2017年10月03日

toujyouka016.jpg リベラル系「立憲民主党」結党

希望の党に入れない民進党のリベラル系候補者
集まって新党を作ることに、やはりなりました。
党名は「立憲民主党」、代表は枝野幸男です。

「民進リベラル系、新党準備 希望や自民と対決姿勢鮮明に」
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「枝野氏が「立憲民主党」結成 長妻氏や赤松氏ら参加へ」
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毎日新聞は8つの記事にもわたって、結党会見詳報を載せています。
新党の船出は沈みきったムードなのですが、
それでもこのように大きく取り上げてくれたことは、
それだけ注目しているということだと言えます。

「立憲民主党 結党会見詳報(1)「安倍政権の暴走に歯止めを」」
「立憲民主党 結党会見詳報(2)「希望の党とは方向性が違う」」
「立憲民主党 結党会見詳報(3)「連合の理解を確信」」
「立憲民主党 結党会見詳報(4)「無所属の選択も一つの見識」」
「立憲民主党 結党会見詳報(5)「私たちは草の根に立つ」」
「立憲民主党 結党会見詳報(6)「市民と広く連携」」
「立憲民主党 結党会見詳報(7)「プロセスは全体として残念」」
「立憲民主党 結党会見詳報(8)「この状況を喜んでいるほうがおかしい」」

党名は「立憲民主党」で「民主党」という語が
入っているのはよかったと思います。
単に「民主党」とすることも検討していました。
それでもよかったかもしれないです。

「<民進党>枝野氏ら新党結成へ 党名「民主党」を検討」
(はてなブックマーク)


名前は「民主党」がいいと、わたしも思っていました。
現在使われていない政党名だから、新党が名乗ることができます。
変わった名前をつけると、選挙までの短い時間で
有権者に浸透させることが難しくなります。
「民主党」であれば、覚えてもらう負担は少ないです。

「民主党」という名前であれば、1998年の結党以来の
精神を継承していると、主張することになると思います。
希望の党に合流したほうが「傍流」と思わせられるし、
彼らのほうが「出て行った」ような
「位置づけ」扱いにできるでしょう。

<民進党>枝野氏ら新党結成へ 党名「民主党」を検討 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

もしかすると、決断*は、いいかもしれない…。党名を新たにせず、キチンと原点回帰して、本当の、「NEXT」をやれるようになれば、いいっと思っている…。*東日本大震災…。

2017/10/02 15:56


それでも民主党に染み付いたネガティブな
イメージをまったく無視できないので、
違いを少し主張するために「立憲」とつけた
ということかもしれないです。

安倍政権の最重要課題が立憲主義に反する改憲だ
というので、それを意識しての「立憲」でしょうか?
わたしも野党共闘に参加する4党のことを
「立憲4党」と書いたりしていました。

代表が枝野幸男というのも妥当だと思います。
わたしも枝野が代表になることを考えていました。


最初の参加候補者は以下の8人です。
■立憲民主党に参加する民進前職や元職

枝野幸男G(埼玉5)=代表
菅直人K(東京18)
赤松広隆H(愛知5)
海江田万里E(東京1)
長妻昭E(東京7)
阿部知子E(神奈川12)
辻元清美E(大阪10)
初鹿明博A(東京16)

現時点で希望の党に合流できない
民進党の候補者は60人程度になりそうです。
これらの候補者が、このあと立憲民主党に
参加する可能性があることになるでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171002-00000006-mai-pol
会談で玄葉氏は枝野氏に対し、「民進党から150人、
希望の党から50人」を擁立する調整を進めていると説明した。
民進党は全国で210人超の候補擁立を内定していた。
玄葉氏の主張通り150人が受け入れられたとしても、
約60人が希望に合流できない。

参議院も民進党からわかれて、立憲民主党に入る議員はいます。
衆参ともにはっきりたもとをわけるということです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171002-00000006-mai-pol
民進党参院議員からは相原久美子、有田芳生、江崎孝、
神本美恵子(いずれも比例)の4氏らが参加を検討している。

野田佳彦と岡田克也は立憲民主党には参加せず、
無所属で立候補となる可能性が高いです。
これらの候補者は政治信条が合わないことに加えて、
自前の支持基盤が堅いので無所属でも
当選する見込みが高いということでしょう。

無所属で出馬することを表明した野田佳彦前首相は、
自らのグループから希望の党に参加するメンバーもいるため、
新党への参加には慎重とみられる。
岡田克也元代表も参加しない見通しだ。


「立憲民主党」は社民、共産、市民連合と共闘する方針です。
社民、共産両党は立憲民主党を歓迎で、やはり共闘を求めています。

枝野氏は安倍政権に反対する市民と幅広く連携する考えも強調。
共産や社民党は枝野新党の結党を歓迎し、衆院選での共闘を模索する方向だ。

共産党は少し前から、希望の党から出馬せず、
安全保障関連法案に反対する民進党出身の候補者と
連携したいと、言っていました。

「共産 志位委員長 安保法廃止求める民進出身者と連携も」
(はてなブックマーク)


「立憲民主党」は連合の支援を受けることも模索しています。
こちらはどうなるかわからないです。
ある程度の支援は受けられるでしょうか?

会見に先立ち、枝野氏は2日、連合の神津里季生
(こうづりきお)会長と会談し、支援を依頼。
「理解、賛同を頂けたと思っている」と語った。

連合は「政策が一致するなら、民進党出身の候補者が
希望の党からの出馬でなくても支援する」とは言っています。

「連合 政策一致なら「希望」以外の候補も選挙支援」
神津会長は、希望の党が擁立する民進党出身の候補者調整に関連して、
「働くことを軸とする安心社会の実現」など、
連合の掲げる政策と考え方が一致すれば、民進党出身の候補者が
希望の党から立候補しなくても、支援していく考えを伝えました。


問題なのは立憲民主党の選挙資金です。
民進党から正規の手続きで政党助成金を
分割できればいいのですが、この様子だと、
民進党の政党助成金をまったく持ち出せず
ゼロで選挙戦を戦うことになる可能性が高いです。



posted by たんぽぽ at 06:15 | Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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