2017年03月29日

mar0006.gif民法改正は左翼そのもの?

とある民進党支持者のひとり「ホワイトハウス」が
(ばりばり人格攻撃の「ポルフィラス」の「お仲間」)、
民法改正を「極端なジェンダー論」とか
「左翼そのもの」と言ったことがあったのでした。

かなり前のことですが、見過ごさないほうがいいとも思うので、
いまさらですが取り上げたいと思います。

「民法改正は左翼そのもの?」
「とある民進党支持者、民法改正を「極端なジェンダー論」で「左翼そのもの」と認識」

「ホワイトハウス」による誹謗中傷
 
 
民法改正のうち選択的夫婦別姓に関しては、
自民党内の推進派が議連を作ったのは2002年です。
15年ものむかしに、自民党にも推進派がいる政治課題の
いったいどこが、「過激なジェンダー論」や
「左翼そのもの」だったりするのかと思います。

「平成14年7月24日 「民法の一部を改正する議員立法案〜例外的夫婦別姓制度」」
提出に先立ち、今月16日に自民党内で
『例外的に夫婦の別姓を実現させる会』を結成し、
そのメンバーの同志議員を中心に今回の議員立法案を提出しました。
『実現させる会』のメンバーは以下の通りです
(7月23日現在44名、順不同・敬称略)。

自民党にも比較的リベラルな議員は多少います。
だからといって彼らを「左翼そのもの」とか
「過激なジェンダー論者」とは、「ホワイトハウス」は
考えないのではないかと思います。


民法改正は「極端なジェンダー論」「左翼そのもの」と
言われると、わたしが連想するのは「日本会議」です。
安倍政権の要人も多く参加している、日本最大級の右翼団体です。

「反対派の抵抗」
「日本会議・別姓反対小史」

日本会議の関連団体は、お得意の大量ファックス攻撃で
自民党内の推進派の活動を妨害にかかったことがあります。
そのファックスでは、次の主旨のことを書いていました。

「選択的夫婦別姓制度の推進 2002.7.24.現在」

臨時国会での審議開始後、これまでは激励メールだけだったのが
その量をはるかに超えて(大部分は組織的活動と思える)
反対ファックスが私の所にも毎日それこそ山のように送られてきました。
反対意見の多くは、議員のそれと同様、残念ながらかなり感情的です。
理由は大体以下に要約できるようです。

少年非行の増加、学級崩壊などの中、家庭が崩壊する危険性。
子どもが可哀相。日本の伝統文化を守れ。
あるいは夫婦別姓=フェミニズム・共産党。
即刻自民党を辞めて共産党に行け、という過激な(!)ものもありました。

「夫婦別姓=フェミニズム・共産党。
即刻自民党を辞めて共産党に行け、」ですよ。
日本会議のような右翼にとって、フェミニズムというだけで、
「過激なジェンダー論」になるでしょうし、
「共産党=左翼そのもの」だろうと思います。

日本会議やその関連団体で活動する人たちのことを
「ふつうの人」とは、「ホワイトハウス」も
思わないのではないかと思います。
「ホワイトハウス」はくしくも、日本会議のような
右翼と同じ発想だったことになります。


日本は夫婦同姓が強制されるほとんど唯一の国と言われて
もうずいぶんと時間が経ちます。

「夫婦別姓・国連の勧告の記事(2)」
「夫婦別姓禁止・外国で報道」
「世界の夫婦別姓:2010年代の動向」
「日本の同姓強制と諸外国の現状」
「選択的夫婦別姓でガラパゴス」



