山口敬之氏から受けたレイプ被害を訴えた件ですが、
山口敬之氏が伊藤詩織氏を連れてホテルに入ったときの
防犯カメラの映像が、証拠として残っていたのでした。
この映像を観ると伊藤詩織氏に自律能力がないことがわかるので、
アメリカ合衆国内で起きたなら、ほとんどの州で
有罪となる確率が高い、という指摘があります。
NY Times記事 re: #ShioriIto #JusticeForShiori
— 渡邉葉 (@YoWatShiinaEsq) 2017年12月29日
米法観点からみて興味深いのは、詩織さんがホテルロビーのカメラで記録を見ると"incapacitated" (自律能力がない)と見える、と明記されていること。米国内であったなら、大多数の州で、強姦立証要件の一つです。https://t.co/q2veoQcSZQ
ニューヨークタイムズの当該箇所は以下です。
(日本語はわたしのつたない訳)
「She Broke Japan’s Silence on Rape」
Ms. Ito also appears incapacitated
in hotel security camera footage obtained by the police.
In pictures from the footage seen by The New York Times,
Mr. Yamaguchi is propping her up
as they move through the lobby around 11:20 p.m.
警察が入手したホテルの防犯カメラの映像によると、
伊藤氏は自立能力がないように見える。
ニューヨークタイムズがこの映像を見たところ、
午後11時20分ごろ、山口氏が伊藤氏の体を支えながら
ホテルのロビーを通り抜けていたことがわかる。
端的に言えば、この事件が米国で起きた場合、州法による違いはあるものの、大多数の州において「強姦」(多くの場合第二級強姦)の立証が可能であり、まともに陪審を選んで入れば有罪になる確率が高い、ということです。
— 渡邉葉 (@YoWatShiinaEsq) 2017年12月29日
す、すいません、、、
— 渡邉葉 (@YoWatShiinaEsq) 2017年12月29日
「まともに陪審を選んで入れば」→❌
「まともに陪審を選んでいれば」→⭕️
アメリカ合衆国以外の国でもおそらくほぼ同様で、
ほとんどの国で強姦立証要件になる確率は
きわめて高いのだろうと思います。
詩織さんの件を報道する外国メディアは
「自分の国なら当たり前のように有罪なのに、
なんで日本では不起訴処分になって、
あの山口とかいうのはのうのうとしていられるんだ?」という
疑問もあるのだろうと思います。
「詩織さんの件・外国メディアの報道」
付記:
この防犯ビデオの映像は、検察審議会で証拠として
提出されなかったものだと思います。
詩織氏準強姦事件。逮捕状の決め手になったとされる「ホテルの監視ビデオ映像」は、検察側が検審に出さず、詩織氏側からもホテル側の提出を得られなかったため出すことができなかった。検審に事実と異なる「陳述書」が出されていたとの情報も。いろいろなことが民事裁判で明らかになる可能性が。
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) 2017年10月1日