風俗嬢を相手に危険で望まないプレイをしたがる
お客がいるという、現役の風俗嬢によるお話です。
「「漫画やAVの影響は確実にある」現役風俗嬢が語る「フィクションに影響を受けてるお客」の実体験」
(はてなブックマーク)
漫画やAVの影響なんて証明できないっていうミソジニストがいたから言うね。私風俗嬢で万単位の接客こなしてるんだけど、人間性がまともで人権意識がしっかりしてる人とそうじゃない人達がいて、そうじゃない人達は下手くそ、痛い、不快なプレイばっかりでみんな同じようなことするのね。→
— ブルゾン毛玉with.ニャー (@SWkdma) 2017年7月6日
性産業を利用する客にも、人間性がまともで人権意識が
しっかりしているかたと、そうでないかたがいます。
危険で風俗嬢が望まないプレイを要求する客というのは、
後者の人間性や人権意識に問題がある人たちのようです。
後者タイプの問題ある客は、なぜかみんな同じようなことを
してくるのですが、じつはエロ漫画やアダルトビデオに
出てくる描写だということです。
問題のある客はあきらかにフィクションに影響を受けて、
下手で痛くて不快になるプレイをするということです。
ツイートしたかたは、いくつもの作品を観たり読んだりして、
確認しているので、間違いはないでしょう。
その「同じようなこと」がまさにAVやエロ漫画の描写そのものなんだわ。私も仕事だから男性を喜ばせる為に色々な作品みたし読んだのよ。だから言えるけど、ああいう人達はああいう作品の影響をかなり受けているし、描写通り性暴力とエロを混同してるし、何より人権意識もコミュニケーション能力も→
— ブルゾン毛玉with.ニャー (@SWkdma) 2017年7月6日
意外性はないです。
一般の恋人の女性を性交渉をする男性でも
漫画やアダルトビデオの影響を受けて、危険なプレイや
望まないプレイを要求することはあります。
それと同じようなことだと思います。
「AVの影響を受ける男性」
「AVの弊害 男はみんないい加減気づいてくれ」
私の彼氏はもろAVに影響を受けたセックスをしてくる。
強く刺激すれば気持ちい、激しくすれば感じるって本気で思っているようだ。
私がなんどもそれを否定しても、
「お前は本当のセックスを知らないから」と言って聞かない。
いやいや、激しくされて感じてるって思わないでよ。
こっちはムード壊したくないから声出してて、
内心では痛いんだけどってずっと思ってる。
恋人の女性と性交渉するときに、フィクションの影響で
不快で危険なプレイをしようとする男性も、
やはり人間性と人権意識のどちらか一方、もしくは両方に
問題があると考えたほうがいいかもしれないです。
上述のフィクションに悪影響を受けた男性は、
相手の女性が拒絶すると、「お前は本当のセックスを
知らないから」などと言うのが相場です。
性産業でフィクションに悪影響を受けた男性も
風俗嬢に対して同様のことを言うみたいです。
「影響を受けているお客さん」に痛いだとか不快だとかを伝えると「他の子は気持ちいいっていうよ?(Twitterでいうクソリプ)」「仕事のしすぎで痛いんじゃない?(クソリプ)」「仕事向いてないんじゃない?(クソリプ)」「痛いなんて言われたことない(クソリプ)」
— ブルゾン毛玉with.ニャー (@SWkdma) 2017年7月6日
「まだ開発されてないんじゃない?(クソリプ)」「そのうち気持ちよくなるよ(クソリプ)」「それは毛玉ちゃんだけの意見でしょ!?」……っていう感じなんですよ。Twitterでギャースカ言ってる人達と同じ。
— ブルゾン毛玉with.ニャー (@SWkdma) 2017年7月6日
人間性と人権意識に問題があって、風俗嬢に不快で危険な
プレイを要求する男というのは、自尊心だけはとても高く、
相手の風俗嬢が嫌だと言っても、それを聞かないタイプです。
→足りてない上自尊心だけは天より高く目の前の女性のNOを聞かない。無かったことにする。否定する。拗ねる。逆ギレ。
— ブルゾン毛玉with.ニャー (@SWkdma) 2017年7月6日
そんな人が多い日本で正しい性教育や人権教育無しに性暴力描写だらけの作品が蔓延してたらこの先悪化するだけだよ。
おそらく彼らは「力の誇示」をしたいのでしょう。
風俗の女性を性行為を通じて思い通りにすることで、
自分のほうが力があることを示し、納得したいのでしょう。
性暴力に走る男性も、性欲を処理したいからでなく、
「力の誇示」のためということが多いです。
性産業の利用と性暴力とで動機が共通していることになりそうです。
「性暴力の加害者の特徴」
性暴力の動機
目的は、性的欲求の充足ではない。攻撃、支配、優越、男性性の誇示、
接触、依存などさまざまな欲求を、性という手段を用いて
自己中心的に満足させようとする「暴力」の一種。
レイプの最大の動機はセックスそのものではなく、力の誇示です。
性産業の利用によって性暴力がなくならない
理由のひとつに「女性をこのように扱ってよい」という、
意識が作られることがあります。
性暴力と性産業利用はモチベーションの方向が同じなので、
性産業利用によって「力の誇示」が肯定されることで、
性暴力における「力の誇示」も同様に強化される
ということなのでしょう。
本質的な解決のためには、適切な性教育と人権教育を
じゅうぶん行なうことになるでしょう。
これも性暴力の防止と解決策が共通しているわけです。
「性教育の必要性・無知の危険」
「「レイプもセックスだと思ってた」…まともに教えず、男を誤解させる自民党の政治的性教育」
しかし、「学ばない」というのは恐ろしいことです。
例えば昔、「レイプが女性の人格を切り裂く
殺人的行為だなんて考えたこともなかった。
セックスのバリエーションのひとつくらいに思っていた」という
感想文を書いてきた男子学生がいましたが、
僕はこれに大きなショックを受けた。
学ばないとは、こういうことなんです。
日本の性教育は、00年代におもに自民党の関係者によって
純潔思想に影響されたバッシングを受けて、
萎縮して内容が薄いものとなっています。
本質的な解決のためには、性教育をもっと充実させるところから
始める必要があり、道のりは遠いのが現状です。
「なぜ日本の性教育は進まないか」
「避妊を教えた教師がクビ」
「保険体育の授業で自分は若いときに中絶をさせてしまった
経験があるから、そういう悲しい思いをしないためにも
コンドームを使わないといけないって教えたら、
生徒の親に知れ渡って、PTAにチクられて。
その先生がクビになっちゃったんです」と衝撃のエピソードを紹介。
相手の女性が望まないプレイをしたがる
性産業の利用者には決まったパートナーがいたり、
妻や子どもがいる男性もいることを指摘しておきます。
ちなみに、非モテだけではなく彼女がいる、妻子がいる、そんな男性も多いですよ。
— ブルゾン毛玉with.ニャー (@SWkdma) 2017年7月6日
これも性犯罪の加害者の特徴と同様です。
「レイプとは何か」
加害者の多くには他に性的パートナーがいます。
性的欲求が満たされないための犯罪とは限らないのです。
性生活や家庭生活が満たされていないわけでは
かならずしもないという点で、
女性が望まないプレイをしたがる性産業の利用者と、
性暴力の加害者は共通していることになります。
>人権意識か人間性のどちらかがある人でも、
というより「人権意識はあるけれど人間性がない」人か、
「人間性はあるけれど人権意識がない」人が、
問題含みの客になる、ということではないかと思います。