田純一でも良かったじゃん…)とも思いましたよ、ええ。
それにしても、大事な選挙だと位置づけていたはずなのに、野党内部には無かったんでしょうか?
「鳥越を立てるくらいなら、私が出る」
っていう人が。
だからつい、今回に限っては、私は肩を持ちたくなるんです。
”議席は欲しいくせに身銭を切らない党員のために、あえて火中の栗を拾った”鳥越氏を。
宇都宮氏の応援要請を断ったことについて、当初は(い、いつの間にこんな老獪さを…?!)
と思ったものでしたが、よくよく考えれば、そこを責めるのは酷なことですね。
もともと無所属で活動してきた人ですし、野党の票が割れることを懸念して立候補を見送ってくれた、
ここまで譲歩してもらって、その上応援に来いと言うのは筋が違いますね。
(この辺、”バーニー”氏とは立場が違った。)
ただ、これも与党勢力に利する行動になってしまったのが残念です。
>宇都宮氏の応援要請
鳥越氏の女性問題にからんで、宇都宮氏が応援要請を断った、というアレ。
ご本人が表明は「納得いく説明が得られなかった」。
これについて、宇都宮氏は弁護士の知見を以てして「クロ」と断じたんだ、
とか色々噂されていたようですが、問題はおそらく、はっきり「シロ」だと証明
できないことがネックになったんだろうと思いました。
http://biz-journal.jp/2016/07/post_15987_2.html
(刑事・民事共に消滅時効が成立している。)
だからといってでっち上げだとは私には思えませんが、どちらにせよこの
告発ははっきりと鳥越氏を潰す目的でなされたことがわかりますね。
セ ックススキャンダルは古典的な手法ですが、条件さえ揃えばその効果は
絶大なのだと、久しぶりにまざまざと見た気がします。
>(なんだ、それなら石田純一で良かったじゃん…)
は、あながち冗談ではなく、割と真面目に思いましたよ。
色々物議をかもしながら、ほとんど大スターのお兄さんというだけで長年都知事を務めた
人がいるんだから、
やはり過去に色々騒がれた元祖トレンディ俳優が都知事になっても良いだろう、と。
何より会見の内容が、びっくりするくらいマトモだった。
「野党連合の支持があれば立候補します」というのも、傲慢ではあるかも知れないけど、
筋は通ってるし。
それに鳥越氏と違って、あの石田純一ですから女性問題には強いでしょうしね。
彼も伊達に役者をやってませんから、それ以上に魅力的なアピールができそうですし。
今の奥様とそのご一統のことを思えば、脇が甘いってことも無さそうな気もします。
まあ、しょせんタラレバですから、わかりませんが。
…さすがにこれはトンデモか…orz
(そういえば、桝添氏の女性問題は一貫して不問だったなあ…)
わたしの見解だけど、あの状況下では鳥越俊太郎を候補者にするのは、
もっとも妥当だったのだろうと思います。
宇都宮健児ならもっと票が取れたとも思えないし、
支持者の中から不満が出なかったとも思えないです。
>「日本の市民運動はもっと利口になれ」宇都宮健児氏、都知事選を振り返る
>http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/04/utsunomiya-kenji-interview_n_11335252.html
こちらはご紹介ありがとうございます。
宇都宮健児氏は立派なことを言っているし、それはごもっともなんだけど、
宇都宮健児氏の選対や支持者も、じゅうぶん非民主的なのですよね。
2014年の都知事選のときのものだけれど、
いまもたいして変わっていないでしょう。
「宇都宮健児氏を支持する前にやるべきことがある(1)」
「宇都宮健児氏を支持する前にやるべきことがある(2・前篇)」
「宇都宮健児氏を支持する前にやるべきことがある(2・後編)」
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-7594.html
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-a144.html
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-bead.html
選挙活動の非民主制に関しては、鳥越ではなく宇都宮が出馬しても、
状況はさほど変わらなかったと思います。
むしろもっとひどかったかもしれないです。
野党統一候補を立てる場合、今後はだれもが納得できる
民主的で透明なプロセスが必要になりそうではあります。
政党内なら、ほとんどの政党は党内手続きが
民主的に整備されているからいいのでしょうけれど、
政党間での意思決定プロセスなんてないのですよね。
非妥協的な支援者は、どんな決定プロセスで候補者を決めても、
