7月13日、7月15日エントリの続き。
博報堂生活総合研究所が行なった、「こども20年変化」という
子どもたちの意識や行動についての調査です。
「大人に「ぶたれた」経験のある子どもの数、過去最低に」
(はてなブックマーク)
「博報堂生活総合研究所、「こども20年変化」 調査結果を発表」
「博報堂生活総合研究所、「こども20年変化」 調査結果を発表」(PDF)
今回は勉学に関するところを見てみます。
勉強と遊び、どちらが大事かですが、
「勉強が大事」がだんだん増え続け、
相対する「遊びが大事」が減っています。
今回の調査で「勉強が大事」が「遊びが大事」より多くなりました。
むかしの子どもよりいまの子どものほうが、
向学心が旺盛ということです。
不況が続いて、大学くらい出ないとまともに就職が
できないという、世相の反映もあるのでしょうか?
7月15日エントリでも示しましたが、
「流行に関心がある」「新商品が欲しくなる」
という子どもは、だんだんと減っています。
またはやっているものを、「人より早く知りたい」
「人より詳しく知りたい」という子どももだんだんと減っています。
いまの子どもはむかしの子どもよりも
流行を追わなくなっているということです。
まわりに流されることなく、自分の関心があることを
大事にするという子が増えているのでしょう。
興味のあるお話を「自分で調べる」か「人に聞く」かですが、
これも「自分で調べる」が増え続け、
「人に聞く」は減り続けています。
2017年は1997年と比べて、割合がほぼ逆転しています。
人に頼らず自学自習の姿勢が強くなっているということです。
ネットの普及が自分で調べるということを
やりやすくした部分もありそいうです。
これらを総合すると、むかしの子どもに比べて
いまの子どもは、遊びより勉強のほうが大事で、
自学自習の姿勢、自分で物事を解決する姿勢があり、
流行に振り回されることなく、自分の関心ごとを
大事にするということになります。
いまの子どものほうが向学心が高く、
またよほど自分を持っていると言えます。