婚外子差別の撤廃も、再婚禁止期間の廃止も、
欧米の民主主義国と比べてかなり遅れています。

「諸外国の再婚禁止期間」
「2013年12月・婚外子差別撤廃、民法改正」

日本は遅れすぎた状態をあまりに放置しているので、
国連の人権委員会から、再三同じような勧告を
受け続けているのが現状です。

「民法改正・国連の勧告の歴史」
「CEDAW日本審査・民法改正」

こんな「遅れすぎた」状態を解消することの
どこが「過激なジェンダー論」だったり
「左翼そのもの」だったりするのかと思います。


選択的夫婦別姓の実現は、新聞社その他の
世論調査やアンケートでも、賛成が多いです。
こうした調査を「ホワイトハウス」はご存知ないのかと思います。

よく引き合いに出される、2015年3月の日本経済新聞による
既婚女性対象の世論調差では、77%が選択的夫婦別姓の導入に賛成です。

「働く既婚女性に別姓の調査」

2015年12月の東京新聞のウェブアンケートでは、
男性の66.9%、女性の85.8%が選択的夫婦別姓の導入に賛成です。

「東京新聞・別姓のアンケート」

2015年3月のマイナビニュースのアンケートでは、
71.3%が選択的夫婦別姓の導入に賛成しています。

「夫婦別姓どう思いますか?」

2015年4月の朝日新聞の「エムスタ」のアンケートでは、
9割以上が選択的夫婦別姓の導入に賛成です。

「エムスタで別姓アンケート」


これだけ多くの人たちが賛成していることのいったいどこが
「左翼そのもの」や「過激なジェンダー論」なのかと思います。
もしそうだというなら、日本には相当にたくさん
「左翼」や「過激なジェンダー論者」がいることになります。

日本人の7割以上が「左翼」だなんて、
「ホワイトハウス」はちっとも思っていないだろうと思います。
「ホワイトハウス」の立ち位置なら、むしろ右翼が多いと
思っているのではないかと想像します。

民法改正くらいの政治課題が「左翼そのもの」や
「過激なジェンダー論」に見えるなら、
ご自分が「右翼そのもの」や「過激な反フェミ」ではないかと、
「ホワイトハウス」は自身をかえりみたほうがよさそうです。



「ホワイトハウス」はわたしのことを
「そのくせ民主にクビ突っ込みたがる」などと言っていて、
民法改正に関心のある人が民主党(民進党)に
関心を持つのはおかしいとも、言いたそうです。

民主党(民進党)は結党初期のころから、
民法改正の実現をずっと公約にしてきたことを、
「ホワイトハウス」は知らないのかと思います。

実際には民主党は政権を取ってから、一度も民法改正の
法案提出をしないで終わるという、ていたらくでした。
それでも、2009年の政権取得以前の実績を
考えれば、民法改正を求める人たちが
民主党に期待するのは、当然ではあったのでした。


これらを本当に知らないというのなら、
「ホワイトハウス」こそ、本当に民主党(民進党)を
支持しているのかと、疑いたくなってきます。
民主党(民進党)を支持していれば、民法改正にぜんぜん
関心がなくても、「そういうことをやっている」程度の
把握はしていると思われるからです。

民主党政権2年目の2010年は、いよいよ民法改正の
実現かと思われ、とくに選択的夫婦別姓について
世論のあいだでだいぶ議論になっていました。
このとき「ホワイトハウス」はなにを思っていたのかと思います。

posted by たんぽぽ at 23:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はてなブックマーク - 民法改正は左翼そのもの? web拍手
この記事へのコメント
私が最初の結婚をしたのは平成16年。
昭和の終わりごろから「私は夫婦別姓の制度が出来ない限り結婚しない」と宣言。
私が結婚する頃にはとうに法制化されていると信じていました。
それから16年、どれだけ待っても法制化されない。
諦めて戸籍名を変えた悔しさは今も忘れません。
未だ審議すらされない。
もう平成も終わりです。
これだけ長く審議されながら具体化も何もされないのは選択制夫婦別姓位ではないでしょうか。
延々放置している問題に声を上げることが左翼なら。
頑に放置している日本会議は極右と非難されても仕方ないですよね。
Posted by わんわん at 2017年03月29日 23:35
わんわんさま、こちらにコメントありがとうございます。

>私が結婚する頃にはとうに法制化されていると信じていました。
>それから16年、どれだけ待っても法制化されない。

自分が結婚するころには、民法改正は実現していると
思っていたかたは、たくさんいらっしゃると思います。
それが「自分の子どもが結婚することには、実現していればいい」になって、
いまは「自分の子どもが結婚するまでに
間に合わないだろう」という人も増えていると思います。

>未だ審議すらされない。
>もう平成も終わりです。

平成のうちには実現はしなさそうですね。


>延々放置している問題に声を上げることが左翼なら。
>頑に放置している日本会議は極右と非難されても仕方ないですよね。

民法改正が左翼に見えるなら、その人こそ右翼ではないかと思います。
日本会議という右翼と同じ発想をしていることは確かです。
Posted by たんぽぽ at 2017年03月30日 22:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック