2017年08月03日

toujyouka016.jpg にせ科学批判の右傾化問題

にせ科学批判がなぜネトウヨと結びつけられるようになったか、
最近よく言われることについての、くわしい記事があります。

もっと一般的に、にせ科学批判やにせ科学批判の人たちが、
なぜ右傾化したり体制寄りになったりしたか、
ということを考察していると言ってよいでしょう。

「ニセ科学批判とネトウヨが結び付けられるようになったことについて」
(はてなブックマーク)
「なんだか、投稿しても途中で切れてしまうので、追記部分だけをトラックバックでつなぐことにした。」

 
元来にせ科学批判と右翼やネトウヨとは結びつかないです。
わたしもこのブログで何度かにせ科学批判をしていますが、
取り上げているにせ科学は、ネトウヨや右翼、保守に
信者が多いくらいのものがほとんどです。

それでも現状を見ると、にせ科学批判がネトウヨや
右翼、あるいは体制擁護派になったと思う人たちが
一定数いるのも事実ですし、また実際にそういう人たちが
出てきても無理もない部分もあると、わたしも思います。

にせ科学批判とネトウヨや右翼イデオロギーという
もともと無関係だったものが、結びつけて考えられることが
多くなったのはなぜか、このあたりでまじめに
考察する必要はあるでしょう。

あらかじめ書いておくと、自分の見解は、
「ニセ科学批判とネトウヨは本来、つながらない」である。
しかし、そう言い出す人がけっこういる、というのも理解できないではない。
まして、「またネトウヨ連呼厨ガァー!」などと言い出す気にはなれない。
なので、どうしてそう思われるようになってしまったのか、という
いくつかの自分の思っている理由について書いてみようと思う。


このような問題提起をすると、にせ科学批判者からの反応は、
「にせ科学批判にイデオロギーはない。
にせ科学批判はネトウヨとか言っているのは、
それがわかっていないだけだ」というのが相場です。



にせ科学批判に右傾化を感じる人が多い現状がある以上、
なぜ少なくない人たちにそう感じさせるのか、
「無理解なやつらが悪い」と一方的に相手を責めるのではなく、
「にせ科学批判(者)の問題」として、
向き合う必要のあることだと思います。


記事に対するわたしの印象ですが、
事情にかなりくわしいかたが書いていると思います。
かなりよく考察されていて、このような考察を
だれかがして欲しかったという記事です。

つまらない反論を受けないよう、
あちこちで用心深い記述をしているとも思います。
(実際、このような問題を取り上げると、
つまらない反論をする人たちは枚挙にいとまがない。)


長い記事だけど、わたしは長いことは気にならなかったです。
わたしの問題意識とちょうど合っていて興味深く読んだので、
長さが気にならなかったのだと思いますが。

追記も長くてごめんなさい。


posted by たんぽぽ at 22:45 | Comment(0) | 疑似科学(にせ科学) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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