2017年04月22日

mar0006.gif同性カップルが里親に認定

大阪市で男性の同性カップルが里親認定を受けて、
10代の男の子の里親になっている、というニュースです。

「「里親が性的少数者かどうかは関係ない」「これがニュースにならないのが本来の姿」
吉村大阪市長 男性カップル里親認定で」

(はてなブックマーク)
「同性カップルを「養育里親」に認定 大阪市」
(はてなブックマーク)

「男性カップルを里親認定 大阪市が「全国初」 社会の多様化反映」
「男性カップルを大阪市が里親認定 全国で初めて」
「大阪市が同性カップルに里親を認定…全国初10代の男の子預かる」

 
同性カップルが里親になったのは、日本では初のようです。

親の不在や虐待などから家庭で暮らせない子どもを
育てる養育里親に、大阪市が三十代と四十代の男性カップルを
認定したことが、市などへの取材で分かった。
二人は二月から、市側に委託された十代の男の子を預かっている。
厚生労働省は「同性カップルを認定した事例はない」
としており、全国初とみられる。
認定された四十代男性は、共同通信の取材に
「個人ではなく、一世帯として里親となったことがうれしい。
(男の子が)学校や友達のことを話してくれると、
安心して暮らせているのかなと思う」と話している。

女性ふたりがそれぞれ個人で里親認定を受けたのち、
いっしょに子どもを預かったケースはありました。

同性カップルでは、関東地方の女性二人がそれぞれ個人で
認定された後、一緒に子どもを預かったケースがある。


日本でもこんなことはあるんだ、というのが、わたしの率直な感想です。
(日本社会のマイノリティの権利に対する理解度に、
わたしはちょっと失望しかけているようです。)
日本も自治体レベルでなら、性的少数者に理解のあるところも、
それなりにあるということかもしれないです。

残念ながら、同性カップルを里親にすることに対して、
「慎重」になる自治体は、少なからずあるようです。

自治体によっては、同性カップルを男女の結婚に
相当する関係と認める動きもあるが、里親は夫婦や個人が
認定されており、同性カップルに対し慎重な意見もある。


「こういったことがニュースにならないことが
本来あるべき社会の姿」と、吉村洋文市長はコメントしています。
ニュースになるというのは、同性カップルが里親になることは、
それだけまだ「特別なこと」ということになります。

個人や異性どうしの夫婦なら、里親になったところで、
べつだんニュースにはならないです。
同性カップルが里親になっても、ニュースバリューのない
「あたり前のこと」になるのが「本来」だと言えます。

吉村氏は「戸籍上で親子になる養子縁組とは違う制度だが、
世の中では混同されてしまっている」と指摘したうえで、
「こういったことがニュースにならないことが本来あるべき社会の姿。
里親制度を通して、子育てのあり方を根本的に考える時期に
きていると思うし、他の自治体でも広まってほしい」と期待を込めた。


里親は「養子縁組」とはべつの制度です。
里親になるためには、調査や研修を受けて審査されることなります。
「保護が必要な児童への愛情があり、経済的に
困窮していないこと」といった基準はありますが、
同性カップルを除外する規定はないです。

それゆえ同性カップルが里親になることは、
制度的には問題がないことになります。
単身者でも条件を満たせば里親になれるのですから、
同性カップルが認められてもおかしくないと思います。

里親の種類、里親になるまでの流れ

大阪市の里親認定の流れ


よくある「子どもがかわいそう」のような
「意見」に対しては、そのような考えかたをする周囲が、
差別や偏見を助長するとコメントしておきます。
自治体から審査を受けて認可されたのですから、
「かわいそう」とか言われる筋合いはないと、わたしは思います。




こちらのエントリは、同性カップルの育児に関する
記事がたくさんリンクされていて圧巻です。

「大阪市の同性カップルが養育里親に 全国初
(※参考までに、同性カップルの育児に関する過去エントリ一覧も載せました)」



posted by たんぽぽ at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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