選択的夫婦別姓の反対派です。
@pissenlit_10 あなたのような考えの人が日本の伝統文化を破壊する。
— 東一 (@touiti_abann) 2018年1月12日
日本を守るために選択的夫婦別姓に反対です。
@pissenlit_10 甘いですね。壊れると思いますよ。
— 東一 (@touiti_abann) 2018年1月12日
日本の伝統を守るためにも家族を守るためにも選択的夫婦別姓には絶対反対。
同性婚は速やかに認めるべき。
苗字の概念が現代のようになったのは明治以降です。
江戸時代は一般の庶民は苗字がないか、
あってもおおやけには名乗れなかったのでした。
いまの意味での夫婦別姓とか夫婦同姓も、
基本的に明治以降の概念ということになります。
明治より前にはさかのぼれない「伝統」ということです。
「夫婦別姓4部作」
「名字の歴史と夫婦別姓」
日本で夫婦同姓が法的に定められたのは、
明治に入ってからだいぶ経った1898年です。
120年の歴史ということになります。
そうしたらさきの反対派のほうから、
夫婦同姓には120年の歴史があると言ってきました。
庶民が姓を名乗るようになったのは、明治以降とも言っています。
@Yasu9412 夫婦同姓には120年の歴史がある。
— 東一 (@touiti_abann) 2018年1月12日
民俗学を専攻していた私。日本独特の慣習が夫婦同姓なのです。守っていくべき。
なぜ女性差別になるのかも理解不能。
ちなみに同性婚は速やかに認めるべきだと思いますが。
@itin00954049 @pissenlit_10 嘘はいけません。庶民が姓を名乗るようになったのは明治以降。
— 東一 (@touiti_abann) 2018年1月12日
昔から基本は夫婦同姓であった。
この反対派のかたは、夫婦同姓の歴史は明治以降のもの
ということを、理解しているということです。
それでも「日本の伝統」と主張していることになります。
明治以降の1世紀程度というのは歴史が浅いと言わざるをえず、
「日本の伝統」とは言えないだろうというのは、
選択的夫婦別姓の問題に関わるかたの、
おおかたの理解ではないかと思います。
最近の選択的夫婦別姓の反対派の中には、
明治以後に現れた1世紀程度のものであっても、
堂々と「伝統」と言う人も出てきたのかもしれないです。
日本会議の選択的夫婦別姓に反対する記事もそうでした。
「夫婦同姓は明治以降の「伝統」」
選択的夫婦別姓の推進派から、夫婦同姓の歴史が浅いことを
あまりに何度も指摘されるので、明治以降でも120年あれば
じゅうぶん歴史が長く「日本の伝統」と言えるのだと、
ある意味開き直ったのかもしれないです。
明治のはじめに新政府が家族制度を整備したときは、
夫婦別姓が原則だったのですが、その後ヨーロッパの家族法に
ならって夫婦同姓を法的に定めたのでした。
これらについてもツイッターで指摘があったのですが、
さきの反対派からの返答はなかったです。
「反対派の精神構造と思考構造 夫婦同姓は日本の伝統?」
日本会議の機関紙もそうですが、
最初は夫婦別姓だったことと、夫婦同姓が舶来であることは
「夫婦同姓は日本の伝統」という主張とは
いまのところ折り合いをつけることができなくて、
言及するわけにいかないのかもしれないです。
さきの反対派で気になるのは「民俗学を専攻していた私。
日本独特の慣習が夫婦同姓なのです」と言っていることです。
夫婦同姓が日本の慣習ないし伝統だとする、
民俗学の学説があるということでしょうか?
わたしが参照した本は、有斐閣選書の『夫婦別姓への招待』の4章で、
156-161ページに明治時代のことがくわしいです。
メインサイトのコンテンツも、これをもとにしています。
https://t.co/twjcHhRs2F どこの民俗学がそんなことを主張しているのでしょうか? わたしが参照した本は、有斐閣選書の『夫婦別姓への招待』 https://t.co/vpqcUAGdjX の4章です。このツイートで書いたよりくわしく書いてあります
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2018年1月13日
この民俗学うんぬんについて疑問に思ったかたは、
ほかにもいらして、さきの反対派にお尋ねしていました。
横から失礼します。民俗学ではなく、日本史とお墓の研究者からは「日本独特の慣習は夫婦別姓」と教わりましたが。
— わんわん (@wanwan_nz) 2018年1月16日
まさか墓石に名前は彫り間違えないとは想うのですが、いかがなものでしょうか?
また民俗学を専攻されていたとの事。
— からあげ (@kino_poiful) 2018年1月13日
学術研究のご経験がおありでしたら、「と思う」がいかに無根拠かつ主観的な観測に過ぎないか、ということは充分ご承知かと思います。
先程のツイートに書ききれなかった客観的論証がもしおありでしたら、私自身も純粋に気になりますので、是非ご教示下さい。
夫婦同姓は日本の「慣習」という主張も、
疑問をはさむ余地がありそうです。
日本で夫婦同姓が定着したのは、民法で定めたからです。
国が法律によって意識的に定着させたことを、
「慣習」と呼んでよいのかと思います。
民俗学を専攻してたから、120年前には夫婦同姓が「慣習」なのは知っているとツイートしてた人いたなぁ。同僚の民俗学専攻の人もいろいろアレレだし、もう少し頑張ってほしいなぁ、民俗学。
— 紗綾(さぁや) (@saya_fairyland) 2018年1月15日
まさか、どこそこの村落のどこかで…というのではないですよね。120年というのは、他の人も指摘しているように、明治以降ということになるので、慣習ではなく法律だと思うのですが。民俗学で言う「慣習」って、便利な言葉ですね。そんな曖昧な学問なんですか。
— 紗綾(さぁや) (@saya_fairyland) 2018年1月14日
「民俗学」「慣習」とはどういうことなのか、
さきの選択的夫婦別姓の反対派からのコメントは、
結局いただいていないままです。