自分の意に沿わなければ反対すると思います。
それでも決定プロセスの透明化、民主化によって
反対する支援者を減らすことはできるでしょう。
>>(なんだ、それなら石田純一で良かったじゃん…)
>は、あながち冗談ではなく、割と真面目に思いましたよ。
石田純一氏だったらどうだったのかなとも思います。
わざわざ自分から手を挙げるほど奇特ですからね。
それでも鳥越よりましな結果になったかというと「?」ですが。
そういえばそうですね。
片山さつきとの結婚時代、不倫して愛人の子どもを作っていたのでした。
しかもとんだDV男でもあったのでした。
これらは真偽が定かでない鳥越俊太郎のスキャンダルより、
ずっと事実である可能性が高いです。
「舛添要一のDVと女性遍歴」
http://lacrima09.blog.shinobi.jp/Entry/624/
舛添はもともとミソジニーなようで、「母子家庭は怠け者」発言とか、
「女は作曲家に向かない」発言とか、「生理中はアブノーマル」発言とかあります。
最近では都議会のセクハラ野次に対して、対処が消極的でもあったのでした。
「母子家庭は怠け者発言」
http://taraxacum.seesaa.net/article/385862740.html
「舛添要一のミソジニー」
http://lacrima09.blog.shinobi.jp/Entry/623/
「セクハラ野次・舛添の対応」
http://lacrima09.blog.shinobi.jp/Entry/709/
鳥越俊太郎のスキャンダルを攻撃していた人たちの中には、
舛添要一を支持・擁護していた人も少なくないと思うのですが、
そういう人は実はセッ クススキャンダルを抱えた人物が
都知事になっても、なんら問題なかったことになりそうです。
何しろ、野党統一候補ととして、共産党支持者が鳥越氏を一押ししているのにも、とてつもなく違和感を感じました。反安倍、反原発でしたからね。
ここに書いてあることは逐一うなづけます。
しかも、鳥越氏は女性スキャンダルで失墜していきましたし、結局、シロを証明できない歯切れの悪さで、残念な結果となりました。
スタートは自民の公認もなく劣勢だった小池氏にとっては、逆に、孤軍奮闘する姿が劇場型で、逆にイメージアップにもつながったようです。
某所で通りがかって聞いた演説は、応援演説も含めて、まったくくだらないものでした(私は都民ではありませんが)
鳥越氏は政策が無い、と批判する人々も、とても小池氏の掲げる政策なんて理解してなかったと思いますね。
まだまだ、選挙は実態のないイメージ戦略といったところなんですね、そこに共産党が、”らしくなく”、有名人候補の擁立に乗って、イメージ戦略を図ろうとしたのでしょうが、まあうまくいきませんでしたね。さされたし、鳥越氏にもっと良いブレーンがいたらね、と残念に思います
こちらにコメントありがとうございます。
>野党統一候補ととして、共産党支持者が鳥越氏を
共産党の野党共闘に対する意気込みは本物ではあるようですね。
すぐに鳥越を統一候補にすると決まったことが、わたしには意外でした。
>鳥越氏は女性スキャンダルで失墜していきましたし、
>結局、シロを証明できない歯切れの悪さで、
クロの証明はできないけれど、シロの証明もできないのではありますね。
(わたしはいちおう文春のほうに、眉毛につばをつけていますが。)
>小池氏にとっては、逆に、孤軍奮闘する姿が劇場型で、
>逆にイメージアップにもつながったようです。
コイズミ劇場的だったと思います。
ある種の人たちには、「反自民の旗印」のように見えるのでしょう。
>鳥越氏は政策が無い、と批判する人々も、
>とても小池氏の掲げる政策なんて理解してなかったと思いますね。
鳥越俊太郎以外は、政策の不備はそれほど批判されなかったと思います。
前のコメントで触れたスキャンダルもそうですが、
鳥越というか野党の候補者に限って、やたら厳しくなると思います。
野党やリベラルはいくら叩いてもよい「負け犬」と思って、
それに便乗している人も少なからずいるのでしょう。
まずは結論から。(いきなり結論)
>今後はだれもが納得できる民主的で透明なプロセスが必要
ほんとこれです。
党と候補者のアンマッチ感は、地味に有権者の意欲を削いでいると感じています。
「なぜ?」が解明されるとそれだけでずいぶん変わってくんじゃないかと。
(それと責任の所在。)
>宇都宮健児氏は立派なことを言っているし、それはごもっともなんだけど、
そうなんですよ。
この分析は今、小池氏によって現実になってるし、すごく正しいと思うんだけど、
気分的には何だかモヤモヤするんですよね。
「あなたも立候補しようとしてたけど、その時からこの未来が見えてました?」
私の勝手な想像ですが、実は宇都宮氏にはかなり強気の目算があったんじゃないか?
