2017年02月12日

mar0006.gifオルタナ右翼のプロフィール

2月5日エントリ2月7日エントリの続き。

今回は「オルタナ右翼」の支持層はどんな人たちかという、
プロフィールについて、見たいと思います。

「オルタナ右翼を考える」
(はてなブックマーク)

 
>オルタナ右翼の階級

階級については、アメリカ合衆国の「オルタナ右翼」は
単一の層ではなく、貧困白人層もいれば、平均年収の高い層もいて、
いくつかの層からなることがあります。

ただ共通しているのは、日本のネトウヨは、
定職があって結婚もしていたりする層もいる一方で、
生活に困っている層も存在すると聞いています。

オルタナ右翼も反グローバリズム運動を起こしていて、
ホワイト・トラッシュと蔑称されるような貧乏な白人層もいますけど、
平均年収で見ると低くなかったりする。
そういう風に、いくつかの層に分かれている、という部分は近い。

これは日本のネトウヨと共通する特徴だと言えます。
日本のネトウヨも、生活の苦労がなく年収の比較的高い、
いかにも因習・反動的になりそうな層もいれば
雇用の不安定と低収入にあえいでいるのに右翼的政策を支持して、
「肉屋を支持する豚」と揶揄される層もいて、
単一の層からなるのではないです。


>オルタナ右翼の年齢層

次に年齢層ですが、「オルタナ右翼」は40-60代という
中高年層が多いと言われています。
その実態はまだはっきりとは把握できていないようです。

調査によると、ネット上で活動している層は年齢層が高いという説があって、
40〜60代が多いという報告もあります。
まだまだその実態に関しては明らかになっていない段階ですね。

それは日本のネトウヨにも通じますね。必ずしも「新しい=若者」ではない。

日本のネトウヨも40代の団塊ジュニア世代が
いちばん多いらしいと言われています。
2014年の東京都知事選で、田母神俊雄に投票した層から推測されます。
田母神俊雄に投票した有権者を、ほぼ「ネトウヨ」と考えると、
30代、40代で多くなっているからです。

「2014年東京都知事選(4)」


「若い人がかぶれてネトウヨになる」という
いかにもなケースもたしかにあるのですが、
ネトウヨ全体から見れば、ずっと少数だということです。
「新しい=若い人たち」ではないということは、
留意しておくことかもしれないです。


>オルタナ右翼の人口比

「オルタナ右翼」の人口比は、1%ないし数パーセントと推測されます。
日本のネトウヨもほぼ同程度のようです。

一番分かりやすいのは、「ブライトバート・ニュース」という、
冒頭に言ったスティーブ・バノン氏のニュースサイトですが、
これに毎週アクセスしている人は2014年段階で3%程度だという
ピューリサーチセンターの調査があります。
今年になって増えているかもしれませんが、

いずれにしろ、人口の数%に過ぎない。
ただ、たとえ人口の1%に満たなくともオルタナ右翼的な考え方に
共感する人はもっと多いのかもしれません。

日本でも保守的なまとめサイトがありますけど、
PVを見ても人口の1%程度となります。
しかしネット上でそれを見た人が、「こういう差別的な言葉は言っていいんだ」
という風潮には荷担してしまう効果はありますよね。

たとえ1%と言えども、その影響はどんどん大きくなります。
とくに、ブライトバート・ニュースが
メインストリームになってしまったことにはものすごく驚きました。
記事の内容は、反移民、反ユダヤ、女性蔑視など、
「これ程うがった見方ができるのか」と驚愕するくらいひどいものです。


全体から見ればごく少数ですが、多くの一般の人たちの
支持を得て、大きな影響力を発揮することがある、
現にそうなっている、ということは注意することでしょう。

ヒトラー・ナチスが政権を取ったのも、
ひとりの人間の妄想が多くの人たちの支持を得た結果です。
現代のヨーロッパのネオナチも、彼らだけの数は少数なので、
国民生活の改善を図る政策を掲げて、
多数の支持を得ようとしています。

「少数のひずんだ思想の持ち主だから放置すればいい」とか
「無視していればだれも相手にすることはない」という、
よく言われるネットの言説はあてにならないということです。
危険な思想の持ち主を野放しにすることで、
かえって彼らの勢力を増幅させることになる、ということです。


とくに「ネット上でそれを見た人が、
「こういう差別的な言葉は言っていいんだ」という風潮には
荷担してしまう効果」には警戒が必要です。

だれからも批判されないことで、本人たちはもちろん、
それを見ている人たちも、「あれでいいのだ」と
思わせることになりかねないということです。

日本のネトウヨが一大勢力になったのも、
かかる「放置主義」にも原因の一端があるわけです。

「もはや首相自体が「ネトウヨ」である──安倍“ヘイト”政権が誕生した日」
ネット上は2ちゃんねるのようなBBSだけでなく、
ありとあらゆるSNS上において匿名ユーザーによる
ヘイトスピーチと悪意が蔓延するディストピアとなった。
ネット右翼は、この悪意のシステムを利用して伸長してきたのである。
そしてそれが、ついに政権中枢にまで影響を及ぼしているのが2010年代の日本なのだ。


>オルタナ右翼の外観

最後に次の点を指摘したいと思います。
「オルタナ右翼」は外観は一般的な市民と変わらず、
個人で接するとむしろ好印象を持つこともある、ということです。
「いかにも右翼」という感じの奇抜な風采ではないわけです。

リチャード・B・スペンサー氏は、きちっとした服装で、
髪の毛も整えていて、20代に見えるさわやかな印象でした。
オルタナ右翼はネオナチのようなスキンヘッドであったりとか、
ヒルビリーとかレッドネックと呼ばれる白人貧困層とも違います。
話してみると知的で、フレンドリーですね。

日本会議の人たちも、見かけは一般市民と変わらない
というお話がありましたが、日本のネトウヨも見かけだけは
「ふつうの人」と変わらないことは異論はないと思います。

日本のネトウヨが一般市民から乖離した奇抜な
風采をしている、なんて言う人はいないし、
実際ネトウヨは隣人の中にふつうに紛れ込んでいるから、
どこにいるかわからなくてやっかいなわけです。

posted by たんぽぽ at 22:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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