比例区の獲得議席が37と健闘しています。
「朝日新聞デジタル>2017衆院選」
「2017 衆院選 - 毎日新聞」
「読売新聞 衆院選2017」
すべての比例ブロックで議席を獲得しているのも、
大健闘だと思います。
とくにすごいとわたしは思ったのは四国です。
立憲民主党は選挙区の候補者がなく、
比例の候補者がひとりだけだったのでした。
その状況で比例で1議席獲得して全員当選です。
一般に選挙区の候補者がいないと、
その候補者の所属政党への投票を訴える人が少なくなるので、
比例票の掘り起こしもできなくなって不利です。
それにもかかわらず比例で議席を取ったのは大きいと思います。
全員当選のブロックはほかにも結構あります。
北関東、北陸信越、東海、四国の4つのブロックで全員当選です。
それだけたくさん当選者を出したということです。
残念なのは、東海ブロックは比例で5議席獲得したにも
かかわらず、候補者がひとり足りなくなって
次点(自民党)に1議席譲ることになったことです。
「立憲の候補者足りず…自民に1議席「譲渡」 比例東海」
(はてなブックマーク)
立憲は本来、東海ブロックで5議席を獲得するはずだったが、
比例名簿に載っていた6人の候補のうち2人が
小選挙区で当選したため、名簿に4人の名前しか残らなくなった。
候補を追加することはできず、
議席の権利を放棄して「譲渡」することになった。
候補者の数のわりに比例で議席を取りそうではあったので、
候補者が足りなくなることもあるかもと思っていたのですが、
本当に1議席出てくることになりました。
もったいなくて惜しいお話ですが、
1議席ですんだので、少なかったとも言えます。
候補者が足りなくなるくらい議席を取った、
それくらい今回は大健闘だったと納得することにします。
立憲民主党の近畿ブロックの獲得議席は5です。
自民党の9議席に続き、維新の5議席と並んでいます。
立憲民主党の得票率は3位です。
1. 自民: 30.62%
2. 維新: 18.29%
3. 立憲民主: 15.81%
4. 公明: 13.79%
5. 希望: 10.82%
6. 共産: 9.31%
2014年の衆院選では民主党は第5党でした。
関西で得票がほとんどできず、このままでは大阪から
締め出されるのではないかという状況でした。
「大阪から締め出される民進党」
2014年の衆院選では、近畿ブロックの各政党の得票率は、
自民(28.91%)、維新(26.08%)、公明(14.64%)、
共産(12.84%)、民主(12.40%)の順です。
民進党(民主党)はなんと第5党(!)なのですよ。
かつての2大政党の一翼としてはとてもお粗末です。
今回の立憲民主は共産、公明よりも得票率が高く第3党で、
維新に迫り、獲得議席数は維新と並びました。
なんとか大阪、関西で巻き返したと言えるかもしれないです。
近畿ブロックで選挙区当選したのは
9人の候補者のうち辻元清美ひとりだけです。
ほかの候補者も、惜敗率が高いとは言えないです。
惜敗率の高い候補者は維新が多く、
関西とくに大阪はまだまだ「自民対維新」の
二大政党という状況だと思います。