前回選挙では2位だったし、自分が野党統一候補で出れば、今度は当選の確率が高い、と。
「自民分裂というめったにない好条件のもとで野党共闘」(byたんぽぽさま)という状況は、
普通に考えれば好機でしょう。
そこで都議会の”6割”にやられたら、自分はどうなる…?と、考えたんじゃないか?
だから、もっと穿った見方をすれば、
「それで鳥越氏に火中の栗を拾わせたんですか?」
(その予定では無かったにせよ)「その上ハシゴも外しました?」
っていう疑念が…。
偶然のタイミングで世間が”バーニー”氏になぞらえてくれて、宇都宮氏の価値は今までに
なく上がっていたのに、それに乗らずに臑に傷持つ鳥越氏を推しちゃった野党も野党ですが、
実は宇都宮氏も同様に、こと都知事に関しては、却って株を下げたと私には思えます。
>もうほとんど巷の話題になってないですが、しつこく続きます(^^;
いえいえ、
興味の続くかぎり、コメントをいただけたらと思います。
>私の勝手な想像ですが、実は宇都宮氏にはかなり強気の目算があったんじゃないか?
>前回選挙では2位だったし、自分が野党統一候補で出れば、今度は当選の確率が高い、と。
第三者的な目で言えば、宇都宮健児に当選の確率は高くないと思います。
前回の都知事選で次点と言っても、100万票を超えていないですし。
宇都宮が出ても、別の「野党候補」が出てくるでしょうから、
自民分裂の好条件の効果はある程度相殺されると思います。
宇都宮健児が自分で自分の集票力を、どの程度と思っていたかはわからないです。
前回より善戦するけれど、当選するとまでは思ってなかったかもしれないです。
お返事ありがとうございます。
>興味の続くかぎり、コメントをいただけたらと思います。
恐縮です。
たぶんもうちょっと続く予定ですが、先のコメントでご紹介頂いた
宇都宮陣営の件、少々考えがまとまらなくて、滞っています。
>>桝添氏の女性問題
こちらに詳しい言及をありがとうございます。
これも悪手だとは思いましたが、考え合わせざるを得なかったですね。
都知事になってからの汚職のみを追求する紳士協定でもあったのか、
”趣味の書道で、筆運びを良くするためのシルクシャツ”
なんてのまで出てきたのに、↑
元・妻の片山さつき氏とのことは結局最後まで一切出ませんでしたね。
(その片山氏にも色々とあって底なし沼を覗く感じ…orz)
女性が被害を被った出来事というものは、二の次三の次に回され、最終的には
どこまでも存在しなかったことにされるのでしょうか…
ところで鳥越氏のジャーナリストとしての実績を調べていたら、あの宇野宗佑首相の
愛人問題をスッパ抜いたのは彼だったんですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E8%B6%8A%E4%BF%8A%E5%A4%AA%E9%83%8E#cite_note-2
”政治家の女性問題は報じないのが当時の不文律だったが、その「掟」を破る
画期的な報道だったとされる”
”政治家の女性問題は報じないのが不文律”。
…なるほどー…orz
しかし、あの時結果的に自民党大敗・内閣退陣に追い込んだ鳥越氏が、
今回セ ックススキャンダルで知事選大敗というのも、嫌な運命の皮肉ですね。
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>もうほとんど巷の話題になってないですが
なんて書いちゃったら、うがんざきさまがお見えだったんですね。
あわわわ…お久しぶりのご挨拶も無しに、いきなり失礼致しましたf^^;
>これも悪手だとは思いましたが、考え合わせざるを得なかったですね。
>都知事になってからの汚職のみを追求する紳士協定でもあったのか、
片山さつきと結婚したころのDVとか、私生活に限ったことだけでなく、
「母子家庭は怠け者」発言とか、政治的なジェンダー差別や
政策と結びついたものもあることが、問題だと思います。
その意味では鳥越俊太郎より悪質だと言えます。
>鳥越氏のジャーナリストとしての実績を調べていたら、あの宇野宗佑首相の
>愛人問題をスッパ抜いたのは彼だったんですね。
>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%A5%E8%B6%8A%E4%BF%8A%E5%A4%AA%E9%83%8E#cite_note-2
実はそうなのですよ。
(わたしもちょっと前に知った。)
性的スキャンダルを取りざたするというのは、
鳥越俊太郎が作った路線でもあったということです。
その意味では今回の都知事選は、実に皮肉だったと言えます。
(ある種の人たちにとっては爽快だったようだけど。)