内閣府の「家族の法制に関する世論調査」を見ると、
選択的夫婦別姓に「賛成」の割合がもっとも高い世代は
18-19歳で、全体の約6割となっています。
内閣府の調査データをグラフ化。今回の選択的夫婦別姓訴訟では、「赤」が反対で、「青」と「紫」が賛成になる。60歳以上はほぼ関係ない法改正だが、どの辺を見て「国民の意見が大きく分かれている」と言うのか教えてほしいぞ、総理&法務大臣。 pic.twitter.com/OsMFpeEk66
— 青野慶久 (@aono) 2018年2月14日
18-19歳はどこが少ないかというと「紫」の「通称使用」です。
「反対」の「赤」は20%弱(18-19%くらい)ですが、
ほかの世代と比べても、ほぼ同程度と言えます。
わたしの想像ですが、18-19歳だと社会経験が
あまり多くないので、旧姓を通称として使うことを
周知しているかたが少ないからではないかと思います。
年齢が上がって社会経験が出てくると、
旧姓を通称使用することがどういったものかを知って、
夫婦別姓でなくても、旧姓使用でもやっていけそうだと、
考えるかたが出てくるのではないかと思います。
そうだとすると、年齢が上がって選択的夫婦別姓に
「賛成」から「通称使用」に移った人たちは、
「次善の策」として選択的夫婦別姓を認めてよいと
考えている可能性がじゅうぶん考えられます。
「紫」エリアのかたは「通称使用でじゅうぶんだ、
選択的夫婦別姓は絶対に必要ない」という、
ある種の反対派が想定する人も相当数いるでしょう。
そういう人たちばかりでなく、選択的夫婦別姓も認められる人も、
「紫」エリアには相当数いるということだと思います。
「「通称使用」派は反対派のお仲間?」
「夫婦別姓の世論調査・自民党の姿勢」