「ジェンダーギャップ指数(男女平等指数)」を発表しました。
「経済」「教育」「健康」「政治」の、
4つの分野に対して、男女間の「相対的な格差」について、
国ごとにスコアを算出するものです。
「The Global Gender Gap Report 2017」
「The Global Gender Gap Report 2017, Japan」
「日本の男女格差114位に下落 「政治」123位に後退」
「日本の男女格差114位 議員数・所得 遠い平等」(全文)
(はてなブックマーク)
「男女格差114位 いいんですか(1/2)」
日本の今年の順位は144カ国中114位です。
2016年は144カ国中111位でした。
また3ランク下がったということです。
2016年までの推移は以下のようになっています。
2017年の日本の相対位置は0.792、
つまり上から79.2%のところです。
過去最低の2013年(77.2%)を抜いて、
ついに最低記録を更新したことになります。
それにしても79.2%というのは、
上から8割に近くなったということになります。
日本のジェンダー格差がとりわけ大きくなる原因は、
政治分野の全般と、経済分野のとくに「管理職」です。
政治分野は「女性議員」「女性閣僚」「国の代表者」の
3項目のいずれも0.2以下となっています。
経済分野はどれも全般的に低いですが、
「管理職」は0.142でこれも0.2以下です。
これは意思決定の場に女性が少ないことを示しています。
日本では意思決定はほとんど男性が行ない、
男性が決めた社会のもとに女性がいるという
状況となっているということです。