内閣府が「少子化克服戦略会議」なるものを、
設置することになりました。
「政府 脱少子化へ有識者会議」
(はてなブックマーク)
毎日の記事は短いので全文引用します。
この会議で議論しようとしていることが妙だったりします。
内閣府は5日、子育てに関わる施策を有識者が
幅広く議論する「少子化克服戦略会議」を設置すると発表した。
今月下旬に初会合を開く。6月をめどに提言をまとめ、
経済財政運営の指針「骨太方針」に反映させる。
戦略会議では、国や自治体だけでなく企業やNPOなどを巻き込み、
社会全体で子育ての機運を盛り上げる取り組みについて検討。
具体的には(1)商店街の空き店舗を活用した授乳スペースの整備
(2)鉄道など公共交通機関でのベビーカー置き場の拡充
(3)液体ミルクや電動自動車といった子育てを
助ける商品の開発の促進−−などを議論する。
議論する具体的な内容がやけに枝葉末節だと思います。
有識者を集めて、国、自治体、企業、NPOを巻き込んで
こんなことを議論するのかと思います。
絶句。
— りょうたっち (@ryoutacchi3) 2018年1月11日
少子化克服の戦略会議の議案
(1)授乳スペース整備
(2)ベビーカー置き場拡充
(3)液体ミルクや電動自動車の開発促進
いや、大事だけどさ…
社会で子育てする機運を盛り上がるか?少子化克服されるか?枝葉末節すぎやろっ!#子育て政策おかしくないですかhttps://t.co/kbAVCWVkWv
「経済財政運営の指針「骨太方針」に反映」させる内容で、
「社会全体で子育ての機運を盛り上げる」のなら、
もっと大局的なことを主題にするところでしょう。
ライフワークバランスとか、男性の家庭進出とか、
待機児童対策とか、教育の支援充実とか、
取り上げることはいくらでもあると思います。
効果的な家族政策はあちこちから反発が出るので、
だれも反発しない内容にかぎったら、
こんなふうになったということでしょうか?
この内容なら「少子化危機突破タスクフォース」のほうが、
まだましだったのではないかと思います。
この会議の提言は6月にまとめられる予定とあります。
「少子化克服戦略会議」がどんなところへ行くのか、
今後の様子を見ていく必要がありそうです。